ちょ、ちょっと待てよ(汗)
その前に、そもそも神って存在するのかい?
そうね、私は神は存在すると思ってるけど。
でも、まず神が存在するかどうかを考えるのが先じゃないかしら、亜美ちゃん?
それを言うなら、先に「神」という言葉の定義を決めないといけないわ。
日本語の「神」という言葉は、キリスト教の神も指すし、イスラム教の神も指すし、ギリシャ神話の神も指すし、日本の神話の神も指すわ。
同じ「神」という言葉を使っていても、その言葉が指す内容はさまざまなのよ。
ちなみに、もともとの日本語の「カミ」という言葉は「カ=(火)」と「ミ=(水)」から成っているのよ。
そうか。。。
神はいるとかいないとか言っても、「神」という言葉の定義があいまいなままじゃ話にならないわね。
とりあえず、ここでは「神」=「この宇宙が存在する第一原因」と考えておきましょう。
あの〜(汗)
なんだか難しくて、よく分かんないんだけど・・・(^^;)
大丈夫よ、これから本題に入るところだから。
ここまでの話は理解できなくても気にしないでね。
じゃあ、改めて・・・
第一章 創造原理♪
目に見えない神の性質を知るにはどうしたらいいと思う?
神様に祈ってきけばいいんじゃない?
それができる人は、今日の私の話はきかなくていいわ(-_-;)
じゃあ、夏目漱石がどんな人かを知るにはどうしたらいい?
えっと、夏目漱石って、もう死んじゃった人だよね?
じゃあ、霊界にいる漱石さんにコンタクトして・・・
だから、それができる人は・・・
(ドスン・・ ドスン・・ )
え〜ん><
いつもの亜美ちゃんじゃない〜(泣)
(汗)
えっと、夏目漱石の作品を読めばいいんじゃないかな。
そうねvv
作品を見れば、その作者の性格や考え方がある程度分かるわね♪
じゃあ、神の性質を知るにはどうしたらいい?
神が創ったこの世界を観察すればいいのね。
その通りよ。
じゃあ、この世界に潜んでいる普遍的共通事実を探ってみることにしましょう。
まず、物質を形作っている素粒子について考えてみるわね。
クォークには、+2/3 e の電荷を持つアップ・クォーク、チャーム・クォーク、トップ・クォークと、
-1/3 e の電荷を持つダウン・クォーク、ストレンジ・クォーク、ボトム・クォークがあるわ。
そしてレプトンには、-e の電荷を持つ電子、ミュー粒子、タウ粒子と、
電荷0の電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノがあるのよ。
陽子は、2個のアップ・クォークと1個のダウン・クォークから成っていて、電荷は+e 、
中性子は、1個のアップ・クォークと2個のダウン・クォークから成っていて、電荷は0になっているのよ。
あ、亜美ちゃん〜><
もう少し分かりやすく説明して(T-T)
つまり素粒子は、陽性、陰性、または陽性と陰性の中和による中性を帯びているのよ。
そして原子にも、陽性と陰性があるわね。
原子にも?
そう、原子から1個の電子を取り去って1価の陽イオンにするのに必要なエネルギーを、原子の第1イオン化エネルギーというんだけど、
一般に、陽性元素の原子は第1イオン化エネルギーが小さくて、陰性元素の原子は第1イオン化エネルギーが大きいのよ。
逆に、原子の最外電子殻に1個の電子が入って1価の陰イオンになるときに放出されるエネルギーを電子親和力というんだけど、
これが大きい元素は陰性が強いのよ。
(汗)
えっと、それで・・・
そして植物はおしべとめしべとによって存続するわ。
動物にはオスとメスがいるし、人間にも男性と女性がいるわね。
つまり、あらゆる存在は陽性と陰性の二性性相のペアシステムによって成り立っているのよ。
ちょっと待てよ!
でも、カタツムリとかは雌雄同体だし、性転換を行う動物や植物もあるよ?
そうね。たしかに、そういう生物もいるわ。
でも雌雄同体の動物の場合は、一個の個体が陽性と陰性の両方を持っているわけだし、
性転換を行う生物も、一個の個体が陽性と陰性の両方を持っていて、陽性が強く現れる時と陰性が強く現れる時があるのだと考えられるわ。
だからどちらも、ペアシステムの例外というわけではないのよ。
それにそういう生物じゃなくても、それ以外の動物とか、人間も、一個の個体の中に陽性と陰性の両方があるのよ。
えっ、えっ、どういうこと?(ドキドキ)
例えば、陽イオンも陽子と電子から成っているし、陰イオンも陽子と電子から成ってるでしょ。
ただし、水素イオンは1個の電子を持つ水素原子が1個の電子を失ったものだから電子を持たないけどね。
同じように、おしべやめしべ、オスやメスも、それぞれの中に陽性と陰性の二性性相があるのよ。
人間の場合も、男性も女性性相をある程度は持っているし、女性も男性性相をある程度は持っているのよ。
へ、へぇ〜、そうなんだ(@o@)
あっ、そういえば男にも女性ホルモンがあるし、女にも男性ホルモンがあるからなぁ・・・
そしてさらに、この世界を見ると、より根本的なペアシステムがあることが分かるわ。
それは、目に見える外形(形状)と目に見えない内性(性相)の二性性相のペアシステムよ。
つまり、人間でいえば心と体ね。
そうよ。
動物にも、人間の心のようなものと体があるわね。
植物にも、植物心と呼ばれるものがあるのよ。
そして、陽子を中心として電子が回転して原子を形成するのも、陽子や電子の中に、原子形成の目的を指向する性相的な部分があるからなの。
なるほど・・・
それから、超ひも理論によると、すべての力とすべての素粒子は1種類のひもから作られているの。
このひもの、いろんなパターンの振動によって、さまざまな素粒子や、力を伝えるゲージ粒子が生成されるのよ。
右まわりの最もエネルギーが低い振動から、重力を伝える重力子が作られて、左まわりの・・・
あ、亜美ちゃん!
超ひも理論の説明はいいから、結論を言ってくれないか?
・・・つまり、素粒子はすべてエネルギーから成り立っているのよ。
そして、そのエネルギー自体の中に、素粒子形成の目的を指向する性相的な部分があるのよ。
つまり、どういうこと???
ここまでの話をまとめると、この世界は陽性と陰性の二性性相のペアシステムと、性相と形状の二性性相のペアシステムによって成り立っているってことよ。
ということは、この世界を創造した神がそういうものを持っているってことねv
その通りよ、美奈子ちゃん。
神の性相と形状のことを、本性相と本形状と呼んで、
神の陽性と陰性のことを、本陽性と本陰性(または、男性と女性)と呼ぶのよ。
ぬぁるほどねぇ〜(゜.゜)
ここで、神の定義をまとめておくわね。
「神は本性相と本形状の二性性相の中和的主体であると同時に、本性相的男性と本形状的女性との二性性相の中和的主体としておられ、被造世界に対しては、性相的な男性格主体」なのよ。
これはテストによく出るから覚えておいてね。
日本語の「カミ」という言葉が「カ(火)」と「ミ(水)」から成っているってことは、
昔の日本人はそういうことを何となく知っていたんでしょうね。
そうかも知れないわね。
ところで、この世界の被造物はすべて、神の二性性相に似た実体として分立されたものなんだけど、
そのひとつひとつのことを、個性真理体というの。
特に人間は、神の形象的な実体対象なので、形象的個性真理体といって、
人間以外の被造物は、象徴的な実体対象なので、象徴的個性真理体というのよ。
人間が神の形象的な実体対象だというのは、分かりやすく言うと、神と人間は「親子」だということよ。
な〜んだ、そうかぁvv
神様と人間は親子なのね♪
ニセーセーソーとかコセーシンリタイとか難しいこと言わないで、最初っからそう言ってくれれば良かったのにv
神様と人間は親子 ヾ(*^▽^*)ノ
そういうことなのね☆ うんうんv なるほど〜♪
そう、神と人間は親子なのよ。
ところで、神は時空を超越して永遠に自存しているから、神が存在するための根本的な力も永遠に自存する絶対的なものであるはずね。
そして、それは同時に、被造物が存在するための根本的な力でもあるのよ。
このようなすべての力の根本にある力を、万有原力と呼ぶのよ。
これは、素粒子の間に働く「重力」「電磁気力」「強い力」「弱い力」はもちろん、生命力とか情的な力なども含めたあらゆる力の根本にある力なのよ。
そして、あらゆる存在の主体と対象が万有原力によって相対基準を造成して、授受作用をすると、その存在のための力、つまり、生存と繁殖と作用などのための力を発生するのよ。
あの〜(汗)
さっぱり分かんないんだけど(+_+)
じゃあ、具体的な例を挙げてみるわね♪
陽子と電子が授受作用することによって原子が存在することができるし、
植物の場合は、導管と師管の授受作用によって、植物体の機能を維持したり、成長したりするわ。
そして、おしべとめしべの授受作用によって繁殖するのよ。
動物もオスとメスの授受作用によって繁殖するし、
動物と植物の間でも、酸素と二酸化炭素の交換や、ミツバチと花の授受作用などが行われることによって、それらは共存しているわ。
天体を見ても、太陽と惑星との授受作用によって、太陽系が存在しているし、
地球と月も授受作用によって一定の軌道を維持しながら、公転と自転の運行を継続しているのよ。
人間の肉体は、動脈と静脈、交感神経と副交感神経などの授受作用によって生を維持しているし、
人間は体と心の授受作用によって存在しながら、その目的のために活動しているわ。
さらに、家庭においては夫と妻が、社会においては人間と人間が、国家においては政府と国民が、世界においては国家と国家が、お互いに授受作用をしながら共存しているのよ。
そして漫才コンビは、ボケとツッコミの授受作用によって、コンビを維持したり、笑いを発生させたりするのねvv
あら、うさぎもたまには良いこと言うじゃない♪
ちょっとレイちゃん!!
それってどーいう意味よ(`ヘ´)
あら、その通りの意味よ☆
(汗)
ちなみに授受作用のことを英語ではgive and take action(ギブ アンド テイク アクション)と言うんだけど、
本来の授受作用というのは、相手のために与えることに重点があるから、そういう意味ではgive and give action といった方がいいのかもしれないわね。
見返りを求めて与えるのではなくて、無条件に相手の為に生きることが大切なのねv
その通りよ。
文鮮明先生は、「愛は与えて忘れなさい」とおっしゃっているわ。
つまり、愛を与えても、与えたことを覚えていて、見返りを期待するのは偽りの愛で、
与えたことを忘れて、もっと与えたくなるのが本物の愛だということよ。
エロースの愛じゃなくてアガペーの愛が本物の愛ってことねv
ところで、前に総序のところで良心の呵責(かしゃく)の話が出てきたけど、
この良心作用の力も、良心がある主体と授受作用することによって発揮されるのよ。
この、良心の主体が神なのよ。
だから、悪い人でもそういう良心の力はちゃんと働くんだな。
そうね。
万有原力によって、神自体内の二性性相が相対基準を造成して授受作用をするようになれば、その授受作用の力は繁殖作用を起こして、神を中心として二性性相の実体対象に分立されるわ。
こうやって分立された主体と対象が、授受作用をすると、合性一体化して、神のもう一つの対象になるの。
この作用を正分合作用というのよ。

ここで、神と主体と対象と合性体が、それぞれ主体の立場をとる時には、
各々残りのものを対象として立たせて、相対基準を造成することで、三対象基準をつくるのよ。
そして、お互いに授受作用をするようになれば、三対象目的が完成するわ。

神を中心として、主体、対象、合性体がそれぞれ三対象目的を完成すれば、
四者が完全な基台を作り上げるわ。
この基台を四位基台というのよ。

うさぎ・・・
ど、どうしたの、ちびうさw(゜o゜)w
あのね、もうすぐ運動会なんだけど、うちのクラス、全然まとまりがなくて・・・
練習しても、ちっともうまくいかないの><
ちびうさちゃん、クラスのお友達とちゃんと授受作用してる?
あ・・・
(そういえば、わたし、ペガサスのことで頭がいっぱいで、クラスの友達とろくに授受作用してなかったわ・・・)
一体化するためには、まずしっかり授受作用しないとね。
うんv
ありがとう、亜美ちゃん♪
じゃあ、わたし、まもちゃんと約束があるから*^^*
ええ、気をつけてね。
げっ、まもちゃんと?!
そういえば、うさぎぃ☆
あんた最近、衛さんと授受作用してる?
あっ、衛さんとバカうさぎじゃ、相対基準が合わないわね。
なによ、レイちゃん!!
あっ、そんなことより、最近ちびうさの様子が変なの。
ときどき、夜中にちびうさの部屋から話し声が聞こえるし・・・
あの子、何か悪いことしてるんじゃないかしら><
考えすぎだよ。
ちびうさちゃんに限って、そんなこと・・・
でも、もし悪い友達でも出来てたら・・・
悪い人と授受作用すれば邪心の働きが大きくなるわ!
亜美ちゃん!
ちびうさちゃんは、そんなことしないわよ。
そうね。
でも、今度ちびうさちゃんに、それとなく訊いてみた方がいいわね。
うん。
ところで、神様は何のためにこの世界を創造されたのかしら?
聖書を見ると、神は被造物を創造するごとに、それを「見て、良しとされた」というふうに書いてあるわ。
つまり、神は被造物を見て喜ぶために創造されたのね。
じゃあ、被造物がどうすれば神様は喜ばれるのかしら?
人間をはじめ、すべての被造物が、神を中心として四位基台を完成して、天国を作ってみんなが喜ぶときに、
神もそれをご覧になって、一緒に喜ばれるのよ。
つまり、わたしたちが喜ぶときに、神様も一緒に喜んでくれるってことだな。
その通りよ。
子供が喜ぶのを見て、親が喜ぶのと全く同じよ。
それから、人間を含めてすべての存在は、全体目的と個体目的の二重目的を持つのよ。
つまり、全体のための目的と自分自身のための目的ね。
全体目的と個体目的の関係は性相と形状の関係と同じなの。
だから、全体的な目的を離れて個体的な目的があるはずはないし、
個体的な目的を保障しない全体的な目的もあるはずがないのよ。
この宇宙のすべての存在は、二重目的によって連帯しあっている一つの広大な有機体なのよ。
ねぇ、亜美ちゃん。
それじゃあ、人生の目的は一体なんなのかしら?
良い質問ね。
神は人間を祝福して、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ」と言われたわ。
英語の聖書では"Be fruitful and multiply, and fill the earth and subdue it." となっているわ。
"fruitful" というのは、「実りある」という意味よ。"Be fruitful" の部分が日本語では「生めよ」と訳されているけど、
この場合は「生育せよ」と訳したほうがより適切ね。
たしかに"fruitful" には「子をよく産む」という意味もあるけど、それじゃ、"multiply"(増える、繁殖する)とかぶっちゃうしね。
ということは、その神様の祝福を実現することが人生の目的なのかしら?
そうね。祝福の内容を整理すると、
1、生育せよ 2、繁殖せよ 3、万物世界を主管せよ
という3つの内容があるけど、これを三大祝福と言うのよ。
さんだいしゅくふく?
そう、ひとつめの「生育せよ」にあたる第一祝福は、「個性完成」といって、
人間の心と体が、神を中心として合性一体化して、四位基台を作ることよ。
この四位基台のことを、「個体的な四位基台」というのよ。

第二祝福は、「家庭完成」といって、
個性を完成した男性と女性が、神を中心として夫婦になって合性一体化して、子女を生み殖やして、四位基台を作ることよ。
この四位基台のことを、「家庭的な四位基台」というのよ。

第三祝福は、「万物主管」といって、
人間と万物世界とが、愛と美を授け受けして合性一体化して、神を中心とする四位基台を作ることよ。
この四位基台のことを、「主管的な四位基台」というのよ。

ふ〜ん。
でも、個性完成した人間って、どんな人なのかな?
個性完成っていうのは、分かりやすく言うと、愛の人格を完成するということよ。
個性完成した人は、神と一体となるから、神性をもつのよ。
じゃあ、みんなイエス様みたいな人になるの?
神と一体となって神性をもつという点ではイエス様と同じになるけど、
個性完成っていうのは、決してみんな同じような人間になることではないのよ。
人間が個性完成すれば、むしろ今以上に、それぞれが個性を発揮して、すばらしい世界を作るのよ。
たまに、人間がみんな個性完成したら冗談が通じない世界になるんじゃないかとか心配する人がいるみたいだけど、そんなことは全然ないから安心してね(^^)
みんな同じような人間ばっかりだったらつまらないもんな。
いろんな人がいるから面白いんだよな。
そうね。個性を持ったひとりひとりの人間は、神にとって、かけがえのない存在なのよ。
喜びというのは、自己の性相や形状を反映した対象からくる刺激によって、自分の性相と形状を相対的に感じるときに生じるの。
たとえば、画家は自分のイメージ通りの作品ができれば喜びを感じるわね。
神の喜びについても同じことが言えるのよ。
人間がそれぞれ異なった個性を持っているのは、ひとりひとりが、それぞれ神の本性相と本形状の中の異なる部分を反映しているからなの。
だから、神の中のAの部分はaという人によってしか喜びを感じることが出来ないし、Bの部分はbという人によってしか喜びを感じることが出来ないというように、ひとりひとりの人間が、神の目から見て、かけがえのない価値を持っているのよ。
いろんな個性をもった人が集まって、愛と美の世界を作るのねv
ところで、愛と美ってなんなのかしら?
主体と対象が授受作用して四位基台を作ろうとするときに、主体が対象に授ける情的な力を愛、対象が主体に与える情的な力を美というのよ。
だけど、主体と対象が合性一体化すれば、美にも愛が、愛にも美が内包されるようになるわ。
なぜなら、主体と対象が一体化すれば、主体も対象の立場に、対象も主体の立場に立つことができるからよ。
例えば、夫婦が一体化すれば、生活の中で、ある場面では夫が主体の立場に立って、別のある場面では妻が主体の立場に立つ、というふうになるわね。
ということは、ボケとツッコミが授受作用して合性一体化すれば、ボケにもツッコミが、ツッコミにもボケが内包されるようになるのね♪
愛と美の目的は、神から実体として分立された両性が、愛と美を授受することによって合性一体化して、
四位基台を造成して創造目的を達成するところにあるのよ。
じゃあ、神の愛っていうのは何なの?
神を中心として夫婦が一体となって、子女を生み殖やして、父母の愛、夫婦の愛、子女の愛(親への愛、兄弟姉妹への愛)の三対象の愛を体恤(たいじゅつ)することによって、三対象目的を完成して、四位基台を造成するわけだけど、
この四位基台の三対象の愛において、その主体的な愛が神の愛なのよ。
だから、神の愛は三対象の愛として現れて、四位基台造成のための根本的な力になるの。
ねぇ、ところで、たしか聖書には天地創造の話が載ってるわよねぇ?
ええ、創世記の第一章に載ってるわね。
じゃあ、レイちゃん、創世記第一章の最初の部分を少し読んでみて。
ええっと・・・
はじめに神は天と地とを創造された。地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。
神は「光あれ」と言われた。すると光があった。神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である。
神はまた言われた、「水の間におおぞらがあって、水と水とを分けよ」。 そのようになった。神はおおぞらを造って、おおぞらの下の水とおおぞらの上の水とを分けられた。神はそのおおぞらを天と名づけられた。夕となり、また朝となった。第二日である。
じゃあ、ここで、現代の宇宙論では宇宙がどうやって生まれたと考えられているかを見てみましょう。
最近の宇宙論では、宇宙は“無”から誕生したと考えられているわ。
ここでいう“無”というのは、時間も空間も物質もエネルギーも無い状態のことよ。
そんな無からは何も生まれないんじゃないか?
常識的に考えるとそうね。だけど、量子論を考えると違うのよ。
時間や空間やエネルギーは、非常に短い時間の中で、一定の値を取りえず、たえずゆらいでいるの。
このゆらいだ“無”から、超ミクロの宇宙が生まれたと考えられているわ。
この宇宙は素粒子よりも小さな宇宙だったけど、高い真空のエネルギーをもっていたために、急膨張したの。
これを宇宙のインフレーションというのよ。
このとき、高いエネルギーの真空が相転移して、低いエネルギーの真空に変わったの。
ソウテンイってなに?
相転移にはいろいろな種類があるけど、たとえば、水が氷になったり水蒸気になったりするのも相転移の一種よ。
水が蒸発するときには蒸発熱が吸収されるわね。逆に、水蒸気が液体の水になるときには、蒸発熱と同じ量の熱エネルギー(凝縮熱)が放出されるのよ。
同じように、高いエネルギーの真空が低いエネルギーの真空に相転移するときにはエネルギーが放出されるの。
そのエネルギーを利用したのが相転移エンジンね♪ アキト〜vv
まったく、美奈はミーハーだな=3
インフレーションの最中、真空の相転移によって、莫大なエネルギーが解放されて、宇宙は光のエネルギーに満ちた火の玉になったの。
この瞬間が、従来考えられていた「ビッグバン」なのよ。
この光から、素粒子と反粒子がつくられたの。
粒子と反粒子が出会うと、対消滅してエネルギーに戻ってしまうんだけど、反粒子より粒子のほうがわずかに多かったから、反粒子が消滅して、現在の物質世界ができたのよ。
その後、クォークが集まって陽子や中性子ができて、さらに、陽子と中性子が結合してさまざまな元素の原子核がつくられたの。
だけど、宇宙の温度が高い状態では、原子核と電子は原子をつくることはできずに、ばらばらに飛びまわっていたの。この状態をプラズマというのよ。
プラズマの中では、光が電子に散乱されるために、宇宙は不透明だったのよ。これは、雲の中では光が散乱されて先が見えないのと似ているわね。
宇宙がつくられてから10万年後、電子が原子核のまわりをまわりはじめて、原子がつくられたのよ。そして光は電子によって散乱されなくなって、宇宙の中を直進するようになったの。この瞬間を「宇宙の晴れ上がり」というのよ。
晴れ上がった宇宙は、膨張を続けながら静かに冷えていったわ。この中で、星や銀河がつくられていったと考えられているの。
そうすると、創世記の「地は形なく、むなしく」というのは、ゆらいだ“無”の状態を指しているのかしら?
おそらく、そうでしょうね。
「地は形なく、むなしく」という部分は、英語の聖書では"The earth was without form and void"となっているわ。
"void"というのは、「空(から)の」とか「空虚な」とか「何もない」という意味よ。それから"void"には、「真空」という意味もあるわ。
じゃあ、神が「光あれ」と言うと光があったというのは、真空の相転移によって、宇宙が光のエネルギーに満ちたということなのねv
たぶん、そうでしょうね。
じゃあ、「神はその光とやみとを分けられた」というのは、粒子と反粒子にわずかな違いをつけて、反物質が消滅して物質だけが残るようにしたということかしら?
う〜ん、そうかもしれないわね。
あるいは、ダークマター(暗黒物質)と何か関係があるのかもしれないわね。ダークマターは、光も電波も発さないから見ることは出来ないけど、銀河や銀河団の運動の観測によって、その質量が存在していることが分かっているの。宇宙に存在しているダークマターの質量は、目に見える物質の質量よりもはるかに多いらしいわ。
でも、その次の「神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた」というのは、地球の誕生を表しているんじゃないかと思うの。
つまり、地球の自転によって昼と夜ができたってことだな。
そうよ。
もちろん、地球以外の惑星にも昼と夜はあるけど、その後に、おおぞらの下の水とおおぞらの上の水とを分けたというふうにあるでしょ。
これはきっと、地球の地表で雨が降ったことを表しているのよ。
なるほど・・・
創世記では、その後、陸と海を分けて、さまざまな植物や動物を創造して、六日目に人間を創造したというふうになっているわ。
ねぇ、亜美ちゃん。
でも、その途中の四日目に、太陽と月と星を創造したように書かれてるけど、これは?
原始の地球は分厚い雲で覆われていて、太陽の光が地上に届かない状態だったの。
四日目に太陽と月と星を創造したというのは、その雲が晴れて、太陽や月や星の光が地上に届くようになったということね。
ところで、天地創造の六日間というのは、もちろん24時間の6倍ということではなくて、創造過程の六段階の期間を表したものよ。
被造世界を作るのに六段階の期間を要したという事実は、被造世界を構成している各個性体が完成されるのに、ある程度の期間が必要だったことを意味するわ。
それから、神は初めの日の創造が終わると、「夕となり、また朝となった。第一日である」と言われたわね。夕から夜が過ぎて、次の日の朝になれば、第二日であるにもかかわらず、第一日であると言われたのは、被造物が一定の成長期間を経たのちに完成するように創造されたからよ。創世記では、この成長期間を夜に例えているのね。
その成長期間っていうのは、人間にも、人間以外の万物にもあるものなの?
ええ、そうよ。
人間の場合も万物の場合も、成長期間は、蘇生期、長成期、完成期の三段階からなっているのよ。
ただ、万物の場合は、原理の自律性だけで成長して完成するようになっているのに対して、
人間の場合は、原理の自律性に加えて、その人自身が責任分担を全うすることによって、完成するようになっているの。
つまり人間の場合、成長期間の間は、責任を果たさずに堕落する可能性もあるということなのよ。
どうして人間にはそんな責任分担があるの?
それは、責任を与えることによって、人間が創造性までも神に似るようにして、万物を主管する主人の権限を持つようにするためなのよ。
親の愛だな。
そうね。
ところで、人間に心と体があるように、この世界には、人間の体にあたる有形実体世界と、人間の心にあたる無形実体世界があるのよ。
無形実体世界と有形実体世界っていうのは、別の言葉で言えば、霊界と地上界のことよ。
霊界のことを無形実体世界というのは、生理的な五官では感覚することができなくて、霊的五官でしか感覚することができないからよ。
だけど、無形世界は、霊的な五官によって、有形世界と全く同じように感覚できる世界なの。
無形実体世界と有形実体世界を合わせて「天宙」と呼ぶのよ。
あっ、そうか!
創世記の最初に「はじめに神は天と地とを創造された」とあるのは、無形実体世界と有形実体世界を創造されたという意味なのね☆
ええ、そうね。
神はのちに創造なさる人間の性相と形状の実体的な展開として、先に被造世界を創造されたのよ。
そして、神は人間を被造世界の主管者として創造されたの。
人間は、物質世界を感じてそれを主管する肉身と、霊界を感じてそれを主管する霊人体を持っているのよ。
なるほど・・・
聖書に「主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた」とあるのは、
土のちり、つまり物質で肉身を造って、命の息を吹きいれた、つまり霊人体を与えたということなのね♪
その通りよ。
さっきも言ったように、神はのちに創造なさる人間の性相と形状の実体的な展開として、先に被造世界を創造されたの。
無形世界と有形世界はそれぞれ、霊人体と肉身の性相と形状の実体的な展開として創造されたのよ。
だから、霊人体と肉身をもつ人間は、天宙を総合した実体相・・・つまり小宇宙というわけね。
人間の肉身と霊人体が授受作用によって合性一体化して、神の実体対象になるときに、地上界と霊界も、その人間を中心として授受作用を起こして合性一体化して、神の対象世界になるのよ。
つまり、人間は二つの世界の媒介体なの。
肉身と霊人体の関係はどうなってるの?
肉身と霊人体は互いに授受作用しながら成長するのよ。
そして、肉身が死ねば、霊人体は霊界に行って永遠に生きるの。
人間が永遠を願うのは、永遠に生きる霊人体を持っているからよ。
だけど堕落して、そのことが分からなくなってしまったから、肉身の死を怖がるようになってしまったのね(-_-;)
え、永遠に生きるの?!
そうよ。
神は、愛する息子、娘として人間を創造されたのよ。
愛する人とは永遠に一緒にいたいと思うのが当然でしょ。
そうねvv