去る7/20、ゲームガレージスケープ(愛称「スケコン」)というRPGのコンベンションに行って来ました。
『輪廻戦記ゼノスケープ』のマルチテーブルセッション(以下MTS)でGMをしたのですよ。
MTSというと大層ですが、プレイヤーが卓を自由に移動できるようなシステムで、
他の卓で情報を収集したりデマを流したり流されたりという、なかなか楽しい遊びです。

スケコン全景(手前が速水の卓)

速水はタイタニック号を舞台にした卓を担当してまして、他に超古代文明やら幕末の日本やら現代の東京やらの
卓があります。超古代が異彩を放っておりますが。
ゼノスケはモノが前世ものなので(転生者という存在になって、悪の秘密結社と闘うのです)、
卓を移動すると「○○の前世」「○○の後世」とかいう感じになるのですね。

会場はやたらめったら広く、人がうろうろするMTSには好都合です。
はじめのGM紹介で「タイタニックは沈みます。沈んでいくタイタニックの上で
敵ときったはったのアクションをしまーす」とぶちあげてみたり。
おかげで、もの好きそうなプレイヤーさんばかり来てくれました。うひひ。

で、キャラメイクを終えてタイタニック号に乗り込む面々は以下の通り。
貴族の淑女
若い私立探偵
ボーア戦争に従軍した陸軍大佐(上記の淑女が戦友の娘だという嬉しい設定)
ロンドンを騒がす謎の怪盗紳士

なんつーか、実にきっちりした隙のない構成だなぁ。うん。

とある宝石を捜索するというのがシナリオの目的なのですが、
始まってみるとさっそく現代卓から人がやってきて曰く「タイタニック、沈むし」。
「大英帝国の科学の粋を尽くしたこの船が沈むわけないじゃないですか。ハハハハ」
笑い飛ばしながらも、不安にかられる一行だったり。
しかし、なんてったって金ピカ時代ベル・エポックのイギリス人たち。
他の卓、特に日本人たち相手にブイブイ言わせ、「イギリスは調子いいらしい」という噂が流れる始末。 

宝石の謎を解くためPCたちは船の中を歩き回ったり他の時代に行ったり来たり。
しかも、どこの誰が始めたのか、はたまたわざとか事故か分かりませんがデマが飛び交ったり。
それに対応する速水は四苦八苦。楽しいんですが。
あと、怪盗紳士が他の時代に行っているあいだ、
彼の前世が超古代の犀人間だったり蛮族だったりしたのが明らかになったのが良いイベントでしたなぁ。

みんながうろうろしている間にも、時間はどんどん過ぎていきます。
怪盗紳士が一人で敵のアジトに踏み込んでしまって死にかけたり(警告したのに)、
氷山にぶつかっていよいよ船が沈みはじめたり、
「それでも沈まないんだよう」と言い張ったり。
あまつさえ太古のドラゴンがCGで復活してハリーハウゼンで動き始めたり、
傾いたタイタニック上で始まるラストバトル。BGMはジェリー・ゴールドスミス。
どかーん、どかーん、がおー、ごー、きゃー。

そしたら、他の時代から助っ人が来るわ来るわ。
「俺達も力を貸そう!」
なんですかこの展開は。
淑女の適切な助力と怪盗紳士の機転と、陸軍大佐のねばりと私立探偵の身を呈した犠牲(笑)、
あと助っ人パゥワーのおかげでドラゴンは無事退治。
でもフネは沈みます。

感動の助っ人大挙襲来

「君は生きろ」と大佐は淑女をボートに乗せ、男たちは残ります。
「私、待ってますから」と彼女は叫ぶ。
この展開に藤浪さんが喜ぶこと喜ぶこと。
さて、男どもは氷点の海に投げ出され。
このゲーム、一回のセッションだとなかなか戦闘でPCを殺すことができません。
しかし、速水はGMの義務はPCを殺すことだと公言してはばからない下司野郎です。
もう凍死するしかあるまいとてぐすねひいていると、怪盗紳士の機智で全員生還。クヤチー!

そんなこんなで、プレイヤーの皆さんにも助けられまして、実に楽しい卓でした。オーチンハラショー。
本当に有り難うございました。
それにしても、MTSはプレイヤーの行動が把握できないぶん(しかもなにやら愉快そうだ)、GMは悔しいもんですね。
でも、次こそは殺しますよ。ホント。