昆虫(ミツバチ、毒蛾成虫)

自然において脅威とは、なにも動物だけではない。
虫もまた人類に害をもたらす、危険な存在なのだ。
奴らの武器は底が知れない。
毒、牙、吸血、有毒体液、
・・・・・聞いただけで震えが止まらない。
我々は虫の脅威を世に説いた名作映画「スターシップトゥールパーズ」を胸に抱き、
恐るべき敵、「虫(インセクト)」と真っ向面から対峙しなければならないのだ。
ミツバチ(ヨーロッパミツバチ)
すんでる場所
ヨーロッパミツバチは養蜂家が飼育していて、昼間は山野の花を訪れる。
ヨーロッパミツバチは野生は北海道、本州、四国、九州、
大隈諸島、沖縄諸島、八重山列島に住む。
ヤマトミツバチは野生で、山野の木の根元などに営巣し、花を訪れる。
ヤマトミツバチは日本各地にみられる。
予防
巣に近づいたり、ふれたりすると、
ハタラキバチが集団で攻撃するから注意すること。
花にきているものにも近づかぬ方が無難。
症状
初回の刺傷では激痛はあるが、痛みはまもなくさり、紅斑をともなう程度。
回数が重なるとアレルギー症状が加わり。局所の激痛、発赤、腫脹をきたし、
水ぶくれ、壊死をみることもある。
それとしばしば、リンパ管炎がおこる。
多数の蜂に刺されると発熱し、全身に発赤をみる。
アナフィラキシー・ショックによる死亡例もあり、
その場合ほとんど一時間以内である。
応急手当
1、巣が付近にあることが多いので、早く現場から遠ざかるべきである。
2、傷口を流水中で洗うか、濡れた手ぬぐいをあてる。
(毒液は水に非常に溶けやすい)
3、氷のうや湿布で局所を冷やしながら、石のもとへ急ぐ。
4、抗ヒスタミン剤含有のステロイド軟膏を塗布し浮腫に対しては水で湿布する。
全身症状のひどいときは抗ヒスタミン剤の内服がよい。
また、今までは蜂に刺されたらアンモニア水が効果的といわれていたが、
毒成分が別のもと分かった為、まったく根拠のない治療法である。
毒蛾

見分け方
小型、黄色のガで、体長10cmから15cm
羽中央にえっ色の1帯があり、前羽にも小さいもニ黒点がある。
雄の尾端は細く毒針毛なし。
すんでる場所
成虫は年に一度の発生で、6,7月頃夜間に灯火に飛んでくる。
北海道、本州、四国、九州に生息する。
予防
夜間灯火にくるので、網戸や蚊帳で防ぐ。
野外の誘蛾灯もよい。
症状
毒蛾皮膚炎は毒針もうの機械的刺激、科学的刺激のほかに人の感受性も加わって起こる。
ヒスタミン、タンパク毒などが含まれ、毒針毛をすりこむと発赤とかゆみが起こり、
ジンマシンのような症状がおこる。
毒針毛の長さは60〜100ミクロンで、
皮膚炎は腕、首筋、足など露出部に多い。
応急手当
毒針毛がついたらこすらずにそっと洗い流すと良い。
炎症が起こったら抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏は濡布し、
かゆみがひどいときは抗ヒスタミン剤を内服する。
広範囲で炎症が強ければ、ステロイド剤の内服が必要である。
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