2001年
10/01 ミラノに“安藤建築”
日本を代表する建築家の安藤忠雄さんが、イタリアのファッションデザイナー、ジョルジオ・アルマーニさんの依頼で設計した大型劇場「アルマーニ/テアトロ」が、ミラノ市内に完成、30日、関係者に公開された。1日に開かれるアルマーニさんの2002年春夏コレクションの会場として一般にお披露目される。
10/01 ジブリ美術館オープン
宮崎駿監督が館主を務める「三鷹の森ジブリ美術館」(三鷹市立アニメーション美術館)が1日、東京・三鷹市の井の頭公園内にオープンした。
同美術館は宮崎監督自身が企画。スタジオジブリのアニメ作品を中心に、原画や絵コンテなどが展示されているほか、館内の小劇場では宮崎監督のオリジナル短編アニメも上映される。
前売り券による予約制。
予約制というのは大変珍しいですね。このシステム、混雑が予想される際には、館にとっても来場者にとっても大助かりかもしれません。前売りのみにすれば、予想外の混乱は避けられるでしょうから。でも、美術館って、ふらっと入れる所が魅力のひとつでもあるわけで。個人的には、少し煩わしい感じがします。
10/02 バーミヤン盗掘、密売 アフガン難民、収入源に
アフガニスタンからペシャワルへ脱出した難民が、タリバンによって破壊されたバーミヤンの仏教遺跡で盗掘したとみられる小仏像などを大量に持ち出している。現金収入をあてにした密輸で、パキスタンの地元警察も“お手上げ”の状態。顧客は日本、欧米人という。
「文明の十字路」と呼ばれたアフガニスタンは仏教美術の宝庫で、貴重な文化遺産の散逸を憂慮する関係者も多い。
「イスラム教徒にとって、仏教の文化財は無意味」ということらしいです。あとは、やっぱり生活のため、生きるためのお金が欲しいからでしょう。盗掘がどうという以前の、もっと根本的な問題なのでは。それから、この手の後ろ暗い話しには、必ず日本人が登場するような…顧客。
10/04 洞くつ壁画最古と確認 仏、3万年前
フランス南東部アルデシュ県のショーベ洞くつで発見された壁画が、約3万年前に描かれた世界最古のものであることが、フランス気候環境科学研究所などによる最新の放射性炭素の分析で確認された。
壁画はサイや牛などが独特の線画で描かれている。1994年末に発見され、翌年6月に今回と同じ研究者らが同様の方法で分析、約3万年前のものと発表している。フランス南西部のラスコー洞くつの壁画(1万数千年前)より古い壁画として注目されていた。
今年の7月に、最古級の壁画発見という記事が出ましたが、そちらの方は分析待ちなのでしょうか.(詳細はスクラップ7月5日にて)。とりあえず現在は、上記壁画が世界最古とのことです。
10/09 仏に「黒田清輝通り」
明治時代にフランスに留学し、近代西洋画の紹介者となった黒田清輝氏が1890年から2年間滞在したパリ南郊のグレー町で7日、同氏が滞在した元ビヨー家の門に記念プレートが埋められ、住居前を「黒田清輝通り」と命名する記念式典が行われた。
日本人画家の名が通り名になるのはフランスで初めて。
10/12 日本画家 秋野不矩さん死去
インドの風土をテーマに、豊かな画境を築き上げた女流日本画家で、文化勲章受賞者の秋野不矩(あきの・ふく、本名=秋野ふく)さんが11日、心不全のため亡くなった。93歳。
秋野不矩美術館 [故郷・静岡県天竜市]
10/26 仏の新現代美術館のデザインは安藤忠雄氏
パリ郊外に建てられる新現代美術館デザイン・コンペで、最終審査に残った6点から東大教授の安藤忠雄氏のプランが選ばれ、25日発表された。
この美術館は、ブーローニュ・ビアンクール市に建設。第二次大戦後の現代美術品を集め、2006年に開館する。
今月2度目の安藤忠雄氏ニュース。精力的に活動されてます。
10/30 文化勲章・文化功労者決まる
文化勲章は、日本画・古画再現の守屋多々志、彫刻の淀井俊夫の二氏。文化功労者は、日本画の稗田一穂氏が選ばれた。(美術関係のみ抜粋)
10/31 伊勢丹美術館閉館へ
百貨店の伊勢丹は30日、新宿本店内の「伊勢丹美術館」を2002年3月に閉館すると発表した。
入場者が減少を続けていたそうです。この不景気で皆お金を使わなく、もしくは使えなくなってますから、減るのは仕方ないと思います。以前は展覧会に片っ端から行っていたが、最近は吟味するようになったというのもありそう。あとは、単にブームが去ったのかもしれません。昔、美術館や水族館巡りがもてはやされてた時期があったような。






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