■2006年3月■

← ■真理省■

Flying Circus →


3/31
あー。
うあー。
早朝にですね、急にPCの調子が悪化し始めまして。
昼頃には増設したHDDを認識しなくなるわ、ウェブにつなげなくなるわでもう大変なことに。
幸い物理的にぶっこわれたわけではなかったので、一日かけずりまわってなんとか復旧しました。
ウェブにはつながらないし、仕事関連のデータも触れないし、もう焦りまくりましたよ!
しばらくは大丈夫そうです。フー。
いろいろ助けていただき、ありがとうございます(各方面に最敬礼)。

ただ勝利には喪失がつきもの。
これは完全なケアレスミスなのですが、メールのデータ一式を消してしまいました。
ああああ。
ああああああ。
前にも似たようなコトしたなぁ。

頂いたお手紙や各種パスワード等のデータを失ったのはまさに痛恨ですが、
アドレス帳が真っ白になったことが一番困りものです。
お仕事で行き来のある皆様、友人諸兄、恐縮ですが中身は空でいいのでメールを頂ければ助かります。
あと、こういうときmixiってほのかに便利ね。

買った本
『雷轟 -rolling thunder-』(押井守 エンターブレイン)

毎年2月26日に行われている押井守のトークショーは、「字にしない」が売りなのだけど
この本に大体同じことが書いてあるなぁ。
冒頭がアンティータムの戦いというのはちょっと不意打ちで嬉しかったけど。
しかし、一番面白いのはひょっとすると巻末に載っている岡部いさくのツッコミかもしれん。
3/29

ちょっと遅れましたが、RPGamerの最新号に『カットスロート・プラネット』のリプレイが載っております。
勿論、僕も絵をいろいろ描いてるんでゼヒゼヒよろしくお願いします。表紙絵も見れるよ!
レトロフューチャーでロケットなRPGです。正面からの愉快痛快スペオペですぞ。

スタニスワフ・レムが死去。
桂さんから電話があって知りました。
もういい歳なので大往生だとは思いますが……しかし!

レムは、ストルガツキー兄弟と並んで僕の一番好きなSF作家です。
特にレムでSFに目覚めたので(変なところから入門したものです)、一番影響が大きいかもしれません。
『ソラリスの陽のもとに』の衝撃。
『砂漠の惑星』の、エンターテイメントと挑戦的なテーマの融合。
『宇宙創世記ロボットの旅』のユーモア。
他にも『天の声』『捜査』『エデン』『枯草熱』『完全なる真空』『虚数』等々、等々と挙げればきりがありません。
特に『宇宙創世記ロボットの旅』みたいなまんがは描きたいなぁと常々思っておるのですよ。
ここしばらくは小説を書いていなかったのがちょっと残念ではありますが。
順番に読み返すことにしようかしら。

本当にお世話になりました。ありがとうございます。

以前紹介した、イワンのバカさんによる『Europa Universalis II』リプレイ
モスクワ大公国編がめでたく完結しました。
農奴化を進めると国が発展するというのはひどいなぁ。わははは。

買った本
『火星航路SOS』(E・E・スミス ハヤカワ文庫)
『ブロッケンブラッド』(塩野干支郎次 少年画報社)

3/21

WBC、キューバが負けちゃったぁ。あーあ。
や、日本が勝って嬉しくないわけじゃないです……よ(歯切れの悪さ)?
とはいえ、ゴタゴタや中途半端さが目立って素直に楽しむことはできない大会ではありましたのう。

ところで、「クールなイチローが熱い言葉を云々」みたいな言い回しを報道で見かけるのが気になったり。
イチローって前から天然でふてぶてしい物言いをするあんちゃんだったと思うんですが。
僕はクールな優等生ではない、そんなところが好きなんですよ。

ところで4月から始まるNHK時代劇『柳生十兵衛七番勝負』PART2がむちゃくちゃ面白そうなんですが。
背景は島原の乱! 暗躍する朝廷! 天草四郎は勿論、荒木又右衛門が登場するようで。
もともとこのシリーズは好きだったので(いま再放送してますね)、大変に楽しみです。ハイ。

TVドラマといえばBBCの『宇宙へ』も観てますよ録画してますよ。
史実をいろいろ改変してありましたが、まぁドラマとしては許容範囲かしら。
撮影場所はロシアですかね。アメリカ兵がSKSカービン持ってて腰抜かしましたよ。
NKVDの将軍がすさまじく格好良くてたまりませんでしたが。
3/17

先日ジョン・ハウの展示会に行ってきました。素晴らしい。
一流の技術や知識や感性に基づいた、中学生的センスというのは恐いモノなしですよ。
場所はカナダ大使館で、入場無料なので近場の方はマスト行け。
両親が40年ほど前にカナダに住んでいたことがあって、その時の話をいろいろ聞いて育ったものだから
カナダにはなんとなく親近感があったりします。

買った本
『野中広務 差別と権力』(魚住昭 講談社)
『ブラック・ラグーン』6巻(広江礼威 小学館)

バラライカ姐さんの英語って、多分バリバリのロシア訛りなんだろうなぁとか確信的妄想を。萌える。
や、ロシア訛りの英語っても具体的にはよく知らないんですけどね。
こうTVなどで聞く印象程度で、Rの発音がきつかったり。
『レッドブル』を撮るとき、シュワルツェネッガーはロシア訛りな英語を話す努力をしたそうです。
まぁ一定カリカチュアされた訛りだとは思いますが、どうなんだろう。
3/11

更新サボってましてすみません。掲示板もなんともはやムニャムニャ。でもちゃんと見てますよ!
しかも更新したと思ったら宣伝です。

『ゲーム的人生論 〜人生ゲームの成功法則〜』(鈴木銀一郎 新紀元社)
という本が出ておりまして、その表紙を描かせてもらいました。
10年前に出た『ゲーム的人生ろん』の復刊的な本ですが、新しく書き足された章もいろいろあります。
銀一郎さんの波乱とゲーム尽くしの人生が真面目な顔をして冗談を言っているような、
そんなタッチで紹介されています。僕の表紙云々以前に素敵な本ですので、ぜひぜひよろしくお願いします。
といいますか、銀一郎さんの本で表紙を描けるなんてホントに光栄ですよ、ええ。

もと旧ユーゴ大統領、ミロシェビッチさんがハーグの拘置所で死去。
獄死とは、なんとも寂しい最期です。
勿論内戦の責任はある人物でしょうけど、それにしても集中して悪役になってしまった気が。
あの世で大勢の死者に対面して裁かれるでしょうか。いや僕は唯物論者なんであの世もなにもないんですが。
たとえ戦犯としても、お悔やみを言ってもいいでしょう。
まぁセルビア・モンテネグロ大使館で言ったら複雑な顔されるだろうけど。
ましてやボスニア大使館で言ったら殺されそうだ。

最近買った本
『一人の王にさしあげる玩具』(吟鳥子 新書館)
指輪サイトをやってはる方ですね。コミック出ていたことを知ってあわてて購入。
ファンタジーまんがを描きたくなりました(オープンダイスキングダムを描いてるではないかと突ッ込まないように)。
『横山宏 Ma.k.スケッチブック』(横山宏 大日本絵画)
横山さんのキッテハッテ。いくら眺めても見飽きませんよ。航空宇宙軍史の絵がないのがちょっと寂しいなぁ。
いやはや、僕はラクガキをトンとサボっているのでこれからは寸暇を惜しんで、
もといちょっとでも暇があればラクガキを心掛けるようにしようっと。
『イタリア軍入門 1939〜1945』(吉川和篤/山野治夫 イカロス出版)
WW2のイタリア軍はなんといってもその弱兵ぶりで有名です。
一般的な軍オタは、その弱さをネタにして喜びます。
そのうち、イタリア軍の戦歴で各所にキラキラと光る個人プレーが気になりはじめます。
最終的には弱いところをひっくるめて本気で好きになってしまう人種もおります。いや、僕のことなんですが!
いや、ホントに魅力的なのですよイタリア軍は。
『図書館戦争』(有川浩 メディアワークス)
検閲と図書館の武力抗争というネタは面白いのに、ディストピア度が低いというか甘くてプチ不満。
でも、ラブコメとしてはなかなか面白く読めましたよ。

アワーズ買ったり(最近は『それでも町は廻っている』がお気に入り)、
TAGROさんの新連載目当てでヤングアニマル嵐買ったり。

ラノベに縁遠くなって久しいので、リハビリのために意識していくつか買ってみたり。
でも今は『ルイセンコ学説の興亡 個人崇拝と生物学』(メドヴェジェフ 河出書房新社)を読み返してたり。
小説に食指が動かず、ノンフィクションばかり読みたくなる体調ってありますよね。