成相山成相寺(西国三十三ヶ所第28番)
さて、経ヶ岬へ行くのに、どうせなので丹後半島縦断林道を走ろうということになりました。地図によると、宮津方面から国分寺の手前の道を山のほうへ向かって行けば良いらしいので、山へと入ってゆくと、いきなり入山料500円(一人)との料金所が!どうも、こちらの道は途中にある寺院の参道になっており、必然的に参拝することになるようです。
とはいえ、この寺のさらに上方には、天橋立が一望できる「日本一のパノラマ展望所」があり、その入場料も兼ねているのかもしれませんね。
さて、図らずも一番最初の訪問地となったこの成相寺は「西国三十三ヶ所」の第二十八番札所(石碑・写真1)として、良く知られたお寺なのでした。本堂(写真2)もかなり年季の入った雰囲気で歴史を感じさせます。資料によれば、開基が慶雲元年(704年)に真応上人によるとされており、真言宗のお寺です。本尊は「聖観世音菩薩」で、本堂には左甚五郎の「真向きの龍」があったりと、なかなか見ごたえのあるお寺でした。

(写真1) (写真2)
西国三十三ヶ所は特に密教系の修験道の霊場を巡るもので、おおよそ真言宗と天台宗の寺からなるものです。当然のことながら、熊野三社との影響関係は強く、この寺の本堂の横にもやはり「熊野権現社」(写真3)がありました。多分、日本は自らの宗教の変遷をきちんと教えることが無いので、そういったことに興味がある人でないと、なぜ寺の中に神社があるのか不思議に思う人がいるかもしれませんね。他にも「一言一願地蔵」や「つかずの鐘」などがあります。また極最近再建されたという「五重塔」(写真4)は、その真新しい姿でそそり立っていました。

(写真3) (写真4)ちょっと大きいです。すみません。
ひととおり参拝を済ませた後、さらに山を車で登ってゆくと、「日本一のパノラマ展望所」に到着しました。確かにそこから見る天橋立(写真5・6)はとても美しいものでした。それだけでなく宮津湾が一望でき、えにも言われない美しい風景が目の前に広がったのです。

(写真5) (写真6)
これは、予想外に素晴らしい経験でした。実は私は京都に住んでいながら、天橋立に来るのは初めてだったのです(笑)。まずはこの旅が幸先の良いものとなりました。
さて、この先「丹後半島縦断林道」へと入ってゆくのですが、見ると、「ほんとに道があるのかよ〜」と思うような砂利道が続いているのみでした(もちろんすぐに舗装道となりましたが)。山の中の道というのは、極めて情報が少なくなるので、走行が(いやナビも)難しいですよね。