AX400Bの基本操作・設定






サーチの設定方法



メモリ登録方法




スキャン方法








●サーチの設定方法(コードレスホンの場合を例として説明)
コードレスホンですが、上限と下限の周波数とstep周波数が決まっていてその中で空いている任意の周波数を選んで通信をするMCAと呼ばれる方式が採用されています。
このような電波を受信するためには、サーチ機能を利用します。

まず確認することは、プリセットモードと拡張モードがありますが、拡張モードになっているかということです。このモードにしないと数字の入力ができないため、自分専用のためのメモリへの周波数登録・周波数入力・サーチ・スキャンなどを使用できません。
拡張モードにするためには説明書P28を参照してください。

次に設定がオートステップ、オートモードになっているかを確認します。(P24参照)

あらかじめサーチ・スキャンの止まり方をビジータイプにしておいてください。(P19参照)
通常はビジータイプがもっとも使いやすいと思います。


これでやっと下準備が終わりました。

まずVFO状態にします。(「CL NW/MC」キーを押す)これで周波数の入力ができる状態になります。

(1)まず、下限の周波数登録です。
数字キーを押して「380.212」と表示されるようにします(ピーと音がする)。オートモードにしているためこの時点で既に自動的にモードが「FM」となっています。次に右上のセレクターを左右に1ステップずつ回すと自動的に「380.2125」と表示されるようになります。ファンクションキーを押しながら「^ 5」を押す(以下、F+ 5 という表現で記述)と表示部には「Ain 380.2125」と表示されます。この状態で再度「F+ 5」をするとピーという音がして登録されます。

(2)次に上限の周波数登録です。
数字キーを押して「381.312」と表示されるようにします。(ピーと音がする)上記と同様にモードが「FM」となります。次に右上のセレクターを左右に1ステップずつ回すと自動的に「381.3125」と表示されるようになります。「F+ ENT・」を押すと表示部には「bin 381.3125」と表示されます。この状態で再度「F+ ENT・」をするとピーという音がして登録されます。

(3)次にstep周波数の登録と言いたいところですが、オートステップの設定にしているためこの時点では既に自動的に「12.5KHz」が登録されています。

(4)さて、サーチバンクへの登録です。
「F+ SRH・D」を押すと上記の設定内容でサーチが開始されるので、例えばサーチバンク1に登録したい時は「1」を2秒以上押します。

これらの操作でサーチバンク1にコードレスホン(親機)が登録完了しました。

再度サーチをしたい時は「F+ SRH・D」で前回のサーチバンクでサーチが始まります。異なるサーチバンクでサーチしたい時は該当バンクの数字を押します。





●メモリー登録方法

マニュアルには「ブロック」という表現で記述されていますが「バンク」は同じ意味として捉えてください。

(1)まずどのメモリバンク(0〜9)に登録するかを決めておきます。
  ここではメモリバンク3に登録すると仮定します。

(2)VFO状態にします(「CL NW/MC」キーを押す)。

(3)メモリに書き込みたい周波数を入力します。(例えば134.000MHz)

(4)メモリへの書き込みをします。
  「F+ CL NW/MC」をすると例えば「min000」といった表示がされます。
   「000」の部分には空きメモリの最も小さいアドレスが表示される
   ようになっています。(この状態でセレクタを回すと空きメモリ
   のアドレスが順番に表示されます。空きメモリアドレスがわから
   なくなった時に便利です。またファンクションキーを
   押しながらセレクタを回すと早送りができます。)
  書き込みたいメモリアドレスを入力します。(例えば「300」
  百の位はメモリバンクに相当します。各バンクは00〜79まで
  のアドレスしかないので注意)
  登録されるとピーという音がします。

その他の周波数も上記(3)〜(4)の操作を繰り返して登録していきます。

なおメモリ管理上の思惑が特にない限り、同一バンク内では低い周波数からアドレスを割り当てることをお勧めします。メモリchの周波数が大きく変わるとスキャンのスピードが極端に遅くなるからです。






●スキャン方法

 サーチ・スキャンの止まり方の設定

あらかじめサーチ・スキャンの止まり方をビジータイプにしておいてください。(P19参照)
通常はビジータイプがもっとも使いやすいと思います。

 スキャンの種類
マニュアルには、オールメモリースキャン、メモリースキャンメモリー、ブロックメモリースキャンの3種類が記述してありますが、特殊な場合を除いて通常はブロックメモリー スキャンを使います。(俗にいうバンクスキャン)
 スキャンの開始
「F+ SCAN・D」をするとスキャンが開始されます。該当のメモリバンクの数字(この場合は「3」)を押すと、そのバンクでのスキャンに変わります。
電波が止まるとスキャンが再開されます。
なおスキャンが止まっている状態でセレクタを1ステップ回すとホールドされます。この場合スキャンの再開はセレクタを回します。


なお、スケルチは雑音が出る少し手前の位置にすると弱い電波でもスケルチが開いて音声が聞えるようになります。





戻る