■2006年10月■
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Flying Circus →
10/22
よもや続編が撮られるとはこのリハクの目をもってしても読めなかった『ダンジョン&ドラゴン2』を観てきました。
詳しい感想はRole&Rollで描きますが、やー十二分に楽しんできましたよ。
ゲーマーならマスト観れ。あと大勢でワイワイ行くが吉。
で、晴れやかな顔して映画館から出てきたら『ぴあ』のアンケートに捕まりまして。
次の号に写真付きで載るようです。ちなみに本名で。
参考になるのかしらん。
いろいろ放ったらかしにしていて恐縮なのですが、明日からモスクワに行って来ます。戻りは31日になります。
ロシアの漫画家さんに会ったり、運が良ければモニノ空軍博物館を見物してくる予定。
長雨の季節なので観光シーズンではないけれど、タイフーン作戦でモスクワ攻防の頃なのですよ!
幾多のゲーマーが泥濘だ雪だと一喜一憂する、あの季節なのですよ!
いやがうえにもテンションが上がるというもので。
しまった、『ぴあ』が買えない!
10/20
暇があれば『ブラッカムの爆撃機』をくり返し読んでいる昨今。英国爆撃機怪談。
短篇だから読みやすいというのもあるのだけど、なにがそんなに気に入ったのか。
戦争を扱った短篇集といえば、レン・デイトンの『宣戦布告』も大好きです。何度読み返したことか。
ベネズエラのチャベス大統領は前から気になってましたが、ゲバラの娘さんによるインタビュー
『チャベス ラテンアメリカは世界を変える!』(ウーゴ・チャベス アレイダ・ゲバラ 作品社)を読んでみたく。
いろんな評がありますが、アルゼンチンのペロン大統領の系譜に連なる人物なのではないかと。
もと軍人、貧困層向けの様々な政策と統制的な経済政策、強烈な反大国主義、熱心なカトリック。
いろいろ危ういおっさんやなぁとも感じますが、今もっとも面白い政治家の一人でしょう。
『楽園通信社綺談』(佐藤明機 コスミック)
復刊万歳、ということで買って参りました。
古い短篇が追加されていて嬉しい限り。や、同人誌のは持ってるんですが。
来月には『ビヴリオテーク・リヴ』が復刊されるそうだけど、
前のホビージャパン版は大版でカラーも多く実にいい本だったので、今度の体裁は気になります。
10/15
なんか微妙に風邪っぽいような、そうでもないような変な体調。
まぁ、最近冷えてきたのに夏と同じ格好をしている方がまずいんだと思いますが。
綿入れでも出そうかしら(安直な対策)。
mixiで、安倍さんと岸辺一徳は似ていると書いた人がいた。
僕はその意見には賛同しかねるのだけど、岸辺一徳首相というのはなかなか魅力的な気が。
本会議場で演説したりするですよ。ぼそぼそ喋ってるかと思えば突然激昂したり。
何やるかわからないというドスは利いてると思います。
あーあれだ。僕が安倍さんをイマイチ好きになれない要因として、
ユーモアのセンスに欠けて見えるというのがあるのだな。
勿論それが支持しない主たる理由ではないのだけども。
それはそうと、核武装しないと明言していました。うむ。
『ブラッカムの爆撃機』(ロバート・ウェストール 岩波書店)
欲しかったのだけど、地元の本屋に無くてですね(ぶつぶつ)。昨日池袋に出る機会があったので真っ先に確保。
宮崎駿が漫画を寄稿していることで一部に話題の一冊。
ウェストールは初めて読んだのだけど、非常に面白かったです。
死と狂気と、それに耐える勇気に満ちた素晴らしい児童文学。
まぁ、こんなのを喜んで読む子供はほぼオタクになってしまうと思うけど。
宮崎駿も、漫画描くぐらいなら素直にこれを映画にすりゃあいいのに。
『二四〇九階の彼女』(西村悠 電撃文庫)
10/11
安倍さんの国会答弁に少しシビれました。
「北朝鮮側も私の内閣の措置ですからそれなりの内容になることは承知しているのではないか」
細かい言い回しは違っているかもしれませんが、おおむねこんな事を言い放ったわけで。
日本の首相にしてはドスが効いている方だと思いましたよ。
意訳するならば「ワシを誰や思とんじゃワレ」となりましょうか。
あと、公式に「日本は核武装しないよ!」とは言ってませんよね安倍さん。言ってる?
中日セ優勝おめでとうございます。
いやぁ今年の中日は強かった。勝っても勝っても追いつけないんだもの。
来年はみちょれよ! キー!
パ・リーグのプレーオフは日ハムが王手。
や、日ハム応援してるんですよ。特に新庄が最後とあっては(やっぱり好きなので)。
そしてダルビッシュは手足がスマートで長くて、あの投球する姿はかなりかっこいいのではないかと。
10/9
DPRKが核実験したと発表を。
あのう、安倍さんを利するだけの行動は止してくれんかのう。
しかし、なんかモニャモニャした発表ですね。
核実験を実行したのは人民軍ではなく「科学研究部門」ということだし、
パキスタンやインドのように、実験の様子をTVで写すこともせず。
核実験を実行した、ということ自体はどうやら本当らしいけどその規模については諸説あるようで
起爆装置だけを爆発させたとか、失敗だったんじゃないかとか、なにがなにやら。
もし失敗だったとしても、直前に中国に通知していたり、
あと地震計などでばれるわけで、成功したと言わざるを得ないでしょう。
光明星1号の打ち上げに失敗したときも、成功と主張したのを思い出しますね。
とはいえパキスタンの核実験には北朝鮮が関与していたようだし、
核爆発装置を所有していること自体は事実っぽいです。
勿論それをミサイルに積む技術はまったく別の次元で、
今のところはそこには至っていない……といいな。
政治的には重大な事件ですが、軍事的には必要以上に騒ぐことでもなく、淡々と対処するのが良かろうなのだ。
まぁ、時間が経てば核開発はどんどん進んでしまうわけで、難しいところではあります。
意外に早く、アメリカが空爆やっちゃうかもね。
一方でロシアではアンナ・ポリトコフスカヤが殺されたそうで、
「いつかは殺されるんではなかろうか」という不吉な予感はありましたが、なんともはや。
これをプーチンの陰謀と考えるのは早計に過ぎる……というのは晴天さんが手際よくまとめてくれてはります。
プーチン政権が6年続いても、まだまだロシアはグダグダなんだなぁと思いますよ。
10/7
嵐が去って、まぶしいほどのいい天気。陽光がまっしぐらに降ってきた日でした。
久しぶりの洗濯日和なので洗濯機フル回転。
今日は米澤氏の告別式だったのですよね。
バタバタしてて行けなかったのがとても残念。
ふとTVをつけたら、NHK『探検ロマン世界遺産』がルーマニアの要塞教会で。
ぎゃー最初から観れば良かったー(東欧建築好き)。
再放送は逃すまいぞ。
あとドラマ『クライマーズ・ハイ』の再放送(後編)を観たり。
やーこれは面白いドラマだったので、嬉しい再放送ですよ。
イライラした男たちがブツブツ言ったり怒号を放ったりつかみあったりする話。
『日航ジャンボ機墜落 朝日新聞の24時』(朝日新聞社会部編 朝日文庫)を読み返したくなる作品です。
ケーブル工事対策で相当綺麗になったわが部屋。
しかし、綺麗になったことで余計に居住性の低さが際だっているような気が……(書籍山脈を見上げつつ)。
10/1
米澤嘉博氏が亡くなったというニュースに驚きました。
病気療養のため、コミックマーケット代表を引退したという告知があったばかりなのに。
米澤さんの「ごあいさつ」が載ったコミケットアピールは70が最後でしょうか。
アピールの文末は「夏の暑い3日間はもうすぐです」。
コミケは今後も変化していくことでしょう。僕がよしと思えない変化もきっとあるに違いありません(無くなることも含めて)。
それらを越えてなお、なにか夢が込められているような言葉に思えませんか。
夏はこれからなんですよ!
53歳というのは若すぎるように感じてしまいますが、
あの場を作り上げてひとつの文化を広めたすえの大往生だと信じます。
おつかれさまでした。本当にありがとうございます。
ちょっと遅れ気味ですが告知をいくつか。
『RPGamer』の新しい号が出ています。
『カットスロート・プラネット』が遅れてまして大変申し訳ないのですが、
最新号では僕と河嶋のインタビュー記事などが掲載されておりますです。
見どころは著者近影にあるまじき変な顔写真。
よろしくお願いいたします。
『Aの魔法陣 リプレイブック 〜式神の魔法陣篇〜』(芝村裕吏 アルファ・システム エンターブレイン)
のゲストリプレイにプレイヤーとして参加してます。
ソ連スーパーロボ使いの女の子キャラなんぞをやってますです。
読者が面白いと思ってもらえるかどうかは参加者なので正直わからないのですが、
妄言寝言が飛び交ってプレイ中は爆笑が絶えない、えらい有様になったセッションの記録でありますよ。
それにしても、自分のキャラを他の人に描いてもらうというのはいつになっても嬉しいですね(山出し)、うへへ。
よろしくお願いしまーす。
『ダークロダーズ 魔王のおしごと 5』(藤浪智之 佐々木亮 ワニブックス)
前作『マンション&ドラゴンズ』から続いていたシリーズもついにおしまい。
ずっとお手伝いさせてもらってましたので、感慨深いものがあります。
僕もゲストページを頂いてちょろっと描いてたりしてますので、よろしくよろしく。
ところで昨日、「トップをねらえ! トップをねらえ2! 合体劇場版!!」の
試写会に呼んでもらったのでホイホイ行ってきました。
それぞれを90分に再編集し、合わせて3時間の映画です。
まず『トップをねらえ!』ですが、いやぁ懐かしい。ちゃんと観るのは10年ぶりかしら? いやもっとか。
OPで「アクティブ・ハート」が流れたときはもうノックアウト。
しかし、今観てもどえらく面白いアニメですね。昔好きだった作品というのは思い出フィルターで美化され、
今の目で観るとションボリしてしまうことが多々あるのですが、いや、これは、もう!
特に最終話のテンションは尋常ではなく、わかっていても本気で打ちのめされました。涙滂沱ですよ。
熱い作品ですよね。これに匹敵するアニメは20年近く経っていながらそうそう無いのではないでしょうか。
凹んだり、元気をもらったり、なんだかいろいろ思うところがありました。海法さん、今度呑むとき語りましょう。
そして『トップをねらえ2!』ですが、申し訳ないことにDVD観てませんで、実はこれが初見です。わはは。
前作と併せて上映ということを念頭に置いた再編集ということなのかな?
DVDだとキャラの掘り下げがもっとちゃんとされているそうなので、観ます観ます。
1に対して、より個人の視点での物語ですね。敵は自分のなかにあるというか。
しかしノノはかわええです。うん。ロボ娘萌えとして合格! そしてあのエンディングはずるいよな。
今日から公開しているとのことなので、マスト観れ!
安倍政権、支持率が6割とか7割とか言ってますね。
僕は明確に不支持なのだけど、しかしそんなに多くの人が支持してますか。
それ自体を悪いとは言いませんが、どの辺で支持してるのかは興味があります。
一方で小泉さんはおつかれさまでした。
彼の政策は支持できたりできなかったりですが、とはいえ一本筋の通った、
政治を建て替えたどえらい人物であることは間違いないでしょう。
昔から主張してきた政策を実行し、変てこなところも多々あったとはいえとにかく自分の言葉で語り。
金をめぐるスキャンダルがなかったのも素晴らしい。
政治史に残る政権でしょう。だからといってドラマにしたりアニメになったりはどうかと思うけど。
最近の楽しみといえば、NHK『世界ふれあい街歩き』です。
本当に旅している気分をちょっと味わうことのできる、素敵な番組ではないかと。
もともとBSの番組ということで、くそうBSでは面白げな番組が多いなあ!
ハバナ旧市街とか、麗江とか大変魅力的な街でした。行きてえ。
ロシアの街はまだ取り上げていないようなので、そちらも紹介して欲しいですよ。
『謎のホームページ サラリーマンNEO』が終わってしまった。シーズン2希望。
『純情きらり』も終わってしまった(実は観てた)。
『芋たこなんきん』は楽しみです。
阪神がー。
最近買った本
『ナポレオン 獅子の時代 6』(長谷川哲也 少年画報社)
アワーズの方ではベルティエが実に素晴らしい官僚主義者っぷりで株価急上昇。僕のなかでマッセナと並んだ。
あと、バラスをここまで素敵なキャラに描いてる作品ってそうそうないよなぁ。
『ディアスポリス 異邦警察 1』(すぎむらしんいち リチャード・ウー 講談社)
『グラン・ヴァカンス 廃園の天使 1』(飛浩隆 ハヤカワ文庫)
『麺の文化史』(石毛直道 講談社学術文庫)
『中世ヨーロッパの都市の生活』(ジョゼフ・ギース フランシス・ギース 講談社学術文庫)
『ハーフサイズカメラ遊楽』(飯田鉄+良心堂 えい文庫)「えい」は木へんに世
『夢と魅惑の全体主義』(井上章一 文春新書)
さまざまな全体主義建築について紹介した興味深い一冊。
イタリアのファシズム建築、ヒトラーが夢見たベルリン大改造計画、
スターリン・ゴシック、中華民国や中華人民共和国の建築についても触れられていたのが面白かったですね。
全体主義建築には思想や主張が込められているということで、作者によれば
日本の全体主義建築は「欲しがりません勝つまでは」の省資源バラック建築なんだそうな。ううッ、貧乏国……。
ひさしぶりに書いたらえらく長くなってしまいました。むむ。
明日、ケーブルTV会社が端子を交換するということで屋内工事にやってきます。
つまり、部屋に上げねばイカンわけで、掃除せねばー。ぎゃー。