2010年
08/04 東大寺の大仏建造費4657億円 現在価格で費用試算
共同通信より。
日本写真界の先駆者の一人で、開港後の横浜などで活躍した下岡蓮杖(1823〜1914)の晩年の姿を写したガラス乾板や、蓮杖の手による掛け軸、書状などの資料が、新潟市の「笠原写真館」で見つかったとのこと。同写真館によると、初代店主が蓮杖の弟子だったという。
新潟日報より。
1180年に平氏に焼き打ちされた東大寺を復興した重源の花押がアメリカのエール大学で確認されたと、東京大学史料編纂所が9日発表した。
花押は、アメリカでの日本研究を促進するために1934年にエール大へ寄贈された屏風に張られた28通の古文書の中にあったとのこと。兵庫県内に東大寺の荘園をつくるよう指示した1192年の文書2通のうち、1通の裏側に重源の花押があり、2通目にも花押がある可能性が高いという。文書自体は別の人物が書いた行政文書で、のちに重源がこうした文書を集めてつなぎ合わせる際、継ぎ目に花押を書いたとしている。
読売新聞より。
朝日新聞より。
共同通信より。
共同通信より。
与謝蕪村(1716〜83)が描いた6面の襖絵が見つかったとのこと。初期の大作で、これまで知られておらず、小林忠・学習院大教授は「文人画家として本格的な歩みを始めたころの記念碑的な作品」と話す。
発見された「琴棋書画図襖」は、1面が縦166センチ、横86〜91センチ。紙に墨と淡彩で、琴、棋(囲碁)、書画に親しむ文人の理想的な姿が描かれている。美術市場に出てきた際に京都の美術商が購入。今年の春に小林教授が調べたところ、「四明」という署名があることや、当時の蕪村の画風と一致することから、本人の作品と判断した。来歴は不明で、どこの建物に描かれたかは分からないという。署名から40歳前後のころに描かれたとみられる。
朝日新聞より。「国華」1378号で発表されるとのこと。
横山大観から、カッパの絵などで知られる茨城県牛久市ゆかりの画家小川芋銭に送られた書簡が、東京都内の元編集者の男性の妻から牛久市の小川芋銭研究センターに寄贈されたとのこと。
書簡は、1934年(昭和9年)6月14日付の封書で、千葉県銚子市にある芋銭の画室「潮光庵(ちょうこうあん)」に送られた。出版社「講談社」の元編集者の男性が長く保管していた。書簡には「愚論掲載之件は 折角之尊意に背き申譯無之候へとも 当分相扣へ申度く存候間 何卒先方様へ 宜敷御鳳聲之程願上候……」(雑誌現代に愚論掲載の件は、せっかくの尊意に背き申し訳ないが、当分控えたいと思っている……以下略)と、作品制作の忙しさを理由に依頼を丁重に断る返事が記されているとのこと。
男性が記した書簡に関するメモによると、講談社では当時、大観に画論を書いてもらおうとしていたが、直接の依頼は難航。同社に出入りをしていた芋銭の次男洗二(せんじ)を通じて、日本美術院の同人である芋銭に頼って大観に接触しようと試みた。芋銭のほか数人が大観へ頼んでいたが、芋銭のみに返事が来たという。芋銭は書簡を同社に渡していた。
読売新聞より。
美術館や博物館が、展覧会のために海外などから借りた絵画や彫刻などが破損や盗難にあった際、国が補償する制度を作る方針を文化庁が固めたとのこと。作品の保険料の高騰による美術館の負担を軽くし、世界の名品を集めた展覧会を開きやすくする。早ければ今秋の臨時国会に新法案を提出し、来年4月の施行をめざす。
補償制度は、50億円以上の損害を補償対象とし、損害の一部を国が肩代わりする。国の負担は950億円を上限とする方向。企画や美術品管理体制などの審査を経て、年間10件程度を対象に選ぶ。
朝日新聞より。
共同通信より。
カンボジアの世界遺産アンコール遺跡群の修復、保存活動を続けている上智大学アンコール遺跡国際調査団(団長・石澤良昭学長)は20日、大乗仏教寺院バンティアイ・クデイ遺跡の環濠脇から首と胴体が切断された仏像6体を発見、発掘した。仏像は全長約60センチ。12世紀末から13世紀前半に作られたとみられる。
石澤学長らは同遺跡で2001年にも仏像を発掘し、同寺院を建立したジャヤバルマン7世が死去した1219年以降、全土で廃仏など仏教弾圧が行われたことを明らかにした。
読売新聞より。2001年の発掘記事:スクラップ2001年8月25日
池大雅の壮年期の大幅「比叡山真景図」が東京都練馬区に譲渡され特別公開されるとのこと。剣豪小説などで知られた作家の五味康祐氏が所蔵し、その遺品から確認された。本格的な公開は半世紀ぶりという。
1762年の作で、94×140.5センチ。左側に比叡山を配し、琵琶湖周辺を水墨淡彩で描く。この年、大雅は友人の儒者、三上孝軒と比叡山に登り、その眺望を詠んだ三上の詩をもとにこの絵を描き、贈った――と自題に記されている。
練馬区立美術館によると、1959年刊行された大雅の画集に、五味氏の所蔵品として掲載されたことがあるという。80年に没した後、旧宅のある練馬区が遺品の無償譲渡を受けることになり、2006年暮れに調査を行ったところ、書斎の床の間に掛けられていたという。
読売新聞より。特別公開は9月14日〜10月24日、練馬区立美術館にて。
エジプトの中東通信などによると、カイロにある美術館で21日、ゴッホのケシの花を題材とした評価額5000万ドル(約42億5000万円)の絵画が盗まれたとのこと。
ホスニ文化相は同通信などに対し、カイロ空港で絵画を持ち出そうとしたイタリア人男女が逮捕されたと語ったが、情報が不正確だったとして後に発言を撤回。この男女の関与や絵画の行方は不明としている。作品はゴッホ晩年の1887年制作とされ、1977年にも同じ美術館から盗まれたことがあるという。
時事通信より。
大塩平八郎(1793〜1837)を描いた肖像画の原本とみられる掛け軸が、東北大付属図書館に所蔵されていることがわかった。幕末維新期に活躍した狩野派の絵師、菊池容斎(1788〜1878)の肉筆画で、その模写画は現在、教科書などで広く使われている。原本の存在は専門家の間で知られていたが、その所在は長らく不明だった。
同図書館が所蔵していたのは、文人画家の富岡鉄斎(1836〜1924)が収集したとみられる「富岡鉄斎旧蔵書画軸」の中にある「大塩中斎(ちゅうさい=平八郎)肖像」。外部から指摘を受けて調べたところ、東北大大学院の東洋・日本美術史研究室が1953(昭和28)年、京都の古書店から購入したとの記録が残っていたとのこと。
肖像画は縦約58センチ、横約36センチで絹地に描かれ、右上に容斎の署名と落款印がある。掛け軸の裏には、鉄斎の肉筆とみられる字で「菊池容斎筆 大塩中斎肖像」と記されているとのこと。
大塩の模写画は、大阪城天守閣と大阪歴史博物館がそれぞれ所蔵している。いずれも筆者名などがなく、誰がいつごろ写したのかはわかっていない。
朝日新聞より。
静岡県立美術館で22日まで展示されていた石像「オシリス神をかたどった王の巨像頭部」(トリノ・エジプト博物館所蔵)が、撤収作業中に破損したとのこと。
事故が起きたのは23日。同美術館で22日まで開催されていた「トリノ・エジプト展」の撤収作業中、同像を昇降装置に載せて床に降ろす際、昇降装置がバランスを崩して転倒。像が床にぶつかって破損した。像はもともと6〜7個の部分を修復し、つなぎ合わせた状態だった。このうち、王の顔面部分は無事だったが、頭部の冠にあたる部分が修復を施した部分で割れ、新たな破損も生じたという。
朝日新聞より。
陰里鉄郎氏(かげさと・てつろう=美術評論家)7日、心不全で死去。79歳。
三重県立美術館の初代館長、横浜美術館長を歴任。美術館連絡協議会副理事長、女子美大教授も務めた。著書に「萬鉄五郎」など。
読売新聞より。お悔やみ記事なのでこのようなタイトルになっています。
共同通信より。
第12回ベネチア・ビエンナーレ国際建築展の開会式と授賞式が28日、ベネチアで開かれ、企画展示部門で最高賞の金獅子賞を建築家の石上純也さんが受賞した。石上さんの作品は糸のように細いカーボン製の柱が24本並ぶ、幅、高さ約4メートル、奥行き約13メートルの仮設建築。日本の建築家が同賞を受賞するのは2004年の妹島和世さん、西沢立衛さん以来。
石上さんは08年にはベネチアの建築展の国別部門の日本代表になった。09年に「神奈川工科大学KAIT工房」で日本建築学会賞を受けている。
朝日新聞より。
共同通信より。最近、動物による文化財破損って多いですね。アライグマとか。






topback