| 吹 奏 楽 に つ い て |
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吹奏楽の指導開始 私が吹奏楽と接点をもってから25年が過ぎました。それは合奏指導というかたちで入ったのですが、最初から全国バンドのレッスンでした。関西代表、伊丹東中と上甲子園中でした。伊丹の曲は失念しましたが、上甲子園中の方は「シチリア島の夕べの祈り」でした。最初の4〜5小節を3時間もかけたと、いまだに西宮の森岡楽器さんが飲むたびに言います。 普門館で金賞をとりましたが、今もあの時のようなこだわりを続けているつもりですが「センセ、優しくなったわー」と言います。その時全国に出るバンドというのはものすごい練習をしているなと驚いたものです。 私は中学時代9人、高校の時は5人という合奏の成り立たないバンドにいたこともあってそれは驚きと共に羨望でもありました。 ◎ あれから25年が過ぎ普門館に送った学校は80校に達しました。毎年平均3〜4校、多い年は6〜7校にもなることがありました。 |
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私に強い影響を与えた二人の指揮者 森正先生・・・私が音楽家として駆け出しのころプロとしての意識と根性を徹底的に叩き込まれたのは都響初代音楽監督の森正さんでした。クラリネットの世界で多くの影響を与えてくれたプレーヤーは何人もおりますが、意識や根性というプロの根幹にかかわることとは乖離しています。 演奏会が終わるたび指揮者室に呼ばれました。毎回叱責でした。「お前には給料払いたくない」 「情けないほど集中力がない」「もっとパーフェクトにやれないのか」などいまだに語録が消えない。個人的には仲人もしてもらいかわいがってもらえたのですが・・。昭和62年、67歳で急逝されました。 ズデニェク・コシュラー・・・都響の多くの楽員が生涯三本の指に入れる指揮者がこのコシュラーさんでした。私は数多くの演奏会を通してこの指揮者から「熱い音楽」の何たるかを教わりました。 温厚な人間性、卓越した指揮力と官能をゆさぶる音楽に私がステージで涙した指揮者はコシュラーさんだけでした。いま全国で吹奏楽の指導をするにあたりこの方の影響が及ばない日は一日たりともありません。当時東側のチェコスロバキアであったがゆえに名声や富とは縁遠い運命でした。国外に出て芸術活動するのは年に○○週間と規制され、稼いだ外貨はほとんど国家に摂取されたといいます。西側にいたならカラヤンにも匹敵しただろうと言われていましたが、平成7年これからと言う時に癌で早世しました。 |
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吹奏楽VSオーケストラ オーケストラから弦楽器を引いたものが吹奏楽です。私だけではないと思いますが、どうもこのブラスバンド(ブラバンと略されて)音楽の演奏形態としてはすこし見下ろされてきたような気がします。 やたら「でかい音」を出し、それは耳をつんざくデリカシーのないものと見られていなかったでしょうか。吹奏楽コンクールでも、確かに「でかい音」を出したバンドが勝っていた(?)時代がありました。 プロの管楽器奏者の多くは吹奏楽出身です。自分も、まわりのプロもみなそうでした。 私の吹奏楽指導の基本になっているものは、「管・打」の編成で質の高い音楽をすることでした。 弦が入っていないと「音楽にならない」などというのはとんでもない間違です! こうして始まった私の吹奏楽指導は、いい音で、歌い、心をこめ、奇をてらわず、自然な音楽に・・・でした。この基本は、受けている生徒さんにまず歓迎されます。専門に音楽教育を受けているわけではないあの子達にも、ほんものの音楽の魅力がわかるのです。 指導を開始してだいたい3年で全国にというのが目標です。ときには前年地区落ちしていたバンドが翌年いきなり普門館というびっくりなこともありました。 私の吹奏楽指導は教師の指揮法にも関与してきました。指揮がよくないと音楽の表現が底まで落ち、演奏する者たちにも悪影響を与えます。50人ではなく、たった1人が努力して上達すれば目を見張るほどレベルアップが期待される、これをしないで何とするです。 |
鳥取県のとある高校にて 2003.6
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ハイ、しばしリードに関しての薀蓄 中、高校生の吹奏楽の世界における「リード」に関する一考。 吹奏楽の中でのクラリネット、それは最重要セクションでありながら意外と目をかけられていないパートであります。指導者がクラリネット専攻でもないかぎりリード選びはどうしても生徒まかせになってしまう(クラリネット出身でもひどいのもいますが)・・・これが現状。 リード楽器における発音のしくみはただ一点「リードが振動する」です。オーボエやファゴットもリード楽器ですがマウスピースという厄介なものがありません。クラリネットの場合このマウスピースとの関わりがあって問題を難しくしています。いい音が出ないのはリードのせいなのか、マウスピースのせいなのかリガチャーのせいなのか、難解です。 いかにリードの状態がよくてもマウスピースが悪ければ発音の能力は半減し、そっくり反対のケースも考えられます。長いこと生徒たちのリード選びの傾向を見てきて感じるのは「自分が吹きやすい」でした。 いい音を出したいという意識はないわけではないのでしょうが、吹いていて楽なもの、長時間吹いても疲れないものという風潮になっています。ただ音が出ればいいというのもあり、こうしたケースは極端な例ではありません。 いい音のイメージがないのにいい音が出るはずはありません。ただいい音を出しなさいではイメージのない子供たちにはむずかしいことです。 いいリードってどんなこと?
いいことばかりです。 できるだけたくさんのリードの中から選びたいですね。 第1段階 前もって湿らせておくこと。1枚1枚、ひたすらいい音だけを嗅ぎわけていきます。 すこし厚くても最初は「いい音」の関門を通るものを選別していきます第2段階 レガートがかかりやすいか、音程がいいか、音量が出るか、ppが出やすいか、などの再チェックをする。第3段階 再チェックしたあと、自分好みのリードが1枚でも残ったらそれがリードケースに収まることになります。 |
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