蛇(ハブ、マムシ)

噛まれた時は以下六種のこと厳守して欲しい。

1、あわてるな!
蛇では毒の回りは非常に遅い。
何時間たっても死ぬことはないから、安心すること。
それに慌てると脈が速くなり、毒の回りが速くなる。
よって走ってもいけない。

2、やたらしばるな!
縛っても、毒の回りを遅くする効果はあまり立証されていない。
しかし、悪い効果はたくさん知られている。
例えば血流を止めると、毒作用に加え酸素欠乏で組織が死に、後に機能障害が起きる。
または手足の切断という酷い結果を招く。
患者を安心させるため、かるーく縛っても問題はない。
その場合、少なくとも10分おきに1分間ぐらい緩める必要がある。
だが、たいした効果はない。

3、やたら切るな!
噛まれると、毒は一気に組織の中で分散してしまう。
ただちに切って吸い出しても、出るのは血だけだ。
しかも、局部を細菌などからの危険にさらすことになる。
毒の効果で免疫力は極度に低下するので、四肢の切断あるいは死亡という最悪の結果を招く。

4、酒を飲むな!
血液の循環が速くなり、毒の回りが早くなる。

5、氷、その他の方法で冷やすな!
組織の破壊を促進する。

6、勝手に血清を打つな!
蛇の毒に対し、もっとも有効な手段は血清での適切な処置である。
日本ではハブ用とマムシ用の優れた血清が作られている。
医者の手でこれらを使えば、命を守り、直りも速い、後遺症もない。
血清を人体に注入することは致命的なショックをおこつ危険性がともなう。
素人がむやみに打つものではない。

では逆に適切な処置を挙げると

1、患者を休ませる。
2、患者を安心させる。
3、噛まれた局部を動かさないようにする。
4、好ましくない全身的な症状に気を付ける。
(稀に患者はショック状態に陥る、これはたんなる恐怖による症状もあれば、
患者の体質という可能性もある。
また、顔や首を噛まれた場合、腫れによる窒息という可能性がある。)
5、出来るだけ早く患者を医療施設に連れて行く。


ニホンマムシ

見分け方
太くて短い小さな蛇である。
褐色系の銭型斑点が査収交互に並んでいる。
目は猫のように楕円系である。
赤っぽく、茶色っぽい色をしている。

すんでる場所
山地にも平地にも隠れる場所があるなら出没する。
特に田畑などに良く見られる。
人家は避けるが環境破壊の為に、人家の庭などに現れることもある。

予防
ニホンマムシは毒蛇として危険な方ではない。
小さくて、おとなくしくて、攻撃などほとんどしない。
噛まれる場合は素足で踏んだり、手にとったりする場合だけである。
腰をかける場所に注意するべし。
見かけても殺そうとはせずに、ほおっておこう。

噛まれたら
噛まれたら、激痛がし、腫れる。
手足の場合は危険が少ない。
死亡の可能性はすくないので、落ち着いて医療施設に行くこと。
ただし顔や首を噛まれたら、腫れて窒息の危険があるので急ぐ必要がある。


ハブ

見分け方
背面は普通で黄褐色で大きな黒っぽい斑点が並んでいる。
頭は非常に大きくて長い三角形で、首は著しく細い。
全長は1〜2メートルで、噛み付くときは口を広く開け牙を立て、
頭を投げるようにして、「噛む」より「刺す」という感じで攻撃する。

すんでる場所
沖縄諸島
昼間は森の茂みや石垣や洞窟などの穴に潜み、夜に活動する。
ネズミなどを求めて人家に近づき、庭や便所にもよく入る。
低い木にもよく登る。

予防
ハブは神経質で人が通っただけで噛み付く。
物にも上る習性があるので、高いところから胴にも噛み付くことが出来る。
極めて危険な蛇である。
まず、穴に手を突っ込まない。
落ちてる枝を拾う時も注意を払う。
キャンプでの夜歩きや、野外での排便に気をつける。
尻を噛まれる例は以外に多い。

噛まれたら
毒の回りは遅い。
あわてずに、医療施設にいくこと。
頭や首を噛まれたら例によって早く医者に見て貰う必要がある。