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さて、ライブに行くまでの経緯は書いたから…その次…
 仙台のみちのく杜の湖畔公園という所での「紫の炎」と言うライブに言った訳ですが…

若い人達が大部分のバスで、着いたのがお昼頃。
それから、開演するまでの5.6時間、公園内の芝生の木陰で…、

本当に久しぶりに ゆったりとした気分で待っていました。
何もかも忘れて…
本当に気持ちのいい日でし た。吹く風もさわやかで…
 そして、空が徐々に夕焼けに変わり、ライブが始まり、星空になって…。

 最初は、音の大きさに度肝を抜かれつつ、
「ビデオと同じだねえ、カッコイイねえ」と かいいながら見てたんです、
聞きこんでいるうちにあまりにも星空の下でこう言う場 所で、自分が一緒に居る…
まるで夢の中に居るようだなあ…って思いながら居たわけですが、
ステージから、あの良く使われる白い煙。スモークって言うんでしょうか…?
 その白い雲でステージと客席がつながったみたいに見えた…

 そしてそれが私のほうに流れてきて、その匂いを感じた瞬間に、
本当に自分はここ に居て、同じ空間に一緒に居て、同じ時間を過ごしているんだ…
夢じゃないんだ、こ んな世界があったんだ。って思って、
ものすごく感動してしまったわけです。

 それまで自分が煩わされてた世界から、違う所に出る事が出来たような感じでし た。
白黒だった世界が、カラーになったと言うような…

 帰りのバスの中、他の人達がぐったりして静かにしてるのに、私一人、
「カッコよ かったね〜」「照明とか綺麗だったね〜」って…
盛岡駅に着くまで話してた気がします。
 (今にして思えば、他の方には大変申し訳無かったかも…(^-^;)

それからが大変。

テレビも、音楽雑誌も、もちろんCDにビデオ…

 でも、娘達と一緒になって、イエローモンキーの話題で楽しく過ごせるようになったんで す。

相変わらず、ダンナは居座ってて、
時々いやな思いをさせられて居ましたが…、
心 の支えが出来た様な気がして、前ほどは気にならない時間が増えて、
頑張ろう。娘達と一緒ならなんとかなるし…
ザ・イエローモンキーを楽しみに生きて行こうって決めたんです。

 結構単純な動機ですよね。
今考えると、きっと心のよりどころが欲しかったんだと思 います。

 そして、彼らの事を知れば知るほど、どんどん好きになって行って、
特に吉井和哉さんと言うボー カルの人が主に作詞作曲しているんですが、
その才能と、カッコ良さに惚れちゃったわけ です。(笑)
私よりもず〜っと年下なのに…、恋をしたみたいでした…

 思いがつのって、ファンレターを書いたんですよ。
暗かった私達の心に光が差したみたいですって…

 何万人もファンが居て、読んでくれるかどうかも解らないし、
仮に読んだとしても こんな年の女なんか見向きもしてくれないだろうし、
気にもとめないだろうなと言う 感じでした。
でも出さずに居られなかった…。
「王さまの耳はろばの耳」のように穴に向かって叫んでるような気持ち…(^-^;

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