コースがちょっと見えた日

今年最後のスポドラミ参加


昼食は本来は次に走るロード東コースでケータリングなのですが、寒いのでパドックのカフェ・ジェイ(ジェイってカケスのことかな?)でした。メニューは1ディッシュランチでフライとグリルチキン、野菜サラダにフルーツの盛合せとミネラルウォーター。ヴォリュームも丁度だったのでライスを残しましたが、あとは一応全部戴きました。このカフェのメニューは結構美味しいですね。隣のお席にはかのGTウイングも高々に真赤なド・改造ポルシェで参加の女の子が母親と思しき中年の恰幅のいい女性と一緒に食事をしています。よく見るとまだ20歳そこそこ、という感じ。こんな若い娘(コ)がよくあの派手な改造ポルシェでコースを走れるなぁ、、あの改造ぶりなら、きっとショートコースを走って飽きたらずに此処に来たんでしょうねぇ。。一体どんな走りをされるんでしょう?NSXといい勝負かも、、みてみたいなぁ
・・・午後のロードコース走行が楽しみネ♪



食事を終えて東コースのパドックに行き、また丁度午前北コースでご一緒だった私の横でスリックに履きかえられていた青いインテRの方の隣が空いていたのでそこに停めました。このインテRは10月に買ったということで、見るからにまだピカピカの真新しい車、という感じがします。これを買ってからコースで走り始めたということで、既に2,3回ショートコースで走られたそうですが、北コースも結構お上手でしたし、このあと走る東ロードも初心者とは思えないような走りをされていました。

さて午後のドラミです。パドックは1部がビニールテントで覆われて椅子とテーブルが出されていて、大きなスポットヒーターが置かれていましたが、この日は運良く好天で日差しも暖かく、小春日和といったところです。此処東コースはピットレーンからの出口がヘアピンの直ぐ前で、ヘアピンを周ってダウンヒルから90度コーナーを抜けた先を左Vコーナー方面に行かず、右のバイパスからフルコースの3コーナーと4コーナーの間に合流する3、4kmのショートカットのコースです。

今回南コースの担当だった山野さんと、私達北ショートを担当された日部さんが挨拶され、山野さんから、走行上の注意があります。

午前中走ったショートコースの時とはスピードレンジが全然違う事を留意して走るよう、また特にフルコースと合流するバイパスから4コーナー(ブラインド且つ逆バンク状態)でコースアウトする車が非常に多く、此処がコース走行でトラブルbPのポイントなので気をつけて走って下さい、等と指摘されました。

確かにその箇所はロードコースのレイアウトが頭に無いと、道なりには左カーヴが山なりでブラインドのため、その先4コーナーの手前が一旦右にカーヴしているのが見えなくてそのまま左のグラベルに突っ込んでしまうケースが多く、私も今までに何度か此処でグラベルに刺さった車を目にしています。

実は私は此処とその先の4コーナーを切るのは割りと得意なんですが、逆バンクだ、などとハッキリ言われると、えッ、逆バンク!と一寸心配になって来てしまいました。^^;

また統計では私がブローさせた(<といつも注意書きする)750mダウンヒルの先の90度コーナーでは場所が場所の割りにはコースアウトする車は殆んど無いそうです。目の前にグラベルが迫るストレートの下りは誰もが細心の注意でブレーキングするからでしょう。それよりグラベル行きが多いのがファーストアンダーブリッジ手前の30Rコーナーだそうです。その後のV字(私の大の苦手!)やヘアピンはしっかり減速して入るようにと言われました。

今日はインストラクターのドライバーに拠る最初の先導走行以外に、グループ毎にコース走行速度での先導走行もあるようです。早速ピットロードに並んで先導走行のコースイン。この2周の先導走行の間にうろ覚えだった4コーナー先のストレートとS字の入り方、それに苦手のV字のBP、ダウンヒルのライン等をおさらいしました。

一旦ピットに入ってから1ヒート目、30分のフリー走行に入ります。ウインカーを出しながらフルアクセルでシフトアップしながらコースイン、あっという間に2速のリミターに当たります。ピットアウト直後は目前がもうヘアピンなので最初はイン側3速からフルBでシフトダウンコーナリング、あっ、何と!HTが自然に出てきました。やっぱり公道で練習した甲斐がありましたぁ^^v。で、そのままアウトの縁石に向かいダウンヒル。シフトアップして行って、まだタイヤが温まっていないので急なアクセリングはしないよう気を付けました。100m看板でB。あっまたちゃんとHTが出来る!速度は120km/hUp位でしょうか、4速から100km/h以下を確認して3rdに落し、更に80km/hを割ったことを確認しながら2ndに。丁度CP一寸先まで行ってしまいましたがその後トラクションが抜けないで順調に加速出来ます。おぉ!何とか出来たでないのぉ^^V。と、ミラーに後ろから1台追ってくる白いGTカーが(パドックで左隣のガレージに停めていたレガシーだったらしい)確認出来たのでショートカットの入口で譲って、これが逆バンクね、、と見ながら走って行くと、何とその先、さっき山野さんが注意されたばかりの箇所で、さっき譲った白い車がしっかりグラベルにはまっておられました。そういえば前に走った時もそんな事が。。で更にその先の直線の左マーシャルポストから黄旗!えっ、だってまだインラップなのにぃ!!さっきのレガシーのせいかな。。と思いきや、黒のスカイラインがファーストアンダーブリッジ手前のグラベルに・・・。初回からこれでは、今日は波乱の予感。ましてさっき注意があった箇所で注意通りにはまってるなんて!!とS字から苦手のV字。此処はマーシャル棟より早目にB。インの角を突くようにしてアウトの縁石んみ抜けるのですが、

アンジュレーションが大きくて、左下がりを右に抜けるので、私には此処のほうが逆バンクと言えるような、、。おまけにシフトダウンしてコーナリング途中で上りの加速といったタイミングが重なって、これを右縁石に付くまでに終えてしまわなくてはならず、BPを前に置いたので以前より少しは楽になりましたが、一つの動作でもタイミングが狂うと車の挙動が直ぐ乱れてしまいます。アウトからインに抜ける車もいますが、これをP10でやると2ndではちょっとコーナーがきつかった覚えが。。

2周目のアウトからのヘアピンはランアタでも上手く抜けた箇所で、今回はHTで立ち上がりCPからアウトの縁石にきれいに乗せられました。山野さんの乗って頂いた時は此処をもっとインベタで回られていましたが、それには侵入前のブレーキングから変えないと出来ないし、まだ今の回り方で精一杯^^です。
でもこの日は走りは好調で、譲ったのはRX7とNSX、譲ったプジョー405やRX7旧タイプ(目が開閉する)等は一旦譲ったのを抜き返しました。コーナリングの上手い方が乗られているのか、プジョーにコーナーで詰められましたが、S字や直線で引き離して、結局最後まで300m位の差を縮められませんでした。アバウトな未完成HTではありましたが、曲がりなりにも使え、コーナーからの立ち上がりの際ロスが少なかったので、その後順調に加速出来たのだと思います。

ところであの赤いポルシェは何処!と周回していましたが全然お会いできません。広いコースに十数台走っているぶんには全然近くでお見かけしないまま終わってしまう車もいます。きっと地球の裏を走行中ね、、と思いながらチェッカーでパドックに戻ってみると、彼女はもうブルゾンを着て、パドックの中から他の車の走行を見学していた様子。道理で見かけなかったはずだけど、どうして走らなかったのかなぁ、、と不審に思ってインターバルの時間に近くのテーブルに来られたので聞いてみると、お母様の方は『ねぇ、走ればいいのに、走らないんですよ。』と仰って、ドライバーの山野さんも気にされて何か話し掛けてらっしゃいましたが、当のご本人は『無事のまま家に帰りたいから、、走ったら絶対帰れなくなるし怖くて走れない。』という事でした。何でもお父様がこのプログラムを見つけて勧められたという事でした。きっと赤いポルシェを買ってやった走り屋の娘がコースでカッコ良く走るところを想像されたのでしょうね。私もその赤いポルシェがNSXと並んでコースを走っているところを見てみたかったので、ちょっとがっかりでしたけど・・。

この日はやはりグラベル行きのオンパレードで、走行中ずっと黄旗が出っぱなしで、あちこちであり地獄のように車が捕まっています。2ヒート目には白いシビックRが私を追って来たので譲って、その後姿を、変わったライン取りだなぁ、、と見ていると案の定、またショートカット先のグラベルにはまってました。同じように変わったライン取りをして走っていたRX7もグラベルにはまってました。

3回目の走行はコーススピードの先導走行です。ピットレーンに並んで、山野さんの乗るインテRの先導車がコースイン、その後レガシーとRX7に続いて私のP10が出る筈だったのに、コースマーシャルが私のP10に気付かずさっさと引き上げて来て、出ようとした私の前を横切りました!なんと言うことでしょう!P10が目に入らなかったらしい。。TT;)そりゃ確かに地味〜な車ではありますが!

という訳で出遅れた私が山野さん先導の車に追いつく訳も無く(必死に飛ばしましたが!)先導走行を断念、フリー走行に切り替えました。このあともダウンヒルからのHTが何回か決まり、かかとの煽りも少し慣れて(最初は高回転域まで上手く煽れなかったのですが)

X字でギクシャクする以外は絶好調に走っていましたが、また数回黄旗が出て、最後の方ではショートカットの先ではオイル旗が振られていました。一体オイルは何処なんだろう??と思いましたが、見当たらないので普通に加速して走りました。

あともう1周か2周で最後のチェッカーが出る頃です。今までは順調に走れたけど、最後の1周で何かあっても困るし、今日はもう充分走ったのでピットに引き上げようか、、と思いましたが、V字で納得がいかなかったのが気になってもう1周することにしました。コースに出ている車はもうそんなにいません。余りにも回りに誰も走っていないので、まさかチェッカーを見落としたかなナ!と心配になるくらいでした。X字を過ぎてチェッカーが見えたのでホッとしてクールダウン走行に切り替えのんびり走っていると、アンダーブリッジ手前のマーシャル棟から何と今頃、の赤旗が!!何だろう、、と走って行くとピットロード寸前、S字の1つ目の脇にあるグラベルにかの白いシビックRが逆さになっています!!え〜っつ!!と思わず運転席を見るとドライバーさんも乗っていますがよくわかりません。車の損傷はそんなにないみたいです。私はちょっとショックでその先直のピットインロードに入りながら、ドライバーさんは無事だったのか、、とそれだけが気になっていました。

間もなくして、シビックRがレッカーに牽かれてピットロードに入って来ました。どうやら運転席でステアリングを握っているのはシビックのドライバーさんのようです。

終了のミーティングで話された山野さんのご説明では、S字の侵入で既に挙動が乱れてテールを振られ、カウンターを当てたらお釣りでノーズを振られてサイドからグラベルにはまり横転、2回転がって上下逆さになったという事でした。

私も鈴鹿南でシビックRを運転したのですが、車が小さい割りには非常にパワーが大きいらしく、(ショートコースの走行ではよくわかりませんでした)重心も高いしホイールベースも狭いので、高速コースでの運転はインテRよりも難しいのかもしれないと思いました。

本当に今日は山野さんが最初に注意されたティピカルなトラブルが全て起きた!という事で、いくら素人が走る速度とはいえ、コース走行は絶対甘くない事を思い知らされました。横転した車のドライバーさんが無傷だったと聞いたのが(ロールバーが入っていたらしい)何よりの朗報でした。

こういったアクシデントはコース走行では明日はわが身!やはり最後の1周まで気を緩めず走らなければ・・