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東急線を始めとする鉄道系ファンサイト

東急7600系




車両データ
編成 池上線・東急多摩川線用3両(引退時)
車両性能 設計最高速度110km/h(営業上は80km/h)
起動加速度3.2km/h/s 減速度(常用)3.5km/h/s (非常)4.5km/h/s
集電装置 菱形パンタグラフ PT44-SE
台車 軸箱守式軸箱支持空気バネ台車 TS-831(電動車) TS-839(付属車)
駆動装置 KD423-A-M 中空軸平行カルダンTD板継手式
主電動機 TKM-85 かご形三相誘導電動機110kW
制御装置 GTO-VVVFインバータ制御(東洋)
制動装置 全電気指令式電磁直通空気ブレーキ(回生ブレーキ付)
保安装置 ATS TASC
表示装置 前面行先表示機 側面行先表示機

形式概要

◆制御付属車の有効活用
 先ずは、この形式の改造前の系列である7200系についてをおさらいしましょう。7200系は、田園都市線用として1972(昭和47)年に登場。1編成3両が目蒲線に導入された以外は、田園都市線で使用されました。当時は大井町〜鷺沼間で4両編成、鷺沼以南で2両編成で使用されていた為、2両+2両の編成が基本されていました。よって、この時点では先頭車しか製造されていませんでした。
 さて、本題に入ります。1987(昭和62)年の7200系の目蒲線・池上線集約(全編成転属)に際し、3両編成へ組み換えを行いましたが、電動車が不足し、付属制御車が余剰となってしまいました。そこで、クハ7500形の6両を7600系に改造。内3両は方向転換も実施し、こうして7600系が登場しました(最終的には9両が改造)。その後、目蒲線では7200系の転入により全編成が池上線に転属しています。

 7200系時代では制御装置に抵抗カム軸制御が用いられていましたが、GTO素子のVVVFインバータ装置(東洋電機製)に交換されました。また、パンタグラフの増設やクーラー(8000系同等品)の設置、台車の交換も行われています。また、この改造時に先に改造されていた7700系と仕様を統一させる為、電動車の位置が蒲田側に変更されています。
 そして1994(平成6)年、池上線のワンマン運転実施に備えた改造と車内更新工事が行われました。前者では、運転台の交換によるワンハンドル化、ワンマン運転機器の設置(自動放送装置・車外スピーカーなど)や制動方式の変更などが行われています。後者では化粧板や床材の張替えに座席の変更、中間運転台の撤去や跡地に車椅子スペースを設置するなどいずれの改造も多岐に及びます。また、ワンマン運転対応車である事を明確にする為、7700系の一部と同様に黒色と赤色の帯が張られ、通称「歌舞伎色」の意匠とされました。

 更新から20年が経過した2007(平成19)年、7000系への置き換えが発表されました。2010年1月に7603Fが先陣を切り運用を離脱し、当初の計画では2011年度までに置き換わる予定でしたが、それが凍結された事により今後数年は安泰が見込まれました。しかし、2014年には1000系1500番台による置き換えが開始され、機器の不調から7600系を優先的に置きかえる事となり7月には7602Fが離脱。最後の編成となった7601Fは11月より歌舞伎色の装飾を撤去しクラシックスタイル第2弾として運行し、翌2月に引退しました。最後の運行では字幕をイメージした行先表示や運番表示を掲出し、無塗装となった車体も相まってかつての雰囲気を醸し出していました。

車内写真

車内の様子

座席割りなどは1000系を踏襲しながらも、2000系2次車で採用された握り棒が新たに設置されています。
また、座席のモケットやカーテンにも同系列と同様のものが用いられましたが、後年に通常品に取り替えられています。
車端部の様子

車端部は3人掛けとなっており、優先席用である青色のモケットが採用されています。
車椅子スペースの様子

2号車の蒲田寄り山側には、車椅子スペースが設けられました。
スペースを設け、消火器を収納するスペースを新たに設置しています。

走行音

移管準備中です。

関連形式

◆リニューアル車
1000系1500番台
7700系

池上線・東急多摩川線
1000系
1000系1500番台
7000系
7700系