300円均一 国内作家・文庫本
あ〜

 大庭みな子 「王女の涙」

 新潮文庫 平成4年 初版
  <状態> カバーに少し汚れ、小口、見開き頁などに少しシミあります。
¥300


鬱蒼と樹木が繁る都心の高台にある古い屋敷に、父と娘と混血の美少年が住んでいる。桂子の亡くなった夫が気にしていた〈王女の涙〉の香りはそこの庭から放たれていた。一時帰国の桂子は、その香りと日本的な家屋の佇いにひかれて、この敷地内にある部屋を借りた。少年の父親は古井戸に身を沈め、娘の母親は自殺という痛ましい過去…。官能的で挑発的な匂いが誘惑する愛の悲劇。 <絶版本です>


 大庭みな子 「幽霊達の復活祭」

 講談社文庫 昭和56年 初版第1刷
  <状態> カバー端がややスレています。小口がヤケています。小口の底辺に赤インクの点ひとつあります。
¥300


波の静かなつきの美しい夜、粗末な礼拝堂の一室で復活祭を祝うパーティが開かれていた。出席者は社会的存在感の薄いさまざまな国の”幽霊”たちばかり。 会話は機知に富み、諷刺にみちて、不思議な幻想の世界をかもしだす――みずみずしい感覚と大胆な手法から成った初期短篇集。ほかに、「火草」「あいびき」など4篇を収録。 <絶版本です>

か〜

 川西蘭 「サンド・ヒル博物館」

 河出文庫 1991年 初版
  <状態> まずまず良好
¥300


降り続く砂に覆われ、廃墟と化していく都市の崩れゆくビルの地下で、前時代の戦車の復元に情熱を燃やすキキと少年たち―。不毛な光景の中、哀しくも美しい愛を求める若者たちの、こころやさしい近未来純愛長篇小説。 <絶版本です>


 小泉喜美子 「時の過ぎゆくままに」

 講談社文庫 1990年 初版第1刷
  <状態> カバー端がややスレ、小口がややヤケています。
¥300


クラスでふたりは際立った。英語をきれいに発音できる少女と、訳出が上手な少女。ふりたの奇妙な友情は、大人になり、互いの社会的条件がちがってきても、表向き続いていたが…。洗練されたセンスと鋭い感性に裏うちされ、優美と毒とを巧みに織りまぜる秀作12編。惜しまれつつ急逝した著者の"忘れがたみ"というべき作品集である。 <絶版本です>

さ〜

 新宮 正春 「江戸城炎上」

 福武文庫 1995年 初版第1刷
 <状態> 小口が少しヤケています。
¥300


関ケ原から50年、泰平の世を謳歌する江戸。だが、時代の厄介者、浪人たちは由井正雪の乱鎮圧の後もなお、江戸を焦土と化しそれに乗じた幕府転覆を企てた。この謀反を事前に察知した老中松平信綱だが、彼にはひとつの目論見があった。―明暦三年正月1月8日、各所で燃え上がつた火の手は江戸の町を焼きつくし、江戸城は炎上した。 <絶版本です>

た〜

 筒井康隆・柳瀬尚紀 「突然変異幻語対談」

 角川文庫  1993年 初版
  <状態> まずまず良好
¥300


『文学部唯野教授』を執筆中の筒井康隆と、J・ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』を翻訳中の柳瀬尚紀が、二度の長時間対談と、書き下ろし二百枚の六回にわたる往復書簡を通して互いの創造の秘密を自在に語り合った、一読驚愕の文学原論。虚構、言語遊戯、パロディ、前衛性、饒舌と沈黙、物語の終焉―、 未来の文学に向けての鮮烈なメッセージ。<絶版本です>


 豊田有恒 「遙かなり幻の星」

 ハヤカワ文庫 昭和55年 初版
  <状態> カバー端が少しスレています。小口がヤケています。
¥300


巨大な電子頭脳により、完全に統治、規定される地球。だが、全人類が機械の支配に甘んじていたわけではなかった。尚古主義者と呼ばれる一握りの人々は、電子頭脳に支配される都会を離れ、古い都市の廃墟で、昔ながらの自由な生活をおくっていた。ところが、ある日突然、尚古主義者狩りがはじまった。ただ一人、追手の手をのがれたカールー・サークは恩師と恋人の処刑を目のあたりにし、地球を去ることを決意した。だが、地球が恒星間飛行を行わなくなってから久しい。大宇宙を一人行くカールーの行く手には果して何が…… ベテランの処女長篇。<絶版本です>

な〜

 仁木悦子 「青い風景画」

 講談社文庫 昭和63年 第1刷
  <状態> 裏表紙に薄い折れあとあります。
¥300


美しい津永和佳子に身辺警護の依頼を受けた私立探偵三影潤は、伊豆の海辺にある彼女の別荘を訪れた。そこには盲目の従姉と病身の祖父が同居していたが、三影の一瞬の油断をつかれて依頼主和佳子が殺害される…富豪の別荘で展開される大胆なトリック殺人を描く表題作のほか4編を収録。 本格推理短編集。<絶版本です>

は〜

 平井 和正 「ウルフガイ別巻2 狼よ、故郷を見よ」

 ハヤカワ文庫SF 昭和51年 10刷
  <状態> カバー端が少しスレています。
¥300


おれは犬神明、何を隠そうレッキとした狼男なのである。そのおれがいま向かっているのは、日本最後の秘境といわれる人跡未踏の大峰山脈──そのさらに奥深くにある隠れ里、すなわち狼人間の故郷・犬神の里なのだ。ところがおれを出迎えたのは大口径ライフルから発射された巨弾だった......。不死身の狼男の壮絶な戦いを描く、アダルト・ウルフガイシリーズ第二弾! <絶版本です>


 平岡梓 「伜・三島由紀夫」

 文春文庫 1996年 初版第1刷
  <状態> 小口がややヤケています。
¥300


いつもと違う時刻に就寝の挨拶にやってきた伜。まさかあの味気ない会話が親子今生の別れになるとは―。翌日、三島由紀夫(本名・平岡公威)は自ら生涯を閉じた。生き急いだ彼を、肉親はいかに見つめていたのか。毒舌家で知られた実父が、独特の諧謔を連ねつつも、愛息の誕生から「事件」まで、 無念の思いを滲ませて描いた回想の記。

ま〜

 岬兄悟 「感情伝染」

 ハヤカワ文庫JA 1992年発行
  <状態> まずまず良好
¥300


ひとりのOLの不機嫌な感情が家族から、周りにいる人、そして日本中の人びとにまで伝染していってしまう表題作ほか、大好きなボーイフレンドの五感をテレパシーで感じてしまうようになった女子高生を描く「五感テレパス」、失恋の痛手から、子供と年寄り以外の目に入る男はみんな、画像処理のモザイク模様に見えてしまう女子大生のラブ・ゲーム「男はモザイク」など、 いろいろな女の子が体験する不思議な物語の数かず。<絶版本です>


 光瀬龍 「消えた神の顔」

 ハヤカワ文庫JA 1996年 5刷
  <状態> カバー端がスレています。
¥300


イエス・キリストの死に顔がありのままに写されているといわれる<聖骸布>。その真贋に関わる恐るべき秘密とは…… 聖骸布の謎を軸にキリスト教信仰の意外な発生過程を描く表題作ほか、武田信玄のもとから奪われようとする『古今集』を追って、時間局員・笙子が戦国時代へと翔「飛加藤を斬れ!」、異星人が音楽にのせて強制的な意思伝達をする恐怖を描く「ポレロ1991」など、 日本SF界重鎮の魅力を存分に伝える傑作集。

や〜

 吉本隆明 「ハイ・イメージ論 T」

 福武文庫 1994年 初版第1刷
  <状態> カバー背表紙の上部にややイタミ、ページに角折れ、小口にひとつシミあります。
¥300


都市、コンピュータ・グラフィックス、ファッション、音楽と像の概念の変革をとらえ、未知な文明の領域への移行を解明する論考、第1集。 <絶版本です>


 吉本隆明 「ハイ・イメージ論 U」

 福武文庫 1994年 初版第1刷
 <状態> カバーにうっすら汚れ感あります。
¥300


言葉の世界観は"像"の世界観だ―。経済学、哲学、言語学、文学などさまざまな領域にわたる言葉の解体と拡散の運動をとらえながら〈未知な現在〉の光景を追究する論考第2集。

複数作家

 吉本 隆明/ 栗本 慎一郎 「相対幻論」

 角川文庫  昭和60年 初版
  <状態> 小口がヤケています。
¥300


軽く重々しく、楽しくしんどい。つまり、ひじょうに興味深い対談集です。――糸井重里 <絶版本です>