EU2のマニュアルを読んで、チュートリアルを一通りやってみて、
操作方法はわかったけれど、
いざグランドキャンペーンを始めてみたら、何をしたらいいのかわからない、
という人も多いかと思います。
EU2での戦略は、どの国を選ぶかによって大きく違ってきます。
ここでは、いくつかの国について、
「何を目指して、どういう戦略で臨むか」について、
典型的な例を紹介します。
EU2のプレイの可能性は、ここに書かれている戦略に限定されるわけではありません。
慣れてきたら、自分なりの目標設定と戦略でプレイしてみると、
もっと面白くなるでしょう。
このページは、
あくまで初心者がグランドキャンペーンの400年の流れを体験するための
一つの例だと考えてください。
スペインはEU2で文句無く最強の国です。 序盤から金山を持ち、山のような探検家/征服者がおり、 トルデシリャス条約の後ろ盾もあり、 さらに全てのイスラム教国に対し開戦理由を持ちます。 ポルトガルと並んでCIVゲーマーに最も好まれる国でしょう。
スペインはカスティーリャ王国とアラゴン王国の二つに分かれていましたが、
15世紀末にイザベラ女王とフェルナンド王が結婚したことで連合王国となり、
やがて一つの王国にまとまりました。
これと時を同じくしてコロンブスが新大陸を発見し、
やがてアステカやインカを征服して中南米の大半を植民地にします。
この頃の中南米は金銀の鉱山が豊富で、スペインは世界一の金持ち国となりました。
また、次の国王カルロス1世は、オランダとオーストリアの国王も兼ねたため、
ヨーロッパの大半を占める巨大な帝国となりました。
ほんの数十年でヨーロッパの片田舎の小国からヨーロッパ最強の帝国へ成長したため、
スペイン人は「これは神が我々に世界を征服しろと言っているに違いない」
と狂信的な考えを抱くようになってしまいました。
カルロス1世の退位によりこの帝国はスペインとオーストリアに再び分割されますが、
このときオランダはスペイン領になります。
さらにポルトガルも併合してしまい、
この頃のスペインは「日の沈まない帝国」と呼ばれ絶頂期でした。
ところがこの後、狂信的なスペイン人はプロテスタントを許すことができず、
16世紀後半のオランダ独立戦争と17世紀の三十年戦争に国力を傾けて戦います。
結局どちらも勝てず、オランダとポルトガルには独立され、
フランスの勃興を許し、スペインは凋落していきます。
17世紀末に国王カルロス2世が死ぬと、
スペインはほとんどフランスの属国も同然になります。
ここから先はあまり特筆すべきこともありません。
18世紀末のフランス革命とアメリカ合衆国独立を機に、
中南米の植民地にも独立熱がたかまり、
このままではスペインは弱小国に転落してしまう、
というところで EU2 の時代は終わります。
15世紀: あんまり目立ったことはせず、スペインの時代が来るのを待つ
16世紀: 大量の探検家/征服者を使って、アメリカ大陸に覇を唱える
17世紀: 圧倒的な経済力を背景に、ヨーロッパでも逆襲に転じる
18世紀: 世界最強の帝国としての地位を固める
15世紀 :
カスティーリャでプレイ開始したら、まずアラゴンと同盟を結びます。
やがてアラゴンと合併して統一スペインとなりますが、
それまでは同盟を維持しましょう。
またポルトガルとも仲良くしておくべきです。同盟に招くのもアリです。
15世紀の間に獲得すべき領土はグラナダです。
指揮官アルヴァロ・デ・ルナの登場を待って攻略しましょう。
それ以外の国にはこちらから戦争を仕掛けるべきではありません。
しかし、アラゴンが喧嘩早い性格のため、
同盟のために戦争に引きずり込まれることも何度かあることでしょう。
ナヴァラ/フランス/イングランド/ブルゴーニュあたりが仮想敵国です。
しかしそういった戦争を除けば、
15世紀の間はやることも少なく、どちらかと言うと暇です。
商人も、15世紀の間はほとんど儲からないため、派遣しない方が良いかもしれません。
カナリア諸島でも植民しつつ、のんびり行きましょう。
新大陸に進出すると入植で湯水のように金が必要になるので、
年初の収入を貯金として蓄えておくのが良いでしょう。
世紀末が近づくにつれ、風向きが少しずつ変わってきます。
まず国名がスペインに変わり、
ついでコロンブスが登場し、
さらにイザベラ・フェルナンドの結婚によりアラゴンが属国となります。
コロンブスが来たら、いよいよ大航海時代の幕開けです。
16世紀前半 :
15世紀の終わり、コロンブスの登場から、
探検と植民と征服の世紀が始まります。
スペインは山のように探検家と征服者が現れるため、
彼らを使って南北アメリカ大陸を探検させます。
まずは手近なところに植民地を作って、船を寄港できるようにする必要があります。
征服者が出ると陸地の発見も進むのですが、
コロンブス登場から最初の征服者登場まで10年以上間が空くので、
この間はコロンブスの探検家としてのわずかな陸地発見能力に頼ることになります。
運不運はありますが、海岸沿いを行ったり来たりさせて、陸地を発見してください。
当面のうちは、探検の便宜を最優先して植民地を建てます。
未知の海域を探検する際の船に寄港に都合が良いように、入植先を選定してください。
1499年に探検家アメリゴ・ベスプッチと征服者アロンソ・デ・オヘダが登場すると、
新大陸政策が次のフェイズに入ります。
この頃にはコロンブスのお陰でそれなりに地図が広がっているはずです。
ここから先は、アステカとインカの併合がスペインの目標になります。
アステカとインカには莫大な産出量を誇る金山があり、
ここを手に入れることがスペイン世界帝国を築くために不可欠です。
征服者を使ってメキシコや南米太平洋側を探検し、攻め込むための道筋を確保します。
侵攻用軍隊をスペイン本国から輸送するのであれば、
大西洋を超える間の消耗が激しいので、
スペインにいる間に征服者を指揮官に任命して船に積んでください。
カリブ海の植民地を都市まで育て、そこで軍隊を募集する、という手もありますが、
都市が小さいと一年間に募集できる兵の頭数が限られるので、
何年もかけて準備する必要があります。
アステカ侵攻には、攻城戦で突撃ができるだけの陸軍技術が必要です。
これができたら、強そうな征服者を指揮官にして攻め込みましょう。
アステカには10万を超える守備兵がいますが、所詮烏合の衆です。
消耗にさえ気をつけておけば怖くありません。
数ヶ月で全土を征服し、併合できるでしょう。
併合すれば、膨大なアステカ兵もスペイン兵として接収できるので、
これを使って今度はインカに侵攻します。
インカは細長い国土を持つので、アステカより苦労するのが普通ですが、
最終的にはスペインの軍門に下るでしょう。
被害を減らしたければ、征服者エルナン・コルテスの登場まで待つのも手です。
征服行が始まると探検者は割と用済みになるので、
彼らにはアフリカ周りのインド航路を探検させるのが良いでしょう。
アフリカはトルデシリャス条約によってポルトガル領と決まっているので、
自分で寄港用の植民地を建てるよりも、
ベニンやジンバブエ、オマーンなどのアフリカ諸国と仲良くして
港を貸してもらう方が手っ取り早いでしょう。
新大陸以外の政策としては、1516年にはカール5世が即位しますが、
このときにアラゴンが属国になっていると完全に併合できます。
ですからこの年まではアラゴンとの属国関係を維持してください。
16世紀後半 : インカ併合を完了する頃には、16世紀も後半に差し掛かり、 ヨーロッパでは宗教改革の嵐が吹き荒れ始めているはずです。 通常は、1556年のカール5世退位イベントにより、 オランダがスペイン領となります。 これをきっかけに、スペインも宗教戦争に巻き込まれることになります。 まず16世紀後半にジャン・カルヴァンが登場すると、 オランダ低地地方一帯は改革派に改宗します。 そしていくつものイベントを経て、 この地方の反乱リスクが天井知らずに上がって行きます。 これが歴史に名高いオランダ独立戦争です。 ここでスペインには二つの選択肢があります。 あくまでオランダの反乱を鎮圧し続けるか、放棄して独立を認めるか、です。 反乱リスク20%を超える状態を60年間鎮圧し続ければ、 オランダは屈服して、反乱リスクも元に戻ります。 その間の反乱鎮圧に要する軍隊の維持コストだけでも大変なものになります。 一方オランダが独立すると、 スペインの英雄達が苦労して探検して発見した世界地図を労せずして手に入れ、 しかも連中は完全な自由貿易/海軍重視主義者ですから、 とんでもないスピードで入植者を送り込み、 あなたが植民しようとしていた土地をかたっぱしから横取りしていきます。 これもまた痛手です。 どちらを選んでもスペインには頭痛の種となるのですが、 史実のスペインは、 鎮圧を目指したのに結局独立されてしまった、という、 最悪の結果に終わり、これがスペインの没落を早めました。 史実よりももっとうまくやることが求められます。
17世紀 :
18世紀 :
TOPへ戻る
powered by メモ帳