リードのルーツをたずねて
リードの原産地は南フランス・ニースから西に160キロ車で走ります。畑また畑の田園風景の中に溶け込んでいました。

道の両側に自然生育のケーンが生えているところもありびっくりしました。日本でいえば所どころに竹やぶがあるのと似ていました。

リードの材料になるケーンの畑をプランテーションと言いますが、良質なケーンを栽培するための土壌や気候やそのほか諸々の条件を満たす最適な土地はこのニース近辺だけなのですね。

リコもバンドレンもすべてのプランテーションはこのあたりにありました。


2004年11月1日から1週間、このリコのプランテーションを視察に行ってきました。

成田からニースへの直行便はないとのことで、パリで乗り換えてニース入りという経路でした。

いやというほど飛行機に乗りました(*_*)

ニース空港は近代的な大きな空港でした。
ニースは世界最大のリゾート地です。

こんな観光地のどこにプランテーションがあるのだろうと思いましたが、

ここから西にバスでおよそ2時間の「ヴァール地方」がそれです。

高速道と一般道を進むとそこは田舎そのものでした。

写真はホテルの前の有名なコートダジュールの海岸です。
バスが敷地内を入るとこの看板が見えてきました。

ROSOとはフランス語で「ケーン」という意味です。

この看板はさしずめ「フランスケーンはここにあり」というところでしょうか。
これがケーンのプランテーションです。

広大なプランテーションで50ヘクタールといわれても想像がつきません。




拡大写真をご覧下さい
これがケーンの根です。

以外に大きかったですね。

とても成長が早く毎週60cmも伸びます。

1年で上の写真のように9mもの大きさになります。

◆育成栽培する上での色々技術的な話も聞きましたが、
 私たちは栽培するわけではないので
 細かなことは割愛しますね(^-^;
そして・・・(^-^*)

ケーン畑 一坪地主の山本洋志でございます。

日の丸の旗を掲げている人はリコ創業者の孫で現在三代目の方です。

私のケーンから取れたリードがいつかあなたのもとにいくかも知れません(*^-^)
いい時期に刈り取られたケーンは野外に立てかけて天日乾燥させます。

乾燥させるといい飴色になってきますね。

こんな乾燥場所がたくさんあります。
乾燥されたケーンは小枝を掃う作業をされます。

小枝を掃うため機械にかけられます。

人の手の何十倍も早い作業であっという間にきれいになります。
小枝掃い機はよく考えて造られていました。

ケーン本体に傷をつけず素早く小枝だけを取り掃います。

タイヤでケーンを引っ張り、その手前でケーンに傷をつけず掃い落としていきます。
すると・・・

あっという間にこんなきれいになってしまいます。
枝掃いされたケーンは寝かせて天日乾燥されます。

時々ひっくり返して均等に日をあてます。

一本いっぽん手作業なんですね。

まっすぐなケーンは絶対存在しないそうです。

でもリードとして使う部分は7cm もないので関係ないんです。
天日乾燥されたのち、今度は室内でさらに乾燥がつづきます。

倉庫の中でさらに乾燥をかさねます。

このなかの一本の更にどこかの節の一部分が私たちの吹くリードになるわけですが、

なんか不思議な気持ちになりました。
ワインのようにほどよく熟成されたケーンは次に厳しく人の目で選別されて切断されていきます。

ずーっと選別作業を見ていましたが、一本の長いケーンからわずか1〜2個しか合格していなかったです。

あっそれもったいないと思うようなものまで容赦なくはねていました。

まさに厳選された素材です。
幾多の工程を経て丸太まで仕上がったケーン。

これがロサンゼルスの工場でさらに選別されリードに成形されていきます。

ケーンの肉の薄いものはEs Claに。中ぐらいのものはB管やAlt.Saxに。肉厚のものはT.SaxやBar.Saxに廻されていきます。

◆ ニースのプランテーションではここまで作業されていました。

この続きロサンゼルス工場でのリード完成までの工程は近々編集してまたUPいたします。

乞うご期待。
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