ホテルをチェックアウトし、人吉駅へ向かう前に、ホテルの窓からも鳥居が見えていた、青井阿蘇神社へ参拝します。(今回、人吉市で訪問したのはここだけで、そそくさと肥薩線の乗車に向かいました。)
まず、東側の鳥居(写真1)から境内に入ります。というのも、ホテルから一番近い道を通っていったので、こちらからの訪問となりました。そして、すぐにその美しい拝殿(写真2)が眼に入ってきます。茅葺き屋根の簡素ながら美しい建物です。

(写真1) (写真2)
拝殿の後ろにある幣殿には様々な彫刻(写真3)が施されており、こういったものを見るだけでも、この神社に来た甲斐があります。本殿(写真4)も立派な、基本的に神明造の神殿です。創建は大同元年(806年)9月9日と伝えられており、祭神は「健磐龍(タケイワタツ)命」「阿蘇津媛(アソツヒメ)命」「速甕玉(ハヤミカタマ)命」の三柱で、これは阿蘇神社(別のページで紹介します。)と同じ祭神なのは、阿蘇神社の分霊をこの地に奉斎したからと伝えられています。

(写真3) (写真4)
人吉を代表とする大きな神社なので、境内社も多く、本殿東側には青井大神宮(写真5)があり、その前にいる狛犬(写真6)が、これまたユニークな顔をしていたので、思わず撮影してしまいました。前を向いた鼻と歯をむき出した顔が笑っているようで、なんともコミカルで、なにか癒される感じです。

(写真5)祭神は不明でした。 (写真6)久々のユニークな狛犬です。
青井大神宮の横には、生命力あふれた楠(写真7)があり、これまた素晴らしい自然の力強さを見ることができます。もちろん御神木で、その枝振りだけでも一見の価値がありますよ。境内には他にも、境内社として宮地嶽神社や稲荷神社、金刀比羅神社などがあり、その大きさが分かります。それから、御守と御由緒を授かってから、神社を後にするわけですが、今度は正門から出ますが、その楼門(写真8)がまた素晴らしい桃山風建築です。二層の大きな建物でお寺の三門を思わせるもので、やはり茅葺き屋根が目を引きます。

(写真7) (写真8)
正門前には、赤色の天孫系の鳥居(写真9)が立っていて、健磐龍(タケイワタツ)命が神武天皇の孫神と伝えられているということもあるのでしょう。その鳥居の前には、蓮池があり、その前の太鼓橋と大きな一の鳥居(写真10)から別れを告げて、人吉駅へと向かいました。

(写真9) (写真10)