2004年7月
▼19世紀後半、万国博覧会にて西洋に驚きをもって迎えられた日本の工芸と、幾度か開かれたパリ万国博覧会を彩った西洋美術という二つの視点から紹介。カーテンをあしらったり、巨大壺をタワー状に積んだりと、当時の再現を図った展示がなされています。 ▼装飾は細部までこってりと。技に命かけてます。という、日本の工芸品が大量出品されています。その数量にあてられました。同時に、作り手の心意気やパワー、政府の思惑がない交ぜとなり発せられる熱気にもやられたり。気合入りまくってます明治。また、大は小を兼ねる的発想が、ある意味秀逸。巨大作品が目に付きます。 ▼西洋美術部門は、ポスターや会場風景、アングルやマネ、ロダン他の作品で構成されています。明治の混沌に比べると、どことなくおとなしく見えます。 ▼博覧会を様々な角度から見ることが出来、大変面白かったです。博覧会の果たした役割やら、変容する工芸品の意味合いやら、辿れたかなと。それと、濃い作品を見て心地良い胃もたれ起こしました…て、どういうことよ。(07/24) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - |
▼特集陳列:日本美術の精華 7月1日〜8月31日 |