■2004年5月■

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Flying Circus →


5/27
さーてさてさて。

『エマ 4』(森薫 エンターブレイン)
いやもう。たまらぬ面白さで。
描写と表情の細やかさ、丁寧さはますます加速中。
@蘇芳さん「p185、3コマ目のエマにすべてが集約」だそうですが、
速水が印象的だったのは24ページのウィリアムなのです。やっぱ男だし。

コルセットと眼鏡を外したエマに、やたら愛に満ちた描写がてんこ盛りだなぁと思ったら
やっぱりあとがき漫画で強調されていたりして。

うーん、この線がかぶらペンか。そーか……(最近かぶらペンを使いだしたので気になってたり)。

『PANZERFRONT Ausf.B』
いやーッ、延々楽しみにしてました。ついに出ました。
速水がプレイする数少ない電源有りなゲームですよ!
発売日にきちんと届くとは、アマゾンもヤルじゃないですか!
矢も楯もたまらず、仕事がいっぱいなのにコントローラを握りしめる速水。
アフリカ戦線ですよ。東部戦線以外にはいまいち愛のない速水だけど、
エポックの『砂漠の狐』でゲームに入ったアフリカだけは別格だ! 好きだッ!

良かった点。
■とてつもなく地味(誉め言葉)
架空戦車がないのもともかく、出てくる戦車が地味です。
グラントが上から二、三番目ぐらいに強いという段階で凡百の戦車ゲーとはひと味も二味も違います(笑)。
まぁ最強じゃないのはティーガーがあるせいなんですが。
これで『日独最終戦争 前夜編』の、
テキサス軍対ドイツ重戦車小隊の対決も再現できるというものです(すごいニッチ)。
それはそうとオチキスやソミュアに乗れるゲームなんてそうそうありません。
イタリア軍のM11/39にも乗ってみましたが、これで戦争するのは嫌だなぁ。
それとマチルダが固くてですね。3号G型で抜けません。後ろに回り込んでるのに。大変だ。
■指揮官視点が面白い
今まで通り、後方から戦車を観た通常視点モードもあるんですが、
車長が顔を出さないとまわりがよく見えないという指揮官視点がありまして。
今回、火点は撃ってこないと表示されないわ、歩兵も脅威だわ、
塹壕に落ちると行動不可能になるわでペリスコープから覗いてるだけだと結構怖いです。
戦車の「閉じ込められ感」をそれっぽく表現してるのではないかと。
イタリアのペラペラな戦車に乗ってるとき、
歩兵の射撃で乗員が次々と負傷していく様は恐怖以外のなにものでもなく。
■マップが広くて迷う(誉め言葉)
なんせだだっぴろくてしかも砂漠なので、
戦術マップ観ても自分がどこにいるのかわからなくなったりします。
実際戦車に乗って、しかも馴染みのない戦場で戦うとそりゃあ迷ったろうなぁ。
■シナリオで陣営を替えてプレイできる
ひとつのマップが二度美味しいというか、これは嬉しい変更です。
イタリア軍でプレイしまくれますよ!
試みに1940年のシナリオでフランス軍でやってみましたが、オチキスが強いのなんの。
まぁ、ドイツでプレイすると2号戦車なんですが。
■乗員が脱出できる
いや、これは自分がどうとかより、敵戦車を撃破したらハッチが開いてワラワラ逃げていくのが楽しいです。
それに向かって機銃ぶっぱなしたりもできますよ!

さすがに前作がPSなので、いろいろスペックが上がってますね。
ドイツ軍の照準も、より本物っぽくなって嬉しい人も多いんじゃないでしょうか。
照準器と砲の位置が違うため、照準は常に横にずれるという仕様もどうかと思います(誉め言葉)。
あと、今回爆撃機に距離マーカーが付いてるんですが、落とせるのか、そうか……。

それとマニュアルのイラストがモリナガ・ヨウさんで嬉しかったり。

ちょっと不満な点。
■キャタピラ操作の変更ができない
前作では、キャタピラ操作をボタン上下入れ替えてプレイしてたので、今回なかなか慣れません。
・戦車兵がしゃべらない。
イタリア兵にはぜひぜひしゃべって欲しかったのう。
■オープニングがない
無印パンツ、bisとオープニングがしょぼくなってきたのが気になってたんですが、
今回ついにムービーなし。いやなくてもいいんだけど、ちょっと寂しいですよね。
■変な舞台選択
アフリカ戦線なのだけど、一番最後のシナリオでも1941年5月のフォート・カプッツォなのです。
クルセーダー作戦はおろか、バトル・アクス作戦もまだなんですよ!?
すみません、今回アフリカ戦線知らない人おっぽり出してますが。
これでは「高射砲で戦車を撃つなんて卑怯ですな」が出来ないじゃないですか!
そのかわりといってはなんですが、ロンメルがアフリカに来る前、
イタリア軍対連合軍のシナリオが二つもある豪快さ。
この辺は、正確に言えば不満というのではなく、変です。続きが出るという伏線なのかしら?

まぁなんだ、いろいろありますが、それでもすごくわくわくしながら遊べそうです。
いや、仕事があるからしばらく封印気味ですが。ホントだよ!
続き、出して欲しいなぁ(気の早い希望)。エンターブレインに手紙出せばいいのかしら。

『SUPERMAN RED SON』
こちらで「好きそう」とか言われてしまっては買うしかありません。
スーパーマンが、アメリカではなくソ連に落ちていたら、という番外編です。
レーニン廟の上で、スターリンと並んで手を振るスーパーマンの姿にはなかなかインパクトが。
いや彼自身がその後書記長になって、銅像が建ったりしてるんですが。
ソ連を単純に悪と描いてない辺り、ソ連崩壊後10年以上たっての作品だと思いますね。
しかし、バットマンコフって……。

アパートの中庭に捨てられていた、1947年型のモスクヴィッチ。
モスクワでは結構廃車がその辺に転がってまして、いやこれはその中でも気合いの入った方だけど。
近所のクラシックカーマニアの人が洗車してました。
「この車が欲しいんだけど、誰が持ち主かわからないから困っている」だそうで。

日本だとシートベルト着用がすっかり定着しましたが(取締りこわいしね)、
ロシアではその辺実におおらかで、ひさしぶりにベルトせずに助手席に座りました。
ベルトすると「おれの運転が危ないってのか」とか仰る人もいるそうで(笑)。
最近はモスクワも渋滞がひどいそうだけど、空いてると飛ばしますねえ。道も広いから……。
5/23

朝青龍優勝おめでとう!
まぁ、わりと北勝力で決まりかな、と思っていたですよ。
調子の良かった白鵬が北勝力を下したと知って、あわててTVをつけました。

支度部屋で優勝を見届けた白鵬は、引き揚げてきた朝青龍にいきなり「キスするぞ」と言われてびっくり。
握手しながら、右のほおにチュッと口づけされた。「驚きましたよ」とはにかんだ。

だそうな。子供の頃から仲いいらしいですね。
朝青龍は気合い入った顔も好きなんだけど、笑顔が実に晴れやかでいいですね。
ベストスマイル賞というのがあれば贈りたいぐらいで。

と思ったら阪神がサヨナラで勝ってますよ。しかも赤星。
観たかったなぁ!

でも今夜は健部さんの結婚式二次会にお邪魔していたのですよ。
大変幸せそうでした。おめでとうございます。
その後こいでたくさん、Dr.モローさんとゲーム話などしつつ。

先日、宇都宮の立てこもり事件で警察が突入したわけですが、
そのときスタングレネードを投げ損ねてたそうで。それも二回。
一回目は外から投げ込もうとして、窓枠に当たって返ってきて目の前で爆発。
二回目は操作をどう誤ったか、手元で爆発。
しっかりニュースで流されてました。あの隊員は後で相当叱られたんじゃないかしら。

「週刊朝日百科 日本の歴史」を結構継続して買ってます。
今週号は「財閥・恐慌・社会運動」。
あまりに広いので、雨戸の開閉が専門の下男がいたというのは三井家本邸でしたか。
しかし、昭和の大恐慌がひどかったというのは勿論知っていたけど、
小売商の三割が夜逃げしたというのは、知識だけでは理解し難いすさまじい事態だったのではないかと。

湿っぽい天気が続いてるせいか、ポトスの鉢植えにキノコが生えていてびっくり。
朝出かけたときは気付かなかったのに、夜ふと観ると立派なのがにょっきり。

モスクワ大学の横に放置されていたヴォルガ21C。
ソ連時代のおんぼろ車が結構元気に走っていて楽しかったですよ。
いま生産しているラーダなんかは、えらく無個性な西側デザインになっちゃっててつまんないけど。
白タクのよれよれジグリに乗れたのも嬉しかったなぁ。
写真のヴォルガのひとつ後のモデル、ヴォルガ24はよく見かけました。
中級幹部向けに作られた、ちょっと上等な車だけあって、洗練されたしっかりした車でした。

あ、サタスペREmix+のサプリメント『ガンマニ』出てます。
よろしくお願いします。
かの大阪海上刑務所の設定も紹介されてますよ!

あ、昨日はサタスペのイベントでした。『ガンマニ』を使ったセッションでした。
また明日にでも詳しく書きますね。

もひとつ、6/20のサンクリ受かりました。
F04b「ボストーク通信社」です。こちらもよろしくー。
5/19

きりきり舞いコンティニュー。
景気よく雨が降っていると思ったら、台風接近中だそうで。

チョイと期待してた「サムライチャンプルー」を観たり。
うんうん、着物の色気はうなじだよね。うんうん。
あとアニメでチャンバラは大変だろうにのう。
これは、とピンときたシーンやキャラはまだないですが、今後が楽しみですよ。
銃使いが出てきたら嬉しいんだけどなぁ(そんなんばっかりか)。
カムイ伝で、代官錦丹波の腹心に短筒使いがいたんですが(名前失念)
彼が実にかっこよくてのう。誰も覚えてないか。
一方、鉄人28号にはチョイと飽きが来ている昨今。観てますが。

かの名だたる新興財閥ルクオイルの本社ビル。
モスクワをテケテケ歩いていたら偶然出くわして大興奮。
やっぱり悪役っぽいビルだよなぁ。

ロシアから帰ってくると、ちょっとやそっとのハッタリには不感症になってしまいます。
鉄人がつまらなくなった一因にその辺があるかも。
早く消化して、負けないハッタリを作れるようにならないと。

お茶の話ですが、角砂糖自体は近所のスーパーにも売ってるんですよ、ええ。
でも、ひと袋にしこたま詰まってるじゃないですか。ちょっと躊躇するわけで。
現在スティック砂糖を使っております。一回分も少なめの奴を。

朝青龍が2敗になっちゃったよう(涙)。
がんばれー。
5/18

平常運転かと思ったら途端にきりきり舞いナウ。
ひー。

今日は電話を止めてしまい、各方面にご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。
もう復旧してますです。

でもしっかりNHKスペシャルの「疾走 ロボットカー・アメリカ軍の未来戦略」は録画しましたよ!
作業中にBGVでつけてたので、あとでちゃんと観ようっと。
SF3Dのおかげで速水は無人兵器萌えなので、もうたまらん内容です。
ナッツロッカーには遠いのか意外に近いのか。

今回、ロシアで絶対に買いたかったアイテム。

中央アジア、中東からロシアにかけて使われているティーグラスですね。
もー、前からこれが欲しくて欲しくて。そりゃあもう欲しくて。
台の部分は結構古いものらしく、スプートニクやレトロなロケットの浮き彫りが!
このアングルでは見えませんけど。
グラスもソ連時代の一般的な製品らしく、重たくて頑丈一点張りのどっしりしたもの。
こじゃれたものでなく、実用品が欲しかったので満足満足なのですよ。

んでもって、嬉しさのあまりお茶ばかりがぶがぶ飲んでいる昨今です。
いままで紅茶はノンシュガーだった速水ですが、このグラスでそれはだめだろうと強迫観念が。
なので、砂糖を入れて飲むようになりました。
ホントは角砂糖がいいんだけどなぁ。あー。

もっとロシア式にするなら、濃いお茶を入れてからお湯で薄めないといけないんだろうけど。

このグラスをはじめて知ったのは、安彦良和の『クルドの星』だったかしら。
『K-19』でもハリソン・フォードがこれでチャイ飲んでましたなぁ。
5/12

平常運転。
仕事などボチボチと。
モスクワレポートはもちっと待ってくださいな。

むう、井川は去年みたいなフテブテシサがないなぁ。

ポクロンナヤの戦勝記念公園に展示してあるT-72。
展示といっても解説があるわけでもなく、垣根があるわけでもなく、
ただ置いてあるだけって感じで、観ての通り子供がよってたかって遊んでるし。
だもんで早くもあちこち部品が取れてきている始末。
この辺には他にもT-55やT-72、SO-122などがぽいッと置かれてました。

WW2コーナーもあって、子連れで観に来てる人がいたりして。
日本ではあまり見ない光景ですよね。
戦勝記念公園はとてつもなく広い場所で、ローラーブレードで走り回る人がいっぱいでした。
5/11

日本の方が涼しいとか書いたら、なんですかこの蒸し暑さは。
ううごめんなさいごめんなさい。

夜は攻殻SACだったんだけど、モスクワの余韻があって観ずじまい。
いや、やはりあの1週間の強烈な体験に比べたら、TVアニメがなんだか楽しめないのですよ。
絵描いてる人間がそんなこと言ってちゃイカンのだろうけど。

ロシアから2通ほどメールが来て、返事書いたら届かずに戻ってくる始末。
ううん困ったのう。

モスクワで教えてもらった、ポーランドのモーショントリオというグループがありまして。
アコーディオンの使いこなし方が実にかっこよくて。
ジャケットに「ポーランドと日本でしか売ってませんよ」とあったのを信用して、
帰国後アマゾンでレッツ検索。
ありゃしねえ。
たばかったなポーランド人め! こっちが親ロ派だからってこの仕打ち!
まぁなんか、現在売り出し中のグループらしいのでメジャーになれば……なるかなぁ……。

街で見かけた海軍歩兵。
戦勝記念日の行進の練習をしてたんですよ。

トップ更新したり、古いトップを絵置き場に移したり。
5/10

旅行の荷物を片付ける日。写真を整理したり。
いろいろ撮り損ねてるなぁ。あーうー(煩悶)。
まぁ、写真を撮るのに熱中するあまり記憶することを置いてけぼりにするのはもっと嫌なのですが。

ロシア旅行記は、ぼちぼちページを作って書いていこうかと。
でも、コミッシヤのレポートなどはどこかで仕事として描きたいですね。

しかし、留守にしている間に福田さんは官房長官辞任してるし、阪神は首位だしびっくりですよ。
イラクでの虐待問題は、ロシアでも連日報道されてました。
福田さんのもニュースになってたな、そういえば。

夜の8時には真っ暗なのですごく違和感があります。
モスクワは、9時頃でもまだ明るいですから。

スターリン建築の雄、外務省ビル。
なんだかもう、笑いたくなるぐらいものすごい建物です。
ここにモロトフやグロムイコが出入りしてたんだなぁ、と思うと感慨もひとしお。

9月頃にまたモスクワに行けないか真剣に検討したり。
今回、訳あってクレムリンに行けなかったのは残念だったし、
工業技術博物館もみっちり回りたいし、クビンカだって行きたいぞ。
ウラジーミルやスズダリも魅力的だけど、ううむ贅沢を言えばキリがないのう。
フリーツアーの値段表など見つつ、むむ、意外に安い……。
5/9

ただいまーッ。


5/1

行ってきまーす。