■2006年6月8月9月■
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Flying Circus →
9/14
YouTubeに、ソ連の軍歌「モスクワ防衛軍の歌」をBGMにした
かっちょええアニメがあると教えてもらったので観てみたら、たしかにえらくステキな絵面なのですよ。
そこでちょっと調べてみると、スタジオ4℃が
Detslというロシアのアーティストのために作った「first squad」というPVなのですねこれは。
アンテナ高い人には何を今更というネタかもしれませんが、僕のために作られたようなアニメがここに!
というか、ファンタジーとしてのソ連がいよいよ一般化しつつあるようで嬉しい限りです。ううむ負けてはおれん。
とはいえ、世間で見かけるファンタジーソ連の風景はどれもスターリンゴシックばかりで、
ロシア・アヴァンギャルドやフルシチョフ時代でトランジスタパンクなものが無いのはチト淋しいですが。
フルシチョフ時代なら真空管じゃよね……。
いや、スターリンゴシックは大好きだし僕も描いてしまうんだけど!
来年春には日本でもDVDが出るという説もあるみたいだし、こりゃ楽しみです。
阪神が中日と4ゲーム差! 夢見てもええんやろか。
明日から直接対決でドキドキ。でも、残り試合数に結構差があるんじゃよなぁ。
大相撲は露鵬が結構調子良くてニコニコ(今日負けたけど)。朝青龍は磐石の強さで素晴らしい。
9/10
阿倍謹也氏死去というニュースに驚いたり。
西洋史と日本史という分野は違えど、
中世という時代を生き生きと魅力的に見せてくれた網野善彦氏が亡くなったのがまだ2年前。
手近なところで、久しぶりに『ハーメルンの笛吹き男』を読み返してみようかな。
9/8
5ゲーム……(どきどき)。
大阪の天王寺動物園が、サバンナ風に見せる展示方法を取り入れたそうです。
で、動物園の人がインタビューに答えて曰く「通天閣の下でアフリカに行けるわけです」。
この身も蓋もない即物性というか、おトク感のアピールというか、大阪的合理主義でステキ。
ミルクに混ぜてコーヒー牛乳風にするミルメークというものがありますね。
小学校の給食でお馴染みだったそうだけど、ウチの給食には無かったような気がするぞ。
で、最近ミルメーク風の「ミルメークコーヒー」てなものがコンビニで売ってまして。500mlのパックで。
飲んでみると、確かにいわゆるコーヒー牛乳と違ってミルメークな雰囲気。
なんか、癖になってしまって毎日飲んでますよ。
お知らせがいくつか。
『クトゥルー神話 ダークナビゲーション』(ぶんか社)という本にゲストイラストを描きました。
後藤寿庵、西川魯介、古橋秀之、友野詳、芝村裕吏、広江礼威の
インタビューが載っているという変てこな(誉め言葉)一冊。
僕が描いたのはモノクロ絵枚だけですが……しもた! こんな面子ならもっとネタに走った絵にすべきだったァー!
まぁ、なにはともあれよろしくお願いします。 カバラ神拳(挨拶)!
あと、かの奇天烈な萌えミリタリー雑誌「MC☆あくしず」の2号が20日に出ます。
今号からロシア・ソ連軍コラムを描くことになりました。
あくしずだから周りは敵ばっかりか!
こちらもヨロシクー。
(私信)神宮司さん、ブツ届いてますですー。どうもどうも。
9/6
机の周囲に原稿やらメモやら打ち出しやら本やら雑誌やら同人誌やら人生やらが山のように積み上がり、
PC作業にも支障を来すようになってきたので一念発起して大掃除。ゴミがいっぱい一応スッキリ。
PCの中も机のまわりもまぁまぁ片づいたわけで(部屋自体はキチャナイ)、ガンバロー。
気がつけば、阪神と中日のゲーム差が5.5。
おおお、夢見てもいいんですか。
今日は将来の天皇誕生日で休日でありましょうか。できれば6月に生まれて欲しいんですが。
僕は皇室のない日本を夢想しちゃう人なのだけど、とはいえお子さんが生まれたことはめでたいですね。
「待望の男子のお世継ぎ」といえば豊臣秀頼とかアレクセイ皇子とか連想しちゃうんですが。不吉、不吉!
あと、周囲はおねえさまばっかりなんだなぁとか。
殿下が多感な年頃、例えば14歳の頃にはねえさんが28に25。従姉が18。
うむ、アリだ(なにが)。
ちょっと前のニュースになりますが、ロシアで北海道警が舞台のTVドラマが作られるそうですよ。
すげえ観たいんですが。
日本で放映……はしないだろうなぁ。彩プロあたりに期待するかなぁ。
馬頭さんが熱烈にプッシュしていたので、読んでみました。
『群青学舎』(入江亜季 エンターブレイン)
や、これは素晴らしい一冊です。
最近買ったまんがの中で一番好きかも。まぁ、まんが自体あんまり買ってないんですけどね。
短編集なのですがどの話も素敵で、どれが一番好きかとか順序が決められないです。
周囲の皆に勧めたくなる本だなぁ。
同時発売の『コダマの谷』も買おうっと。
来年、エヴァの新作映画とな。へええ。
9/4
いろんなデータを片っ端からCDに焼いてPCのなかをお片付け。
『ユナイテッド93』観てきました。
こういう表現は不謹慎かもしれませんが、たいそう楽しんできました。
旅客機内の情景を丁寧に描いているので、飛行機で旅行したことある人なら実に嫌な気分になれること請け合いです。
旅行前に観ちゃイカン映画ですよ。
作中、各地の管制官たちは不確実な情報に翻弄されますが、
あの日のTVニュースの混乱ぶりや、観ている僕も意味なく興奮していたことを思い出します。
しかし、管制官が情報のやりとりに携帯電話を使っていたり、
情報を口でやりとりするものだから錯綜しまくったり、
管制センターでハイジャック情報の確認にホワイトボードを使っていたり、
全部がオンライン化されているような印象がある管制施設も緊急事態にはアナログ化してしまうものなのですね。
ところでレーダー画面って萌えると思いませんか。押井映画の観過ぎか。
マンハッタン上空で旅客機を失探するシーンがあるのですが、
管制官たちは貿易センタービルに突っ込んだとはわからないわけです。
(日航123便が失探しても「墜落」とは断定できなかったように、それはそういうものなのだけど)
CNNを見てはじめて「もしや」と思うわけですね。
高度な設備と優秀なオペレーターたちを揃えてなお、彼らはなにが起きているのかすぐには把握できないのです。
この辺の隔靴掻痒感、最高度の情報を扱う部署にいる筈なのに事態を把握も掌握もできない不安感、
それこそが「司令部もの」の醍醐味でしょうなあ。
って、そんな楽しみ方は不謹慎だって。
しかし911テーマだと安直に「感動作だ! さあ泣け! 怒れ!」と撮ることもできるのだろうけど、
そうでない辺りはアメリカ映画界の多様さに感心すべきなのかもしれません。
あと、ハンディカメラを多用する映画なので酔います。僕はかなりヘロヘロになりました。
そしてエンドロールのあと「さあ、映画の世界に飛び込もう!」と
USJの広告が出るのはあまりにあまりではないかと。
ちょう久々にトップ絵を更新したら、カウンターがぐるんぐるん回ってびっくり。
まぁ、CG定点観測さんのおかげなんですが。
ピーター・ジャクソンが『暁の出撃』をリメイクとな!
ランカスターですよ! ダムバスターですよ!
PJはプロデュースで、メガホンは取らないみたいだけど、いや楽しみ楽しみ。
9/3
先日、「ぴくせる☆まりたん」本の僕のページにカラシニコフさんのサインを頂いたという
衝撃的ニュースをお伝えしましたが(8/18)、こないだ現物をもらいました。ゲゲー本物だぁ。
送られてきた封筒には「カラシニコフサイン入り同人」と書かれてまして、
「カラシニコフ」「サイン入り同人」……あまり馴染みの感じられない取り合わせではありますまいか。
や、プラウダだ(8/31)!
ちっちゃくなってかわいさ倍増ですよ。
イクヰロンさんありがとうございます。わーい。
今日のNHKスペシャルは自民党次期総裁候補へのインタビューの数々。
安倍さんの発言が一番毒にも薬にもならないものでつまらなかったですが、
まぁ他の候補は野党的立場だから好き勝手言えるというのもあるかもしれません。
麻生さんはパイプいじってたり葉巻くゆらせたり、人相が悪いので似合うと思いましたハイ。
しかし、世論調査では安倍さんの人気独走だそうですが、なんでそんなに人気あるのん?
僕は、あの3人なら谷垣さん支持かなぁ。キャラクターとしては麻生さん好きなのだけどね。
最近買った本
『東京右往左往』(モリナガ・ヨウ 大日本絵画)
東京散歩絵本。ただし散歩する場所は住宅街や土手や団地や地下道。
『じゃらん』に96年から99年まで連載されていたものをまとめたもので、
僕が東京に引っ越してきたのも大体その時分です。そう考えるとなんだか感慨が。
眺めていると(読む本ではなく、眺める本なのだ)、僕も散歩に出たくなります。
気候も良くなったので、この本でも紹介されている地底ハイキングとか行ってみようかしら(気候関係ないがな)。
そして表紙が実にステキなのですよ。大好き。
『禿鷹の夜』(逢坂剛 文春文庫)
『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』(スーザン・A・クランシー ハヤカワ文庫)
8/25
実は『時をかける少女』を2度ほど観に行ってます。もう1回は行きたい。
主人公の真琴がいい表情してて元気になります。
で、傑作かどうかという話をした結果、傑作ではないなという結論に。
映画を観るとき、僕には大雑把に「面白い・面白くない」「好き・嫌い」という二つの軸があるのだけど、
「時かけ」は圧倒的に「好き」な作品なのですね。
必ずしも誰かに「面白いから観れ」とは勧めません。相手を見て決めます。
本当に面白いと思う映画は相手かまわず勧めてしまいますから。
これは大好きな映画なので、誰かに勧めず一人でウヘヘと反芻することにします。
そんなこんなで、今も「時かけ」のサントラをヘビーローテーション中です。
映画といえばモデルグラフィックスが『バルジ大作戦』特集で、
横山宏さんとモリナガ・ヨウさんが一緒にDVD観たりしてますが、これが実に楽しそうで。
仲間とゲラゲラ笑ったり突っ込んだりしながら映画鑑賞するのは楽しいものです。
ウチの近辺にミリオタかつ戦争映画のファンが少ないのはちょっと淋しいのう。
や、まぁクライムものとかソード&ソーサリーなら問題ないんだけども。
最近買った本
『面白南極料理人 笑う食卓』(西村淳 新潮文庫)
南極越冬隊で調理責任者だった著者の新作。知らない間に出ていたのであわてて購入。
前作『面白南極料理人』はあまりに愉快で、日記でも紹介しましたね。
今回は南極で隊員に出した、さまざまな料理のレシピが付いています。
高級食材の伊勢エビが有り余るほど貯蔵されており、慣れない隊員が残すので
いかに身近で安っぽい料理にするか奮闘するなど越冬隊ならではの苦労が興味深いです。
あと、熊の手のひらや鹿のアキレス腱がなんで南極の基地に……。
ところで、欧米の越冬隊は何食べてるんでしょうね。
現代日本人は雑食文化だからメニューも和洋中とバラエティ豊かだけど、
アメリカ隊あたりのバリエーションはどんなものなんだろう。
『げんしけん』8(木尾士目 講談社)
大野さん萌えを自認する僕ですが、さすがにこの巻のオギーのかわいさたるや。
ああ恋がしてえ(だだ洩れる30男)。
『極北の海戦 ソ連救援PQ船団の戦い』(木俣滋郎 光人社NF文庫)
8/21
というわけで、JGCに出てまいりましたよ。
皆様お疲れさまでした、ありがとうございます。
いろんな方にご挨拶したり、不義理してしまったり。
イベントに打ち合わせにとグルグルしていると、いつの間にか終わってしまいましたよ。
『カットスロート・プラネット』のセッションもありがたいことに楽しんで頂けたようですし、
『迷宮キングダム』のイベントではお客様にヒンズースクワットとかさせてました。なんだそれは。
時間が合わず、ホテルバイキングを食べ損ねたのが心残りでしょうか。
ホテルバイキング好きなんだよ! キー!
いろんな方にお会いしても「どうもどうも」程度の挨拶しかできないのは淋しいですね。
イベントというのはそういうのかもしれないけど、なんだかもったいない気もします。
せっかく宿泊イベントなのだし、呑み会なんて企画があってもいいと思うなぁ。
ゲームとは関係なく「ロシアの魅力を語る」なんてのも需要は……あるといいな。
高校野球、甲子園の決勝がすごい試合だったようですね。観れず残念。
や、たった今再試合を観ながらこれを書いているわけですが。
航空ファンとか、航空雑誌の新しい号を立ち読みしながらふと思ったこと。
昨今の石油高騰は軍や政府にとっても相当の痛手なんじゃないかしら。
なにせ兵器というのは油をバカスカ喰うわけでして。
8/18
アナログゲームの宿泊イベント、JGCが始まります。
僕は二日目、明日の朝に会場入りします。
『カットスロート・プラネット』が遅れておりまして大変申し訳ありません。
言い訳できるような状況ではありませんので、参加者の皆さんご遠慮なく責めたててください。
JGCでは『カットスロート・プラネット』のセッションと、
『迷宮キングダム』マルチテーブルセッションをする予定です。
あと『迷宮キングダム』リプレイ「プリンセス・アポカリプス」の面々が参加するイベントとか。
僕もテトリスのプレイヤーとして参加します。猫耳をつけるとかいう噂もあります。誰が。俺が。
とにもかくにも、よろしくお願いしますね。
コミケカタログを眺めていたら(当日買ったので、ちゃんと読んでないのです)、
国際交流コーナーでロシアのコミックイベント「コミッシヤ」の紹介とかしてたんですね。
共信印刷の方が取材に行ったみたいで、カタログに載っている写真を見たら見覚えのある
ロシアンオタクの皆さんが。あらあら、まーまー。
しまった、展示観に行けば良かったなー。
ぎゃああ!
よりによって俺のページにサインを!
ミハイル・カラシニコフじいさんが!
腰抜かしましたよ。そんな本見せるなというご意見もありましょうが、
こういう本を作っている以上隠すのもかえって失礼かも。まぁタチ悪いとは思うけども!
いや、尊敬している人物ですので、大変光栄な事です。嬉しくないかと言われれば、嬉しいですよ。
しかし……ねえ? その、なんだ(もにゃもにゃ)。
「子供に銃を持たせちゃいかんよ!」
まったくその通りでグウの音も出ません。
とはいっても、これからも銃を持つ子供の絵は描くんでしょうけど。
『ブラック・ラグーン』の双子みたいな凄みのある話ができればええのんですが。
いやでも、光栄です。カラシニコフ氏のご健康とご長寿をお祈りしております。
8/16
コミケから数日経ちましたが、無事終わっております。
来ていただいた方、ご挨拶してくれた方、どうもありがとうございます。
お会いできなかった方も結構いはるのでちょっと残念。
さて、今回特に印象的だった本をいくつか挙げてみますよ。
『雲の上の僕の世界』(CLOCKWORK HEARTS ミヅタウシオ)
巨大な塔で暮らす少年のちょっとした冒険。
ガンガンWINGに掲載されたショートストーリーの再録ですが、こういう話は無条件に弱いのです。
世界の遠景がないのがちょっと淋しかったけど(佐藤明機さんならまず大喜びで描きそうな辺り)、
まぁそこはわざとなんだろうし。
灯台本『namimani manimani』の入手は失敗。ぎゃあ!
『WORLD TANKGIRL MUSICAL』(CHOCOLATE UNIT 六鹿文彦)
六鹿さんの戦車少女はMS少女の系譜とはひと味違うアプローチで好きなのです。
コスプレもしやすそうだし! いや、僕はしませんが!
しかし、B-1bisなビアンさんはフランス娘だから装甲天国本編では登場しないんだろうなぁ。残念残念。
『縞騎士物語』(Gewalt EXCEL)
『黒騎士物語』萌え化というコンセプトの勝利。
源文フォントでの「SIMA! SIMA!」でお腹いっぱい。アホやなぁ(誉め言葉)。
でも、シュガポフちゃんに「おめえ、学がないのに頭いいな→殴打」コンボが無いのは画竜点睛を欠くんじゃないかしら!
『Object-1 [Green DRAGON]』(MONO_GRAM 米田十二)
真っ正面からのT-34戦場漫画。ロシアへの愛がびしびし伝わってきます。
偶然見つけてあわてて買いましたよ。スバラシイ! しかし戦車本が続くなオイ!
なんと申しましょうか、やられた感があります。ウチが怠けてただけかー。
でも、いま描きたいのはソ連軍歩兵漫画なので競合せず! 問題なし!
この本全3巻予定だそうなので、今から次回が楽しみです。
『宇宙の傑作機NO.10 アポロ誘導コンピュータ』(風虎通信 水城徹)
このシリーズも10作目を迎え、趣味性もだんだん極まってまいりました。
僕は「コンピュータのアーキテクチャなんて訳わからん」という人なので実際ムズカシイ本なのだけど、
でもドラマがいっぱい詰まっていることはわかります。ううむ、多少は勉強せねば。
『Raita's Militaria』(絶対少女 RAITA)
RAITAさんのメカコラムやイラストをまとめた本。
密度いっぱい見応えぎっしり。やっほう。
ウチは机のすぐ横に積んで、いつでも眺められるようにしている本の一群がありまして
(商業誌同人誌問わず)、これもその仲間入りですよ。
僕も小道具とかガジェット好きな方ですが、RAITAさんの偏愛には到底かないません。
これはやっぱり、実際に自分でいじる人と眺めるだけの人の差なんでしょうか。うむむ。
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僕が30余年生きてきて、知り合ったなかでも最高級に濃い人がブログを始めました。
ロシア着倒れ食い倒れ
石炭生産省の制服とか、税関職員の制服って。
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靖国についてはいろいろ言いたいことはあるけど、ひとつ挙げてみるならば……。
第二次大戦、日本兵の死因は半分以上が餓死や病死です。
拙劣で無責任な作戦や戦術で死に追いやられた兵も枚挙にいとまがありません(その最たるものが特攻ですね)。
そんなロクでもない戦争をさせられて、皆もっと怒るべきだと思うのですよ。
その辺りを棚に上げて、ただ「国に殉じた」と祭るのはきわめて無礼な行為に見えるんだけどなぁ。
中国や韓国に言われるまでもなく、我々自身がカタをつけるべき問題ではないでしょうか。
8/11
安倍さんが次期総裁・総理ですかねえ。あーあ。
すごくおひさしぶりです。どうもどうも。
いろいろご迷惑おかけ中ですが、コミケも始まってしまいましたね。
僕も日曜日ミ-27a「ボストーク通信社」で出ております。
間際の告知になりましたが、よろしくお願いしますですよ。
あと企業ブース情報ー。
『ぴくせる☆まりたん』ファンブック『れざーねっくVol.2』で、またレイドビキさんコミックを描きました。
まりたんで日露戦争ネタをやると聞いたので、じゃあこっちも!
No.255「ホビージャパン」に置いてあります。よろしくよろしく。
そしてLass通信vol.01『Coloful POOR GIRL』という冊子にイラストを描かせてもらっています。
No.223「キャリエール」に置いてありますよ。こちらもよろしくー。
6/20
「MC☆あくしず」でアフリカ戦線の絵を描いたので、それに関連するネタをひとつ。
アフリカ戦線といえば、「高射砲で戦車を撃つなんて卑怯ですな」
「高射砲でしか撃ち抜けない戦車で来る方がもっと卑怯だぞ」という有名すぎる会話があります。
モリナガ・ヨウさんが書かれていたとおり、
マニアにとっては「これをやらないと落ち着かないのだ」というエピソードなのです。
88ミリ砲はこれを抜きにして語れないといってよろしい。
このイギリス兵とドイツ兵のやりとりですが、
大抵穏やかな雰囲気での会話として書かれていることが多い印象があります。
小林源文さんのまんがでも双方笑顔だったし。
アフリカ戦線といえば敵味方の友好的な交流、的な出来事が紹介されることが多いので、その一環なのかもしれません。
このエピソードが紹介された原典を確認したことはないですが、
おそらくそうではないかと思うのがハインツ・シュミットの『ロンメル将軍』という本です。
ロンメルの副官を経て歩兵部隊の指揮官としてアフリカ戦線を戦ったドイツ将校の手記でして。
小学生時代からの愛読書なので、シュミットさんは僕が一番親しみを持っているドイツ兵かもしれません。
カリウスみたいなヒーローではなく、適度に凡庸そうなところでそう思えるのかも。
それはともかく、この本に冒頭の出来事が紹介されています。引用してみましょう。
「捕虜は少数だった。参謀部の将校が、若いイギリス軍の戦車操縦士を尋問しているのを、通りがかりに耳にした。
『わたしの意見では』とイギリス人は近くの八八ミリ砲を憎々しげに見やって
『戦車を高射砲で射つなんて、卑怯ですな』といった。
そばで腰をおろしていたドイツ砲兵が、通訳を聞いて、興奮して言葉をはさんだ。
『なるほどね。だったら八八ミリ以外にはぶち抜けない装甲の戦車で、おしかけてくるあんたたちは、もっと卑怯だぜ』」
台詞は同じでも巷間に流布している雰囲気とはだいぶ違いますね。
ことの真偽はともかく、面白いギャップじゃないですか。
どうイメージが変容していったのか、その辺に興味があるのですよ。
6/13
どうもどうもお久しぶりです。
遅ればせながら、コミケは8/13(3日目)ミ-27a「ボストーク通信社」となりました。
それにしても、日記サボっているうちに米原万里が亡くなるし、岡田真澄も亡くなるし、
阪神はイマイチ調子が安定しないものの首位争いを繰り広げており、
蹴球W杯が始まってウクライナとセルビア・モンテネグロが勝つといいなぁとか、そんな感じですよ。
そんでもって、今回も宣伝です。
書けば宣伝というのも淋しいモンですね。近日中には平常運転にしたいんですが……。
それはさておき、まずひとつめは雑誌「MC☆あくしず」のご紹介です。
ミリタリーと萌えの融合で我が道を突っ走るイカロス出版が、その特濃版みたいな本を出します。
僕もカラーイラストを描いてますんで、よろしくお願いいたします。発売日は20日ですね。
セモベンテ描いてご機嫌ですよ(萌えはどうした)?
しかしなんだ、執筆者が知り合いだらけでのう。
それも1グループの身内というわけではなく、それぞれベクトルの違う知人が幾人も! つるかめつるかめ。
さて次はアームズマガジンに連載中の「ぴくせる☆まりたん」のムック情報です。
今度はヒアリングCDまで着いたやりたい放題の『かいへい2ねんせいよう』に、
またも「奇蹟の空挺隊員レイドビキさん」を描きました。僕もなんだか我が道を行き続けているような気が。
こちら、17日発売です。皆さんよろしくお願いしますね。
あと、去年一部書店限定で出たムック『かいへい1ねんせいよう』が全国版として重版されるそうです。
こちらにレイドビキさんの栄えある(?)1回目が載ってますんで、是非是非。
まだまだ行くよー。
現在発売中の「Role&Roll」誌最新号のVol.22が『迷宮キングダム』特集です。
前号から始まりましたまよキンリプレイも、圧倒的な増ページですよ!
こう言うと手前味噌ですが(といっても僕が執筆してるわけじゃないけど)、実際面白いリプレイなのです。
僕のキャラも出てますんで、ひとつ読んでやってくださいな。
あと、今号ではリレーコラム「私の愛したゲーム」に書かせてもらいました。ネタは『フンタ』ですぞ。
連載の「ひげヒゲMOVIEシアター」は岡本喜八の『殺人狂時代』を紹介しています。
みんなまとめて読んでくださいね。そしてアンケートを送ってくださいな。
そして僕とは何の関係もないですが、スタニスワフ・レムの『砂漠の惑星』(ハヤカワ文庫)が復刊されてるのですよ。
秘境冒険アクションとレムならではの理解を拒否する宇宙観が程良いバランスで融合した傑作です。
未読の人はこの機会にマスト買え! そして読め!