■2005年4月■

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Flying Circus →


4/30
60年前の今日
「我が強襲部隊が国会議事堂に突入したそうでっせ! てっぺんに赤旗がかかりましたわ!」
「でかした! メーデーまでに占領するという約束を果たしたぞ!」
「占領はまだのようでんな。地階にたてこもっとるSSのフランス人どもがえらい抵抗ぶりでっさかい」
「なんだと。ありったけの重砲を前に出せ。廃墟にしてかまわん!」
「わあ、高射砲塔からの砲撃を喰らっとるそうですわ。えらい騒ぎや」
この日、ヒトラーが自殺する。
ヒトラーが地下壕のスタッフに最期の別れをして自室に引きこもると、
漂っていた緊張感が一気にほぐれ、階級の別なくお祭り騒ぎが起こったという。
ヒトラーとエヴァの死体は総統官邸の中庭で大慌てで火葬された。

30日付の国防軍総司令部作戦日誌は威勢のいい形容詞が並び、
具体的であるべき作戦日誌の体をなしていない。もはや戦況をつかんでいないのだ。
「ベルリンの中心部では、われわれの総裁を中心として、
勇敢なる防衛軍が、せまい地域で優勢なボルシェヴィキ軍を防いでいる。
熾烈をきわめる砲撃と、引きつづく爆撃のもとに、英雄的な戦闘が続いている。
首都南方では、わが第九軍の部隊は、主力部隊と連絡し、
ニイメグク……ベーリッツ……ウェルデルの線で、絶えまないソ連軍の攻撃を必死に防いでいる」

台湾国民党の連戦主席が中国を訪れ、胡錦濤主席と会談したというのは確かに歴史的ニュースですのう。
国民党は野党とはいえ、あの共産党と国民党のトップ同士が半世紀以上を経て握手したわけですよ。
連戦さんは道端や公園でもえらい歓迎ぶりだったけど、中国で国民党というのはそんなに心証悪くないのかな。
教科書なんかでは、それこそ悪役扱いされてそうだけど……。
それとも、悪いのは蒋介石だけ、ということになってるのかしらん(孫文は英雄なわけだし)。

お天気おじさんの福井敏雄氏が死去。
最近は気象評論家という肩書きだったのね。
基本的には真面目なのに、でもユーモア感覚もしっかり兼ね備えた素敵な人でした。

明日の9時からANAユニフォームコレクションが発売。
当然買いますよええ。
好みは7代目8代目のダブルの制服。2代目3代目も社会主義度が高くて捨てがたいです(なんだそれは)。
制服ばんじゃーい。

CG定点観測さんで、ウチのトップ絵がコス絵に分類されていて面白かったです。
ソ連軍は女性兵士いっぱいいたのよ。しかもスカート履かせてたのよう。
そーかぁ、コス絵か……。
4/29

60年前の今日
「ゲオルギー・コンスタンチノヴィチ、我が軍は内務省ビル『ヒムラーの家』で白兵戦を展開中です」
「よし、国会議事堂まであと500mだ。あそこに赤旗を立てた奴はウォトカ呑み放題、勲章も取り放題じゃ!」
この日、ムソリーニがパルチザンにより愛人ともども処刑されたと一報が入る。
そして29日になったばかりの深夜、ヒトラーは愛人エヴァ・ブラウンと結婚式を行った。
その後、ヒトラーは二通の遺書をしたため、デーニッツを後継者に指名。
ベルリン中心部では頑強な拠点にソ連軍は重砲で直接射撃を行い、
ドイツ兵も果敢に抵抗して数多くのソ連戦車を撃破している。
この激戦のさなか、二人のドイツ兵が第三帝国最後の騎士十字賞を受賞した。

今日はなんだ、昨日以上に暑かったですね。夕食に冷や奴をつけました。
家の中でも汗がにじみ出てきますよ。原稿用紙が湿ってイヤン。
明日はだいぶ涼しくなるみたいで、やれやれ。
もっとも暖かくなってきてポトスの鉢植えはいやがうえにも絶好調のようです。
次から次から若葉が伸びるわ、葉っぱはどんどん大きくなるわ。
こいつソロモン諸島の辺りが原産地なので、こういう気候が合ってるんでしょう。

NHKの金曜時代劇『十兵衛七番勝負』を楽しみに観ている昨今です。
但馬守が萬屋錦之介でないことと、おしろい塗りたくった成田三樹夫がいないのが不満なぐらいで(笑)。
と思ったら、今日は宮本武蔵が千葉真一で腰を抜かしました。いやびびった。
ソニー千葉が宮本武蔵ですよ!? 十兵衛と斬りむすんだりしますよ!?
やっぱりスタッフは『魔界転生』を意識してるんじゃろか。いやー、感慨深かったです。ふわー。

Nスペで、尼崎脱線事故について。
JRが民営化後、経費節減のために新規採用をほとんどしなかったせいで、
現在30歳代の社員がほとんどいないというのは初耳でした。
一世代まるまる抜けているというのはやはり技術の伝承とか、組織上まずいんじゃないですかね。
中国が文革のために一世代まるまる高等教育に穴が開いているという話を思い出しました。

トップ更新。掲示板も返事書かないと。

今日の買い物
『風雲児たち 幕末編 6』(みなもと太郎 リイド社)
『盗賊の危険な賭 上 エイナリン物語第一部』(ジュリエット・マッケナ 中央公論新社)

主人公がシーフで賭博師のおねいさんなので、思わず衝動買い。
いやシーフ娘さんというのはわかりやすくマイ萌えなので、つい。面白いといいのう。

4/28

60年前の今日
「ゲオルギー・コンスタンチノヴィチ! ヒムラーがスウェーデンに休戦交渉をもちかけたそうでっせ」
「ほほう、ヒトラーにはショックだろう」
「そらあもう。ヒムラーの逮捕命令が出たそうです」
「ベルリン南東で包囲した、ドイツ軍第9軍はその後どうなっている?」
「シュプレーヴァルトの森林地帯、ハルベを中心に多数のドイツ兵および難民がおります。
西への脱出を試みてますが、虐殺みたいな戦闘が続いとるようです」
ヒムラーに通じていると疑われたフェーゲラインがこの日、銃殺される。
深夜、新空軍司令グライム将軍と女性パイロット、ハンナ・ライチュは脱出を命じられ、
奇跡的に瓦礫だらけのブランデンブルク門前に待機していたアラド練習機で飛び立つことに成功した。

『続 ラスト・オブ・カンプフグルッペ』にも、このハルベ包囲戦の写真が載っています。
脱出戦の際に参謀が撮影したもので、異様な緊張感に満ちていますよ。
ハーフトラックに乗っている人形を抱いた少女が印象的ですが、彼女はどうなったんでしょうか。

尼崎の事故、ようやく遺体をほぼ収容。
初期の報道では「性別不明」という遺体があり、現場の凄惨さを示唆していました。
ウチも、いざというときのためにドッグタグでも持っておくべきかなぁ……と真剣に思いましたよ。

しかし今日は暑かったですね。思わず仕事中にビール呑んでしまいました。うまいのなんの。
北海道ではストーブがまだ必要みたいだし、そろそろ桜の季節でしたっけ。
日本は南北に長いですのう。
これ書いてるのは29日の午前中なのだけど、今ももう暑いですよ。

そして阪神中日戦の結果にがっくり。
7点差をつけておいてなんで負けますか。
残塁多すぎ、エラー多すぎ。中日ファンはさぞや楽しかったでしょうよ! ええ!
今シーズン一番のションボリです。
今日を国恥記念日に制定し、発奮してがんばるべしタイガース。
4/27

60年前の今日
「激烈な市街戦が展開中ですゲオルギー・コンスタンチノヴィチ。
あとテンペルホーフ空港の整理にベルリン市民2000名を強制動員し、
24時間以内に赤軍航空部隊を進出させます」
この日、ヒトラーの義弟ヘルマン・フェーゲラインSS将軍が逮捕された。
彼は東部戦線で武装SSを指揮し、剣付柏葉騎士十字章を授与された歴戦の人物だった。
しかし26日、フェーゲラインは総統官邸から脱走。この後の行動は間が抜けており、
27日になって自宅で私服で寝ているところを逮捕されたのである。

ワンフェスの、当日版権の申し込みが来たそうですよ。なーんと。
モノは『迷宮キングダム』のモンスター「箱入り娘」
お気に入りなので、これは楽しみです。うふふ。

CM観て気になったこと。
最近は「自動販売機」って言わないの? ベンダーって言うの?
自販機でなにがアカンねん。おう!
4/26

60年前の今日
「ゲオルギー・コンスタンチノヴィチ、テンペルホーフ空港を完全に占領しました」
「うむ、しかし市街戦の損害が多いがどういうことだ」
「24時間不断の前進ちうことで、消耗が激しいんですわ。
あと市街戦に慣れている部隊はええんですけど、新兵も多いでっさかい」
しかし、ベルリン市街で抵抗を続けるドイツ軍は決して精強なわけではなかった。
ヒトラー・ユーゲントの少年たち、国民突撃隊の老人たち、消耗しつくした陸軍部隊。
それに少なからぬ数のフランス人、ノルウェー人、デンマーク人、スウェーデン人などのSS義勇兵。
今まで連合軍の爆撃機を迎え撃ってきていた高射砲塔も、地上のソ連軍に火を噴いた。

そんななか、奇跡的に海軍の1個歩兵中隊が空輸されてくる。
しかし彼らの本来の任務はレーダー基地勤務で、中古のイタリア製ライフルを持たされた臨時編成の部隊だった。
彼らからすれば、そりゃあもういい迷惑だったろう。
空輸といえば、この日、ベルリン戦で有名なエピソードがある。
午後、ゲーリングのあとを継いで空軍総司令感に任命されるグライム大将がベルリンにやってきたのだ。
彼は女性テストパイロット、ハンナ・ライチュの操縦するシュトルヒ連絡機で
ソ連軍の猛射撃の中、ブランデンブルク門付近に着陸。大将は負傷しながらも総統官邸にたどりついた。

郵政民営化問題、土壇場で紛糾中。
その中身の是非はともかくとして、小泉さんの「民営化を公約にした自分を自民党総裁に選び、
マニフェストも民営化をうたったのになんで反対するのか」というのはスジは通ってるよなと思ったり。

しかし、首相就任4年目で戦後5番目の長さですか。
しみじみと短期政権が多かったことを再認識。
長期政権イコール良い事じゃあないけれど、そりゃ政策に連続性が無くなるというか官僚まかせになるわいな。

アームズマガジンの新しい号が届きました。
今回の『馬車馬戦記』は海底戦艦話の続きです。
中南米における拷問について知りたければゼヒゼヒ。

ところで、アームズを眺めていると『ストラトス・フォー・アドヴァンス』のレビューに目が止まりました。
MiG-31が出るアレです。岡部いさくも出てます。
「(前略)とはいえ、相変わらずこのようなマイナーな機体を選ぶ辺り、
制作スタッフの方々のマニア度がうかがえる云々(後略)」
「相変わらずこのようなマイナーな機体を選ぶ辺り」
「このようなマイナーな機体を」
マイナーな」
MiG-31のどこがマイナーだーぁ。世界ではじめてフェーズドアレイ・レーダー積んだんだぞ。
Su-27、MiG-29と並んで新世代ソ連戦闘機トリオの一角なんだぞ。うわーん。

尼崎の脱線事故、遺族の方にインタビューするのはなんとかなりませんかね。
NHKですら気になったのに、民放の報道たるやさぞムチャクチャだったのではないかと。
大事件の時は民放観ないのでなんとも言えないのだけど。

昨日宇宙食について書きましたが、60年前の4/22にはベルリン市民に特別配給がありました。
その内容は肉1ポンド、米半ポンド、そら豆半ポンド、砂糖1ポンド、
麦芽コーヒー100グラム、缶詰一箱、炒り豆コーヒー30グラムだったそうです。
そういう時期なので『ベルリン1945 ラスト・ブリッツ』(梅本弘 学研)を読み返しているのだけど、
これに登場するライ麦の粉で作った代用マーマレードというのは一体どんな味がするんだろうか。
ところでこの本、大変面白いので未読の方はゼヒゼヒ。宮崎駿が推薦という希有な本ですよ(笑)。
4/25

60年前の今日
「よーし、いよいよベルリン市街地だ。長かったな!」
「ゲオルギー・コンスタンチノヴィチ! エルベ川のトルガウで、米軍と接触したそうですわ。
部隊きっての美人兵士をかり集めて、米軍との祝宴はどんちゃん騒ぎだそうでっせ。
あと、戦線を突破したアメリカの新聞記者が、ベルリン包囲中のウチの部隊に遊びに来たそうで。
こっちもごちそうとウォッカ呑み放題でえらい楽しげですわ。ええなぁ」
「外国人と不許可で会うのがそんなに羨ましいかサノバーヴィチ同志大佐」
「いや、あッ、そないなことは。ええと、ベルリンの空の玄関、テンペルホーフ空港では
激戦が展開中です。空港ビルは砲兵の直接射撃で廃墟同然ですわ」

モデルグラフィックス、滝沢聖峰の『ばら物語』がえらいことになってます。
ランツクネヒト砲兵のマイスターおねいさんは、あれは速水のために出てきたキャラですか。
なんて萌えキャラだッ、うわぁぁ(鼻血)。
しかし、ヒロインが二人もいたなどとはこのリハクの目を(略)。
1話の扉にいる二人の娘さんは、あれ同一人物だと思ってたのじゃよ。

ISS、日本食の宇宙食が標準メニューになるそうです。
開発中の日本食リストが大変興味深いですよ。
「【主食】おにぎり、白米、赤飯、山菜ごはん、白がゆ、紅ざけがゆ、
玄米がゆ、しょうゆラーメン、カレーラーメン、シーフードラーメン
【副菜】完熟トマトと魚介のリゾットソース、五目ごはんソース、ビーフカレー、
ポークカレー、チキンカレー、いわしトマト煮、さばのみそ煮、さんまかば焼き
【汁物】卵スープ、わかめスープ、すまし汁
【デザート】ソフトクッキー(ブルーベリー、ごま)、黒あめ、
ミントキャンデー、練りようかん、クリようかん
【飲料】緑茶、ウーロン茶
【機能性飲料】野菜ゼリー(ニンジン、リコピン強化)、アミノ酸ゼリー
【調味料】トマトケチャップ、野菜ソース、マヨネーズ」

無重量のおかゆというのはどんな感じなんでしょね。
あと、汁物に味噌汁がないのも面白いです。無重量では具合が良くないのかな。
さばのみそ煮やさんまかば焼きはすごくわかりやすいなぁ(缶詰を連想)。いや美味しいよね。
しかしトマトケチャップは日本食なのか。つか、ISSにないわけないと思うのだけど。

無重量では熱による空気の対流が起こらないので、料理の香りが地上ほどは漂ってこないんだそうです。
なので、味つけも濃いめにしてあるのだとか。

尼崎のJR脱線事故、ニュースで死者の数が刻一刻と増えていくのに慄然とします。
鉄道というのは様々な交通機関の中でも安全な方というイメージがあるだけに、
こういう事故は本当に恐ろしいですね。通勤通学してるだけだったのになんで死なねばイカンのか。
まぁ、こうやって日記書いているこの瞬間にも大地震が起こって圧死するかもしれないのです。
やはり人生には常に死ぬかもしれない、という葉隠精神が必要なんでしょうか。
原因はまだ分からないけど、「こまごまとした現場のルール違反」みたいなものはあったみたいで、
日本全体で最近になって増えてきたのか、それとももともとあるものなのか、その辺は気になります。

あとこれはホントに不謹慎なのは承知なのだけど、
被害者や目撃者のインタビューが当然関西弁なわけで、その口調にどこかおかしみを感じてしまうのですよ。
どんな状況であろうとなにか訊かれると面白いことを言わねばならない関西人精神のようなものを、ちょっと。
4/24

60年前の今日
「おめでとうさんです、コーネフの部隊とベルリン西方で接触しました。いまやベルリンは包囲下にあります!」
この日、ナチスの機関紙「フェルキッシャー・ベオバハター」が発行を停止する。
 
今日はサタスペのセッションだったり。
「シリアス目なのがやりたい」というリクエストだったので、今回の自分テーマは「奇をてらわない」。
でも、シナリオ書いているうちにはたしてこれは奇をてらってないのか、
それとも変化球なのか自分でわからなくなってきます。
最近ちょっと忸怩たるところもあったりしたので、それなりに丁寧に準備していったら
盛り上がったしウチも楽しかったのでひと安心。リハビリリハビリ。RPGは楽しいのう。

4/23

60年前の今日
「コーネフがポツダムを占領しましたわ、ゲオリギー・コンスタンチノヴィチ」
「我々もベルリン郊外に侵入しつつあるぞ。もうすぐだ、な」
「ピンと来ん人は、ポツダムがどの辺か地図帳で見たら、もうど末期なのがわかりまっせ」
ベルリンでは地下鉄の運行が止まりはじめた(その端にソ連軍が来たからだ)。
宣伝省は「大ベルリン市防衛者の戦闘紙」である前線新聞「パンツァーベーア」を発行した。
ところで、国家元帥ゲーリングはバイエルンに避難していた。
彼は依然として表向き第三帝国のNo.2だったが、その権威は失墜して久しい。
ヒトラーが自殺を決意したと聞いたゲーリングは、ためらったあげく権限委譲を同意を求め、
当然ながらヒトラーの怒りを買い、すべての役職を剥奪されてSSによって軟禁された。

『続 ラスト・オブ・カンプフグルッペ』(高橋慶史 大日本絵画)を買いました。
もう、本当にど末期のドイツ軍の戦いがいろいろ紹介されています。
この時期に出したのは狙ってるんでしょうねぇ。
前巻と同じく、実に興味深い内容がてんこ盛りなのだけど、一番衝撃を受けたのは
ベルリン戦直前の1945年4月、ガレキだらけのベルリンをうごめく演習用模擬1号A型戦車の写真です。
これは第一次大戦後、1934年にはじめてドイツが開発した1号A型戦車に
ハリボテをかぶせた演習用戦車で、機関はなんと木炭エンジン!
対戦車戦闘の訓練用に使われただけだと信じたいですが、なにせど末期です。
こんなのでもとりあえず動く装甲車輌なので、ヤケになって投入しかねません。
著者は「目眩を覚えるほどの衝撃を感じた」と書いています。僕も開いた口がふさがりませんでした。
しかし……木炭エンジンの戦車とは!

有名なシェイクスピアの肖像画は19世紀の作品だったことが判明。
他の肖像も現在鑑定中だそうで、あの有名な顔は想像だったということにもなりかねません。
想像なら想像で良いのだけど、なんであんなユニークな顔に描いたんだろう?
後世想像で描いた肖像画って、大体あたりさわりのない顔をしてるじゃないですか。

評判のいいAPPLEの漫画原稿用紙を買ってみました。
ケント紙のと上質紙のと二種類。
ケント紙なんて、高校の頃以来かもしれません。

買ったもの。
『続 ラスト・オブ・カンプフグルッペ』(高橋慶史 大日本絵画)
『ファファード&グレイ・マウザー4 妖魔と二剣士』(フリッツ・ライバー 創元推理文庫)
『タフの箱船1 禍つ星』(ジョージ・R・R・マーティン ハヤカワ文庫)
『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 9』(安彦良和 角川文庫)

4/22

60年前の今日
「サノバーヴィチ、今日がベルリン占領の予定日だったのだぞクソッタレが」
「でけへんかったのはしゃあないですわ。いきなり銃殺もおまへんやろゲオルギー・コンスタンチノヴィチ」
「シュプレー川を渡河できたのは良かったがな。24時間不眠不休で前進するのだ!」

ユーラシアの奥地から4年の年をかけ、2000kmを戦ってソ連軍がやってくる。
規準が決まっていないためにまちまちの色をした軍服を身につけた歩兵達の群れ(全体としては土色に見える)。
無数に連なる戦車は埃のために赤黒く見え、ディーゼルの煤煙を黒々と吹き上げている。
アメリカ製のトラックは略奪した家具一式を高く積み上げ、
騎兵、馬車、ラクダ車(ホントに使ってたのよ)がこねくり返した道を西へと進む。
それは民族、年齢、性別までごった混ぜの軍団だ。
彼らの大半はヘルメットすら支給されていない。そのかわりに輝くのは胸の勲章だ。
モスクワから戦ってきた古強者、降格された将校、解放されるやいなや強制的に徴兵された男たち。
ある者はいよいよ最後の戦いへ向けて奮い立ち、ある者はここまで来て死にたくないと思い、
ある者は初めて旅行というものを体験しているので周囲をきょろきょろと見回している。
向かうはベルリン。復讐の時だ。
隊列の後方では、襲われるドイツ人女性達の悲鳴が響く。

この日、総統官邸の地下壕で自分の(妄想に基づいた)攻撃命令が実行されていないことを知ったヒトラーは
ヒステリーを起こし、怒りを爆発させ、あらゆるものを罵り、その後ぐったりとすすり泣いて
1939年以来はじめて「この戦争は負けだ。自殺する」と口にした。

バンドンのアジア・アフリカ諸国会議で小泉さんが村山談話を引いて演説しましたが、
それに対して「日本はアジア解放のためいいこともしたのだからそんなこと言うな」と
感想を書く人もいるんですねー。よく見るアンテナ経由で目にしました。まぁそりゃいるだろうけどさ。
友人には国粋主義者も帝国主義者もいるけれど、そんな無邪気な意見を素直に言う人はいないもので。
一度でいいので、そういう人と酒呑んで話をしてみたいです。うん。

掲示板のレスがまた溜まってますが、もうチョイ待ってくださいね。

4/21

60年前の今日。
「ゲオルギー・コンスタンチノヴィチ、ベルリンからナチ幹部どもが続々と逃げ出しとるそうですわ」
「ゲーリングも別荘から美術品や衣装を積んだ車列を繰り出して逃げたそうじゃないか」
「ベルリンへの集中射撃準備もできましたでぇ」
「ようし、昨日のはギリギリの遠距離射撃だが、今日からは違うぞ。バカスカ撃てッ」
どかん、どかん、どかーん。
砲弾には様々なラクガキが書き込まれていた。
「ゲッベルスのネズミ野郎へ」「スターリングラードのお返しだ」
「ゲーリングの太鼓腹へ」「孤児や未亡人に代わって報復を!」
この朝から5月2日までの間に、ベルリンには180万発の砲弾が撃ち込まれるのだ。

「コーネフの部隊が、ベルリン南方20キロ、ツォッセンにある国防軍最高司令部、陸軍最高司令部の
大地下壕を占領したそうでっせ。ファシストの参謀本部は脱出した後だったらしいですわ」
「とつぜん、ひとつの電話が鳴った。ロシア兵の一人がそれをとった。
相手はドイツ高級将校で、状況を問い合わせてきたようだった。
『イワンがここにおるぞ』と兵士はロシア語で答え、地獄へでも失せやがれ、とどなった」
『ベルリン陥落 1945』(アントニー・ビーヴァー)

NHKのニュースを観てたら、北方四島の現状について報じてたり。
択捉島は大変景気が良いそうで、ほほう。平均収入はモスクワを上回っているとか。
ギドロストロイという水産加工会社が景気の牽引役だそうです。
一方で色丹島は以前の地震から立ち直れておらず、ほぼ自給自足な有り様です。

リトアニアを訪れていたライス国務長官が、ベラルーシのルカシェンコ大統領を退陣すべきだと発言。
ベラルーシがアメリカに何やったつぅですか。
グルジアやキルギスで変な自信持ったなぁアメリカは。
まぁルカシェンコが権威主義的な独裁体制を築いているのは確かだけど、
ベラルーシの人はどう思ってるのかしら。

コマンドマガジンの見本誌が届きました。
この雑誌、付属ゲームを仕舞うためのビニール袋に入れてあるのだけど、
封筒を開ける際ビニール袋も一緒に切ってしまいました。あうう。
レビューで紹介されていた映画『極寒激戦地アルデンヌ 〜西部戦線1944〜』は面白そうですよ。
記事で書いてあるように、彩プロならではのひどいタイトルとパッケージだと思うけど(笑)。
低予算ながらこまごまと映画賞も受賞していて、期待できそうです。
映画といえば『ヒトラー 〜最期の12日間〜』が夏に公開されるそうで、すんげえ楽しみです。
ベルリン戦を扱った去年のドイツ映画で、スチールを観るとヒトラー・ユーゲントを閲兵する
ヒトラーとかいろいろ有名な場面が登場するようで、いやがうえにも期待が。

無くしたと思っていた筆入れが、冒険企画局さんの事務所から出てきたそうです。
印鑑も入ってたので、やー嬉しいです。中学卒業のときにもらった印鑑で、ちょっと思い入れがあるのですよ。
でも、印鑑変更の届けとか出しちゃってるからな。また替えないと。ううめんどくさい。

読んだもの。
『駆けてきた少女』(東直己 早川書房)
去年出ていた「ススキノシリーズ」の最新刊です。うかつにもチェックし忘れてました。
最初は「ソープランドがトルコと呼ばれていた頃」の年代でしたが、最近は現代が舞台です。
前作『探偵は吹雪の果てに』はちょっとスカスカ感があって、まぁシリーズものは仕方ないなと
思っていたのだけど、これは大変に面白かったですよ。
いや、やはりシリーズ中では傍流に入る話だと思うけど、
歳をとった「俺」の鬱屈したやるせなさのようなものが全編に漂っていて、
軽妙なテンポのススキノシリーズなのにとても淋しい印象が残ります。
重要な脇役で女子高生なんかがいて、47歳の「俺」と対比されるからでしょうか。
あと、『ススキノ、ハーフボイルド』(双葉社)と話がつながっているのがもうズルイ!
『ダーティペアの大乱戦』と『ドルロイの嵐』の様に、同じ話を視点を変えて書かれるのに弱いんですよ。
そーか、『ススキノ、ハーフボイルド』の裏で「俺」はこんなことしてたのか。読み返さねば。
つわけで河嶋に朝佳さん、『駆けてきた少女』もマスト読むべきよ(笑)。

しかしなんだ、実際に会いたいフィクションの人物がいるとすれば、それは「俺」ですのう。
ススキノシリーズの登場人物は、皆ホントに札幌で生活してるような妄想に駆られるのですよ。

買ったもの。
『無援の抒情』(道浦母都子 岩波現代文庫)

夜、たまたまTVをつけたら未来少年コナンが。
ギガントが飛んで! コナンが走って! ギガントが落ちて!
あー素晴らしい素晴らしい。また巨人機ものを描きたくなりました。

そして阪神巨人戦は清原の500号ホームランを阻止。藤川の投球にはしびれましたね。
そして赤星も大活躍。200盗塁おめでとうございます! ばんざーい。
4/20

60年前の今日。
「今日はヒトラーの誕生日ですわ。『戦争都市ベルリンは総統をお祝いする!』てポスターがあるそうでっせ」
「ふはは、56歳おめでとう、だ。もうベルリンは長距離砲の射程内だな? よし撃てッ泣かしたれッ」
ベルリン東方の路上には、迫り来るソ連軍に怯えるドイツ軍敗残兵の群れ。
疲れ切った陸軍、SS、空軍地上部隊、ヒトラーユーゲントの少年たち、国民突撃隊の老人たち。
野戦憲兵や将校たちが声をからして彼らを再編成しようとし、
道端の木には即決裁判で処刑されたドイツ兵がぶら下がっています。
胸のプラカードには「戦う者は死ぬことがある。祖国を裏切る者は死なねばならぬ。我ら死すべかりしなり」。
ごく希に東へ砲を向ける巨大な戦車を見ることもあるものの、それが戦局を変えることはないでしょう。
そして老人や女子供からなる難民の群れ、群れ、群れ。それを襲うソ連軍の攻撃機。

新ローマ教皇はラツィンガー枢機卿、ベネディクト16世となりました。
1000年ぶりのドイツ人教皇だそうですよ。しかし265代目かぁ。さすがは世界最古の組織です。
皆さん意識してないかもしれませんが、ローマ時代からある組織なんですよ!
日本は古墳時代ですよ! まぁ、某万世一系も充分すごいんだけど。
御歳78歳で、歴代最高齢で教皇になったんだそうです。
在位期間は長くなさそうで、次へのつなぎという分析もありますが、
しかしその辺は本人が一番承知しているでしょう。胸の内とか興味ありますね。
ヨハネ・パウロ2世の側近で24年間教理省長官を勤めてきたエリート神学者なわけで、
単なる妥協人事じゃあないでしょうし。
あと、前任者の葬儀を取り仕切った者が次のリーダーになるというのはソ連の書記長と同じだなぁ(笑)。

今回まで知りませんでしたが、教皇ネームというのは自分で選べるんですね。
誰の名前を選ぶかということで、その人の方向性が一定推測できるとの由。
インノケンティウスとかアレクサンドルとか名乗る教皇、出てこないかなぁ(わくわく)。

ところでベネディクトさん、二次大戦中はヒトラー・ユーゲントに属し、
高射砲部隊で補助員やっていたそうです。
SSに誘われたものの拒否して神学の道を志したそうだけど、
経歴を見る限り誘われた頃というのは二次大戦もど末期の頃なんじゃないかしら。
末期SSといえば名だたる最貧部隊のオンパレードで、しかも捕まれば捕虜扱いされないし、
そんな頃にSSに志願したくはないよなぁ(笑)。
高射砲といえば、夢路いとし師匠が広島で高射砲兵やっていたのを思い出します。被爆してるんだよね。

しかしたいそう不敬なこととは思いますが、ラツィンガーという名前といい、
ヴァチカン中枢のエリートという経歴といい、面構えといい、すごく悪役くさいと思うのは速水だけか。
正装でバルコニーに出てきたときは帝国のテーマを流したくなったよ。

洞窟修道院さんの掲示板ネタ。
最近の中国反日デモ関連で、ロシアのイズヴェスチア紙曰く
「中立的な、というよりは冷淡と言った方がいいような突き放した内容の記事でしたが、最後に
『日本が中国や韓国と領土問題で揉めることは、ロシアにとってはプラスとなろう。こうした
軋轢が、南クリル(北方領土)問題を霞ませるものであるからだ』という一文で締め。
野郎、本音言いよったなという感じです」

わはははは、わはははははは。外国の新聞は主張がはっきりしていて面白いなぁ。
朝日が左だとか読売が右だとか言うけど、いやぁつまらんつまらん!
ちなみに北方領土は返さなくていいと思うよウン。

RPG『迷宮キングダム』のサプリメント『迷宮クロニクルVol.4 モンスター? モンスター!!』が出ました。
例によって漫画「オープンダイスキングダム」描いてますよ。
今回は第1話に名前だけ出ていた騎士バグラチオンが登場します。是非是非買ってくださいませー。

ヨロシク!

買ったもの
『ちびくろ・さんぼ』(ヘレン・バンナーマン フランク・トビアス 瑞雲社)

ところで『コンスタンティン』という映画が評判ですが、
コンスタンティンというとチェルネンコを真っ先に連想するわけでしてどうでしょうその辺。

4/19

60年前の今日。
「ファシスト兵どもはパニックになり、難民と一緒に西へ敗走しているぞ。進め進むのだッ」
「コーネフはんも調子ええみたいでっせ。シュプレー川を越えて南東からベルリンに侵攻中。
ツォッセンの国防軍最高司令部まであと80キロだそうですわ」
「ぬぬぬ、ナチどもの注意をこちらに惹き付けてやったようなものではないか」

4/18

60年前の今日。
「おめでとうさんですゲオルギー・コンスタンチノヴィチ。ゼーロウ抜けそうでっせぇ」
「なにがめでたいか。昨日、コーネフの野郎にベルリン攻撃の許可が出たのだぞ。もっと急がんかコラ」
「せやけどファシストの損害1万2千で、こっちは3万以上でっか。ひどい戦でんなぁ」

4/17

60年前の今日。
「サノバーヴィチ同志大佐、ゼーロウは抜けたかね」
「ゲオルギー・コンスタンチノヴィチ、昨日から5キロ前進できましたわ」
「なにぃ、たった5キロだと。予備の精鋭戦車軍を二つも追加投入したんだぞ」
「あれもアカンかったです。考えなしに前進させたもんやから道ギュウギュウですがな」
「戦力差は圧倒的なのに、なんでファシストどもはあんなに頑強に抵抗するのだ」
「平地と高地の標高差は40m、向こうからは丸見えですしこっちは登るのに一苦労ですし。あ、電話や」
「ゲオルギー・コンスタンチノヴィチ、あなたは今日には突破できると言いましたね」
「わあ同志スターリン」

4/16

50年前の今日午前3時、大祖国戦争のフィナーレ、ベルリン戦が始まりました。
ベルリン東方、キュストリンよりドイツ軍の前線があるゼーロウ高地に向かい
ジューコフ率いる第一白ロシア軍が大攻勢をかけたのです。
30分間の猛烈な砲撃の後、圧倒的な兵力と膨大な戦車が斜面を登り、高地へ進みます。
この攻勢ではジューコフのアイデアで143台の探照灯が用意され、
ドイツ兵の目を眩ませるべく前方へ照射、目まぐるしく点滅させました。
重く立ち昇る爆炎、探照灯の閃光、無数の戦車がけたてるエンジンの響きと警笛音、
まさに第三帝国の終焉をもたらす凶悪な光景です。
『パンツァーフロントbis』には、ドイツ側でゼーロウのステージがあったけど
探照灯がビカビカ光る、不吉で素敵な演出が印象的でしたよ。

楽勝と思われた攻勢ですが、総攻撃を察知したドイツ軍は事前に兵力を後方陣地に下げており、
しかも探照灯の光は爆炎に反射してかえってソ連兵の目を眩ませる始末。
苦労して台地にとりついたところで攻撃は阻止されてしまいます。さてどうするどうなる。

最近の変ちくリンク。
「メカ アデーレ」……なんだそれは。アデーレさん萌えの速水への挑戦かッ。
「滝沢聖峰 地味」……あんまりだ(涙)。しかもウチがトップかよ。
4/13

忙しくなってきました。

マガジンで始まった、幸村誠の新連載「ヴィンランド・サガ」に大興奮ですよ貴方。
その名からわかる通りヴァイキング漫画ですが、
のっけからフランク王国の片田舎での戦争から始まり大喜び。
ルーシとかコンスタンティノープルとか行って欲しいけど、なにせヴィンランドのサガなので無理だろうなぁ。
寄せ手800人の装備が良すぎるような気もしますが、そこはマニア視点なので気にしなくても良か!
むしろ丁寧に描いていますし(11世紀フランクの田舎くささがいっぱいですよ)、
かつきちんとエンターテイメントにもなってますし、今後が非常に楽しみです。
スパムでお祝いしなきゃあ。

こういう小規模だけどきちんとした戦争というのは、迷宮キングダムでも描かないと。がんばろう。

新しいGペンのケースを開けたら、間違ってゼブラのスクールペンを買ってきていたことに気づいて愕然。
ゼブラのスクールなんて使わんちゅーに。
いやスクールは仕上げに使っているけど、ニッコーのやっちゅうに。
あらためて買いに行くのも面倒だったので、
森薫が使っているというので以前買っていたゼブラのかぶらペンを試してみたり。
悪くないけど、今から使うのはちっとなぁ。
仕方ないので買いに行きましたよ。

ついでに『ななこSOS 2』(吾妻ひでお ハヤカワ文庫)を買ったり。
絵がだんだんむっちりした線になってきました。
吾妻ひでおはこの頃の絵が一番好きかも。タッチだけで興奮できます。たまらん。

昨日の阪神巨人戦、サンケイスポーツの巨人評で
「ガンジーもびっくりの無抵抗ぶりだ」というのはちょっとウケた迷言でありました。
え、今日の試合? なんですかそれは?
8回のなー、赤星なー、打って欲しかったなー。
4/12

おーいと呼んだら、はてなアンテナが拾ってくれました。
言ってみるもんだ。

昨日から花散らしの雨。
今日は花見の予定があったんだけど、それも延期。次の予定日はチト厳しそうだなぁ(原稿見つつ)。
冷えてきたので、昨日部屋を掃除したとき仕舞った綿入れをまた出しました。
でも、電気毛布はもういいや。

mixiで共産趣味ギャルゲーの話を書いていたら、くわねさんがこんなネタを。あははは。
実際当時が舞台の話というのはいつかやってみたくはあったりして。
ウチは71年に京大病院で生まれたんですが、すぐその横ではデモ隊が頑張っていたそうです。

そうそう、5/5のコミティア受かってます。
R-13b「ボストーク通信社」ですよ。よろしくお願いしますね。

さてタイガース、今シーズン初の巨人戦。
なにやら最下位で元気のないジャイアンツだけど、でもやっぱり気になるですよ。
そして寒そうな雨の甲子園では、敬愛する赤星が打つわ走るわ、圧勝であります。
すこぶる上機嫌ですぞ。ガッハハハハ。
阪神はすこぶる調子が良くて首位ですが、まだ春の椿事ということで浮かれまいぞ浮かれまいぞ。
あまりはしゃぐと悪い霊が寄ってくるからね!
GWの頃がひとつのポイント。オールスターまで保てばホンモノでしょう。南無南無。
4/11

なんか、数日前からはてなアンテナに捕捉されてませんよ。
見えてますかー。おーい。

部屋の散らかり具合に嫌気が差して仕事にも差し障りが出て、
そのまま2週間も放置していたらさすがにダメな気がしてきたので掃除断行。
ざっと片付けただけだけど、ああ部屋を真っ直ぐ歩けるってステキ。

中国で反日デモがあったり、大使館や日系企業に投石されたり。
まーそんなに騒ぐことでもありますまいに。
昔はインドネシアやタイでも反日暴動があったりしたわけで。
ウェブでは反日意見が多く見られるとか報道されてるけど、
そもそもウェブでは言動が過激になるものだし、
それに素直に考えて日本が好かれそうな気はしないんですけどね(笑)。
隣の商売敵ってのは大概嫌われるものでしょう。
音楽やファッション、マンガやアニメなどの日本文化が好かれることはあるだろうけど、
日本や日本人が好かれるかどうかは、さてはて。

一方でこういう騒ぎを見ていると、やはりナショナリズムちうのは物騒なものだと再認識します。
国民を煽って元気にするには手っ取り早い手法なのだけど、
えてして抑えが効かなくなって暴走するものなのですよ。
中国も江沢民時代は社会主義にかわって愛国教育に力を入れたけど、
最近は制御が効かないということに気づいたのか、以前より控えめになったと聞きますね。
昨今の日本もナショナリズム流行りのようで、なんか気に入りません。
そんなに今の自分に自信ないのかなぁ。

中国が分裂するという予測をする人も多いですが、いやぁ当分は大丈夫でしょう。
隣で巨大な経済大国が勃興しつつあるわけで不安なのはわかりますけども、
分裂するという予測は、それは単なる嫉妬だったり希望だったりするんじゃないですかね。
共産党の腐敗や所得差の拡大といった問題はもありますが、
中国経済が景気よく成長している現在、わざわざ反乱して分裂する理由もありますまいに。
なにせ、がんばれば金が儲かって出世できるという夢が生きている国ですよ?
その未来を望まない人は多いでしょうけど、近い将来のアジアの主人公はあきらかに中国です。
そうなったら遣唐使でもやろうじゃないですか。
4/10

それはもうお腹をかかえてゲラゲラ笑うことがあっても、
日記に書けなかったりするイベントなんかがあるわけで、ちょっと悔しいのう。
いや、RPGの話なんだけどね。

窓のすぐ外に、結構な大木がデンとそびえています。何の木か不勉強で知らないのですが。
その若葉が、日々繁ってきてまして。
このアパートに越してきてから、ちょっと楽しみな日々の風景だったりします。
今日は見事な桜吹雪を観たけれど、華やかな桜よりみずみずしい若葉の方が好きかなぁ。

やや、阪神がどえらいサヨナラ勝ちをしてくれた模様。
赤星の誕生日なんですよね。好きだ赤星。
出かけていたので奇跡を見れなかったのが残念だー。にょわー。

チャールズ皇太子が即位するとチャールズ3世になっていささか縁起が悪いとは前にも書いたネタです。
前のチャールズ2世は清教徒を弾圧して評判が悪いし、
大体チャールズ1世に至っては首をはねられている始末。
なんぼなんでも息子にそんな名前をつけるとは、エリザベス女王もこれは失策ではありますまいか。
一方でチャールズさんをすっ飛ばしてウィリアム王子を時期国王にしようという話もあるそうですね。
王子が即位するとウィリアム5世。
前の4世は、ヴィクトリア女王一代前の国王で、
んでもってウィリアム3世はオランダ頭領から名誉革命後のイギリス国王になった英傑、
さらに1世に至ってはイギリスを征服した最後の外国人ですよあなた。
や、これはなかなか期待が持てる名前じゃないですか。

ウィリアム1世といえば長谷川如是閑の『倫敦! 倫敦?』の一節が愉快で大好きです。
「そもそもウィリアム勝王といえば我が神功皇后を総て逆さにしたものだ。
第一女でなくて男、島国から大陸に出かけた反対で、大陸から島国に出かけたので、
夫に別れてから征伐に出かけた反対で、征伐を終ってから最愛の妻に死なれた。
更に英吉利からいえば、征伐したのではなくされたので、勝ったのではなく勝たれたのだ。
この逆神功皇后は度量においても正神功皇后の逆さで、随分英人を惨たらしい目に逢わせたが、
この勝王がちょうど今僕の立っている近所に立って、倫敦人と談判を開いた時に、倫敦人は
『お前の様な人殺しの王様をおれらの王様にするのは真平だ。
しかしおれらのいう事を聴くというなら、こっちから王様にして遣わす』
と歓迎やら憎迎やらわけの解らぬ態度で、とうとう勝王を自分等の王様にして遣わした。」

ノルマンディー公だったウィリアムがハロルド王を破り、ウィリアム1世として即位したのが1066年。
日本では平安時代後期、前九年の役があったり平等院が建立されていた頃の話です。
ふむン。

4/9

ここ数日、桜がすっかり満開で、出かけると風がなんだか甘いです。
絶好の花見日和だけど、思うさま春眠を貪ってしまって桜どころでは。
あったかい陽を浴びて居眠りするというのは、しかし大層甘美な行為でして。

ヨハネ・パウロ2世の葬儀、日本からは川口前外相が行ったんですね。
川口さんに含むところはないけれど、ちょっと小者すぎやしませんか。
小泉さんや町村さんは忙しかったみたいだけど、せっかく皇室ちうものがあるんだから、
天皇さんが行っても問題はなかったでしょうに。

葬儀に出席したため一日延びたものの、チャールズ皇太子も無事結婚式ができたそうで。
なんかいまいち人望のないチャールズさんだけど、素直に祝ってあげようよ。

『コーヒー&シガレッツ』観に行く予定だったけど、原稿が押して断念残念。
また日を選んで行きますよ。

アマゾンからお届け物カミング。OSPREYの本ばっかり。
『Rome's Enemies(5) The Desert Frontier』
『The Normans』
『The Sikh Army 1799-1849』
『Hungarian Hussar 1756-1815』
『The Armies of Islam 7th-11th Centuries』

OSPREYで、魂の師匠アンガス・マクブライドが描いてる本はあらかた揃えちゃったのう。
他で描いてる本ないかな。
MERP関連は、マクブライド師匠結構手抜いてるしなぁ(笑)。
4/7

今日は大和が撃沈された日。
正確には午後2時23分。

ヨーロッパに目を転じてみると、もうど末期です。
連合軍はとっくにライン川を越え、ルールではB軍集団が包囲されてます。
ソ連軍は昨日からウィーンへの攻勢を開始。来週の水曜にはウィーンが落ちますよ。
しかし、第三帝国はあとひと月も存在するのです。
その間政府の組織はドイツ的に動き続け、ベルリンではギリギリまで牛乳配達までしていたそうで。
日常生活に落とし込んで考えると、このひと月ってのは意外に長いですね。

沖縄ではひと月どころではないですが
4/6

いやー、東京は暑かったですよ。あったかいなんてモンじゃなくて。
桜は一気にバカスカ咲くし、昼はざるそば食べたくなるし。しかし食えなかったのでリトライを決意。
昼間ずっと打ち合わせだったのだけど、南向きの部屋で窓も大きいので、温室の中みたいでした。

戦後史の政治家では、フルシチョフやカストロなどが好きです。
ベリヤやブレジネフもおおいに興味があるけど、あの辺は好きと言うには語弊があるかな。
で、好きな政治家といえばド・ゴールが外せないのですよ。
そのくせ、きちんとしたド・ゴールの伝記を読んだことがないのに気づき、
ちょっと探してみたら絶版ばっかりじゃないですか。「日本の古本屋」あたりで買うかな。
ド・ゴールは見せ場が沢山ある政治家ですが、好きなのはやはりアルジェリア独立戦争から
第5共和制の確立、将軍たちの反乱を抑えてみせたあの頃でしょうか。
実にアクの強い、しかし大変魅力的な人物なので、知らない方はこの辺とか読むと良いですぞ。

そんなわけで、『ジャッカルの日』を引っぱり出して読んでたりします。
『ベルヴィル・ランデブー』にもド・ゴールが登場してましたね。
4/5

去年ぐらいから、イチローの発言がふてぶてしくなって非常にかっこいいと思ってしまうのです。

最初はエイプリルフールネタかと思っていた日本版パワーパフガールズ、
『出ましたっ! パワパフガールズZ』ですが、いやぁホントなんですねえ。
わりと素直に楽しみですよ。ユートニウム博士があーなっちゃったのはちょっと寂しいけど(笑)。
ウチはまだブロッサム派ですが、バターカップは人気出そうだなぁ。いいなぁ。

ヨハネ・パウロ2世の葬儀、日本からは誰が行くんでしょうか。
あれほどの人物となれば小泉さん……はまぁ、郵政民営化でそれどころでないか。
日本でのカトリックの地位を考えると町村さんあたりかのう。

『新書アフリカ史』(宮本正興・松田素二編 講談社現代新書)が非常に面白かったです。
以前からアフリカ史に目覚めて黒人王国の本をいろいろ買ってるんですが(なかなか無いけど)、
アフリカに視点を置いたブラックアフリカ通史というものをちゃんと読んでないことに気づいたので購入。
西アフリカやコンゴ河流域については多少知識もあったのだけど、当然ながらはじめて知ることがボロボロ。
特に17世紀から19世紀にかけて、オマーンがザンジバルなどを拠点に西欧に伍して
インド洋海洋交易帝国を築いていたという話はまったく知りませんでした。
また、植民地経営がうまかったという印象のあるイギリスの間接統治政策に対する批判なども印象的です。
これはお薦め。 しかしジェンネやトンブクトゥは一度行きたいのう。

買った本。
『新宗教と巨大建築』(五十嵐太郎 講談社現代新書)
『間取り相談室』(佐藤和歌子 ぴあ)
『真空融接』(びっけ ビブロス)
『Russian Aircraft in Action Tupolev Tu-95/-142』(Yefim Gordon POLYGON PRESS)

最愛の大型機、ベアの写真集。離着陸やタキシング中、またそばに寄って撮った写真など多くて満足。
機内の写真もあればもっと良かったのになぁ。
『Tupolev Bombers』という本に機内の写真もちょこちょこ載ってるのだけど、もっと! もっと!

阪神3連勝ですぞ。ホホホ。
4/4

「京懐石」を「蒋介石」と聞き間違えた速水ですこんばんは。

タカラの「世界の艦船」第3シリーズにはソ連ものがいっぱいあるので買ってみましたよ。
試しに二つ買いまして、どっちもソ連ものだったのはまぁ良いのですが、
両方ともカスピモンスターというのは微妙に嬉しくないような。
一番欲しいのはウィスキーロングビンかなぁ。
ノヴェンバー級とかホテル級とかフォックストロット級とか出ませんかね。

WTMは、ようやっとPAKが出ました。
モリナガ・ヨウさんの解説、サインを見ると年越しだったんですね。ご苦労様です。

夢日記。
93年の週刊新潮の表紙に朝佳さんが!
TOKYOWALKERの表紙に速水が!
あと、ヴァンパイアに支配された世界でレジスタンスやったりしました。
どこかの和室で作戦会議して、見張りが魚蹴さんだったな。
会合のあとを敵に感づかれないようきちんと片付けろと河嶋がうるさかったっけ。
4/3

ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が死去。
ポーランドが産んだ偉大な人物でした。
冷戦期から現役だった、最後の国際的大立て者がその座を去ったわけです。
旧共産圏と戦い、世界を駆けめぐり教会の刷新に寄与した功績は歴代教皇のなかでも大きいものがあります。
単なる「善人」では、長くイタリア人が占有してきた教皇の座を得ることは出来なかったでしょう。
人間の専門家であり、目的のためなら権謀術数も駆使する狡猾で野心的な人だったに違いありません。
かといってやはり単なる権力家であれば、あそこまで人心を掴むこともできなかったはずです。
有能な理想家。つまり、尊敬すべき大人物だったという事ですね。
僕は無神論者で間違ってもカトリックではありませんが、悼むべき死でありましょう。

しかし、在位が長かっただけあって現代の教皇といえばヨハネ・パウロ2世のイメージでしたね。
しばらくするとコンクラーベですが、こちらは野次馬的に楽しみですハイ。

そんな今日は下高井戸で打ち合わせでした。
はじめて行った街ですが、暮らしやすそうなところですね。
4/2

心の潤いである「バラエティ生活笑百科」を観ていたら、今回のゲスト相談員は喜味こいし師匠!
というか、まぁ真っ白いご立派なヒゲをたくわえてらして、びっくり仰天ですよ。
大層似合ってましたが。最初誰かわかりませんでした。

今日はラクガキ会をしようの日。
魚蹴さん岡本喜劇さんガラパオンさん菊地さん吉井くんとより集って河嶋んちに。
こういうの、ホンットに久しくやってなかったのでえらく楽しかったですよ。
お題を決めて描いた一部がこれとかこれとかこれとか。
実は河嶋はバタ臭い魅力的な絵を描くのだけど、ラクガキ会には参加せず横でメタルフィギュアなど塗ってたり。
すると魚蹴さんや岡本さんは途中でふらふらとそちらに参加してしまう始末。
しかしガラパオンさんの絵はエロいのう。
てなわけで、またやりたいですラクガキ会。

その後、イケダさん朝佳さんも合流して駅前で呑み会に。
レイトショーで『ハウルの動く城』観に行こうとしたのだけど、時間が間に合わず。
実はまだ観てないのですよ(汗)。

今日は『英国戀物語エマ』の第1話ですよー。
なんせエマだし、あとマン研時代の先輩がそれはもう張り切って仕事しているので観逃すわけにはいきません。
おお、なかなか丁寧。室内の背景とかに目が行ってしまいます。
それにしても気になるのが、TVではどうオチをつけるのかというその一点なのですが(笑)。
あと、アデーレさんは出て来るんじゃろうか。

『エマ』といえば、5巻を読み返していて気づいたことが。
第30話と31話、リチャードとオーレリアの回想話ですが、ベタを使ってないんですね。
映像にしたらセピア調になってるという感じでしょうか。

そして阪神が勝ってますよ。ばんざーい。
お、福原がいい仕事をしたっぽいですのう。よしよし。

4/1

エイプリルフール。
なんかやりたかったけど、いいネタも浮かばなかったのでおとなしくしてました。がっかりだ。

ヨハネ・パウロ2世の容態深刻。
「終油の秘跡」を行ったということは本当に危ないんでしょうね。
ポーランドでは人々が祈りを捧げているそうです。
あの平原の国が産んだ20世紀後半、いやひょっとするとここ100年で最大の英雄なわけで。

東京では昨日桜の開花宣言も出たし、いよいよ春本番です。
コタツとか出してるわけでもないので、仕舞うものもないのだけど。
この冬はのべ1週間ぐらいしか暖房入れませんでしたよ。

魚蹴さんお薦めの『真空融接』と、くわねさんが紹介していた『新宗教と巨大建築』を探しに書店へ。
どちらも見つからず。開化したとはいえ所詮練馬は練馬か! 結局ネットで注文したよ。
あと、カバヤの「なめねこ免許証ガム」も見つからなかったなー。

セ・リーグ開幕ばんざーい。
ヤクルト6-1阪神
井川……。

『新書アフリカ史』(宮本正興・松田素二編 講談社現代新書)