■2005年3月■

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Flying Circus →


3/31
ななこ、トップにしました。

今年もモスクワに行くべく、もそもそと行動開始。
5月下旬を想定しています。もそもそ。

「Role&Roll」11号の見本誌を頂きました。
見本誌つぅても今回速水は1カットしか描いてないんですが(汗)。
『迷宮キングダム』の記事、鉄道国家メトロ汗国の絵です。ヨロシクー。
あとは河嶋も出ている「GM座談会」などモリモリ読んだり。

や、『間取りの手帖』の続編『間取り相談室』が出ているとな!
早速バイナウ。

なべてことも無しな、淡々とした一日でありましたよ。
明日セ・リーグ開幕です。勝てよ阪神。

■■■■■

これ書いてるのは4月1日になってからなんですが、
エルスウェアさんの来年のメイルゲームが発表されました。
おお、絵が加藤直之だ(びっくり)。
そして勿論グランドレフェリーなんですのう。ウムこうでなくては!

ところで、メイルゲームにするならメガトラにして、ハードタイムズを希望したいのですが如何ッ。
3/30

池袋で打ち合わせ一件。明日で閉店なので、談話室滝沢に行ってきました。繁盛してたなぁ。
その後とらのあなに寄ったりジュンク堂寄ったり。
そんな感じでたまに都会に出ると浮かれて散財するからいけません。
ひどい花粉症の店員さんを見て、なんだか気の毒になりました。

買ったもの。
『エマ』5巻(森薫 エンターブレイン)
うぉっは、むはっ、ぬっはっ、のあっは(日本語しゃべれ)。
メイド服に着替えるくだりとかウィリアムとの文通とか、素敵なシーンは数ありますが
やはり白眉はウィリアムと再開するところではないかと! むあっほ。
しかしメルダース夫妻はええ人やのう。
『LAWMANs』(伊藤明弘 白泉社)
ジオブリ本編も目が離せないのですが。
ジャケット脱いでる梅崎さんのスタイルは結構好きなのですよ(ほわわん)。
『ポンペイの四日間』(ロバート・ハリス ハヤカワ文庫)
『傀儡后』(牧野修 ハヤカワ文庫)
『太陽の簒奪者』(野尻抱介 ハヤカワ文庫)
『ななこSOS』1(吾妻ひでお ハヤカワ文庫)
『情報と国家』(江畑謙介 講談社現代新書)
『グランドパワー別冊 米英軍戦闘兵器カタログ Vol.1 歩兵兵器』(ガリレオ出版)

ジュンク堂では吾妻ひでお『失踪日記』の原画展もやっていたのでしげしげ見入ってきたり。
そんなわけで、ななこを描いてみたりするぞ。




3/29

ワールドタンクミュージアムの第7弾をボチボチ買ってます。
まだコンプしてません。パンターとティーガーいらなーい。
SU-122のモリナガ・ヨウさんの解説画に、メガホン持った青帽のNKVDがいてニヤニヤ。

電卓博物館
興奮ものの古い電卓がいっぱいです。
70年代の、いかにコストを抑えるかという涙ぐましいデザインは感動ものですね。
あと、なんと旧ソ連・東欧の電卓まで紹介されてますよ。
我がバイブルの仮想戦記『レッドアーミー侵攻作戦』に登場する
「ロミリンスキーはもう一人の中尉と、手引書や地図や書類の広げられたデスクの上に
かがみこんでいた。中尉は東ドイツ製の小さなポケット電卓でしきりに計算していたが、
この電卓は、大隊の全装備のうちでもっとも価値あるものとみなされていた」

というアレがコレかッ(妄想全開)。

普段、あまり変なリファはないのだけど(ちょっとさびしい)、
こんな検索ワードが。
「夢民 店員 かわいい 池袋」
無事見つかることを祈っております。

スマトラ沖でまた地震。
NHKが臨時ニュースまで流したのはちょっと感心しました。
しかし、余震でマグニチュード8.7というのは……。
3/27
「グランダルメは世界最強ォォ〜〜ッ」
というわけで、今日はゲーム会「監獄舎」の日でした。
コマンドマガジン61号の付属ゲーム「ウーグモン」をプレイしてきましたよ!
速水がフランス軍です。イギリス軍はdczさんにお願いしました。

ナポレオン最後の戦いであるワーテルローの会戦、その重要な局面だった
ウーグモン館をめぐる戦闘を扱った戦術級ウォーゲームです。
ナポレオニックのゲームは数多いですが、戦術級は少ないんじゃないかしら。
1ユニットは中隊規模で、50人から100人規模。
これぐらいだと兵士の顔が見えてきて、長谷川哲也度も高いです(なんだそれは)。

ウーグモン館というのは納屋や農家、礼拝堂が併せて建てられていた荘園邸宅で、
煉瓦の外壁は砲撃にも耐える強度を持ち、それゆえにイギリス軍が防御の拠点としていました。
1815年6月18日午前11時半、これに圧倒的な数のフランス軍が襲いかかったのです。

ばりばりとドラムが鳴り響き、三色旗のもとマスケット銃を構えたフランス兵の大群が前進します。
ごく少数のハノーヴァー兵、ナッサウ兵(イギリス軍に所属していたドイツ兵)が抵抗するも、
フランス軍はこれを鎧袖一触……とはいきません。
散兵というのはまだ戦闘の主流ではなく、隊列を組んで行動する時代。森の中はぎゅうぎゅうの渋滞と化し
フランス軍も大軍であることを生かせず、どうしても逐次投入のような形になってしまいます。
そこに降り注ぐイギリス軍の曲射砲。どかーん、どかーん、ずばあん。

このゲーム、「人数の多いユニットほど損害を受けやすい」というわかりやすくもイヤなルールです。
勿論人数が多いと白兵戦に強かったりするわけだけど。
苦労して森を抜け、庭園の外壁にとりつく頃にはフランス軍のユニットはあらかたステップロス状態。
周囲は死屍累々の阿鼻叫喚。「俺の脚がぁぁ」「ママー、ママー」

さて増援もやってきます。そしてそのタイミングは両軍とも一定のステップロスが条件に。
フランス軍の場合、30ステップロスが生じると第一陣の増援が来ます。
フランス軍の30ステップロスというのは、人数に換算すると死傷者750人ということです。
ちなみに1ターンは10分。単位のリアリティが血生臭さを増します。

増援を得て、力任せに外壁をよじ登り庭園になだれ込むフランス軍。
無論なかには立てこもるイギリス兵がいっぱいいるわけで、たちまち蜂の巣に。
外壁に向け駆け寄ってくるフランス兵の隊列に曲射砲が炸裂します。まさにここは挽き肉機。
青くなってもっと慎重に攻めるべきではないかと悩みますが、コマンド誌にはこうあります。
「フランス軍の兵士は銃砲火によってなぎ倒される。しかし、イギリス軍に比べれば
ユニット数では圧倒的に勝る点を、せめて最大限に活用してやらなければならない。
ユニットの除去数は勝敗には影響しない。だから勝利条件エリアに素早く到達し、
ここを少しでも早く確保しなければならない」

わ、わかりました皇帝陛下!
まぁ待っていても曲射砲でばたばた斃れるだけなのが関の山なのだし。

イギリス軍にも増援はありますが、フランス軍に比べれば微々たるもの。
複数の方向から攻勢をかけられると、いつか対処できなくなるのです。
フランス軍のステップロスが60に達し、第3派の増援が来て……というところでゲーム会が時間切れ。
ゲーム内時間で50分弱のうちに、フランス兵の死傷者は2550人にもなりました。
「教えてーくださいー」どこからかさだまさしの歌声が聞こえてきます。
イギリス兵の損害は7、800人ぐらいかな?

これからというところで終わらねばならなかったのはちょっと残念だけど、面白かったですよ。
次にプレイする機会があれば最後までやりたいですのう。
ルールも簡単だし、戦術級のウォーゲームは初心者にもわかりやすいんじゃないかしら。
死体の山を築いて攻め寄せるフランス軍も楽しいし、
必死になって守るイギリス軍も角笛城気分満点で良さげでした。
両陣営とも悩むことが多いというのは、いいゲームだなぁ。
一見戦術の技巧もなにもない殴り合いに見えるけど、
混沌のなかで作戦を立て、勝機を見出そうとする緊張感というのは好みです。
3/26

アームズマガジンの新しい号が届きました。
今回の「馬車馬戦記」は潜水艦モノです。別にローレライにあやかったわけではないですよ。
よろしくよろしく。

大相撲、朝青龍優勝。やー強い!
そして白鵬の粘りも特筆ものでしたよ。あれは良い相撲だったのう。

昨日の日記で紹介した二足歩行タコの話、こちらに動画がありました。
かわいいというかなんというか、何度見てもタコには思えません。

NHKスペシャル『明治』のプロローグ編。
うーん、あまり面白くないな。
特に現代と比較するように、モラルを持ち出してくるあたりは気に入りませんよ。
日本海海戦のCGはちょっとかっこよかったけど!
3/25
『サヴェッジ・サイエンス』の見本誌が届きました(リンク先にまだ画像無いですが)。
モロー博士に改造された獣人たちが、世を忍びつつさまざまな狂的科学の陰謀と戦うゲームです。
速水は1カットだけお手伝いしただけなのだけど、皆さんぜひぜひよろしくお願いしますね。

阿佐ヶ谷で打ち合わせ一件。
非常にアバウトな打ち合わせだったけど、ウチも負けず劣らずアバウトなので無問題です。
帰り道、味噌ラーメンの大盛りと餃子食べて帰ったらなんだか胃がずっともたれてしまいまして。
大盛りというチョイスがあると、無条件に大盛りをオーダーしてしまう性癖は直した方がいいのか。

負けちゃいましたねー。
いやサッカーではなく、大相撲です。朝青龍が。
まぁ優勝は動かないだろうけども。
取り直しまでやっての大勝負の末に敗れたせいか、
花道を去るときぺろっと舌を出したりしてあまり悔しそうには見えませんでしたね。
一方で露鵬も負けてやがるし、アアッ。
序盤調子の悪かった白鵬が、勝ち越しを狙える星取りまで粘っているのは流石ですのう。
一方サッカーは、やはり桂さんはイランを応援していたのだろうかとそういう事が気になったり。

TVニュースで報道されていた、二足歩行タコの映像は結構衝撃的でした。
なんつーか、タコの移動に関する既成概念を打ち破られてかなり気分はいいんですが。
タコは脳も大きく、チンパンジー並の知能を持つと主張する研究者もいるほどなのですよ。
海底に黒くて四角い板が落ちてたりしませんか。

mixiで教えてもらった、UAZの日本代理店。
日本でロシア車といえばニーヴァぐらいだったので、これは大喜びですよ!
ソ連時代から基本デザインが変わっていない車で、この特徴的な可愛い顔はモスクワでも普通に目にしました。
欲しい! そのためにはまず免許を! そして200万以上するんですかこれって。

カプコンから5月に出る『レッド・デッド・リボルバー』が大層気になります。
マカロニ汁に溢れています。つうか買うだろうなぁ。

買い物
『失踪日記』(吾妻ひでお イースト・プレス)
ようやっと買えました。
いまさら解説するまでもないでしょうが、吾妻ひでおの二度の失踪とホームレス生活、配管工としての暮らし、
そしてアル中の入院生活などを綴った単行本です。必読。
巻末の対談でとり・みきが言ってるんですが、コマ割り4段でその中にキャラ全身を入れ、
実は結構書き込みの密度も多くて、かといってディフォルメが効いてるせいかうるさくなく。
速水の絵はガチャガチャしているので全然方向性は違うのだけど、あこがれはありますね。
『皇国の守護者 壱』(佐藤大輔・伊藤悠 集英社)
『図説 スターリングラード』(学研)
『モデルグラフィックス 5月号』

目当てはすっかり滝沢聖峰『ばら物語』になってしまったような気が。
無論話は全然進んでません。しかしヒロイン登場ですよ。甲冑で顔は見えませんが。

3/24

最近流行のポリティカルコンパスをやってみましたよ。

保守・リベラル度 -4.06
(経済的な)右・左度 1.33
あなたの分類はリベラル右派です。
保守は伝統や公共の福祉を重視し、リベラルは個人の自由を重視する価値観です。
右派は小さな政府、左派は大きな政府を志向する価値観です。
いわゆる右翼は保守に、左翼はリベラルに対応しますので、ご注意ください。

-4.06って、他の方を見てる限り相当なリベラルなんじゃないのかしらん。

夜、いきなり『迷宮キングダム』のセッションをすることになり(半分シナリオのテストなのだけど)、
トランジスタで戦闘用トラップ仕掛けたりしてました。生き残ったー(ムフウー)。
おかげでNHK「熱球の伝説」が観れなかったので、録画録画。稲尾と金田だったっけ。
今日は最終回でテーマは、おお野村克也ですよ。楽しみ楽しみ。

キルギスのアカエフ政権が崩壊。
野党勢力のデモ隊が大統領府に突入とか、また古典的な政権崩壊だのう。
アカエフさんはカザフスタンに逃亡したそうで、
しかし非常事態宣言などは出さずじまいで流血沙汰にしなかったのは評価してもいいんじゃないでしょうか。
なにかナシがついてたのかもしれないけど。

3/23
RPGamerの9号が届きました。
今回、速水は付属ゲーム「ダークネビュラ」のリプレイコミックを描いてますよ。
なんだか猫耳がおりますが、ダークネビュラですよ!
「ダークネビュラ」はトラベラー世界を舞台にした、宇宙戦争のウォーゲームです。
よろしくお願いしまーす。

昨日、NHKをつけっぱなしにしていたら「プロ野球新時代へ 熱球の伝説」という番組が。
今回は第2話で、王貞治が一本足打法を確立するまでの話です。
やー、現役時代の王は覚えてますよ! 引退したときウチはまだ8歳なので、覚えている程度ですが(笑)。
金田正一が「ワシは王以外に打者を研究したという事がない」ってのはかっこいいなぁ金田としびれました。
71年の日本シリーズ、阪急の山田が映ったのも嬉しかったなぁ。いや打たれるんだけど。
今日は江夏ですか。観るぞう。

NHKといえば「JR最長片道切符の旅」の続編、「列島縦断 鉄道乗りつくしの旅」が始まりましたね。
BSで。
くそ! くそ!

TANK S.W.A.T.01
うぬぬん、『ドミニオン コンフリクト編』は『オリオン』と並んで士郎正宗作品では一番好きなのじゃよ。
フル3DCGというのはアップルシードを思い出して暗い顔になるのだけど……
まぁでも、最初からくさすのはよろしくない! 期待! 期待!

ステキ商品。
おねいちゃんと銃コミで欲しーい。
でもAKって書いてるけど、これドラグノフの弾倉じゃよね。
3/22

トップ更新。
平常運転に復帰しないといけません。ムフー。

コミケSPでエルスウェアさんの新作メールゲーム『BloodOpera』のパンフをもらってきたんですが、
これに載ってるRAITAさんの絵が実に良くてですね。ムワー悔しいなぁー。

マラッカ海峡で拉致されていたタグボートの船員が解放。
身代金を払ったようですが、まずは無事で良かったです。
海賊自体はインドネシア、アチェの人ではないかといわれていますが、解放されたのはタイ領内ですね。
インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポールと国境を越えてネットワークがあるのは興味深いです。
海賊自体は勿論イカン事なのだけど、国境というのが幻想の地域なんだなと思いますよ。

ジョージ・ケナンが死去したということで、101歳だったそうです。
また一人歴史の役者が退場したというところでしょうか。

大相撲、観てますよー。
朝青龍が強くて実に素敵です。しかし続くのが2敗とは不甲斐ないですが。
さておき2敗の一人が露鵬なわけで、がんばれえ。

近所のスーパーに画材を補給しに行ったら、旧友いのうえとみいさんにばったりびっくり。
そーいや、ついご近所なんですよね。

最近買ったもの。
『同じ釜の飯』(中野嘉子・王向華 平凡社)
『瞬撃のヴァルキリィ』(深見真 ファミ通文庫)

18日から一気に日記更新。
3/21

コミケットスペシャル4の日です。
大泉学園のアパートに帰った頃は0時過ぎてるわけですよ。
そう、ビッグサイトでは今日のコミケットSPの設営が始まってるわけで、妙な感慨が。

さすがにばったり倒れて、1部への参加は断念です。
んでもって、昼頃起き出して吉井くんとビッグサイトへゴー。
途中の電車ではあまり同類を見かけなかったのだけど、展示場前の駅を出ると人がいっぱい。おおコミケだ。
会場に入って知人のスタッフさんと会うと、もう顔が疲れてますよ。大丈夫かな(笑)。
今回のブースはなななんと、壁際です。スペシャルとはいえ、コミケで壁際ですよッ。やっほーい。
ブースが落ち着いてからカタログと『コミックマーケット30'sファイル』を眺めると、
両方ともなかなか面白い本で。カタログの表紙がズラリと載っているのは感慨があるなぁ。
C40あたりから参加始めたんだっけか。

さて2部開始です。最初はなんだかのんびりしてたんですが、気がつくとなんだか人がギュウギュウに。
そして今回のキモは何といっても、特別に飲酒許可ということではないでしょうか!
先に出ていた吉井くんから電話が入って「スピリタス呑めますよ。えへへへ(出来上がった声)」。
なにぃ、ビール程度かと思ったら、そんな気合いの入ったものが!
駆け付けてみると、成る程小部屋企画「同人レトロバー」なるものが。
中にはへべれけな人々がいっぱい。そしてカウンターの前には列が。
酒を呑むのに列を作るというのはなんだかこう、ディストピア脳を刺激するものがありまして。
スピリタスを一杯頂いてきました。ぶへー。
結果、一般参加で売り子を手伝ってくれた魚蹴さん暗転丸くんをを含め、
ボストーク通信社の売り子は4人全員入れ替わり立ち替わり酒臭くなってくる有り様。
あの手酌システムというのがクセモノで、魚蹴さんは一杯400円なのがすばらしいと感動してました。

今回は長物も許可ということで、調子に乗ってアックスピストルをぶらさげてうろついてました。
日本刀持った猫耳SSなんてのがいたので、「ファシストを殺せー!」と襲いかかりたくなりましたが自制。
あと、西洋剣術研究団体Avalonが演舞とかしてたんですが、あれには絶対勝てないのでやっぱり自制。
「共産趣味者同盟」の小部屋企画も覗いてきましたが、民青コスで行ったら楽しかったろうなぁ。
吾妻ひでおの原画展も大変に興味深く、なかにはウチのすぐ近所が背景の絵なんかもあったりして。
そういや、ご近所の筈なんですよ。むむう。

見て回った企画で一番気に入ったのは、やはり「円周率31415桁詠唱大会」でしょうか。
畳に鎮座して延々円周率を詠んでおられます。その前には現在の詠唱状況を示すモニタが。
信者席、遺族席も用意され、大変有り難い雰囲気でした。ウチもお賽銭を出してきましたよ。南無南無。
なんというかこう、実に『墜落世界』に出てきても違和感のない風景でありましたことよ。SFだ!

総じてお祭り度満点で、学園祭のような雰囲気は実にもって楽しかったです。
夏冬のコミケは注意しないとすぐに惰性になってしまいますが、これは熱気みたいなものが充満してましたし。
ところでウチの新刊『KITTEHATTE簡易印刷』は、オフセ化する以前のKITTEHATTEから
絵をより抜いてみようという企画本でした。10年以上前の絵もゴロゴロ。
昔のキャラを今描くとどうなるか、なんてこともやってたりしますが
果たして買った方は嬉しいのかしら(ザ・無責任)。
特にはじめてウチの本を観る人は、なんも面白くないのではないかと気づき、
途中から「初めてでしたら新刊以外の方がエエですよー」と解説する始末で。
しかし、水城さんがホビージャパンに投稿していたとは知らなんだわい。うう、確認したいッ。
そんなわけで、SPオンリーのつもりでしたが売れ残りました。ティアでも置きますんでヨロシクー。

また、冬コミに続きmixiで知り合った方とはじめてお会いすることも多く、利用者が増えてるんだなと実感したり。
あと、まだ日本にいるいつきちゃんがブースに来たり。
びっくりしたりニコニコしたり、たいそう気分のいいイベントでした。
皆さんおつかれさま&ありがとー。愛してるよー。

んでもって、帰りに二日連続で寿司屋「若貴」に行ったりするバカ。
寿司って、なかなか沢山食べられないから寿司分が一回では補給できなかったりするんだよう。

3/20

さてR.CONは続きます。
実は今回『迷宮キングダム』の「ダンジョンマスター資格検定・模擬試験」という企画をやりまして。
アイテムの漢字名を書かせたり、確率計算をさせたり、一般教養問題で迷宮探検競技の主催者名を問うたり。
いっぱい配りまして、深夜にその答え合わせをしたのです。
しかしこの試験、ムチャクチャ難しくてですね。言うなれば駿台の模試にも比すべき代物で。
勢いでスタッフ代表で速水も参加することになりました。
試験問題作成には関わってませんし、あとルールには実は疎かったりで四苦八苦。
教科書持ち込み可ということでルールブックやサプリメントを観ても良いのだけど、
ウチは矜持があるので何も見ずに取りかかったですよ!
結果は55点。点数まで駿台並みとは……ッ。
小論文「小王国の宮廷にとって、もっとも凶悪な敵は何か。その理由と併せて答えよ」で
20点満点を取れたのが効きました。ああ良かった。
夏には試験の本番をしますんで、お楽しみにー。

その後さて仮眠するかと引っ込みかけたら、なぜか朝までだべることに。
おつかれさまでしたー(笑)。
続けてどこか麻痺してハイな気分で朝食を取ったら食べすぎましたよ(バカ)。
食べすぎて気分が悪くなったのに、昼は鰻丼だったのでまた食べに行ったりして。あーあ。

ところで、昼前にホビーベースの新作ゲーム『POTATOでチョ!』を遊んでいたら、
部屋のホワイトボードが長い周期で「カタ、カタ、カタ、カタ」と揺れ始めました。
揺れ自体は身体では知覚できない程度のもので、何だろうと思っていたら博多で地震だったのですね。

午後から『サタスペREmix+』のセッションです。
今回もはじめてのプレイヤーさんがいて、嬉しかったり。
一方で百戦錬磨の方もいて、これはこれで嬉しいです。油断ならねえけどな(笑)!
そしてラス戦、一人に「必殺」ダメージをたたき出したのに耐えられてがっくり。
あげくにPCの攻撃に、敵が出したダイス目は1ゾロ。まぁ、ドラマティックなのはええことですよ!

R.CONが終わると、さっと東京に戻ることに。大阪っぽいところは全てスルー(涙)。
参加者の皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
まだまだお話ししたかったんですけどねー。またの機会にということでッ。
東京に戻ると、池袋の回転寿司「若貴」へ。モリモリ。
しかし、朝佳さんは江戸っ子だから寿司屋が馴染むなぁ。かっこいい。

3/19

名古屋に一泊してからR.CON WESTに参加すべく大阪へゴー。
ところで、朝はホテルでぼんやりBSの海外ニュースを観てまして(好きなのよ)。
北京の中央電視台でイタリアのベルルスコーニ首相が中国の要人と会見し、
そのなかで「中国とイタリアの戦略的パートナーシップを云々」という言葉が。
中国とイタリアが戦略的にパートナー組むことがあるのか(笑)。
それとも連中、いまでも漢とローマみたいなものだと思ってるんやろうか。
中央電視台のトップニュースは、いつも外国の要人が北京を訪問して云々、というネタばかりで
あれは朝貢貿易なんかと同じ感覚なんだろうなぁ。

新大阪で朝佳さんと合流し、R.CON WEST会場のコスモスクエア国際交流センターへ。
関西同人屋には懐かしい、インテックス大阪のお隣です。
開会式が終わると、すぐに『サタスペREmix+』のセッションですよ。
発売されて結構経つサタスペREmix+ですが、イベントでもサタスペ初めてだという方が
よく来られるのは本当に嬉しいですね。そんな初心者の方相手のセッションでも遠慮はしなかった結果、
チームは死者二人を出して見事ミッション失敗だったわけですが。ハハハハ。

物販では、鴻さんこと斎藤高吉さんの新作RPG『サヴェッジ・サイエンス』が山積みになっています。
や、これはあか抜けていていい本ですよ。フリープレイでも早速卓が立ってましたし。素晴らしい。
その後は参加者の方と雑談したり、フリープレイ覗いたり。
こういうイベントは、いろんな参加者の方とお話しできるのが良いですね。
本格的に呑んでバカ話が出来ればもっと良いんだけど(笑)。

3/18

これから名古屋で打ち合わせ一件。
その後、土日は大阪でR.CON WESTというRPGのイベントに参加します。
んでもって、とんぼ帰りして21日はコミケットSPですよ。
ギリギリになりましたが、レッツ告知。
第2部A-51b「ボストーク通信社」でやってますんでよろしくお願いしますね。

コミケットSPオンリーの新刊キッテハッテが出ます。
余ったら他でも売るかもしれませんが、基本的に21日のみの本にするつもりでーす。
そんなにたいしたモンじゃあないですが、来てね来てね。

■■■■■

はてさて、河嶋と二人して名古屋に着くとそこは万博ムードいっぱい。
あちこちにあのユルいマスコットがいます。ホテルのロビーにも二人(二匹?)のマットが。
ムックの亜種というかバーバモジャの近縁種なのか、アランジアロンゾ臭もしますね。
あのデザインに落ち着くまで、それはそれは無数のラフと無数の会議を
くぐり抜けてきたんでしょうけどいまだに納得がいきません。

さて打ち合わせはつつがなく終わり、居酒屋になだれ込む面々。
しかし金曜の夜となるとどこもかしこも満員でして、
しばらく居酒屋難民と化して夜の名古屋駅周辺を徘徊。こういうの、なんだか久しぶりですよ。
その後、無事酒は呑めました。ちゃんちゃん焼きなるものを初めて知ったんですが、美味しいですね。

名古屋に関していくつか。
駅前の地下街に、なぜかガレキ屋が。
あと、豪華なすがきやがありますよ。チャーシューがいっぱい乗ってましたよ。
そして、すがきやというのはスーパーにあると思っていたら、名古屋では独立店舗まで持ってますね。
エビフライが名古屋名物というのは、僕もよくわかりません。確かに。日本中にあるやんけ。

3/14

ビッグコミックでさいとうたかおと秋本治が対談してるんですが、
色紙でゴルゴと両さんが握手してまして。
ゴルゴが握手してるう!
吉井くんから教えてもらったネタだけど、いざ見てみると結構びっくりでした(笑)。

NHKで、スペインのエル・エスコリアル宮殿が紹介されてまして。
スペインの最盛期、フェリペ2世の宮殿です。
しかし太陽の沈まない帝国の中枢にしては、実に簡素で地味で重苦しい建築なのです。
当時の建築としては大変に異彩を放つデザインなのですよ。
こういうものを建てさせたフェリペ2世というのは興味がありますね。
そして、このエル・エスコリアル宮殿も結構好きなのです。いつか行かねば。

ホーガンの『断絶への航海』が再版されていたので久しぶりに読んでみたのだけど、
どーもやっぱりピンと来ませんのう。なんか、ホーガンとは波長が合わないのですよ。
登場人物に共感できないのか、思考実験的なところが目につきすぎるのか。
一方、『喪われた都市の記録』(光瀬龍 ハヤカワ文庫)を古本で買いまして。
以前読んだのはいつだろう。中学生の頃?
今読んでみると、いやこれが面白く。やはり冒頭の東キャナル市の描写が圧巻で。
ビューティフル・ドリーマーの友引高校が官僚主義と一緒になってスタハノフ運動を始めたような風景です。
宇宙年代記シリーズ、ちゃんと読まないとなぁ。

ライブドアの元取締役、榎本大輔氏が20億円払ってソユーズで宇宙に。
これだけなら、日本人もついに宇宙観光に、ほほーという感じですが、この人オタクなんですね。
本人のブログ読んでみると、ガンダムとかオネアミスとか言いまくってますよ。
そりゃあ、金持ちになれば自分の妄想も現実化できるよなぁ。かっこいいなぁ。33歳かー。うわー。

3/11

先月に嵐のような呑み会をやったので、数人程度の落ち着いた呑みもしたいのう。
こう、しみじみと。青臭い話もしつつ。
ラクガキ会なんかもいいなぁ。
禁止禁止! 「したいなぁ」「いいなぁ」って言うの禁止! プロシュートの兄貴も言ってるでしょ!

ゆうべ寝る前に突如フィッツジェラルドの発作に襲われ、
『マイ・ロスト・シティー』を引っぱり出して布団の中で読んでました。
これ読むとなんだか涙腺緩むんですよ。

アーマーモデリング眺めてると、『ワールドタンクミュージアム図鑑』てのが出るんですね。
WTMの、モリナガ・ヨウさんの解説イラストが画集に!
WTM本体よりあっちが好きなぐらいだったので、嬉しいやら悔しいやら(笑)。

話題の独裁者占いやってみました。
結果! なんと、イディ・アミンに!

あなたを独裁者にたとえると、ウガンダの独裁者イディ=アミンです。
ガタイのいいあなたは、国民の畏怖のシンボルとなります。肉料理は好きですか?
しばらくすると「食人大統領」なんていうタイトルであなたの映画ができるかもしれません。
っていうかできます。
あなたは亡命先でひっそりと息を引き取るでしょう。
速水螺旋人さんの開運一人称は、「わが輩」です!

冷蔵庫! でかい冷蔵庫買わなきゃ!
なんか、中央アフリカ帝国のボカサ陛下とかも出るらしいですね。ステキ。
ロシア歴史人物占いではリューリクになった速水だけど、この二人にはなにか共通点があるのか。
リューリクも人食ったりしたんかのう。
3/9

お仕事一段落。フー。次の山がすぐに来ますが!
そして掲示板のレスを返さねば!
あと鉄猫さん、戦車絵遅れててすみません(私信)!

NHKの「夢・音楽館」が今度最終回だそうで。
桃井かおり好きなので、寂しいのう。

『みんながコレで燃えた! PC-8001・PC-6001』(アスキー)
というムックにイラストコラム描きました。ヨロシクー。
「ソ連コンピュータ見本市2004レポート」というネタです。ええソ連です。
水城さんが読んだら怒り狂うような内容ですが、ええと、ごめんなさいッ。
肝心のPC-8001やPC-6001はまったくいじったことありません。
いろいろ近代化が遅れていた家だったんですよ。
TVも長らくダイヤル式のを使ってたし、ファミコンもなかったし。

吾妻ひでおの『失踪日記』が地元では見当たらないので、アマゾンに注文注文。
あとは『CYNTHIA THE MISSION』(高遠るい 一賽舎)など買ったりする昨今。

気がついたら、観てないDVDが溜まっていたので早速処理にかかったり。
てなわけで今日は『双旗鎮刀客』です。いいタイトルですよね。
90年の中国映画。監督は、あら何平じゃないですか。
チャイニーズウエスタンと銘打ち、舞台は中国でも砂漠のど真ん中。
双旗鎮という村に、少年剣士が嫁取りに来るところから始まります。

これは初めて観たときに度肝を抜かれた映画でして。
今回観てもやっぱり度肝を抜かれました。こんな殺陣、アリなんだもんなぁ! いやそもそも殺陣なのかあれは。
わりと唖然呆然としちゃうツッコミどころ満載の内容だけど、結構好きなんですよ。
主人公の少年剣士はどうにもヒーローらしくないし、助っ人の侠客もナニがアレだし。
一番かっこいいのは敵無法者のボス、一刀仙です。間違いない。
ニヤニヤしながら人を斬りまくる素敵な奴ですぞ。
『ヘブン・アンド・アース』とか観てないけど、そうか、監督同じなのか。観たくなってきたぞ。
3/6

忙しいので日記サボり中ですが、あの国がまたすごいことを。

ニヤゾフ大統領は21世紀の人間と思えぬ古典的模範的独裁者で、
北朝鮮に匹敵する現代の秘境としてトルクメニスタンはウォッチしているのですが
地方病院全部廃止とはまたなんというか。
図書館を廃止したときの「田舎の人はどちらにしても字が読めないのだから」という理由もすごいというか、
実に軽やかに教育をする気がないことを暴露してますのう。

閣僚全員にベンツをプレゼントしたり、月の名前を親族名に変えてしまったり、目が離せません。
回転する大統領像だけでも一目見てみたいものです。

しかしなんだ、こんな人もいたソ連共産党というのは懐が深かったんだなぁ。