どうも他国との関わり合いが「線」ではなく「点」である事の多い我が島国日本国民の多くは国というモノは神様からの授かり物の様な感覚でいる人が多いのではないでしょうか。国というものも元々は人がつくったものであり絶対的な存在でも何でもないのです。初めは新鮮な情熱でつくられ輝いていた国も主が代替わりしているうちに、ロクでもない国になってしまう事もあるでしょう。
我々ほどの情報社会に恵まれた人間が、そういう不幸な国々を俯瞰しながらクールでいられるというのは、心のどこかで「砂だらけでターバンかぶってる国」とか「裸で槍もって狩猟してる国」とか「赤ん坊にハエがたかってかわいそうな国」などといった漠然と抱くイメージが不滅であると信じていて、そういう感覚が、内政干渉や戦争はとにかくダメ、話し合いでのんびり解決すればいい、ああ見えても彼らは彼らなりの文化をエンジョイしているのよ。なんて言わせているのではないかと憤ってしまいます。
もし自分が前世の記憶を宿したままそんな国で生まれ変わったとしたら、自分の人生に絶望し、そんな連中を呪いながら死んでゆくでしょう。

この間ネットのコラムで米国は米国市民に都合の良い報道しかしていないと非難していたのを見て、その筆者はなぜ日本の報道こそが正しいと信じているのか不思議に思いました。
残念な事ですが日本のマスコミは大企業による独占状態で、常に企業の理論で動いており、哲学や倫理の入り込む余地は少ないです。
イラク報道に関しても、米国支持の与党に対して圧力をかけ続ける事により野党や中国関係者から得られるメリットが大きいという利己的行動でしかなく、本音の所はイラクの事などどうでも良いのでしょう。
正直昨今の野党方面のダーティーな動きには嫌気がさしております。
真実というのはテレビや新聞やネットをみていればお手軽に手に入るものでは決してなく、現場の当事者しか知り得ないものであるという認識を常に持っていないと、作り上げられたファンタジーに勝手に感情移入してとんでもない事を現実にやってしまう。そんな危うさを持った日本人をどんどん増やしているのではないでしょうか。

自分も正直イラクなんかどうでもいいです。それよりも自国の為に大事な情報を伝える組織がひどく歪んできている事の方が問題だと思います。
組織も元々我々ひとりひとりがつくっているもの。少なくとも自分が現場で目の当たりにした不条理な事に関しては、お金や権威に負けずに正していくようにしないとね…。


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Posted on 2004.05.01

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