■2004年10月■
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Flying Circus →
10/31
TVをつけると、イラクで人質になっていた香田さん殺害のニュース。
さらったのがアルカイダ系なので厳しいかなとは思っていたのだけど、悲しい結果になってしまいました。
ここでまず日本政府を批判するのも筋違いで、最も悪いのはテロリストの犯人に決まっているのですが。
この状況を収拾できないアメリカとイラクもどうしたもんかという感じです。
そういえばアメリカの大統領選挙も間近なわけで、こちらは大接戦の模様。
ブッシュが勝つ公算も十二分にあり得るという評判です。
短期的に考えたら、日本にとっては貿易問題などブッシュの方が好都合なのかもしれませんが、
ブッシュのままだとアメリカはとんでもないことになり得るわけで。
そんでもってアメリカが風邪を引くと、日本は大病を煩う仕組みなのですよ。
さて弘前に戻りましょう。
朝食ではリンゴが出て流石は弘前。ジュースもだだ甘くなく、大変美味しかったです。
朝食の席では、ここ数日の速水の所業について河嶋からいろいろ苦言を呈されたり。
すいません、もっと面白いことします。
コンベンションは午前開会なので、早速弘前大学へ。
小雨が降るあいにくの天気ですが、学祭は元気。
立ったのは迷宮キングダム2卓にサタスペREmix+1卓という、ありがとうございますシフト。
しかも、速水と河嶋は本当にお客さんで、なんとプレイヤーでの参加なのですよ。
速水が入ったのはサタスペ卓。DDは手練れ中の手練れ、ネーターさん。
日記のプレイレポートはいつも拝見してまして、奇天烈なシナリオを量産したり、
BANKRUSHを3分でクリアしたりと数々の伝説の持ち主です。
速水がプレイヤーということで、殺す気満々ですよ。ひいい。
今回のシナリオ「理想の我が家を探しに行こう」はサプリメント「サタスペ番外地 ゴッパパ」も使用する、
家族でがんばろうシナリオでした。んで、「淀川ダイナマイトネットワーク」こと田中一家の面々は……。
田中蛇里沙
♀ リーダー 99歳
一家の長。70歳の時コールガールを志し、いまだ現役だそうだが客は来ない。
ゴスロリ(ロリ?)風体で縦ロール。赤マントをまとったその顔はさながらリッチ。
ニタニタ笑いながら出刃包丁を逆手に構える姿は人という種族を超越したなにかである。
サイード田中
♂ 道化師 35歳
蛇里沙の孫。どうしようもない遊び人で嫁には逃げられたが一人息子、裕がいる。
しかし、娘だったら良かったのにと始終文句を言っているトゥルー駄目人間。給食費で呑みに行くし。
好きなセリフは「裕ッ、新しいママを連れてきたよッ」 ちなみに速水がプレイヤーです。
田中裕
♂ 荒事屋 14歳
親父が親父なので、グレて亜侠に。いつも特攻服だが、趣味は家事。実は萌えキャラなのか。
トカレフの必殺攻撃を好む、頼りになる戦闘担当。しかし不幸。
田中マリア
♂ 裏方 24歳
蛇里沙の孫。サイードの弟。裕と並んで常識人。
一家で唯一の真っ当な稼ぎ手。なもんだから、みんな彼の家に転がり込んで生活している。
DDのネーターさんは、聞きしにまさる上手いマスタリングで本当に面白かったです。
ルーニーっぽいGMなのかなぁ、と思ってたんですが、なんのなんの。
狡猾なルール運用、悪意に満ちた楽しいシナリオギミック、
ノールール処理やロールプレイもきっちりこなしてくる、全方面で頼りになるGMでした。
予期しないことがあれば、大抵のGMは一瞬考え込んだりするものだけど、
ネーターさんの反応はまさに打てば響くといった塩梅で、
すごく頭の回転が早いか、それか脳の回路がどこか焼き切れてるに違いありません。
さてシナリオですが、ネーターさんからもらってプレイしようかとも思うので、ネタバレしない方向で。
・「イベント殺し」という異名をとるマスタリングだけあって、戦闘でもないのに2d6ダメージを
食らうサイード。しかしダイス目は3。マンチの期待値は低いという法則はここでも有効なのか。
・情報収集でいきなりハプニング。情報収集ルールが使えないことに。
顔色も変えず、ノールールに移行することを宣言するDD。つ、強い。
・不動産屋に行くと、銃を向けられる蛇里沙。まともに相手をしてもらえないらしい。
・というか、ご町内では蛇里沙は妖怪扱い。
・この一家がなぜ団結しているのかわかりはじめてくる。あの婆を放置してはいけないのだ。
・サイード、不動産屋の66歳の老婆を押し倒す。いや、これも家族のためですから。
・蛇里沙、ソープランドへ行き、客を取ると言い放つ。泣いて帰れと懇願される。
・「転校生の階段」を転げ落ち、裕と蛇里沙の性別が反転する。
かわいい娘を授かったとアッラーに感謝するサイード。危うし裕の貞操。
蛇里沙はなんだ、あまり変わらないような気がする。
・後半、毎ワークごとに「接敵」をしてくる敵が登場する。このDD、本気だッ。
……なんとか生き残りました。ネーターさん曰く、初心者対応シナリオらしいですが、
それでもこんなおっかないシナリオなのかー。本当に盛り上がりました。素晴らしい。
時間が2時間ほど余ったので、速水がDDで以前作った特典シナリオ「YAMAKAGASI」をレッツプレイ。
同じ田中一家なのだけど、ネーターさんが新キャラで参加することに。
田中乱心
♂ 専門家 100歳
蛇里沙の夫。数十年ぶりにオオサカに帰還したらしい。なんでも殿様らしい。生活2なのに。
知識は全て江戸時代で止まっているらしい。100歳なのに。
あの妻にしてこの夫ありといったところで、ゲンナリする裕とマリア。
短いながら、皆さん大層苦労しました。
途中のイベントで蛇里沙の元恋人が出てきたときがまさに白眉。
キジルシリッチ3人の痴話喧嘩など、そうそう観れるものではなく。さらにゲンナリする裕とマリア。
そしてイングラムの掃射を浴び、のみならず顔面に鉄骨が落ちてきた乱心がビルから転落。
炎の中に呑み込まれ、即死。……なんだかえらく悪役っぽい死にざまを見せてくれました。
おや、ネーターさんに殺されなかったどころか、こちらが殺しちゃいましたよ。うへへ。
イベントが終わると、急いでバスで盛岡まで。盛岡で冷麺食べて、新幹線で帰京。
呼んで頂いたスタッフの皆さん、一緒に遊んでくれた皆さん、本当にありがとうございました!
それはもう楽しかったですよ。今後ともよろしくお願いしますね。
唯一の不満は、生の津軽弁があまり聴けなかったことだけど(端々にアクセントは聴けて心和みました)、
そりゃ他府県人相手には出ないのが普通ですわなぁ。
10/30
この週末は河嶋ともども弘前大学シミュレーション研究会に呼んで頂いたので、青森にゴー。
28日、品川22時発の夜行バスで行くのですよ。
久しぶりの東北です。しかも弘前ははじめて。ひゃっほー。
うとうとしたり、読書したりしてるうちに朝になって弘前着。
雪が降る季節なので、暖かい格好をしてきてくださいと言われたけど、
たかをくくって半袖シャツのうえにジャケットを羽織ってきた程度。
確かに寒いですが、気分が引き締まる程度の心地よい冷え方でした。つか、ちょうどいい。
弘前はこぎれいでのんびりしていて、暮らしやすそうな街ですね。
お出迎えの研究会の皆さんと朝食後、青森銀行の旧館や寺を案内してもらったり。
「弘前城はがっかりなので行かない方がいいです」と大学へ。
建築費をケチった、もとい節約した天守閣として有名なので興味はあったんですが(笑)。
地元民にしてみてもがっかりなのねー。
弘前大学はちょうど学祭まっただなか。
そう、正確には学祭で行われるコンベンション、「スペ!」に呼んで頂いたのです。
学祭なんてえらく久しぶりなので、大喜びする河嶋と速水。
随所に貼ってあるチラシや、廊下で聞こえてくるバンドの音がたまりません。
漫研覗いたり、屋台でヤキソバ買ったり、果ては生協で買い物してみたり(学祭と関係ない)。
昼前だというのにバーでウォッカかっくらってみたり!
なんですね、こういう場に来ると皆さん若くて、歳取ったこと実感するなぁ(枯)。
「スペ!」は明日なのだけど、会場の教室には研究会の皆さんが集まってゲームしてました。
アリアンロッドがプレイされている横で、いろいろボードゲームをプレイすることに。
まぁなんだ、どれも負けませんでした。くそ! くそ!
夜は焼肉に連れていってもらいました。美味しかったですよー。
ホテルに落ち着いた後は、河嶋といろいろ打ち合わせるつもりだったのだけど
そんな体力もなくバタンキュー。
10/28
池袋で打ち合わせ一件。
ていとくさんから、なななんと、「ライフ第二次世界大戦史」全23巻を頂きました。
わあ! 中学校の図書室でさんざん読みふけったあのシリーズが!
本当にありがとうございます。それはもう嬉しいです。
写真がいいんですよ本当に。有名な写真も多いんですが、大判ならではの迫力で。
さて問題は置き場所だが。
ドイツはエッセンとニュルンベルクに取材旅行で行っていた、河嶋夫妻が帰宅。
仕事だったので観光は満喫できなかったみたいだけど、いろいろ面白い話を聞けました。
ドイツのコスプレ誌を見せてもらいまして、
勿論反則気味にエロかわいいコスプレもあるのだけど、
モンスターレートの高そうな、その、ちょっと勝てそうにないおねいさんもいっぱい載ってまして。
やっぱそーいうのもいるのね(笑)。
お土産でラスプーチンウォッカをもらいました。ありがとーう。
これを呑むと毒も効かず、銃で撃たれても死なない丈夫な身体になれそうです。
昨日の続き2点。ちょっとだけ。
イラク邦人人質事件。
バックパッカー側の問題もあるかもしれませんが、
それはそうと政府には解放に全力を尽くして欲しいです。それが政府の仕事ですから。
無論、速水が言うまでもなく尽力しているとは思いますが。
相手はイラク人も殺してやまないアルカイダなので、難しいでしょうけど……。
今回の事件とは関係なく、派遣期限が過ぎたら延長せずに撤退すべきだと思います。自衛隊。
大上段なRPG論考するより遊びましょう、という話。
論考系サイトやってる方は、プレイレポートやキャラ自慢もアップしてみてはどうでしょうか。
論考するなとは言いませんから。こう、愉快なものをひとつ。
楽しんでいるところを見せつけるのが、一番いい啓蒙方だと思うんですよ。
特にこーいうプレイレポートを読まされてしまうとッ、もうッ。
10/27
だいぶ寒くなりました。まだ半袖だけど。
札幌は積雪6センチですか。
上井草で打ち合わせということで、自転車でゴー。気持ちいい気候ではあります。
イラクでまた邦人が人質に。
無論、まず悪いのはさらった方なのですが、報道が正しいとすれば人質の方も問題があったみたいで。
彼は人道支援やジャーナリストではなく、物見遊山気分のバックパッカーという話。
ええと、本当ならさすがに、ちょっと非常識すぎるような。
さらったのはアルカイダ系の組織という話だけど、彼らの状況判断も甘いなぁ。
勿論48時間以内に自衛隊が撤退するとは思っていないでしょう。
日本の世論が標的だと思うんですが、前回の人質事件を思い起こせば
いかに日本人が冷淡だったかすぐわかる筈なのに。
人質の映像は日本のサーバにアップされているという話だし、なんだかよくわかりません。
とにもかくにも、無事解放されれば良いのだけど。
RPG関係のウェブの一部で、大上段なRPG論が盛り上がってるみたいです。
いやまぁ、流行り病いのようなもので定期的に話題になるんですが。
あくまで一般論なのだけど、大上段にRPGを分析したがる人は
普段ゲームをしていないような気がしますよ。GMでもプレイヤーでも。
現役で楽しく遊んでいる人は、シナリオやプレイレポートやキャラ設定を書くのに
忙しいわけですから、RPG論なんて書きません。そんな暇があれば遊んでます(笑)。
兵法書が江戸時代になってから多く書かれたようなもので。
「PCに与えたい情報は判定をさせるな」といった具体的な技術論や、
分析することが商売に関係する場合はまぁ例外でしょうけども。
てなわけで、うだうだ考えている暇があったら遊びましょう。
実際に遊ぶ方が新たな発見がありますよ。絶対。
遊ぶ機会を自分で見つけるのも大事よッ。
遊ばないと勘も狂うよッ。いやマジでマジで。
10/26
『ヒストエリエ 1』『ヒストリエ 2』(岩明均 講談社)
スキタイ人、つえー。
そしてオスプレイの本など観てるのかな、とにやにや。
それはそうと、ちょっと前に筆箱をなくして少しばかり難渋しておるのですよ。
無印良品の、紺色のキャンバス製なのですが。
部屋を掃除してみても出てこないし、どこかに忘れちゃったのかなぁ。
いや、おそらく部屋のどこかにあると思うのですが。
むむう。
10/25
池袋で打ち合わせ一件。
しかし、西武池袋線が人身事故で遅れに遅れ、キャンセルに。
間が悪いなぁ。
本日の買い物。
『世界の艦船 12月号』
特集はロシア海軍。定期的にやってくれるのですが、新しい記事ほど景気悪い内容になってますよ(涙)。
経済の混乱自体は底を打って、軍の整備もゆっくり進みつつあるのだけど
海軍はなにかにつけ後回しにされてますからのう。
ソ連崩壊後に就役した数少ないフリゲート、ネウストラシムイはあまり格好いいフネだとは
思ってなかったんですが、真横から観るとなかなか精悍なスタイルをしてますね。
あと、よりステルス性を考慮した新型フリゲート、ステレグシュチイが建造中だそうで。ちょっと楽しみ。
短期連載で「ソ連/ロシア空母建造秘話」というのも始まり、なかなか興味深い内容です。
ソ連海軍は1920年代から空母の計画を考えてはいたのですよ。
二次大戦中、海軍アカデミーはサマルカンドに疎開していたんですが、そんな状況でも
空母のデザインを考えていた少尉がいたり。
米英日の空母に関する資料が入手できず、
グラフ・ツェッペリン視察団の資料を参考にしたというのが泣けますが。
それはそうと、この記事の執筆者による連載「ソ連/ロシア原潜建造史」は単行本にならんのかのう。
『カウボーイビバップ イラストレーションズ 〜The Wind〜』
川元利浩のビバップイラスト集。
エドは観ててニヤニヤしちゃいますですよ。
動いてしゃべってナンボのキャラなんだけど、やっぱり。
いやフェイも勿論大好きですようッ。
「天国の扉」のエレクトラはジーナ・ガーションだったのか。ナルホド(ジーナ・ガーション好き)。
『ギロチン 死と革命のフォークロア』(ダニエル・ジェルールド 青弓社)
ジュンク堂の自由価格本コーナーで購入。以前見て気になってたので。
ギロチンの歴史や、ギロチンにまつわる文化や芸術表現を紹介した本。
ぼちぼち読んでますが、面白いです。
晩御飯をイケダさんちでごちそうになりました。
キャベツケーキ美味しかったですよ。
10/24
新潟の知人は無事な様でした。
被災者はいっぱいいるんですが、とりあえず安心。
こどものもうそうで、
「しかし、台風や地震が続くと、それはそれで大変!であることだが、
続いたことに何か意味を見つけたり、意味をつけたがる人が多いのは、薄気味悪い。
ただ、続いた、だけじゃないか。
そういう冷静な判断じゃダメなのか。
そんなにして、大変!であることを、煽りたいのだろうか。」
と書かれていたのは大賛成。
異常事態にはなにか物語を見出したがるのが人情ではありましょうが。
大山玲の『真夏の夜のユキオンナ』が新装版で出ていてちょっとびっくり。
いや、読みごたえがあって大好きな漫画なんですよ。
ミクシでちょっと書いたら、反応が結構あってこれもびっくり。
結構人気あるのねぇ。攻殻機動隊と同じ本に掲載されたおかげで知名度も高いのかな。
それはそうと、お薦めです。未読の方はこの機会に、是非。
ウチも大山玲に頑張って欲しいエールを込めて、あらためて買おうかな。
『新選組!』、大政も奉還されちゃって、いよいよ竜馬暗殺。
しっかし、このドラマの西郷は悪役ですのう。
一方岩倉は当然の如く悪役(そうでなくっちゃ)。面白い面白い。
今日は予定が一件キャンセルされて、ずっと家におりましたよ。
のほほーん。
10/23
今日はこいでたくさんにお呼ばれして、ボードゲームのサークルにお邪魔してきました。
「ダイナマイト」とか「ルーンバウンド」とか「Kung Fu Samurai on Giant Robot Island」とか。
「ルーンバウンド」は専用ダイスを使った移動システムが面白いですね。パクりたい(笑)。
「Kung Fu Samurai on Giant Robot Island」はB級映画作成カードゲーム。
時間がなくてさわりしかできなかったですが、いやぁバカで面白いです。
まるでサタスペやってるような夢っぽさ。欲しくなりました。
あと、「汝は人狼なりや?」を参加者全員20人弱でプレイすると盛り上がる盛り上がる。
2回やったんですが、最初はなんと速水が人狼。
さらに人狼は二人とも生き残り、見事勝利。愉快愉快、うはははは。
2回目はしがない村人だったんですが、こちらは首尾良く人狼退治に成功。
理想的な展開でありました。気持ちいいったら。うはははは。
と、その途中で地震が。
ユラユラとした揺れ方で、震源が遠いというのはわかったんですが、強い余震が何度も来るので驚きました。
そして帰宅したら、新潟が大変なことになってるじゃないですか。
寒くなる季節、余震が続くなか真っ暗な夜を過ごすのはさぞや大変ではないかと。
向こうには知人もいるので、心配です。
水害に地震に、今年は多難だなぁ……。
10/22
お、鴨鳴いてる。よかったよかった。
洗濯日和だったので、溜まっていた洗い物を全力で討伐。
秋の風が吹くなか、日向のバルコニーで洗濯物干すのは気持ちいいですね。
豊岡の市街地がほとんど冠水したというニュースに吃驚。
昔はこんな嵐が来ると大洪水だったわけで、ダムや堤防で川を固めまくった効果はあるんですよ実際。
治水と環境保護の両立は難しいのう。
カストロ議長が転んで脚を骨折。もう立派なおじいさんなわけだし、養生してください。
前も書きましたが、速水はチェよりカストロの方を評価するし、興味もあるのですよ。
いやチェも好きなんだけども勿論!
でも、そろそろ先が心配な年頃だしなぁ。
ご健在なうちにキューバに行きたいですよ。でも直通便ないんですよねたしか。
アメリカのバウチャー報道官が、記者会見で「快癒を祈りますか」と訊かれて「いいえ」と返答。
「キューバ情勢は調べているが、カストロの健康には興味がない」との公式回答。
大嫌いなのは知ってるけど、ここは「お大事に」ぐらいお世辞を言ってもいいと思うんだけどなぁ。
鈴木貫太郎だってルーズベルトにお悔やみ言ったじゃあないですか。
まぁ、国内の亡命キューバ人を刺激するようなことは言いたくないんだろうけど。
「北アフリカ 前装銃」で検索してきた人が。
なんだなんだ。バルバリア海賊ですか?
アブド・エル・カデルのフランスへの抵抗ですかッ?
ぜひ仲良くしましょうッ。
10/21
鴨、元気かー。
練習帆船海王丸が、台風のため錨ごと流されて防波堤に座礁。
このニュースを聞いて、ヒギンズの『脱出航路』を連想しなかった人はおりますまい。
いや、『鷲は舞い降りた』を押さえてヒギンズの最高傑作ですって。
なにはともあれ、ドイッチュラントみたいにバラバラにならずにようござんした。
加納さん! かがみあきらは大変よいものなのですよ!
いま活躍しているクリエイターで、かがみあきらの影響を受けている人は結構多いんじゃないでしょうか。
今の流れの源流というか、伏流水という意味でも結構大事な存在だと思うのです。
10月31日、弘前大学の学祭で行われるRPGイベント「スペ!」に呼んでいただきました。
御都合の良い方はお誘い合わせのうえ、ぜひぜひご参加くださいませー。
楽しみにしてますよ。詳細はこちらですです。
10/20
台風最接近なんですが、えらく静かです。
目に入ってるのかなぁ? それにしちゃずっと静かだぞ。
TVニュースでは傘が壊れる瞬間とかよく流してますが、あれはやっぱ待ちかまえてるのかしらん。
数日前のニュースですが、ソマリアで暫定政府の新大統領が就任したとか。
新国家は連邦制を導入するそうだけど、ようするに各氏族をまとめるだけの基盤がないってことだろうし。
あと、ソマリアを離脱して自力での治安回復に成功した「ソマリランド共和国」の扱いも課題だろうし。
なにより、大統領就任式が隣国ケニアのナイロビで行われたというのが象徴的ですのう。
2ヶ月以内にモガディシオに入るそうだけど、前途多難そうです。がんばってください。
ミャンマーではキン・ニュン首相が突如解任され、軟禁中だとか。
軍情報部のトップだそうで、情報部の幹部も身柄を押さえられたとかなんだとか。
政権内の穏健派という報道で、まぁ情報を管理するものが穏健派というのはよくあることです。
独裁体制では、国内の動静を理解できているのは国のトップだけですし。
かの悪名高きベリヤも対外的には穏健派で、収容所ばっかり作ってちゃイカンと思ってたそうで。
でも、解任された理由は利権争いが原因という説もあるそうで。ナマグサイのう。
ソ連全土にコンピュータ網を張りめぐらせ、国家経済をオートメーション制御するオーガス計画!
やー、ソ連版インターネット構想とかあったんですねぇ。
党中央で計画の支持者が減っていくなか、国防相ウスチノフは賛成していたという逸話も面白いです。
確かウスチノフって兵站が専門でしたよね。そう考えると非常に納得がいきます。
第二次大戦中の工場疎開にも関わってたんじゃなかったでしたっけ。
でも、うろ覚えなので間違っているかも。
コマンドマガジンの見本誌が届きました。
今回は南北戦争、アンティータムですよ。
前装銃でガチで殴り合う南北戦争は結構興味あるテーマなのに、ゲームで遊んだことはないのですよ。
アンティータム自体面白い会戦だし、やってみたいのう。
前装銃と言いましたが、この戦争は同時に電信や鉄道を使い、
果ては一次大戦さながらの塹壕戦までやらかした、まさに軍事史の転換点上の戦いだったのです。
コマンドでは「地中海戦史」が好きな連載なのです。
ドイツが来る前の、北アフリカでのイタリアとイギリスの戦いが丁寧に解説されている得難い記事で。
しかし、マルタ島の英空軍とシチリア島の伊空軍の間には連絡が通じており、
互いに犠牲者や生存者の情報を夕刻の電話(!)で知らせていたというのが驚きです。
ドイツ軍がやってきて真面目に戦争しだすと、この定時連絡も中止されたそうですが。
今日は『迷宮キングダム』のサプリメント第一弾
『迷宮クロニクルVol.1 はじめての迷宮キングダム』の発売日です。
速水もちょろっと漫画描いてますんで、ぜひぜひよろしくお願いします。
リプレイ漫画じゃないですよ?
蓬莱学園とか、ゲームの舞台を舞台に漫画がいっぱいあったじゃないですか。
これからあんなのがやってみたいのです。タイトルは『OpenDice Kingdom』。
読んで楽しい、使って嬉しいサプリメントになってますので、お薦めですよ。
10/19
台風接近中ですよ。
数日前、深夜TVで『スカーレット・レター』やってたのでBGVに。
未見だったんですが、なかなか面白かったです。
17世紀の話なので、服が! 服が!
いやぁ、ピューリタン革命の頃の男の服装って、無茶苦茶かっこいいじゃないですか。
あと、終盤兵士がマッチロックマスケットをぶっぱなしたり装弾したりするシーンにいたっては、もう。
物語はまぁ、こんなもんかと。
ゲイリー・オールドマンはどうでも良かったけど、ロバート・デュヴァルが出てたんですね。
「地球 ふしぎ大自然」はアナホリフクロウ話。
アメリカのプレーリーで子育てをするこのフクロウ、なんですかあのかわいさは!
小さくて丸々としてて地上を走る! 走る!
かなりたまりませんでした。
ツーカーの新しい携帯、ツーカーS。
この思いきり! メールはおろか、電話帳や着信機能もなし!
素晴らしい! かっこいい! シンプルイズベスト!
携帯電話で、はじめて欲しくなった機種ですよ。
速水はいまどき携帯を持ってない人なので(昔は持ってた)、いい機会だから買おうかしらん。
『旅行者の朝食』(米原万里 文春文庫)
愉快でパワフルなロシア語通訳おばさんの新刊。
食事を巡るエッセイ集なのだけど、やはりロシアの話がめっぽう面白く。
タイトルの「旅行者の朝食」とは、ソ連時代に生産されていたまさに旅行者用の缶詰の名前。
ロシア人なら皆知っている伝説のまずいシロモノだったそうで。
「で、中身はというと、肉を豆や野菜と一緒に煮込んで固めたような味と形状をしている。
ペースト状ほどには潰れていない。そう、犬用の缶詰、あれと良く似ている。
これに、あとはパンと飲み物があれば、一応栄養のバランスはとれるようになっている。
味は……、一日中野山を歩き回って、何も口にせず、空きっ腹のまま寝て、その翌朝食べたら、
もしかしたら美味しく感じるかもしれない。」
わー! まさに本場の大脳食! 食べたい! 食べたい!
しかしソ連崩壊後、ロシアの食事は加速度的に美味しくなっておりまして、
「旅行者の朝食」も現在は生産していない様子。がっかり。
あと「昆布のトマト煮」という、これまためっぽうまずい缶詰があったそうで。
どのくらいまずいかというと、ゴルバチョフ政権末期の極端な物不足のさなかでさえ、
閑散としたスーパーの棚にこれだけうずたかく売れ残っていたそうで。うう食べたい。
中に水が入っていた「カニ缶詐欺」や、漁業大臣まで関わっていた組織的キャビア横流しの過程で
製造された、ニシンの缶詰にキャビアが入っていた事件とか。
缶詰って、なにかいろいろと心を刺激するものがあるんですよ。きっと。
二次大戦中、ソ連軍に大量に供与されたアメリカ製のスパム缶がでっかくてですねぇ。
そりゃあ、見るからに嬉しくなるサイズで。一人で食うのはまず無理だろうけど、食うんだろうなぁ。
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「旅行者の朝食」を実際に経験した感想メールを頂きました。ハラショー!
「缶を開けたら、臭いをかいで腐っていないかどうかを確認しなければならないという、
何のために缶詰にしているのかわからないような代物ですが、
悪食の私は何の抵抗もなく食べることができましたです。
それよりも凄かったのは、ロシアの作家を日本に呼んだ時に持ってきた豚のランチョンミート缶でした。
あのまずいと言われているSPAMより凄い味がしました。
屑肉を煮込んで固めたとしか言いようがない代物でしたが、それを肴にしてウォッカを飲みましたです。」
く、食いたい……(ごくり)。
10/16
無茶食いしたわけでもないのに、急激に体調悪化。
吐き気すら憶える始末。うう。
リンゴジュース飲んでほっといたら、いつの間にか治っておりました。
やれやれ。
10/15
インク瓶をひっくり返して暗い顔に。
すぐ近所にちっちゃい川があるんですが、鴨が何羽か住み着いてるんですね。
夜、静かなときには鳴き声が聴こえてきたりして和んだり。
鴨をぼんやり眺めてると飽きないし(枯)。
10/14
核P-MODELの「ビストロン」が届きましたー。
相変わらず歌詞がかっちょええのう。
『面白南極料理人』(西村淳 新潮文庫)
薦められて買ったら、これが面白いのなんの。
昭和基地なんて南極の縁ではなく、極地ど真ん中の「ドームふじ観測拠点」
平均気温零下57度標高3800m隊員9名なんてところで越冬した、
海上保安庁の調理担当隊員の非日常における日常物語。あざらしやペンギンはおろか、ウィルスもいません。
研究者ではなく、それをサポートする設営側、しかもなくてはならない料理人の視点から見た越冬生活。
極限の閉鎖空間ではストレス解消のためにも食事が非常に大事になりますが、いやもう豪華豪華。
松坂牛とか伊勢エビとかフォアグラとか食べてるよ!
肉や魚は数年前の越冬隊が持ち込んだ物でも劣化してない、すさまじい環境だし。
あと、昭和基地には本物のフランス料理のシェフとか行ってるんですね。
ここまで手厚いのは、おそらく兵隊を飢えさせた先の戦争の教訓なんだろうなぁ。
一方で卵やジャガイモや牛乳をどう貯蔵するか思案したり、極地ならではの苦労があって興味深く。
解説が佐々木譲というのもニヤリとしたのだけど、そこでも書かれているように
男9人の1年におよぶ閉鎖空間での共同生活という「異常事態」も面白く。
やはり隊員同士の軋轢もあるし、それを解消するためになにかといえば宴会するし。
一方で始めに同行した「不肖宮嶋」への苦言や、
先人は不十分な装備でがんばったのだからあまり便利な装備を要求するなと言い切った役人とか、
そんな「日本精神主義」は健在なんですなぁ。
男9人の零下57度閉鎖空間での1年か……。ちょっと行ってみたい、かな?
あ、書いてて思ったんだけど、『刑務所の中』に近いものがあるのかも。
宇宙ステーションや潜水艦で男所帯がもじゃもじゃするのが好きな人。
冒険小説で登場する食べ物にあこがれる人。
料理するのが好きな人。
寒いのが好きな人。
呑ん兵衛。
お薦めですよ。読みなさい読みなさい。
マイ妹さん、RAITAさん、藤浪さん、やしろさん、河嶋には特にお薦めでしょうか(名指し)。
150リットルの容器に入っている65度の「コンクウィスキー」とジンギスカンが食べたくなりました。
零下60度でパンイチになって嬉しがってる記念写真があるのだけど、バカだなぁ(羨ましそうに)。
10/13
夕飯食べすぎました。ううっふ。
豆腐が賞味期限過ぎてたから、炒め物にテケトーに放りこんだんですが、
やはり豆腐一丁というのはそれなりの量なわけで。
しばし寝っころがってぐったり。
デビルマンがアレな映画だそうですが、しみじみと思うんですよねぇ製作スタッフの気持ちとか。
自分の関わっている作品が、どんどん妙ちきりんになっていく気持ちってヤなモンですよ。
で、わかっていていろいろ努力もするのだけど、どーにもならないというのは多々あるのです。
速水も昔、とあるナニがアレな作品に関わったこともありまして。
そのときしみじみと思ったのは、「偉くならないとダメだ!」ということでした。偉くなろう、うん。
カンボジア、シアヌークさんが退位だそうで。
なんでも、自分が死んだら王制が廃止されるんではと危惧して息子に王位を譲ったたんだとか。
シアヌークというのも興味深い人物で、その能力をすべて政治的生き残りにつぎ込んだようなおっさんで。
節操が無くて機会主義者で日和見で、殿下とか呼ばれる人物のくせに北京や平壌と仲が良く。
やってきたことの是非はともかく、カンボジアの要人で50年間生き延びてきたというのは素直にすごいかと。
実際にポル・ポト時代には処刑されそうになったわけで。
そう考えると、今回の退位もあまり信用できないかな(笑)。
NHKの「そのとき歴史は動いた」、今日はロシア国内戦、コルチャックの話。
まぁ目新しいネタはなかったのだけど、また「Reds!」したくなりました。
ロシア国内戦のウォーゲームで、赤軍と白軍の違いなどを面白く表現してたっけ。
桂さんとプレイしたときはモスクワに迫る白軍の猛攻をしのいだところで
お開きになったので、今度は最後までやりたいですね。
デザイナーのテッド・レイサーは一次大戦物のゲームを多く手がけていて、
彼の作るゲームはどれも結構好きなんですよ。シンプルなんですがディフォルメが上手いんでしょうか。
番組最後で出てきた「ニコライ2世のイコン」はモスクワで観てきました。
教会を観光するときって、横にはすごく真面目にお祈りしてるおばさんとかいるわけで、
ちょっと後ろめたい気分になりますよね。
矢野徹氏死去。
日本SF創生期を作り、ウィザードリィにもハマったこの人81歳だったんですか。
速水は主に翻訳者としてお世話になった人ですね。
こないだもマクリーンの『軍用列車』読み返したばかりで。
10/12
噂を聞くだに映画『デビルマン』は相当のナニがアレでソレのようで。
エキストラで出たことを、後世まで自慢できるかもしれん。
問題は行くかどうかで……。
ふと電波受信。
ネコミミ流法
で、ググってみたらもうありやがんの(がくり)。
1週間あったら思いつくよなぁ。
10/10
引き続きIFCON。
酒呑んだりぼんやりしたり。
てなわけで、深夜にゾンビフォートレスをレッツプレイ。
台風が怖くてボックスゲームは持っていけなかったのだけど、これはお手軽でいいよね。
結果、博士は倒せたのだけどゾンビマスターがゾンビをエレベーターホールにこれでもかと山積みし、投了。
ここはエラッタの必要があるなぁ。
まぁてっとり早く侵入制限かスタック制限で良いと思いますが。
IFCON終了後は、近所のベトナム料理屋で打ち上げ。
あの店は良いですね。ランチは400円だそうだし。
また行きたいけど、本郷は行く機会がなかなか無いなぁ。
参加者の皆さん、スタッフの皆さんおつかれさまでした。ありがとうございます。
松田大秀さんと会えなかったのがザンネーン。
J.V.なムービー(ネタもとはCLEAR AETHERさん)。
すごくどこかへ行きたくなります。
あの地平線の向こうに、俺を待っている冒険がきっとある!
いや逃避だよな。
NHKアーカイヴスでやってたドラマ「東京の山賊」がなかなか面白かったです。
1970年の空気が濃厚に。
こういうハチャメチャな作品がNHKでやってたのか、つーかNHK以外ではできないというか。
そういや今晩はげんしけんですか。
どんなもんじゃろう。
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観ましたげんしけん。
くじアンとかオタクの生態とか以前に、大学ボンクラものとして好きなことを再確認。
『おひっこし』とかと同じジャンルですよ。たまらん。
10/9
てなわけで仮想戦記イベントIFCONにお呼ばれしてきました。
しかし台風接近中ですよ。
起きたのは昼前。夜はざんざか降ってたのに雨も風も静かなもので拍子が抜けたり。
ところが、ボチボチ作業をしてるとだんだん雨が降ってきまして。
うう、この中出かけるのか、と躊躇してる間にもますます激しく。
アパートも安普請なものだから揺れる、揺れてますよ。
えいままよと出かけたのが夕方。
なんというか模範的台風で、いっそ楽しかったですよもう。
駅まで歩く間に傘は曲がる服はびしょびしょ。ホームも横殴りで波うつ雨がざんざかと。
そんでもって、本郷の会場に着く頃にはキレイさっぱり雨も止み。ええっ。
最接近の時に移動していたという、実に間の悪いタイミングだったようです。
さてさてIFCON。
今回も速水の企画は「ソ連の部屋」。
なんつーかたいしたことのない雑談大会なのに、いつも来てくれてありがとうございます。
コミッシヤ報告とかしましたよ。
あと去年に引き続きロシア度チェックとか。
しかし会場のふたき旅館、古い建物なので浴場やトイレがいちいち味わい深いです。好き。
10/8
じゃかすか雨が降ってきました。
明日関東直撃ですって?
出かけるんだけどなぁ。困ったなぁ。
10/7
冷えたので、イケダさんちにより集ってちゃんこ鍋食べたり。
近所に友達が多いとこういうときに気軽で楽しいですね。
鍋のあとはゲームの話などをうじゃらうじゃらと。
気がつけば新聞配達がやって来て。我がボンクラ精神も健在だのう。
岡本喜劇さんの招待で新宿に絵描きさんがより集って酒呑んだり。
呑みながらラクガキ大会が始まるのが新鮮でした。
最後はひさしぶりの天下一品で締めですよ。
蒸気機関車の資料をいろいろ漁ったり。
アメリカやソ連の機関車がえらく変でかっこいいです。
異常にでかかったり、なんでもかんでも流線型だったり。
いままで守備範囲外だったので、すごい鉱脈を見つけたという気分に。
そんな日々。
え、台風来てるんですか。
10/4
八木引退。おつかれさま、ありがとう!
井川ノーヒットノーラン。素晴らしい!このイキオイで来年は!
この人はやっぱり関口萌えか(10/1)。それ意外ありえないけど(笑)。
眼鏡主義者の友人は知っているだけでも、えーとえーと、3人はいるのだけど(あれ、結構少ない?)
あなた達はスウィングガールズ行くべきですよ。マストですよ。
もうすぐ終わっちゃうけど、行かないと大変なものを見過ごしちゃうよ!
昨日のNHKスペシャル「チベット 天上の湖 〜標高5000メートルに生きる〜」が非常に面白かったです。
標高5000m、琵琶湖の半分ほどの、とにかく青く澄んだ湖。
湖畔にはチベット人の村があり、ヤクや羊を放牧して暮らしています。
人間が暮らすことのできる限界の高度だそうな。
NHKのスタッフは、それはもうしんどそうで。そんな環境で湖に潜ったりするんだもの。
逆にああいう高地で暮らしている人が、海抜0mに降りたらどんな気分になるんだろうか。
空気が透明で、周囲に樹木がないせいか距離感が狂います。
しかし、ブラウン管を通すと風も皮膚感も、温度も靴を通した地面の感覚もわからないじゃないですか。
すごくもどかしさを感じましたね。
母と祖母が東京に来てるので、品川にゴー。
電車で『モンゴルの20世紀』を読む。
社会主義モンゴルの建設で活躍した指導者や技師、作家へのインタビュー集です。
17歳までほぼ文盲で、建物を観たこともなかった少年が苦労して学校に通い、
モスクワ留学まで果たして29歳で産業大臣になったりする様はなんだかもうエピックです。
「建物が存在しない国」での国作りがどんなものだったのか、俄然興味が湧いてきました。
50年頃はウランバートルでさえ、政庁舎が少しと劇場に映画館。あとは全部天幕だったそうで。
社会主義時代は農作物の輸出国だったというのも意外です(民主化後、農耕は急速に崩壊)。
えらく新鮮な視点が得られた気もします。SFファンにもお薦め。
10/3
こないだはじめて知ったんですが……。
『ЗАРЯ〜ザーリャ 夜明けを待つ星〜』
ちうゲームが! ちょっと! 先生! あなた!
ザリャーですよ!
キリル文字! 赤い星!
「ソヴィエト連邦軍輸送航宙艦」とか登場するらしいですよ!
そそ、ソ連軍で宇宙ネタですよ! ぎゃあ!
ウチじゃプレイできませんが、買う買う。絶対買う!
黒川ケンキチさんの言を借りるならば、「ヤマザキ、○皇を撃て!」てなもんですよ(錯乱気味)!
夏コミでデザインワークス小冊子が出てたそうじゃないですか。欲しい!
とか言ってたら、今日打ち合わせした編集さんが2冊持ってるそうで、もらえるみたいですよ!
スパシーバ! スパシーバ ボリーショイ!
アワー、仕事させてくださーい(じたばた)。
『ロケットの夏』出したとこなんですね。
打ち合わせのついでにレヴォに顔出してきたり。
しんやそうきちさんに10年ぶりぐらいに挨拶したり。やーっ、お久しぶりーっ。
10年ぶりでもお互いわかるんだなぁ(笑)。
あと、京都時代の友人にばったり出くわして名刺交換したり。
いまカードゲーム作ってるんだ。へえ。
夜、上野でパーティがあったのだけどやぼ用でドタキャンに。ごめんなさい、うう。
10/2
打ち合わせデー。
打ち合わせついでに、「モノポリー 六本木ヒルズエディション」なるものをプレイしてみたり。
村上隆のユルイ絵はなんだかいらいらさせられるなぁ(笑)。
そして、紙幣に単位がないのが微妙感を煽るのう。
なんか単位が欲しかったので「とりあえずジュドルと呼称する」と言ったら
「それは映画秘宝のやり口だ」と罵倒されたッ。
ジュドル:北斗の拳に登場する謎の通貨。
最初は貨幣制度も崩壊して「こんなもんケツを拭く紙にもなりゃしねえってのによ〜」とか言ってたくせに。
森美術館や大江戸線やテレビ朝日やJ-WAVEけやき坂スタジオを売ったり買ったり。
わりとよくがんばったものの、「店舗のある森ビル」(ホテルのあるボードウォークに相当)に
2度も突撃してしまい、あえなく破産。アアー。
すってんてんになると、村上キャラも別の味わいが感じられるナァ。
イチローが大リーグの安打数記録更新。
いままで特に書いてきてませんでしたが、やはりすごいもんですよ。
全然縁もないのにうれしくなっちゃいますよ。えへへ。
打率4割への挑戦はどうか、と訊かれて
「打率はコントロールできてしまう。『野球が好きでグラウンドに立ちたい』というのがぼくの原点。
打率を目標にしたら、打席に立ちたくなくなる可能性がある。
それは本意ではないから、目標にはできない」
との返事。これはかっこいい。上手い選手だから言える台詞ですよ。
姫神、亡くなったんですね。
こういうニュースはなんでもそうだろうけど、不意打ちでした。
「千年回廊」聴きながらこれ書いてます。
10/1
速水が重大な影響を受けた作家を挙げると
松本零士、高橋留美子、士郎正宗、宮崎駿、坂田靖子、吾妻ひでお……といったところですか。
映画で『オネアミスの翼』、イラストレーターでアンガス・マクブライドを入れてもいいかも。
しかし、決定的な一人、誰か速水のルーツを挙げるとすればかがみあきらに他なりません。
大げさに言えば魂の一部みたいなモンで。
昔、公文が出していた「コペル21」という雑誌がありました。
小学6年の時です。定期購読していた「コペル21」で読んだ「ワンダートレック」、
それがかがみあきらとの出会いでした。
「ここには新しいものがある!」という、鮮烈な印象を受けました。
80年代初頭の、後にオタク文化となる混沌とした流れをかがみあきらという形で知ったんですね。
その年頃というのはハマると泥沼なものです。そらもーすさまじい勢いであの絵を真似しましたとも。
単行本もがんばって(大体)そろえました。
しかし、死んだのが26歳ですよ。いまの速水よりずっと年下です。
作品を観返すと、すごくモヤモヤした気分になります。予感のカタマリみたいなもので。
1982年半ばにデビューし、84年の夏に26歳で急逝。
かがみあきらが商業誌の表舞台で活躍していたのは、わずか2年間のことである。
そのあまりにも短い時間の中で、彼が残した足跡は、多くの人が探し求めていた<何か>を、
はっきりとイメージにして見せてくれていた。
そして、そこに描かれた<可能性>は20年たった現在も、確かな手応えとともに、
我々の前に確実に存在しつづけている。
……COMIC新現実vol.1
<何か>……ううん!
その<何か>を描けるように、がんばらなきゃ。
余談だけど、<何か>のひとつは「メカと美少女」なわけで!
メカと美少女バンザーイ。