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 豊中市議会議員団の日々の活動を紹介しております。
 (2014.10.03)

高齢者支援と行政の役割語り合う/日本共産党豊中市議会議員団が高齢者・介護シンポ

 日本共産党豊中市議会議員団は9月6日、すてっぷホールで高齢者支援・介護シンポジウムをひらきました。豊中市の担当者と専門家を招き、高齢者が地域で安心して暮らすために、行政の役割と住民の助け合いのあり方で活発に議論しました。あらい真議員がコーディネーターを務めました。(文責・編集部)
◆パネラーに市担当者と専門家を招く/あらい真議員がコーディネート
【パネラー】
大阪社会保障推進協議会事務局長 寺内 順子さん
ショーエイケアプランセンター 田原 義彦さん
豊中市高齢施策課長 甲斐 智典さん
豊中市社会福祉協議会事務局次長 勝部 麗子さん
◆豊中市で3700人
 豊中市の甲斐課長は「要支援1、2」事業を介護保険制度から市町村の事業に移す国の制度「改正」を説明。要支援のサービスでは今までどおりのプロのヘルパーとボランティアなどの多様なサービスとに別れていくと語りました。
 制度「改正」は来年4月からですが、甲斐さんは「一気に事業開始はむつかしい」とのべ、2017年度までに、受け皿づくり、基準づくり、ケアプランのやり方などを決めていきたいと説明しました。
 大阪社保協の寺内さんは、ホームヘルプとデイサービスが新しい事業に移ることになり、豊中市では要支援の56%、3700人が対象になると紹介し「市町村がどういうふうにするかが焦点になる」とのべました。さらにボランティアが介護事業に組み込まれることをどう考えるのかと問題を提起しました。そして市の計画づくりに「市民がたくさんの声を出すことが大事だ」と力説しました。
◆1万2千世帯見守り
 豊中市社協の勝部さんは、地域住民の見守り活動の推進とコミュニティ・ソーシャル・ワーカー(CSW)の配置という、住民活動と行政がいっしょに解決するとりくみが「全国から注目されているところ」だと紹介しました。
 見守り活動は豊中市内全17万世帯のうち1万2000世帯で行っており、問題を解決する仕組みができていると語り、「豊中でひとりぼっちをつくらない」と頑張っていきたいとのべました。
 ケアマネージャーの田原さんは、デイサービスの介護予防現場の体験から、「利用者も職員も一生懸命。それでも体力は落ちてくる」のだから「このサービスは(制限するのではなく)必ず必要だと思う」と語りました。
◆予算の増大こそ必要
 参加者からも「予算増が必要。要支援1、2をボランティアにするのはおかしい」「高齢福祉の公的責任を放棄させないよう、いい方向に向かって声を上げていきたい」「老老介護が増えている。盲目で介護1だった人が要支援に下げられた」「安心して住みつづけられる豊中市へ制度確立を」と意見が出され、これに各パネラーがこたえました。
 シンポでは最後に松下三吾議員幹事長がお礼のあいさつをしました。

安心して住みつづけられる豊中市へ【パネラーまとめの発言=大要】
●みなさんと地域をつくっていく事業(甲斐さん)
 制度をつくっていく立場で、市へのご要望、期待を受けとめさせていただきました。
 「地域づくり」が新総合事業の一つのテーマになっています。我々がみなさん一人ひとりと地域をつくっていく、サービスが停滞することなく既存のサービスも使いながら一人ひとりを支援していく。どういう仕組みをつくっていけばいいのか、事業をしながら進めていきますので、ご協力よろしくお願い致します。
●ボランティアはまちの大きな財産(勝部さん)
 ボランティアの人たちは、自分のまちを愛しているからやっているんです。社協は百カ所近くでサロンをやっている。さらにちっちゃい単位で助け合いでやっていただきたい。そういう小さい単位のものがまちの中でいっぱいあって、声が上げられない人たちをみんなで探しあう。それがボランティア活動だと私たちは言っています。
 人に頼まれてもやらへんけど、人に頼まれんでもやる。やっぱり自分たちのためにやる。これはものすごい力なんです。
 まちの財産としてはすごい大きな財産なので、そのつながりをベースにしながら、厳しいなと思ったときにはちゃんと受けとめてもらえる設計をみんなで学びながらつくっていくことが大事だと思います。
●厚労省は要介護2までの排除ねらう(寺内さん)
 要支援の人は軽度の人ではありません。軽度だから、ほかの多様なサービスでいけるでしょうとはならないことが実際にはあるのです。
 訪問介護事業所で要支援のサービス、介護要望のサービスをしているシェアはとても大きい。ですから要支援のサービスがボランティアなどに置きかえられると経営難に陥る事業所がたくさんあらわれて、いまの既存サービスそのものが撤退していく可能性もはらんでいます。
 いま要支援の方の事業、お金で言うと小さいんです。だのになぜこんなに大騒ぎになっているのでしょうか。
 大阪社保協は、2025年に向けて厚生労働省が介護2まで(介護保険制度から)はずすというのが出てくると考えています。
 要介護1、2の給付費が非常に多いので、ここをはずしたいというのが厚労省の本音です。
 だからいまが大事です。次に出てくるのを見すえながら、いまここできちっとしていかないと、つぎはもっと来るんだと考えながら運動することが必要だと思っています。
●幸せとか喜びを分かち合う精神で(田原さん)
 僕らの世代が地域の支えあいの必要性を感じるのは30年、40年後になってからですが、急にできるものではないので、いまから考えていく必要があると思います。すでに豊中はやっているということで豊中はすごくいいまちだと思います。
 演奏ボランティアでも発表の場を与えてもらっているという気持ちでやっています。幸せとか悲しみ、喜びを分かち合う精神が地域包括ケアで一番大事だと思って頑張っていきたい。
(「豊中市議会だより」シンポジウム特集2014・10)



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