新潟県は、水の国。私が住んでいる柏崎周辺の、水辺のスポットや水に関わる食べ物、伝説をこれから順次紹介します。
鴎ヶ鼻 恋人岬(柏崎市青海川)2003.9.10
北陸自動車道米山インターを降りてすぐのところに、「恋人岬」という観光地ができました。もともとここは、「米山福浦八景」のひとつの「鴎ヶ鼻」と呼ばれる景勝地です。そこに、教会のチャペルを思い出させる鐘と、恋人同士の名前をハートに書き込んで飾る場所があります。日本海に沈む夕日、米山大橋から米山にかけててのすばらしい景色、とてもロマンチックな場所のようです。
しかし、せっかくの雰囲気も、いたるところに書かれた「いたずら書き」には幻滅です。自然の美しさを素直に感じるには、とても目障りな、不愉快ないたずら書きです。

米山の上から海を見渡す風景もすばらしいですが、岬の先端に行って海から米山を見る景色もすばらしいです。
水源の里 谷根(柏崎市谷根)2003.8.27
海水浴で有名な鯨波から山の方に走ると、「川内ダム」があります。「水源地」と言われ、柏崎市全域の水を供給しています。その水源地からもう少し西の方向に上がっていくと、「ビュー米峰」と書かれた看板が立っている丘があります。ここには「湧き水」が出ます。湧き水は、塩素の味がせず、後味すっきりです。そして夏冷たいのがうれしいです。自然の恵みはおいしいです。

♪ 森は水を作り 水は人を育て・・・
水は流れ流れ いつか海に届き 海は水を癒し いつか空に帰す♪
「さだまさし」さんの歌の通りの世界が、ここには広がっています。
エゴ採り(柏崎市笠島)2003.8.13
7月から8月、この地区のおばあちゃん達は毎日海女さんになります。湘南のサーファーのようにウエットスーツを着て、腰に重りらしきベルトをつけ、手編みのテゴ(袋)をかついで、楽しそうに海に向かいます。
もずく(笠島では「もぞく」と発音します)、さざえ、そしてエゴ草。海へ狩猟に出かけます。
海にもぐるという重労働を、「海の宝物探し」のように感じさせてしまう、おばあちゃん方のパワーに圧倒されてしまいます。「笠島のもぞく」知る人ぞ知るブランド品です。シャキシャキとした歯ごたえは最高です。「もずくヌルヌル」なんて、この笠島もぞくにはあてはまりません。

臨海学校(柏崎市笠島)2003.7.30

夏休みに入ると、笠島海岸は高崎市からの臨海学校の小学生でにぎわいます。海から徒歩10分くらいの高台に、高崎市地域臨海学校の宿泊施設があり、一学校2泊3日の日程で海水浴を楽しんでいます。
新潟県民は海を当たり前の存在と思っていますが、海の無い県にとっては「海」そして「海水浴」は憧れのものなのでしょうか?浜の一角の、しきられたスペースの中ですが、子ども達は歓声をあげて泳いでいます。この歓声を家の中で聞くと、改めて私は自然環境に恵まれた地域にいるんだなと感じます。
蛍(柏崎市笠島)2003.7.16
笠島は、海と山にはさまれた小さな集落です。きれいな海はもちろん有名ですが、山々も自然が豊富です。
この時期、沢の水を利用した田んぼには、夜蛍が光ります。車をとめ、駐車ランプを点滅させると、その点滅に合わせて蛍が光りだします。外灯もない真っ暗な田んぼに、小さな光がいくつも光り出しとても神秘的です。

新潟の蒲原平野にある田んぼは、U字管の農業用水から水を引きますが、この地区では田んぼの近くの自然の水です。農薬を極力使わない、傾斜に合わせた棚田、自然に順応した稲作がすすめられています。蛍もこんなところが好きなようです。
大出口泉水(中頸城郡柿崎町東横山)2003.7.2
尾神岳の柿崎側のふもと、東横山地区に「大出口泉水」という湧き水が湧き出ているところがあります。周辺には、キャンプ場や、豊富な湧き水を利用したニジマスの養殖池があります。こんなにたくさんの水が湧き出るものかと、不思議に感じます。
この大出口泉水、県道から尾神岳の上の方までのぼったところにあるので、北の方角を見るとすばらしい展望がひらけます。尾神岳の木々、棚田、大潟町に点在するいくつかの潟、遠くに見える日本海、私が行った日はあいにく雨まじりの日でしたが、晴天ならばもっと緑と青のコントラストがきれいなものになったでしょう。

わかめ採りとサワラ(柏崎市笠島)2003.5.14
5月に入ると海は活気を得ます。
この地域では、5月11日に若布(わかめ)採りの解禁日となり、地域のあちらこちらに若布干が見られ、磯のにおいが漂います。


若布はいったん干します。生で食べると、渋柿のように味がせず、渋みが残ります。海女さんは、朝、海に潜って若布を採り、陸に上がったらすぐめかぶをとって干します。私はこの「めかぶ」が特に好きです。こんな茶色いきくらげみたいなものが、火を通すとこの通り色鮮やかな高級食材になります。
そして、この魚はサワラ。漢字で書くと「鰆」まさしく春の魚です。でもこの鰆、暖かい地方の海でとれる魚。地球温暖化のせいでしょうか、この5年くらい新潟県の海でも釣れるようになりました。鰆はサバ科ですが、白身です。スーパーでは西京漬けになっているので、オレンジ色の魚のイメージしかありませんが、塩焼きすると「サバ」と「カマス」を合わせたような味です。ちなみにこの鰆50cm程もあるのですが、夫が朝出勤前に釣ってきたものです。
米山福浦八景と笠島海岸(柏崎市笠島)2003.5.7
先日新潟市のかに専門店に昼食を食べに行った折、「福浦」という部屋に通されました。その部屋には「福浦八景」と書かれた写真が飾ってありました。この写真の風景は、まさしく我が家のご近所ではありませんか。笠島は佐渡弥彦米山国定公園の中にあるようです。そういえば、先日も小学生の団体が笠島海岸に探索に来ていました。

牛が首(田塚浜) 笠島海岸
柏崎から柿崎にかけて、8つの景勝地があることから、「米山福浦八景」と呼ばれているようです。牛が首は笠島海岸からトンネルをひとつ越えていったところです。地層が何層にも重なり褶曲しています。これは500万年前海底土すべりが起きたとき生じたものと考えられ、地質学上めずらしいそうです。
<PS その後のハタハタ>
ごめんね、ハタハタの赤ちゃん。せっかく生まれたのですが、だめでした。鯛やメジナに食べられないように、幼魚だけ別の水槽に移したり、幼魚に刺激を与えないように静かな環境にしたり、暗くしたりと私なりに手をつくしたのですが、、、、稚魚を育てるのは難しいですね。
ハタハタの赤ちゃん(柏崎市笠島) 2003.3.19
ハタハタの赤ちゃんが生まれました。
そして、はっきりしないのですが、やっと写真におさめることができました。生まれたばかりの幼魚は透明で、目だけがはっきり見えますが、体全体は視力がよくないとみづらいです。体に色がついたら、もう少しはっきりわかるようになると思います。
観察してみると、この幼魚たち、よく寝るようです。魚って泳ぎ続けると思っていましたが、1〜2分泳ぐと、水槽の下の方に行きじっとしていたり、横向きになったりして動かなくなります。
ハタハタの卵 その2(柏崎市笠島) 2003.2.19
2、3日前から、ハタハタの卵に白い丸いものがついているのを発見しました。
その白いものを見るために、水槽から卵をとりあげたところび・っ・く・り!なんと赤ちゃん魚の目玉でした。直径2mmほどの卵の中に、白くて中心が黒い点の球体が2つずつあるではありませんか。静かにじーと見ていると、2つの目玉が動きます。魚の形には見えませんが、確かに赤ちゃん魚は成育していました。
この写真は、卵を、水のはった小さなボールに入れて、撮影したものです。水に光が反射してしまい、見づらくてすいません。水中にあるもので拡大して、デジカメで撮る良い方法がありましたら、教えてください。
卵から、赤ちゃん魚が孵化するのが楽しみです。
ジバサ(銀葉草)(柏崎市笠島) 2003.1.29

この時期この地域では、ジバサの煮付けを良く食べます。海にあがったジバサ(銀葉草)を砂糖としょうゆで甘く煮たものです。採ってきたばかりのジバサは茶色く、食べ物のようには見えないのですが、火にかけると鮮やかな緑色になりきれいです。最近スーパーでも「ギンバソウ」が売られているのですが、色や香りは新鮮なものにはかないません。
海草は海の野菜といいますが、まさしくこのギンバソウの煮付けは、緑黄野菜が少ない時期に海の神様が届けてくれた貴重な野菜という感じです。
ジバサは寒い冬の時期、海があれると、海岸に打ち上げられます。地元の人が楽しみにして採りに出かけます。たくさんの種類の海草から、ジバサを見つけます。私にはどれがジバサで、食べられる海草なのかわかりません。
ハタハタの卵(柏崎市笠島) 2003.1.22
今年の正月、笠島海岸に30年ぶり(夫が言ってました)にハタハタの卵があがりました。今年めずらしく卵があがったということは、海がきれいになってハタハタが戻ってきたのでしょうか?それとも、海の水温や海流に異変があったのでしょうか?そういえば、新潟の海岸にもアザラシが来たとか。
ハタハタの卵は、海が荒れた後の海岸にあがった、海草にくっついています。小さな卵が集まってピンポン玉ぐらいの大きさの固まりです。
この卵、今我が家の水槽で育てています。はたしてかえるでしょうか?
岩のり(柏崎市笠島産) 2003.1.1
ここに来て、海とは一年中おいしいものを収穫できる、すばらしいところであることを知りました。ただし、決して楽しては取れません。また収穫するには、その地域でのきまりに従います。
冬はこの岩のり。この地域では正月の雑煮に入れて食べます。磯の香りが強く、風味が良いです。火であぶって若草色になったところを、ばりばりと手でもんで細かくし、温かいにぎったご飯をころがして付けるおにぎりも、また格別です。
我が家の水の国(柏崎市笠島) 2002.12.15

我が家の水槽には、海で釣った魚が泳いでいます。
海の魚は、調理されて食べられる存在としか思われていないけど、飼ってみるとりっぱな生き物。水の状態、えさの有る無し、仲間の魚や他の魚との力関係等々、水槽という小さな空間でもひとつの社会があり、一生懸命生きています。飼い主の人間がどのように管理し、飼育するか、重要ですね。
この水槽の住魚メンバー
・黒鯛・めじな・かに・ひとで・さざえ・うに
柏崎さけのふるさと公園(柏崎市青海川) 2002.12.15
青海川駅は「日本一海に近い駅」で全国的に有名です。この駅からすぐのところにあります。車ならば米山大橋の真下になります。
この鮭公園のいいところは、鮭が海から川にのぼるところを、すぐ足元に見えるところ。鮭会館から遊歩道を5分ほど歩き、木の橋を渡って砂浜に行きます。幅1メートルくらい深さ数十センチの谷根川を一心不乱に鮭が上っていくところが見えます。