0系新幹線(鉄道博物館)

21-2

鉄道博物館で展示されているN2編成の先頭車21-2は、
1964年、日本車両が製造。最高速度210km/h

大阪府吹田市のJR西日本社員研修センターから、鉄道博物館に無償譲渡された、0系新幹線の最初期の車両です。
ダンゴ鼻の「光先頭」は文字通り光っております。
また、車内に非常口が設置されていることが初期型の特徴となっています。万一の事故時の脱出用に設置されました。

鉄道博物館での展示では、機器室の蓋をアクリル替えて、内部を見せる展示にしています。

21-2 0系新幹線 乗務員室 サボ MOTOR MAN 運転室

二等車 二等車 二等車 非常口

非常口 非常口
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0系新幹線 0系新幹線 新幹線開業時時刻表 0系新幹線
開業時の時刻表は、「ひかり」と「こだま」「が交互に30分おきに1本運行されるという、今では考えなれないゆったりした運行でした。

開業当時の時刻表によると東京6:00始発の「超特急ひかり1号」にのると、新大阪10:00着
新大阪10:30発の「特急みどり」熊本/大分行きに接続しており、岡山13:05、下関18:31、博多19:44、熊本21:35着/大分21:10着だったそうです。

21-25

H25編成の先頭車21-25は、1964年製造の日本初の新幹線電車です。
こちらの車両は、後期形のため「光先頭」は光りません。
客室内部分はなく、運転台とデッキのみのカットモデルです。同後方に転換シートが展示されています。

鉄道博物館では、この車両の運転台を一日2回それぞれ先着定員制で公開しています。

ホーム下のマネキンは、ゴミ回収の様子を再現したものです。
開業当時は本数も少なく、車両基地に戻ってからでもゴミの回収ができました。しかし便数の増加に伴い、一日に何回も同じ車両が往復するようになると、ゴミが大量になってしまいました。
このため、折り返しの間にホームの下でゴミを回収するようになったと、ききます。


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