旅行記 in 台湾

2001年08月26日

私が先日格安パックツアーで行った、台湾の旅行記。2泊3日。ではGo。

1日目

8:05
 空港到着。旅行代理店で搭乗券をもらう。搭乗は10時なので、少しくつろぐ。

8:40
 搭乗まであと1時間20分。少し早いかな、と考えつつ搭乗手続きの為、JAL窓口へ。……行列が出来ていた。係員さんにこの列でいいのかと確認したところ、「もう時間がないじゃないですか!?」と驚かれる。マズイのかな?と思ったら、数十メートルの行列をスルーして窓口へ直接連れていってくれた。
 ……便利だ。次もこの手で行こう。

9:40
 飛行機に乗る。免税店で買った少年ジャンプを3時間位かけて読む。
 『H×H』で、グリードアイランドのルールが明らかになった。今後の展開の予想で本が一冊書けそうだ。(「余ったカードの交換」と「強盗戦法」が鍵になる?)

12:10 (←日本時間だと13:10。以下全て現地時間。)
 台湾到着。ローマ字表記は世界共通だと思っていたが、空港の巨大なパネルに書かれた地名「Hsiao Yehliu」がいきなり読めず、驚く。 hが無声音だと気付いたのは数分後だった。

12:30
 バスに乗り込み、添乗員さん達の自己紹介。いずれも現地の方で、少しお腹の出た中年男性がガイド、他、女性添乗員が一人と、運転手さん。特にガイドさんは素晴らしく日本語が堪能で、驚く。
 ただ、何回も『夜の夜景』と言っておられたのだけが気になった。……指摘しておくべきだったのだろうか?

15:00
 総統府を見学。精強な軍人を目の当たりにする。恰好良い。
 別に軍事マニアでも戦争好きでもないが、鍛え上げられた軍人というものには美学を感じる。

16:00
 恰幅の良いおじ様が、大声で添乗員さんに話しかけている。 「ねぇねぇ、観光はもういいからこれからずっと免税店を回ってよ」……。
 勘弁して下さい。

16:30
 竜山寺を見学。仏教と道教がごっちゃになった宗教建造物だそうで、このような宗教に関する大らかさは日本に通ずるものがあるのかも知れない、などと考える。
 ……が、道教の神像達が数十万個の電球(?)による電飾に照らし出されているのを見て驚愕。 訂正。全然日本と通じてない。
 ところでこの竜山寺、改修中なのか地上約4メートル以上の部分は鉄パイプとビニールシートで覆われていたのだが、そのビニールシートには寺の写真が実物大でプリントされていた。あれはやはりウケ狙いだったのだろうか。

18:30
 夕食。台湾料理のフルコース。 ……なのだが、中華料理との違いが分からない。何か違うような気もするのだが。 全ての料理が油物なので、中和のために烏龍茶を大量に飲む。

19:50
 ホテル到着。何と、かつて世界の十大ホテルに数えられたという、「圓山大飯店」である。 さすがにとんでもない建物だ。って言うかいいのか、こんな格安のツアーに組み込まれてしまって。
 どんなに凄かったかを語るのは難しいが、取り敢えずベッドは殆ど正方形だった。

23:00
 持参した太宰治の『走れメロス』読了。 面白い。それ以上の感想は述べられない。

2日目

7:30
 ツアーバスに乗る。ってアレ、昨日と違う車だ。3日間同じ車を使うはずなのに……と思ったら、突然壊れたそうだ。
 アレ、女性の添乗員さんも昨日と違う人だ。3日間同じ人のはずなのに……と思ったら、夜中に倒れて入院したそうだ。
 ……今日も良い天気だ。

11:00
 野柳(やぎゅう)海岸を見学。海食によって出来たキノコ状の岩石が林立する、有名な奇観である。 ……が、数日前までの台風の影響で波が高く、岬にある有名な岩を見ることは出来なかった。
 ……本当に良い天気だ。

13:00
 免税店での買い物タイム。……が、特に興味を惹かれる物が無く、店を出て街中をぶらつく。 ちなみに結局計5回同様の買い物タイムはあったが、そのほぼ全ての時間を街中の探索に費やした。
 取り敢えずコンビニが多く、その大半がセブンイレブンかニコマート。それらが隣り合っているところすらあった。競争は激しそうだが、品揃えはイマイチだった。 吉野家もかなり多かった。他にはモスバーガー、洋服の青山も発見。海外資本ではマクドナルド、といざらすや、シャネル等の各種ブランド。
 ちなみに、洋服の青山は日本語の巨大な看板をそのまま掲げていた。マクドナルドやといざらすですら、よく読めない漢字の当て字を店名にしていたのに。

13:45
 まだ続いている買い物タイム。
 一番見てみたいのは本屋(と言うより漫画屋)だったのだが、時間内に見つけることは出来そうにない為、コンビニで『純情房東』(日本で言う『ラブひな』)の11巻を買ってみる。 ちなみに値段は80T$(台湾ドル)。100円≒28T$だったので、日本円では280円程である。安いとも思ったが、大卒の初任給が25000T$という台湾の貨幣価値を考えると、こちらの感覚ではほぼ600円に相当するのだろう。ちと高目である。 (漫画喫茶は一軒発見した。漫画はやはり日本漫画を翻訳した物ばかりで、『釣りキチ三平』のような結構古い漫画もあった。)

19:00
 夕食。「BAR B Q」(バー・ビー・キュー。台湾式バーベキュー)としゃぶしゃぶ。
 「BAR B Q」とは、肉や野菜を自由に丼に盛って厨房へ持って行くと、料理人が巨大な鉄板でそれを焼いてまた丼に入れて返してくれる、という手間の要らないバーベキュー。……なのだが、そうして出来あがった料理はどう見ても単なる「丼に盛った肉野菜炒め」……。バーベキュー違う。
 ちなみに、この夕食では同席した他の7人がバービーキューで満腹してしまったため、私が一人で計8人分のしゃぶしゃぶを平らげる展開に。問題無く食べられそうだったが、結局6人分食べたところで食事時間終了。しゃぶしゃぶを食べ終わったらまたバービーキューを食べるつもりだったのに。

21:00
 昼間買った『純情房東』を読む。いや、読めないのだけど。 取り敢えず、胸に触った時の音喩は『柔軟〜』だそうだ。
 …………。
 こういうのを見ると、日本語は漫画を描くために発達したのだろうか、等と考えてしまう。 (尚、「音喩」とは、「擬音」「擬声語」「擬態語」プラスアルファを意味する、夏目房之介氏の造語……らしい。)

3日目

9:00
 名高い「故宮博物館」を見学。
 70万点の宝物を所蔵する巨大博物館(展示されているのはその一部)で、我々の見学時間は9時から10時半までの1時間半……って、時間短過ぎ。全然見られない。
 しかし、見ることのできた数少ない展示品には、流石に素晴らしい物が多かった。ガイドさんの説明がないと凄さが分からない、というのは我ながら情けない気もするが……まぁ普通そんなものだろう、と自分に言い訳してみる。

11:20
 最後の買い物タイム。やはり街中を歩くが、結局本屋は見つからない。
 「任天堂64台湾専用機」(正確には少し違う形の字だったが)という看板の店に入ってみたが、台湾専用機と言いつつパッケージは日本語のままだった。本当に専用なのだろうか?
 今までも街を歩いているとそうだったのだが、この時は特に頻繁に怪しげな売り手に声をかけられた。彼(女)等は一様に言う。『コピーあるよ』……。 実際に、多くの日本人が違法なコピー商品を買っているのだろう。少し頭が痛くなった。 (あ、お土産は免税店でちょこちょこっと買った。念の為。)

12:20
 台湾唯一にして最も有名な(?)小龍包のレストラン『鼎泰豊』(ていたいほう)へ。 小龍包というのは、皮の中にスープが入ったシューマイのような形の餃子、という感じか。
 様々な料理に続き、最後に小龍包の入った蒸篭が次々と運ばれて来る。一人4個だそうだ。じっくり味わって食べる。美味しい。
 ……と、またもや同席の皆さんが満腹であまり食べられないようだ。無論残す訳にはいかないので、仕方なく私が余った小龍包を処理する。結局8個も頂いてしまった。 本当に美味しい。

13:05
 レストランを出ると、今までいくら探しても見つからなかった「本屋」が隣にあった。 ツアーバスが来るまでの待ち時間の間に入ってみるが、漫画は全く扱っていなかった。残念。

16:30
 飛行機に乗る。
 持参したダニエル・キィスの『24人のビリー・ミリガン(上)』を読了する。正に事実は小説よりも奇なりか。 彼はある種の天才なのだろうか。その天才性は、このような形でしか発現し得ないものだったのだろうか。興味は尽きない。
 窓からUFOを見た。私の乗る飛行機の下方、まばらな雲の上を水滴型(?)の白い点がゆっくりと、一直線に飛んでいた。距離感が全く掴めなかったので、その物体の大きさはさっぱり(10センチなのか100メートルなのかも)分からなかったのだが……。 あれは一体何だったのだろうか。

 そんな感じで終わり。 ……え、オチ?

 ないけど?