クラウン 怪談噺・幽霊噺集成 音源データ解析

様々な音源から寄せ集めたもので、音質は「志ん生ベストコレクション」の時とは異なり、何も修正をしないでCD化しており、今回はハムなど取れるノイズもそのままになっている音源もある。しかし、「志ん生…」のように無理な修正をするよりも今回の方が良心的と言える。が、中にはピッチが間違っている物や、極悪な音の物もあるので注意が必要である。

CRCY-10021

05古今亭志ん生:牡丹灯籠〜刀屋

1963/08/30、東横落語会・圓朝祭での録音。以前、TH.AX-0031,AP.KSZ-2005(CT),BY25-2011(CD),NGC.TOM-1111(CT)として出ているものと同じである。

06三遊亭圓生:牡丹灯籠〜萩原新三郎

1963/08/30、東横落語会・圓朝祭での録音。以前、CS.50AG-911(LP)で出ていたものと同じ音源である。

CRCY-10022

06三遊亭圓生:牡丹灯籠〜お札はがし

1966/07/31、TBSラジオ「まわり舞台」で放送された音である。以前コロムビアからCHY-9089(CT)として発売されているが、このテープは音質が悪く、今度のクラウン盤の方が音が良い。TBSで再放送されたりしているのでオリジナルが残っていると思われるが、エアチェックから収録されている。少々ピッチが低く、聞く時にピッチを2%程上げると本来のピッチになる。

06三遊亭圓生:栗橋宿

1966/08/07、TBSラジオ「まわり舞台」で放送された音である。つまり「お札はがし」と二週連続で放送されたものである。こちらは初発売であるが、エアチェックであること、ピッチが低いのは同様である。こちらは初レコード化。

CRCY-10023

06三遊亭圓生:怪談乳房榎

1963/07/06、NHK教育TV「古典芸能鑑賞」で放送されたもの。出囃子は拍手入りのものが付いているがこれはCD化の際に付けられたもので、元の録音には無く、客なしのスタジオ録音である。ピッチが高く、4%ほどピッチを下げて聴くと本来のピッチとなる。初レコード化。

CRCY-10024

08林家正蔵:真景累ヶ淵−発端〜お長屋の衆

1973/11/08、宇都宮の大運寺本堂で行なわれている「落語を聴く会」第10回の口演を記録した録音である。初レコード化。

CRCY-10025

08林家正蔵:真景累ヶ淵−宗悦の亡霊

1979/02/06、録音場所不明と記載されているが、ワーナー・パイオニアから出ていたスタジオ録音のセットと同一録音である。この録音はワーナーのオリジナル録音であるので、このCDは海賊盤と言う事になる。おそらくどこかで放送されたもののエアチェック録音で、出典を調べないで出してしまった為にこの様な事が起ってしまったのであろうが、互いのレコード会社が知ったら大変な事になる。

08林家正蔵:真景累ヶ淵−松倉町の捕り物

1967/08/13、TBSラジオの「落語名人会」で放送されたもの。初レコード化。

CRCY-10026

08林家正蔵:真景累ヶ淵−豊志賀の最后

1957/07/31、TBSとクレジットされている。初レコード化。

08林家正蔵:真景累ヶ淵−水門前の場

1970/08/24、岩波ホールでの録音。日本大学芸術学部映画学科による一連の映画撮影のサウンド・トラックの一つと思われる。初レコード化。

CRCY-10027

08林家正蔵:真景累ヶ淵−お累の自害

1969/08/31、紀伊国屋ホールでの録音。鳴り物入りの芝居仕立てで演じられている。通常は「お累の婚礼」の名で演じられる部分である。初レコード化。

CRCY-10028

08林家正蔵:真景累ヶ淵−惣右衛門殺し〜宝蔵寺湯灌の場

1967/08/22TBSとあるが、1967/08/12に放送された「TBS名人会」の録音である。正確には、勘蔵の最期〜迷いの駕籠〜惣右衛門殺し湯灌場を続けて口演している。音は過剰なイコライジングによって声が耳に痛い。初レコード化。

CRCY-10029

08林家正蔵:真景累ヶ淵−聖天山突き落とし

1966/04/23本牧亭の録音とある。プライベート録音らしいのだが、マイクは遠く、音質も劣悪で酷いものである。他にこの「聖天山」の録音が無くて仕方なく入れたものと思うがこれだけ酷い音の物をCDにするのはどういうものだろう。初レコード化。

08林家正蔵:雨夜の引き窓(引き窓与兵衛)

1967/04/23TBSとある。この日のTBSテレビの「日曜寄席」で放送されたものの様だ。初レコード化。

CRCY-10030

08林家正蔵:髑髏柳

1972.6.29、国立小劇場落語研究会第52回の音。1972/09/24に「お待ちかね名作寄席」で放送されたエアチェックからの収録。テレビなので音質は良いが、すでに正規のTBS保存テープからの音がテイチクTETR-20051(CT)として出ていて、こちらの方が断然音はよろしい。

08林家正蔵:耳なし芳一

1969/07/31、林家正蔵会とある。出囃子は他の録音から持って来たもの。初音源初レコード化である。ラスト近くにテープ鳴きがあるが、なんとかならなかったものだろうか。

CRCY-10031

05古今亭今輔:死神

1956/08/18、NHKラジオで放送されているもの。初音源である。

05古今亭今輔:もう半分

1956/06/16、NHKラジオで放送されているもの。ぎょうせい「鑑賞古典落語(上)」(CT)で出ていた。CDのデータは「死神」と「もう半分」のデータが入れ代わって誤記されている。

CRCY-10032

03桂三木助:へっつい幽霊

録音日・場所不明と記載されているが、第11回東京落語会1960/05/23の録音。ポリドール他から正規盤が出ており、エアチェックによる当CDは音が悪いだけ。

03桂三木助:化物使い

1957/06/29NHKラジオの録音。ポリドールから正規盤が出ており、エアチェックの当CDは極めて音質が悪い。

CRCY-10033

02三遊亭円歌:質屋庫

1957/07/03、録音場所不明とあるが、当日ニッポン放送「演芸くらぶ」で放送されているのでそのエアチェックである。初音源である。

02三遊亭円歌:応挙の幽霊

1963/08/01、NHKとしかデータが載っていないが、1963/07/19第49回東京落語会の録音で、1963/08/01にNHKラジオ「放送演芸会」で放送されたもの。初音源である。

CRCY-10034

01桂小文治:たちきり

1960/07/29、第13回東京落語会の録音。1960/08/24に、NHKラジオ「納涼落語大会」で、8/28にNHKテレビでも放送されている。NHK「続・落語名人選」(CT)として出ていた。

08三遊亭可樂:反魂香

1961/07/30、録音場所不明とあるが、1961/08/06文化放送で放送されている「納涼怪談特集」の録音と思われる。一番長い、可樂の「反魂香」である。エニーからANY-23(CD)として発売されていた。

CRCY-10035

春風亭枝雀:植木のお化け

1973/09/10、宇都宮の大運寺本堂で行なわれている「落語を聴く会」第9回の口演を記録した録音である。初レコード化。現在は絶対に聴く事の出来ない噺で珍品盤・貴重盤。

03春風亭小圓朝:ぞろぞろ

1963/10/19、録音場所不明とあるが、同日にTBSラジオ「お昼の演芸」で放送されている音である。初音源である。

CRCY-10036

02三遊亭百生:夢八

1959/08/08、収録場所不明とあるが、同日文化放送で放送されている「名人独演会」の音。新音源である。

02三遊亭百生:ろくろ首

1962/06/19、収録場所不明とあるが、同日文化放送の昼帯で放送された音。新音源である。頭に余計な出囃子(「二上りかっこ」)が収録されているのが愛敬、と言うより恥ずかしい編集ミスである。

02三遊亭百生:菊江仏壇

1958/05/09、収録場所不明とあるが、同日文化放送で放送された「寄席のひととき」の音。新音源である。

CRCY-10037

02三遊亭百生:七度狐

1961/07/30、文化放送の「納涼怪談特集」の録音。本郷喜福寺での録音。Col.FW-7095,AP.KSZ-2056(CT)と同一音源である。

08春風亭柳枝:野ざらし

1956/03/07、NHK「放送演芸会」の録音。Ca.F-1028と同じ音源だが、冒頭の「えー御機嫌宜しゅうございます」だけがキャニオン盤に欠けている。しかし、クラウンのは前半のみ回転が少々遅く、後半になると通常回転に戻って来ると言う厄介な状態で収録されており、クラウンの前半をピッチを上げて収録するのが正しい保存方法と言える。

CRCY-10038

09桂文治:皿屋敷

1962/06/02、NHKとあるが、同日NHKラジオ「いこいのひととき」で放送されている音。新音源である。

09桂文治:三年目

1963/09/14、収録場所不明、とあるが同日文化放送で放送されている。1997/09/02、「ラジオ名人寄席」で放送されたのもこの音源であったが、「前田のバタクラッカー」前後をカットされていた。初レコード化。

04三遊亭圓遊:不動坊

1956/04/15、TBSの録音とある。1997/09/04、「ラジオ名人寄席」で放送されたのはこの音である。初レコード化。

CRCY-10039

08林家正蔵:年枝の怪談

1961/05/29、TBS、新音源である。

08林家正蔵:一眼国

TBSの音源とある。新音源である。少々回転が遅く、ピッチを上げてやる必要がある。

CRCY-10040

06三遊亭圓生:猫定

1982/03/17、TBSとあるが、これは再放送の日付らしい。1957/03/13の、TBSでの放送である。少々ピッチが速く収録されている。初レコード化。

06三遊亭圓生:樟脳玉

1961/12/01、TBSとある。TBSラジオ「お笑い帆掛船」の録音、新音源である。少々ピッチが速い。

CRCY-10041

03一龍齋貞水:四谷怪談1〜お岩誕生

1997/03/21、CRS第2スタジオ収録の客無しスタジオ録音。オリジナル録音の様である。四谷怪談がこれだけまとまって連続で聞けるのは貴重。

CRCY-10042

03一龍齋貞水:四谷怪談2〜風車長兵衛

1997/03/21、CRS第2スタジオ収録の客無しスタジオ録音。オリジナル録音の様である。

CRCY-10043

03一龍齋貞水:四谷怪談3〜南瓜畑、秋山乱心

1997/03/28、CRS第2スタジオ収録の客無しスタジオ録音。オリジナル録音の様である。

CRCY-10044

03一龍齋貞水:四谷怪談4〜伊東快甫、妙善殺し

1997/03/28、CRS第2スタジオ収録の客無しスタジオ録音。オリジナル録音の様である。

CRCY-10045

03一龍齋貞水:四谷怪談5〜伊右衛門の最期

1997/03/28、CRS第2スタジオ収録の客無しスタジオ録音。オリジナル録音の様である。

CRCY-10046

06神田伯龍:小夜衣草子1〜小夜衣の自害

1984/08/31、本田劇場での録音。録音年月日は最近だが、音は余り良くない。

CRCY-10047

06神田伯龍:小夜衣草子2〜雨夜の駕籠

1984/08/31、本田劇場での録音。1と同じ日の録音。

CRCY-10048

06神田伯龍:姐己のお百1〜お峰殺し

1988/02/16、伯龍の会。

CRCY-10049

06神田伯龍:姐己のお百2〜お峰の怨霊

1988/04、伯龍の会。

CRCY-10050

06神田伯龍:小猿七之助

1994/09/28、伯龍の会。随分と客の少ない席での録音。元はカセットテープの様だ。

戻る