2ちゃんねるでのURLのh抜きの詳細

 私は以前、拙稿「直リンクに何が起きているのか「直リンクに何が起きているのか」のはてブ数 でURLの最初のhを抜いて“ttp://xxxxx”のように書く、いわゆる「h抜き」の由来を説明しましたが、 これについてはてなブックマーク上で何種類かのご意見を頂きました。
 そこで今回は2ちゃんねるで「h抜き」が行われるようになった理由について、より詳細に述べたいと思います。

目次

第一章 - 結論

 h抜きの由来についての見解は、以下の6種類に分けられます。

 これらのうち正しいのは見解5で、他に見解3も間違いとは言い切れないと思われます。

 私が前回の記事で述べたh抜きについての説明を再掲します。

 2ちゃんねるにURLを書き込むとそれは自動的にハイパーリンクになりますが、 そうするとアクセス解析を行っているサイト運営者はリンクされたことに気付き、 時としてリンクがされた2ちゃんねるのスレッドに反論や怒りの書き込みをすることがあります。 これを避けるため、2ちゃんねるでは「URLを書き込む際には最初のhを抜いて“ttp://xxxxx”といった形にしよう、そうすれば ハイパーリンクにならないのでアクセス解析で気付かれない」(所謂「h抜き」)という、 悪意あるURLの書き込み方が広まっていきました(補遺2)。

直リンクに何が起きているのか:2003年〜2004年頃」より

補遺2

 正確に言うなら、この「h抜き」の由来には、他に主に二つの説があります。

 一つ目は、「2ちゃんねるからリンクされたらサイト運営者が驚くので、気付かれないように配慮したのだ」という説です。 しかし、これは全くあり得ない話です。アクセス解析でリンク元をチェックしているサイト運営者は 明らかにリンク元を知りたいわけですから、リンクを隠すのが配慮だというのはおためごかしだとしか言い様がありません。

 二つ目は、「ハイパーリンクにするとその分文字数が増え、2ちゃんねるの転送量が増大するからだ」という説です。 しかし、これも全くあり得ない話です。ハイパーリンクによる文字数の増加が問題なら、 2ちゃんねるの運営者は“http://xxxxx”といった書き込みでもハイパーリンクにならないように設定していたはずです。 それどころか、2ちゃんねるでは書き込まれたハイパーリンクをクリックするとまず広告が表示されるシステムに なっているのですから、むしろ2ちゃんねる運営者としては、h抜きではなく普通にハイパーリンクにして 広告を表示させて欲しいのではないでしょうか。

直リンクに何が起きているのか:補遺2」より

 改めて一言で言うなら、「2ちゃんねるにURLを書いたことをサイト運営者に気づかれると面倒なので、アクセス解析に引っかからないようにした」こと(見解5)がh抜きの由来ということになります。

 何故、この見解が正しいと言えるのでしょうか? 以下の章で、それぞれの見解について詳しく述べます。

第二章 - 各見解の検討

見解1について……h抜きは2ちゃんねるの転送量抑制のため行われるようになった?

 2ちゃんねるは、何度か転送量の増大から閉鎖の危機に陥りました。 そのため少しでも転送量を減らそうとh抜きが行われるようになった……という見解はh抜きの由来としてよく見かけるものの一つです。 前回の記事についてはてなブックマークでukidousanさんから頂いたコメント『read.cgiを使って2chを閲覧すると文中のURLに対してime.nu付きのハイパーリンクが生成される。その分転送量が増えるからh抜きにしろ、とかいう話だったっけ?今や誤差だけどな。専用ブラウザとかあるし。』 は、これを指していると思われます。

 しかし、この見解は疑わしいというのが私の認識です。一般的な反論を引用します。

10 : ななしのよっしん :2010/02/11(木) 02:43:09 ID: xEdz5Eg8cL

たとえばh抜きした時
ttp://dic.nicovideo.jp

と、普通にURL書いた時
<a href="http://dic.nicovideo.jp">http://dic.nicovideo.jp</a>

なら何バイトの差があると思う?

半角1文字で1バイト、上が22バイトで下が61バイト。39バイトの節約になった。
これだけ見れば少しでも節約したくなるかもしれないけど、例えば上部にあるATOKの広告(http://ad.dic.nicovideo.jp/images/00001904_s_ZY43K9.gif)は何バイトかというと、なんと1万7019バイトもあるのね。ようはその程度の「負荷」の差なんて、誤差でしかないということ。
ちなみに、ニコニコ動画で一般会員が上げられる動画の重さは40MBだけど、これを直すと4194万3040バイト。プレミアムの100MBは1億485万7600バイト。

そりゃまあ数バイトの差でも積もり積もればだろうけど、利便性を損なわせてまで節約する意味はないと思う。

この辺も参照
http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/column/history.htm#postscript2

ニコニコ大百科 「h抜き」について語るスレ」より

2ちゃんねるでh抜きが推奨された目的は、リンク先のサイトでアクセス解析を行っている場合、張られたリンクから直接飛んでしまうとリンク元(リファー、Referer)が2ちゃんねるである、つまり2ちゃんねる上に「晒している」ことが相手側にばれてしまうため、それを隠す目的である。

その一方で、一部にスレッドの容量の抑制を目的として導入されたという説がある。 2ちゃんねるも、「http://〜」を書き込むと自動でリンクが張られる仕様となっているが、この際に自動で付加されるHTMLタグ分のデータ量が、特に大量にURLが書き込まれるようなスレッドの場合無視できないサイズとなるという理由である。

ただし、文字列要素が追加されること自体の影響は微々たるものであるにもかかわらず、定量的な計測結果が現在まで提示されていないことからこの説の根拠は薄い。2ちゃんねる登場以前のサイトにおいてもリンク元を隠す用途に使用されていたという説もある。

H抜き - Japan」より

 もう一つ、以前の私の説明を再度引用します。

 正確に言うなら、この「h抜き」の由来には、他に主に二つの説があります。(略)
 二つ目は、「ハイパーリンクにするとその分文字数が増え、2ちゃんねるの転送量が増大するからだ」という説です。 しかし、これも全くあり得ない話です。ハイパーリンクによる文字数の増加が問題なら、 2ちゃんねるの運営者は“http://xxxxx”といった書き込みでもハイパーリンクにならないように設定していたはずです。 それどころか、2ちゃんねるでは書き込まれたハイパーリンクをクリックするとまず広告が表示されるシステムに なっているのですから、むしろ2ちゃんねる運営者としては、h抜きではなく普通にハイパーリンクにして 広告を表示させて欲しいのではないでしょうか。

直リンクに何が起きているのか:補遺2」より

 また、以前の説明では触れませんでしたが、この見解1には他にも疑問があります。 もしも、ハイパーリンクにしないことで文字数の増加を防ぐためにh抜きが行われるようになったのだとしたら、 なぜ2ちゃんるの利用者はメール欄への記入をやめようとはしなかったのでしょうか。
 2ちゃんねるでは多くの人が書き込みの際にメール欄への記入をしていますが、 このメール欄への記入も自動的にハイパーリンクになり、hを抜かない書き込みと同様に転送量の増加になります。 本当にhを抜くことで文字数を減らそうという動きが生まれたのだとしたら、 当然メール欄への記入も止めようという動きが生まれていたはずなのではないでしょうか。 しかし私の知る限りメール欄への記入をやめようという主張は皆無であり、 それどころか他人に「h抜きにしろ!」と強硬に主張している書き込みでも多くはメール欄への記入は行われているのです。 このことからも、h抜きが2ちゃんねるの転送量抑制目的だという見解は疑問に思えます。

 これらの問題から、見解1には妥当性がないと言わざるを得ません。

 なお、私が述べた「なぜ2ちゃんねる運営者はハイパーリンク化の設定を止めなかったのか」という反論に対しては更なる反論がされることがあります。 『CGIはCommon Gateway Interfaceだからインターフェイスなんかに手を入れられない』といった、 2ちゃんねるのオートリンク機能(書きこまれたURLを自動的にハイパーリンク化して表示する機能)はやめることができない、 といった主張です(見解1α)。
 この見解については「シマノのラピドライズってどうよ?」等で議論されていますが、結論としては見解1αは事実誤認でしょう。 実際に、2001年8月に2ちゃんねるが閉鎖危機に陥った際には2ちゃんねるのread.cgiはコードを公開され、 有志によって修正が加えられています。その後も2ちゃんねるのオートリンクは、 いわゆる「ime.nu」や「ime.st」などのジャンプページへ飛ぶシステムに変更されるなどの修正を受けているのですから、 CGIが『手を入れられない』ものであるはずはありません。

 また他に、見解1には次のようなバリエーションもあります。 「ハイパーリンクにすると検索エンジンのロボットに巡回され転送量が増えるので、 それを避けるために2ちゃんねるのURLはh抜きされるようになった」という見解です(見解1β)。 前回の記事についてはてなブックマークで頂いたtailtameさんのコメント『2ch内でh抜きなのはロボットで負荷がかかってたから、だなぁ。で外部はリファラ消し。画像に直リンクがたしかに普通な意味合いになってた』の前半部分は、 これを意味していると思われます。

 この見解1βには、問題が二つあります。まず一つ目として、 ロボット巡回による転送量というのは、2ちゃんねる運営者にしか分りようがない情報です。 しかし、私が調べる限り2ちゃんねる運営者がそれを問題にしたことはなく、 それどころか2ちゃんねるを運営するひろゆき氏は『”h”をはずすことにどんな意味があるんですかねぇ、、? 直リンク禁止!とか書いてあるところをはずすのはわかるんですけど、、、、』など、 h抜きに懐疑的な姿勢を示していました。 運営者側が問題にしていないのに、なぜ2ちゃんねる利用者はロボットによる転送量の問題を察知できたのでしょうか。
 次に二つ目。実際のところ2ちゃんねるに他のスレッドのURLをh抜きで書きこまれた場合、むしろ 「2ちゃんねる内のURLなんだからh抜きするなよ」といった返信がされることが多く、 それらへの再反論が行われることは私の記憶する限りありませんでした。 ここからもやはり、ロボット対策という見解には無理があると考えざるを得ません。

見解2について……h抜きは2ちゃんねる閲覧者への配慮から行われるようになった?

 2ちゃんねるには閲覧者への悪意からURLが書き込まれることがありますが、 こういったURLから閲覧者を守るためにh抜きが行われるようになった、という見解もあります。 例えば、『自動リンクを悪用したスパムやブラクラ、課金行為といった違法サイトを「うっかり」踏んで被害に 遭う人も多いのです。』(「「h抜き」はしても イイーンダヨ(・∇・)」より)といった見解です。 しかし、この見解は根本的に間違っているのではないでしょうか。

 スパムやブラクラ(ブラウザクラッシャ)や課金サイトのURLを掲示板に書き込む人というのは、 その掲示板の閲覧者を罠に掛けたい人でしょう。閲覧者を罠に掛けたい人が、 h抜きをして閲覧者がリンクを『「うっかり」踏んで被害に遭う』ことのないよう配慮するはずがありません。

 なお、見解2にはこのようなバリエーションもあります。 「2ちゃんねるに普通にURLを書くと広告ページを経由したハイパーリンクになってしまうので(いわゆる「ime.nu飛ばし」)、 そうならないようh抜きが行われるようになった」というものです(見解2α)。

 ただ、調べてみるとh抜きは遅くとも2000年には2ちゃんねるで広がり始めているのに対し、ime.nu飛ばしは2002年5月頃に導入されたようなので (参考:「くだらねぇ質問はここに書き込め!Ver_4_36」の769、776)、 時期が合いません。

 ちなみにh抜きとは別の話になりますが、前回の記事についてはてなブックマークで頂いたuta-2007さんのコメント 『2chのime.nu飛ばしは元々画像ファイルを騙ったスレ立てスクリプト(下痢トラップ?)対策だったはず』 は、上で触れたime.nu飛ばしの由来についての見解です。 ただ調べてみるとime.nu飛ばしの導入は上で述べたように2002年5月頃で、 下痢トラップは2003年9月登場ですので(参考:「[ガイドライン] 2003年 2ch史 9月、10月の出来事 - Walkin’ Around minus書籍化計画2003。」)、 これも時期が合いません。

 更に余談になりますが、ime.nu飛ばしの由来について調べてみると『ひろゆきは「企業からの苦情を減らす」ことを目的として掲げている』(「ime.nuとは - はてなキーワード」より)という説明がありました。 これが本当ならime.nu飛ばしの由来もh抜きの由来(見解5A)同様、URLを書かれる側への悪意ということになります。

見解3について……h抜きは2ちゃんねる閲覧者への悪意から行われるようになった?

 h抜きには、このような説明がなされる場合もあります。 「そのサイト(コンテンツ)を本当に見たい人だけが見るように、hを追加する手間をかけさせるのだ」と。
 この説明は、「2ちゃんねる閲覧者を意識したもの」と「URLを記載されるサイトの運営者を意識したもの」の 二通りに解釈可能ですが、前者を見解3、後者を見解4B「2ちゃんねるからハイパーリンクされるとそのサイトがアクセス過多からサーバーダウン等を起こす可能性があるため、そうならないようh抜きが行われるようになった」と 見解4C「2ちゃんねるからハイパーリンクされるとおかしな人がそのサイトを閲覧して掲示板が荒らされるかも知れないのでそれを避けるためにh抜きが行われるようになった」とし、見解4B・4Cについては後で検討します。

 h抜きをすると、通常のURLの書き込みに比べてそのURLへのアクセスに若干の手間がかかります。 h抜きというのは、2ちゃんねるの閲覧者達にこの手間をかけさせよう、もしこの手間をかけるのが嫌ならアクセスするな、 という悪意だというわけです。これが本当だとしたら、何とも低レベルな嫌がらせです。
 確かに他人への嫌がらせをして楽しむ輩は存在しますので、この見解は間違いとは言い切れないでしょう。 が、本当にこのようなつまらない意図からh抜きが行われるようになったのかはやはり疑問に思えるところです。 この見解は主張する人もかなり少なく、恐らくは後付けの理屈なのではないでしょうか。

 余談ですが私には、見解3の意図によるh抜きから連想する行為があります。 それは、他人に物を手渡す時にわざと相手の手の届きにくい場所に差し出し、 あえて相手に必死に手を伸ばさせるような行為です。いずれも幼稚な、不愉快な行為であると感じます。

見解4について……h抜きは2ちゃんねるにURLを記載されるサイトへの配慮から行われるようになった?

 h抜きはURLを記載されるサイトへの配慮だという見解は、h抜きの由来の説明の中でも多いものの一つです。 この見解は、さらに三つに分けられます。

 一つ目は、アクセス解析をしているサイト運営者が2ちゃんねるからリンクされたことに気付いたら不快に 思うかも知れないので、サイト運営者への配慮としてh抜きが行われるようになったのだという見解です(見解4A)。
 二つ目は、2ちゃんねるからハイパーリンクされるとそのサイトがアクセス過多から サーバーダウン等を起こす可能性があるため、そうならないようh抜きが行われるようになったのだ、という見解です(見解4B)。
 そして三つ目は、2ちゃんねるからハイパーリンクされるとおかしな人がそのサイトを閲覧して掲示板が荒らされるかも知れないので それを避けるためにh抜きが行われるようになったのだ、という見解です(見解4C)。

見解4Aについて……アクセス解析をしているサイト運営者がハイパーリンクに気付いたら不快に思うかも知れないので、配慮としてh抜きが行われるようになった?

 これについて以前私が述べた内容を再度引用します。

 正確に言うなら、この「h抜き」の由来には、他に主に二つの説があります。
 一つ目は、「2ちゃんねるからリンクされたらサイト運営者が驚くので、 気付かれないように配慮したのだ」という説です。 しかし、これは全くあり得ない話です。 アクセス解析でリンク元をチェックしているサイト運営者は明らかにリンク元を知りたいわけですから、 リンクを隠すのが配慮だというのはおためごかしだとしか言い様がありません。(略)

直リンクに何が起きているのか:補遺2」より

 リンク元が分れば、リンクされたサイト運営者は自分のサイトの間違いを訂正したり、逆に誤った意見に対して反論したり、 アクセス制限を施したり、サイトを閉鎖したりすることができます。 そういった対応をするわけではなくとも自分のサイトのリンク元を知りたいサイト運営者は多く、 だからこそアクセス解析というツールは一般化しているわけです。
 しかし、h抜きによってアクセス解析が機能しなくなればサイト運営者のそういった希望は却下されるわけであり、 それがサイト運営者への配慮だというのは無理があると言わざるを得ません。

 なお、特にリンクされたことによるサイト閉鎖を問題視し、 「サイト閉鎖を防ぐための配慮としてh抜きが行われるようになった」と主張する人を見かけることもありますが、 これはh抜きを美化しすぎというものでしょう。
 サイトの閉鎖はサイト運営者の権利であり、自由にしてよいものです。 しかし、h抜きをする側としてはこの権利が邪魔なのであり、 だから権利を行使させないようサイト運営者に情報を与えないようにするわけです。
 つまり、もし本当に「h抜きはサイトの閉鎖を防ぐために行われるようになった」のだとしたら、 それはサイト運営者への配慮ではなく悪意に過ぎません(関連:見解5A)。

 そもそも、本気で「2ちゃんねるからのリンクが相手のサイトの閉鎖につながり、 それは申し訳ないことだ」と考える人なら、h抜きでのURL書き込みすらしないでしょう。

 h抜きによってリンク元の情報を与えない悪意について、的確に述べた書き込みを引用します。

150 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2005/05/26(木) 02:11:32 ID:dyexx5S0]

(略)
その通り。そもそもh抜きがモラルに則った行為であるという主張も疑わしい。
第一、h抜きが本当に他サイトのためになってるか疑わしい。
h抜きで得するのは「生暖かくヲチしよう」という意図を持った
チャネラーだけで、晒されたサイトにとっては何の足しにもならない。
本当にそのサイトのためを考えるなら、REFERERつけて「2chに晒されましたよ」
と警告してやるべきで、管理人に何がしかの情報を与えてやるべき。
そういう意味で「迷惑を掛けてはいけない」から「h抜き強制」
なんてのは自己中なダブルスタンダードもいいとこで全くもってお話にならない。

鍵盤楽器板自治スレ」より

 この問題については以前、拙稿儀礼的無関心論争を改めてまとめるで詳しく述べました。 特に関連深いのはotsuneさんの2回目の記事などです。 長めの記事ですが、通してお読み頂ければ幸いです。

見解4Bについて……ハイパーリンクされるとそのサイトがアクセス過多からサーバーダウン等を起こす恐れがあるため、配慮としてh抜きが行われるようになった?

 これは前回の記事についてはてなブックマークで頂いたものの内、以下のコメントが該当するかと思います。

 この見解4Bにはさらに大きな問題があります。

 見解4Bが正しいなら、2ちゃんねるで自らh抜きをする人々や他人に「h抜きをしろ」と要求する人々は、 「通常のハイパーリンクだとこのスレッドの閲覧者の何割がアクセスし、h抜きだと何割がアクセスする」 のか分かっていることになります。 それらが分からない限り、通常のハイパーリンクは駄目でh抜きなら大丈夫だ、という判断は下しようがないからです。
 しかも、それだけではありません。 h抜きをする人々、他人にh抜きを要求する人々は当然「そのスレッドには何人位の閲覧者がいるか」も 「そのURLはあとどれ位のアクセスに耐えられるか」も知っていることになります。 もしそれらを知らずに「URLを全部書くのはアクセス過多になる、h抜きなら大丈夫」だと判断するのだとしたら、 それは出鱈目だとしか言い様がありません。
 そして現実に、それらを全て知っていることなどまずあり得えないのですから、 h抜きがアクセス過多を防ぐために行われるようになったという見解は到底信じられるものではないでしょう。

 思うに、「URLを全部書くのはアクセス過多になる、h抜きなら大丈夫」だという主張は、 「夜中の12時以降に他人に電話するのは迷惑だから駄目だ、12時までなら大丈夫」等といった主張と 同じようなものではないでしょうか。
 そのような一律の「ここまではOK、それ以上はダメ」という線引きは誰にもできるはずがなく、 h抜きがそのような理由から始められたというのはあり得ない話だと考えられます。

見解4Cについて……ハイパーリンクされるとおかしな人がそのサイトを閲覧して掲示板が荒らされるかも知れないので、配慮としてh抜きが行われるようになった?

 以前はこの見解はh抜きの由来の説明で最も多いものの一つでしたが、これもおかしな話ではないでしょうか。
 仮にh抜きをすればそのURLを閲覧する人が通常の半分になるとしても、 それはつまり荒らしが起こる確率を半分にするだけです。

 例えばある2ちゃんねるのスレッドにURLを普通に記入された場合そのサイトは2%の確率で荒らされ、h抜きだと1%だとして、 2%だと許せないが1%だと許せるという根拠はなんなのでしょうか。 また、そのスレッドの5倍の閲覧者がいる別のスレッドにURLを記入された場合、そのサイトが荒らされる確率は通常で10%、h抜きで5%ということになりますが、 h抜きさえしていれば5%でも許せることになるのでしょうか。
 これも見解4B同様やはり出鱈目な、「そんな線引きは誰にもできない」という話だと言わざるを得ません。

見解5について……h抜きは2ちゃんねるにURLを記載されるサイトへの悪意から行われるようになった?

 h抜きはURLを記載されるサイトへの悪意だという見解もまた、h抜きの由来として多い見解です。これはさらに二つに分けられます(見解5Bはかなり稀な見解ですが)。

 一つ目は、アクセス解析をしているサイト運営者がハイパーリンクに気付いたら何らかの対応をされるかも知れないので、 その対策としてh抜きが行われるようになったのだという見解です(見解5A)。
 二つ目は、「無断リンク禁止」等と主張しているサイトへの「ハイパーリンクでなければいいのか」という皮肉として h抜きが行われるようになったのだという見解です(見解5B)。

見解5Aについて……アクセス解析をしているサイト運営者がハイパーリンクに気付いたら何らかの対応をされるかも知れないので、その対策としてh抜きが行われるようになった?

 2ちゃんねるのスレッドにURLを書かれたことに気付くと、それに対して何らかの対応をするサイト運営者は珍しくありません。 具体的には、そのスレッドに自ら反論を書き込む(以前は「降臨」と呼ばれていました)、 リンクされたコンテンツを修正・削除する、 2ちゃんねるからのアクセスを弾く設定を行う、等です。
 こういった対応をされることを嫌った人々が、2ちゃんねるにh抜でURLを記入することで 相手サイトのアクセス解析を逃れようとした……これが私が知る限り最も一般的で、 唯一妥当性があると思われるh抜きの意図です。

 この見解については、私は前回こう述べました。

 2ちゃんねるにURLを書き込むとそれは自動的にハイパーリンクになりますが、 そうするとアクセス解析を行っているサイト運営者はリンクされたことに気付き、 時としてリンクがされた2ちゃんねるのスレッドに反論や怒りの書き込みをすることがあります。 これを避けるため、2ちゃんねるには「URLを書き込む際には最初のhを抜いて“ttp://xxxxx”といった 形にしよう、そうすればハイパーリンクにならないのでアクセス解析で気付かれない」 (所謂「h抜き」)という、悪意あるURLの書き込み方が広まっていきました

直リンクに何が起きているのか:2003年〜2004年頃」より

 また、はてなブックマークで頂いた以下のコメントもこの見解を指しているのでしょう。

 ……これらのコメントは、私の見解と同じだと思うのですが、どうもK-Onoさん・haru-sさん・llcheesellさんには同じとは思われていないようです。 『祭りの会場を相手に教えないようにしてる』も『追跡嫌う人によるリファラ隠蔽』も 『リファラによってスレッドがバレないように(こっそりやりたい)』もいずれも同じことで、 h抜きをされたサイト運営者への悪意ですよね。
 何らかの誤解があるのかと思いますので、この見解についてより詳しく述べてみます。

  1. サイト運営者には、どこかに自分のサイトのURLを記載されたらそれを知りたいと希望する人々がいる。
  2. 2ちゃんねるのスレッドにURLを記載されたことを知ったサイト運営者は、いわゆる「降臨」や、リンクされたコンテンツの修正・削除、アクセス拒否等の対応をすることがある。
  3. 上のような対応をされたくない2ちゃんねる利用者達は、サイト運営者の「URLを書き込まれたスレッドを知りたい」という希望が叶わないよう、h抜きをする。

 サイト運営者には、「晒されているならそれを知りたい」「リファラを追跡したい」「こっそりやって欲しくない」という人々がいるわけです。 しかしその希望が叶っては困る2ちゃんねる利用者達はあえてh抜きをするのです。それは悪意以外の何物でもないでしょう。

 h抜きの由来としてこの見解は広く受け入れられており、2ちゃんねるでも古くから見かけられます。

33 名前: ツール・ド・名無しさん 投稿日: 01/09/13 18:02

2ch存続で問題になっているのは回線の帯域であってCPU負荷は全く
問題になっていません。よって直リン全く問題無し。

h抜きは2chに晒されたとわかると閉鎖するヲッチ対象サイトが多いのと
2chから直リンだとアクセス制限されてることもあるから。
別に2chのルールって訳じゃない、最近2ch始めた人が形だけ見て誤解
しているんだと思われ。

シマノのラピドライズってどうよ?」より

h抜き【えいちぬき】[名]

2ちゃんねるでは直接リンクを貼ることは「私は2ちゃんねるから跳んできましたが何か?」ということになるので敬遠される。そのため初めのhを抜いて貼られる。

2ちゃんねる(・∀・)2chまとめ 〜壷ちゃんねる〜 2ちゃんねる用語@H」より

かつて、(主に)匿名掲示板2ちゃんねるにおいては、ウォッチ対象サイトやエロ画像サイトなどのURLを貼る際に、あえてhを抜くことでハイパーリンクが働かないように配慮する風習が一部であった。h抜きをする理由は諸説あるが、基本的に「そのサイトの管理者にRefererを取られないようにするため」という説が多い。ヲチに際しては、急激にアクセスが増大した際にアクセス元解析で「2chのやつらか!」とバレてしまうことを防ぐため、またエロ画像サイトにおいては急激にアクセスが増大した際にアクセス元解析で「2chのやつらか!」とバレてしまうことを防ぐためである。

特にエロ画像サイトなどにおいては、権利者に見つからぬよう検索避けを行ってひっそりと運営されている後ろ暗いサイトが多く、「2chで晒された(=有名になってしまった)」ということを理由に閉鎖・移転されてしまうことを恐れ、直リン禁止がテンプレートで謳われている場合も多かった。

h抜きとは (エイチヌキとは) - ニコニコ大百科」より

2ちゃんねるでh抜きが推奨された目的は、リンク先のサイトでアクセス解析を行っている場合、張られたリンクから直接飛んでしまうとリンク元(リファー、Referer)が2ちゃんねるである、つまり2ちゃんねる上に「晒している」ことが相手側にばれてしまうため、それを隠す目的である。

H抜き - Japan」より

 従って、h抜きの由来としてはこの見解5Aが妥当と考えてよいのではないでしょうか。

見解5Bについて……「無断リンク禁止」等と主張しているサイトへの「ハイパーリンクでなければいいのか」という皮肉としてh抜きが行われるようになった?

 ウェブサイトの中には、「無断リンク禁止」等と主張しているものがありますが、 そういったサイトへの皮肉としてh抜きが始まったという見解です。

 嘘か真か、以下の書き込みは自分が2ちゃんねるのh抜きのルールを作ったかもしれない、という人のものです。

807 名前: ◆UHEibmO2 投稿日:02/01/28 22:26 ID:TcYtqKAf

445 名前:ナこま〓゛投稿日:2001/06/09(土) 07:38 ID:???

(略)
あ、それとこのスレでも話あったけど、リンクのh抜きは同人板のルールが
先駆けならそれまとめたのってオレかも。
理由の一つはリファラー辿って相手方が来ないように。
それは何故かと言うと、その時すでにレベルはかなり低下してて、
論理的な善悪の検証などできる状態ではなかった。だから相手が来て
しまうと善悪関係ナシに厨房にサイトが閉鎖に追い込まれたりする
ことがあった。それの防止策。
もう一つの理由は「リンク禁止」を叫ぶヤカラがいっぱいいた。
んなこたやりたくないので、h抜きならいいだろう?と誤魔化した。

明日はどうなる?働け!ひろゆき ★Part26★」より

 どの程度信じられるのか分りませんが、この書き込みが真実であるなら2ちゃんねるのh抜きは二つの理由から始められたことになります。 一つは見解4Aで述べた、リンクされるサイト運営者への善意を装った悪意。 もう一つがここで扱う「リンク禁止等という主張への皮肉」です。

 要するに、このh抜きは「無断リンク禁止」等といった主張を意図的に曲解し、 ハイパーリンクにならないURLの記載ならいいのか?と嘲笑しているわけです。
 このような皮肉は2ちゃんねる以外にもあります。

あ、URLをリンク無しで書くのはいいと思うよ。
リンクではないから意味合いは違うんだし。笑い

そう考えると「無断リンク禁止」って訳わかんないよな。
URLを人に伝えちゃイカン!といいたいのだろうか。笑い

スラッシュドット ジャパン 日弁連が無断リンク禁止を打ち出す」より

[2002-06-11] 日弁連は http://www.nichibenren.or.jp/terms.html(これはリンクではありません^^;)で「リンク先は http://nichibenren.or.jp としていただきます」(これではつながらない。正しい URL は http://www.nichibenren.or.jp/),「また、リンクを張られる前に、日本弁護士連合会に以下の事項をメールで報告してください。/リンク元サイトのホームページのURL/リンク元サイトの管理者の住所及び氏名又は名称(団体の場合は代表者の氏名を含む)/担当者の氏名、電話番号及びメールアドレス」と書いている。 Slashdot.jpで馬鹿にされている。

リンクに許可は必要か」より

 この、h抜きは無断リンク禁止等という主張への皮肉が由来、という見解は確かに否定はできません。 一般的な見解5A比べてこちらはほとんど見かけることのない見解ですが、h抜きの由来として確かにそういう側面はあったのかも知れません。

 余談ですが以前は、「リンク禁止だったらハイパーリンクにならないようにURLを書けばいいんだろう」というのは「リンク禁止」という 主張を曲解した皮肉以外の何物でもありませんでしたが、近年は本気で 「リンク禁止だったらハイパーリンクにならないようにURLを書けばいいんだ」と信じる人々もあらわれてきています。

私は、単に「無断リンク禁止」と言われれば「a 要素で囲わなければいいんだろ」と解釈します。

リンクではなくURL下記を止めて欲しければ、それをきちんと明記するべきで、読者に大して言葉で言った以上の気遣いを求めるべきではない。

無断リンク問題 - レス - ネットでのつまらない話」より

 この点について詳しくは拙稿リンクについての雑多な記事2:リンク=ハイパーリンク?をご覧ください。

その他の少数見解について

 上記の見解1〜5は比較的よく目にするものですが、ここではあまり目にしない少数派の見解について簡単に紹介・検討します。

その1……1スレッド512kb制限を回避するためにh抜きをする?

 はてなブックマークでkudzu_naokiさんから頂いたコメント『補遺2に追加してほしい。1スレッド512kb制限を回避するためAA板などではスレッドを日持ちさせる目的でh抜きを推奨していたはず。ちなみに関係無いけど同じ理由でアンカーも略してた。涙ぐましい。』 です。

 せっかく頂いた情報なのですが、私の知識では肯定も否定もできないお話です。ただ、これは「h抜きが行われるようになった由来」ではなく、「h抜きが広まった理由」のように思えます。

その2……2ちゃんねるへのコミュニティ意識を持たせるためにh抜きをする?

808 名前:寝る前に投稿日:02/01/28 22:27 ID:oEKCPfoh

(略)
2ちゃんねるは匹敵する外集団を持たないので共属意識の形成に苦労してる。
他のパワーに対する共同荒らしや2ch内部だけで通じるAAや隠語を通して
自分たちの外延を確定しようという運動を常に伴うわけ。
で、hを落とすのも同じ理由。つまり共通の習慣をもつことで2chの集団としての
範囲を特定しようとしてる。2ちゃんねるのコミュニティというか集団としての側面は
コミュニケーションが可能である範囲によって定義されるものだから、「おれたち同じだよな
というインターアクションのためのコミュニケーションメディア」が大勢がhを落とすこと
の正体。と。

明日はどうなる?働け!ひろゆき ★Part26★」より

 このような見解もあります。興味深い考え方なのですが、証明も反証もできないお話です。ただ、いずれにせよこれは「h抜きが行われるようになった由来」ではなく、「h抜きが広められた理由」の話ですが。

第三章 - まとめ

 ここまで見てきたように、2ちゃんねるでh抜きが行われるようになった由来として正しいのは見解5、 つまり「リンクされるサイトの運営者への悪意」だと思われます。 ただし、これは2ちゃんねるの全てのh抜きがこの意図で行われていたという意味ではありません。

 上で述べたように見解1〜4は不合理で、これらの意図でh抜きが「始まった」とは考えにくいと言わざるを得ません。 しかし、h抜きを見た人々がそれを不合理な意図と誤解しつつ真似をしてh抜きが「広まった」ことはあったのではないでしょうか。
 例えば、上で述べてきたようにh抜きはリンクされるサイトの運営者にとっては百害あって一利なしの行為です。 しかし、h抜きが広まるうちにその意図を誤解して、h抜きはリンクされるサイトの運営者のためなんだ、 などと考えつつh抜きを行うようになった人々もいたのではないでしょうか。私の以前の言葉を再掲します。

不思議なことに、当初は悪意から始まったはずのh抜きは、その後実行する人々の間では善意の行為と認識されているケースが多々見受けられます。人は、自分の行為が悪意ではなく善意によるものなのだと信じたいのかも知れません。

直リンクに何が起きているのか:2003年〜2004年頃」より

 越後屋健太さんの記事「それはマナーじゃない」 で採りあげられている、ruga80さんの記事「Time is money! - 俺ってなんなのさ?」はその分りやすい例でしょう。
 ruga80さんは、『アクセス解析ってのがある』からURL表記の際に『最低限の自己防衛って事でh抜き』をしているのですが、 それは『ネットマナー』だと主張されています。

(略)詳しくはここへ

ttp://homepage3.nifty.com/penguin501/memo/WET/RtCWETmp.html

かなり詳しく書いてます。

直リン無許可なのでh抜きです。

昨日のリンクは「リンクフリー表示」があったのでリンクできますが

今回のは見つけられなかったので最低限の自己防衛って事でh抜きで勘弁!

これについて

等思った人はまずネットマナーを勉強して来い

「Time is money! - 俺ってなんなのさ?」より

 『自己防衛』が必要な行為をしているというなら、それは自らの行為の問題を認識しているということでしょう。 そんな人が『ネットマナー』を説くというのは、矛盾していると言わざるを得ません。

 実際に他にも、少数見解や明らかな誤解も含めるとh抜きは上で触れた見解以外にも様々な意図で行われてきました。
 例えばこれは、リンクをクリックすると個人情報が漏洩して危険なのでh抜きが行われている、という見解です。

1 名前: 名無しさんの声 投稿日: 2001/04/11(水) 08:18

リンクをクリックするとですね、『リファラー』という
自分の情報が送信されて危険だそうです。

現に、2ちゃんねるの多くの利用者がURLを記載する際に
http://の部分を削除して書き込んでいます。

管理人さんは、すぐに設定を変更すべきです。
無理ならせめて、リンクはチェックBOXでの選択式にするなどの対処をしないと みんな安心してネットが出来ないと思います。

6 名前: 名無しさんの声 投稿日: 2001/04/13(金) 17:34 ID:???

>>1
あぁ?バカじゃねーの!?
"h"を削って直リンクしないようにするのが相手への礼儀だぁ!? 思いやりだぁ!?
リファラーの意味わかってんのか?
こんな、ネットのことを何も知らんカスまで2chに来るようになったのか!?ボケどもが!!!
"h"を削ろうが削るまいが、直リンであろうがあるまいが、勝手にサイトのURL晒してアクセス出来る状態にした時点で、
どっちみち相手にとっちゃ迷惑な行為なんだよ!!!!
リファラー隠してコソコソやってる方が、よっぽど悪質な厨房行為だな。

9 名前: 名無しさんの声 投稿日: 2001/04/15(日) 05:19 ID:???

>>6
お前もアホだ。
WEBサイトは世界各国の万人に見てもらうために作るもの。
サイトを作ってURLさらすなというのは通用しない。

◆URLの自動リンクを廃止してください!!◆」より

 当初は「リンクされるサイトの運営者への悪意」から行われるようになったが、 それを真似る人々がそこにおかしな意図を見出し、 「思いやり」だの何だの言われるようになっていった……それが「h抜き」なのではないでしょうか。

 なお、h抜きは2ちゃんねる以前からあった、という指摘があります。 私自身は確認できていませんが、恐らくはその通りかと思います。 思うに、掲示板やあるいは何らかのウェブサービスにオートリンク機能が搭載されて まだ間もない頃にh抜きは同時多発的に考案されたのではないでしょうか。
 リンクされることを嫌がる人々によるトラブルはよく見かける出来事であり、 それを回避するためにh抜きをしようというのは、多くの人が自然にたどり着く発想だと思われるからです。

 私自身、サイトを公開して間もない頃は度々 「このサイトはリンクの際の連絡を求めているけど面倒だな、ハイパーリンクにしない形でURLを記載しようか」 という誘惑に駆られたものでした。

 したがって、h抜きが2ちゃんねる発祥ではないにしても、 オートリンク機能のある2ちゃんねるで、h抜きが様々なスレッドで車輪の再発明的に考案されていったのではないでしょうか。 そしてそれが広まる過程でその意図が誤解され、現在の状態になった……そう私は考えているわけです。

公開:2011年5月6日 更新:2011年7月18日

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