発想の転換

2004年11月28日

 ある作家が自著の後書きで言った。「褒めてもらえた方が嬉しいので、皆さん、必ずアンケート葉書には面白かったとご記入下さい」
 ……ある読者は首をかしげた。

 あるお笑い芸人が舞台で言った。「やっぱり折角のネタがウケないと悲しいんで、私が何か言ったら大爆笑して下さい」
 ……ある観客は(違う意味で)笑った。

 あるウェブサイト管理人が注意書きで言った。「カウンターが回ればやる気が出るので、リンクやブックマークは必ずトップページにお願いします」
 ……さて?

存在理由

2005年1月10日

管理人A

 トップページにリンクせず、コンテンツに直接リンクされた!
 これじゃあトップページのアクセスカウンターが回らないじゃないか!
 折角、このサイトの閲覧者総数を調べるためにわざわざ取り付けたのに!

管理人B

 特定のコンテンツを紹介するために、わざわざトップページにリンクされた!
 これじゃあトップページのカウンターが無意味に回っちゃうじゃないか!
 折角、トップページの閲覧者数を調べるためにわざわざ取り付けたのに!

暦の意味

2005年4月16日

 意外に「1年12ヶ月のうち、どの月が何日まであるか?」を覚えていない人は多いようです。 確かに30日と31日の月は一見不規則に並んでおり、また何故か2月だけ日数が少なかったりし、覚え難く思えてしまうのかも知れません。
 しかし実は、この不規則な並び順にも2月の日数が少ないことにもちゃんと由来があるのです。 その由来さえ覚えておけば、何月が何日にまでなのかといったことは簡単に覚えられるのではないでしょうか。 というわけで、以下にその理由を説明したいと思います。


 まず、現在の暦の元になったユリウス暦を始めたのが、かのローマの英雄ユリウス・カエサル (ジュリアス・シーザー)でした。彼は学者の勧めに従い、1年を365と4分の1日とする暦を始めました。 言うまでもなく、「ユリウス暦」という名前は彼に由来します。

 さて、この時に議論になったのが、「どの月を何日までにするか?」という問題でした。 このころは現在で言う3月が年の始まりで、2月が年の終わりだったため、まずは最後の月を半端な日数の調整用にすることが決まりました。 こうして2月は29日(閏年なら30日)となったのです。 しかし、残りの11ヶ月をどうするか?は難問でした。

 当時から、3月後半から4月初頭は春休み、7月後半から8月一杯は夏休み、12月後半から1月初頭は冬休みという 習慣は一般的でした。そのため、出来るだけ休みが長く取れるように3・7・8・12月(とどれか2つの月)を31日にしようという声は 少なくありませんでした。しかし流石にそこまで露骨に休日が増える暦は体裁が悪いということで、 結局は年初の3月を基点とし、3・5・7・9・11・1月を31日に、残りを30日にすることになりました。 単純に31日と30日の月を交互に配したわけです(下表)。

当初のユリウス暦
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
31日 30日 31日 30日 31日 30日 31日 30日 31日 30日 31日 29日(30日)

 ユリウス暦はこうして始まりました。

 さて、この暦に異を唱えたのが、カエサルの養子であり後継者であり、初代ローマ皇帝となったアウグストゥスでした。 彼は体裁などよりも休みが増える事を是とし、年の途中で交互の配置を強引に切り替えました。 つまり、7月に続けて8月も31日とし、3・5・7・8・10・12・1月が31日になったのです。 これだけでは1年が1日長くなってしまうので、2月は28日(閏年なら29日)となりました(下表)。

修正されたユリウス暦
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
31日 30日 31日 30日 31日 31日 30日 31日 30日 31日 31日 28日(29日)

 これにより、まさに露骨に休みの増える暦が実現したわけです。 そしてローマ帝国の人々は、切り替えポイントとなった8月に偉大なる皇帝の名前をつけました。 こうして8月はAugustとなったのです。

 その後、西暦1582年にこのユリウス暦に若干の修正が加えられて現在我々が用いているグレゴリオ暦になりました。 が、「長期休暇を最大限に増やす」というコンセプトは変わらずに今日に至っています。


 如何でしょうか? これでもう、「今月は何日まであったっけ?」とった間違いをすることはない のではないでしょうか。長期休暇の期間が違う地域の方にはいまいちピンと来ない話だったかも知れませんが……。


 尚、上記は私が夢の中で発見した歴史的解釈であり、通説とは一部異なる部分があります。ご注意下さい。 暦とアウグストゥスの関係のについての一般的な知識としては、以下のページが参考になるかと思います。