コース走行体験記 


     ツインリングもてぎ 「丸山浩のサンデーレースやろうぜ」参加リポート



日時 
04/09/2002
コース 
ツインリングもてぎ ロードコース (フル)
天候 
快晴


                  


プログラムの内容


*  バイクと合同の走行会でこの日は第1 パドックがイベント準備の為、東コースよりコースインでした。

*     走行時間は20×3本(午前1回・午後2回)ずつで、クラス分けはビギナークラス・フリー走行クラス

*     4輪・2輪ごとにゲストドライバー&インストラクターの講習が30分

*   ドライバー同乗走行(4輪希望者)あり。 2輪はトレース走行


エントリー車種(4輪

*ビギナー
MR2(GT−S)×2 ・GOLF4×2 ・パサート・シルビア プリメーラ・ ローバーCADMINI

*フリー
RX−7・S2000・EK9・ランエボ7・レビン・ヴィッツ(=ヴィッツレースエントリー車試走×5)



走行リポート

今回は新しくHP10になってコースシェイクダウン走行です。
ABSが無い車で初めて走らせるのでブレ−キングの程度を見て、ロックさせないよう走行する事と、フルコースはあまり走っていないので、最終コーナーの走行ライン取りが上手く行くかどうか、2000ccになってパワーも公称30馬力程度上がった(はず)なので、V字の登りでパワー抜けしないで加速できるかどうか、またレヴリミットが1000回転上がったので、前の1800、8000maxのP10でリミターが当たっていた3・4コーナーと5コーナーの立ち上がりで加速を伸ばせるか、という事に留意しながら走ることにしました。


                 


フルコースを走ったのは4カ月ぶりでした。1回目を走ってみて、ブレ−キングの時心配で(ロックを気にして)ハードな踏み込みは極力遠慮してしまいました。そのためにコーナー前でシフトダウンが遅れ気味になって、かなり手前からブレ−キングする羽目にはなりましたが、でもブレーキロックは免れました。

最終コーナーは後で同乗したレースドライバーの織戸さんもこれはといったラインを決めかねている様子でしたが、以前Mark2さんとGTのレースの時にじっくりと研究したラインを頭にイメージして走ったので、全く振られる事無く上手く抜けられました!が^^どうしてもうっかり3速のまま立ち上がってしまって、その後の坂でトラクション抜けのままストレートに入ってしまいました。

3・4コーナーは前のP10よりは長く3速が維持できましたが、結局出口前の縁石でもうリミターが当たってしまい、前と同じくコーナリングの最中にシフトアップを余儀なくされてしまいました。
ただ5コーナーの立ち上がり加速はかなり上がって、以前はようやく3速に入る個所で既に4速寸前までの加速が出来S字前まで余裕で4速を伸ばして行けました(以前は4速に入れると直ぐS字前でのブレ−キングだった。。)

V字立ち上がりからの坂登りですが、これも前のP10の辛かった加速がウソのよう!今回はすんなりと加速しながら登って行けて、ヘアピンBP前で120km/h後半まで出せたのは驚きです。

尚、下りのロングストレートは3速で伸ばし過ぎてうっかりリミターに当てると5000回転で止まって数秒間減速し、その後急加速して回転が回復するという症状が出てしまい、エンジンに一寸不安を感じました。
しかし前のP10より早い時点でデジタル計で150km/h以上になったのですが、此処は前のP10で無理にBP奥まで加速して160km/hまで出して悪夢の^^エンジンブローをさせたトラウマで^^;この日も150km/h台までしか加速しませんでしたが、ブレーキングに自信が持てれば170km/h台くらいまでは加速出来る余地<エンジンに)はあると思いましたが、そうなるまでは無理をしないでおこう^^。。ということで、遠慮気味に走っておきました。

走行が終わって車をガレージ脇に停めたままゲストのドライバー織戸さんに同乗走行させて頂き、その後オープンパドックの駐車スペースに戻った時にブレーキフルードを交換し忘れていた為ベーパーロックを起こして、いきなりブレーキが全く抜けてしまったのです。
駐車場内で徐行速度だった上に駐車中の車の間にスペースがあった事が幸いして、周囲のフェンス脇に逃れ停車させると、直ぐに主催者のスタッフの方が来られ、ブレーキ抜けましたね、と仰って診てくださったのですが、あいにくエア抜きの工具が無く、サーキット内では修理が出来そうに無かったので、そのまま(ゼッケンを付けレースウエアを着たまま^^)サーキットから出て、直せるスタンドを探しながら5、6km走って結局茂木町まで行き、ガソリンスタンドのおじさんに紹介された修理工場でフルードを交換して貰って、またサーキットに戻って来ました。この間僅か35分の早業!パドックのテントに用意されていたケイタリングの昼食にしっかり間に合いました^0^;)

炎天下の中、修理しに行って戻って来て即食事、そのさなかに2回目の走行のアナウンスがあって息をつく間もなく慌てて東コースガレージに車を乗り入れてコースインしたので、汗だくの上に頭はボーっとしてシフトミスを連発!しましたが3回目の走行まではインターバルも長く、多少暑さも柔らいで来たので、ようやく一息ついて落ち着き快適に走れました。

しかしこの日のベストタイムが出たのは何と1回目の走行、8周中7周目の(フルード沸騰寸前!)2‘50“599だったのです!
このタイムは前回5月に走った時のP10の記録2‘57“265を7秒近く上回っていて、私のもてぎのベストタイムは大きく更新!これも2000cc、150(推定)phになったHP10のお陰か、はたまた前日交換したスペシャルエンジンオイルのお陰か^^。ともかくもヴィッツレースの練習車と殆ど変わらないタイムだったし、一応初心者から初級になったと勝手に判定してしまおう!^^

           

プログラム講評

このサンデーレース向けバイクの走行と合同というプログラムの参加は初めてでしたが主催の丸山 浩さんというドライバーさんはどちらかというと2輪派らしく(4輪は耐久などに出られているようです)エントリーのバイクの多さには圧倒されました。
それもレース出場希望者向けとあって腕に自信のあるライダーが多いらしく、皆ダウンヒルでも見ている方が怖い位の速度で走っています。バイクを運んで来たワゴンやボックスカーは殆ど中がチューニング工場状態になっています。移動工場ですね。


4輪車の方もJOY耐ほか草レースというより公式レースに出る車両が半分くらいで、
ヴィッツはレース仕様車両で、この日は合同テストだったらしい。

尚このプログラムは主催がツインリンクではなく、外部プログラム扱いなので、TRM−Sの会員でなくても参加出来、コース分け走行で、タイム測定、昼食付きで参加費用も4輪で¥17,000、と、前より値下げされたみたいですので、一度もてぎを走ってみたい人には格好のプログラムだと思います。

反省したこと

*慌てるとシフトミスが出てしまうので、落ち着いて・・ブレーキは気持ち前から&HTはBをしっかり踏もう。
* もう少し伸ばそうと欲張ってリミターに当ててしまうので、トルク効果の6000回転範囲でギアチェンジを心掛けよう
*   最終コーナーはもう少し手前でBして2速まで減速すること。
*  V字はB後チェックPで早目に脱出方向にヘッディングする事。
* 総体的に、スローイン・ファーストアウトの原則を忘れないように^^ね。



*iranekoの同乗走行インプレッション*

 
ドライバー:織戸 学
車:S2000

コーナー前の減速以外は1stアンダーブリッジからの加速まではほぼ3速のまま、ブリッジをくぐったら即4速にアップ。ダウンヒルは180km/hまで加速。BP200の看板付近からブレ−キング開始。最終コーナー前で160くらい出ていました。ラインはコース誘導ラインよりイン側をとって手前のコーナーを切った後減速していました。

乗った印象はブレ−キングやシフトダウン等の動作はとても速いのに、減速や加速は緩やかで振動も無く、ダウンヒルのストレートで180km/hも出している感じはしませんでした。普通に公道を走行している感じで乗っていられるようなドライビングは素晴らしかった。


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