■2003年11月■
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Flying Circus →
11/30
お誕生日であります。うわぁ。
そしてマイMacに「おめでとう」と言われホロリと来たり。
毎年言われるんだけど、いつの間にか忘れちゃって、言われるときは不意打ちなのよね。愛い奴め。
始皇帝陵の地下に宮殿が埋まっていることが確認されたり。
史記の記述から予測されてたということだけど、やはり本当に見つかるとワクワクするものです。
しかも、本当に水銀の川とかありそうな気配だそうで。
保存の問題等からすぐに発掘が開始されることはないようですが、これはすごく楽しみです。
立ち会っている中国の考古学者に至っては、もういてもたってもいられないでしょうね。
H2A打ち上げ失敗。
詳しい原因については今後の調査を待つとして、やはり今後の流れが気になります。
小泉さんも「これで日本の宇宙開発が止まることはない」と即座に言うぐらいしてくれたらいいのに。
現場の人は勿論頑張っているのでしょうけど、現場ではどうにもならない問題があるんじゃないかしら。
中国の神舟打ち上げ成功で、ODAいらんのじゃないか、という意見があったりしました。
速水も一瞬そう思ったんですが、その内容は、実は公害対策関係が結構多いようです。
例えば中国の大気汚染は日本に直接影響があるので、成る程たしかにこれは必要じゃわいと納得したり。
あと有償援助も多いので、これは将来帰ってくるわけですよね。
勿論見直しが必要な事業も多いでしょうけど、ただODAやめろという意見はさすがにナイーブすぎるようです。
ノルシュテインの画集を見つけて欲しくなったり。でも我慢。
『外套』観たいんだよなぁ。
ゴーゴリのこの作品自体、とても大好きな話で。
いつか漫画に描いてやろうかしら(貧乏くさい漫画だ)。
そんなこんなで、なんとも地味な誕生日でした。はぁ。
■■追記■■
とか言ってたら、
「明日のt.A.T.u.のコンサート、チケット余ってるんですが要りませんか」というお電話がッ。
わーぁ、もう少し早く言ってもらえれば都合つけたのに、明日は仕事してますよう(笑)。
いや遅らせている速水が悪いんですが!
心がけが悪いと誕生日のプレゼントも逃げていくという教訓ですか。クワッ。
なんか、ガラガラだといううわさも聞いてるし不安なんだけどねぇ。
いや、行きません。
行きませんよ?
タハー。
11/28
SFマガジンがスタニスワフ・レム特集だったので血圧急上昇。
レムは速水が一番好きなSF作家です。
小説は載っておらず、対談やレム批評がメインなのがちょっと寂しかったですが。
それでもやたら読みごたえのある対談です。ちゃんと読むのが結構大変だ。
閣下が帰ってきますよ! ながいけん復活ですよ!
12/25発売のヤングサンデーで、『神聖モテモテ王国YS』が掲載だそうですよ!
ワオー ものども嬉しいだろう!
素晴らしいニュースといえば、ロシア映画『東部戦線1944』のDVDが今度出るのです。
ソ連の戦争映画は数多いですが、これは2002年のロシア映画なのですよ。
おお観たい。さっそく予約しました。
現代ロシアが戦争映画を撮ればどうなるのか、とても興味がありますね。
まず「ロシア軍全面協力!」みたいなスペクタクル映画ではなさそうのが違いかしら(笑)。
戦争映画つながりということで、『炎の戦場エル・アラメイン』もすごく楽しみなのです。
これ、イタリア映画なのです。イタリア人が撮った、イタリア兵が主役の戦争映画なのです。
速水は小学生の頃初めて遊んだウォーゲーム「砂漠の狐」で、
イタリア軍の愛らしさをDNAレベルで刷り込まれた人間なのです。
これが観ずにおれましょうかッ。
前から話は聞いてたんですが、日本で公開されるとは思ってませんでした。
1月公開ということで、これは必見ですぞ。
『アームズマガジン』の「馬車馬戦記」、この連載はじめての続き物も、今回で一段落。
V-1改造の「フラミンゴ戦闘機」vsグロスター・ミーティアですよう。
ちゅか、1949年にミーティアってのもイマイチ地味でしたか。
どうせならヴァンパイアぐらい引っ張ってきても良かったかも。
ジェット戦闘機黎明期は、へんてこな飛行機が多くて実に面白いですよ。
『Role&Roll』の見本誌を今日頂きまして。
イエローサブマリンさんの広告に、『墜落世界』の告知が載っているのですね。
そこには「このゲームにはグロテスクな場面や暴力的な表現が含まれています」の文字が。
まぁなんだ、圧倒的に悪趣味なゲームなのでこういう但し書きが付くのはわかるんですが、
RPGでこのテの注記が付くのは初めてですよね。かえって興味を引いて、広告としては有効なんじゃあ(笑)。
かつてV:tMのサプリメントで、TzimiseeのクランブックがX指定でビニール袋に入っていたことを思い出したり。
ティム・ブラッドストリートの表紙がなかなかエロく、そりゃあもう期待して即座に買いましたよ。
そしたら中の絵はジョン・コッブばかりで絶望の淵に突き落とされたものですが、そんなアレを、ちょっと。
ジョン・コッブ:洋ゲー界屈指のイヤ絵描き。ごく一部に熱狂的ファンあり。具体的にいうとこの人とか。
あ、なんでX指定だったかというと、裏表紙の絵がちょっとアメリカ的に問題だったかな、とかその程度だったようで。
『Role&Roll』、今号にもサタスペの記事が載ってますんでよろしくお願いしますね。
ふすまをガラリと開けたら指にトゲが。あいたた。
抜いたら、先っぽが折れて指のなかに残っています。ほんのちょっと。
小さい頃、親に「身体の中に残ったトゲは血管を伝って心臓に」と脅かされたのがトラウマで、
どんなに小さくても引っこぬかなければおっかなくて仕方ありません。
爪切りで、皮膚をえぐるようにぐりぐりと。ヌワー。
11/24
南極で皆既日食。
NHKなんかすごく張りきって中継したりして。
特製の中継機なんか2年前から準備してたらしいけど、そこまでして撮るものなのかしら(素朴な疑問)。
や、地平線までなにもない雪原で、澄みきった空気を越えて見える日蝕は大変印象的ではありましたが。
Nステで、ケネディ暗殺の黒幕はジョンソン副大統領だったとの説が紹介されてました。
真偽はどうあれ、その説を提唱した本『Blood,Money&Power』は読んでみたいかな。
ジョンソンというのは戦後米大統領の中でも一、二を争う不人気な人で、
デビッド・ハルバースタムの『ベスト&ブライテスト』でもかなり酷評されてましたっけ。
いや、ケネディは暗殺されたから伝説になりましたが、相当ポカもやった人でして。
佐藤大輔なんかボロクソに書いてますなぁ。
歴史ヲタクの間で評判良いのはニクソンなんでしょうけど(勿論キッシンジャーとペアで)。
上の部屋に新しく引っ越してきた方が。
そして速水は近々出ていくのですけど。
人生すれ違いでありますね。
11/23
グルジアで騒乱。最近とみに人気の落ちていたシェワルナゼさんは大統領辞任へ。
群衆に治安部隊が発砲というアホなことをしなかったのは幸いでした。
共産党の組織を這いあがってきたバリバリのソ連型政治家、
ペレストロイカ外交の旗手、民主化の尖兵、グルジア大統領、と
その経歴は非常にドラマティックなものでした。まずはおつかれさまです。
『A君(17)の戦争 6』(豪屋大介 富士見ファンタジア文庫)
てなわけで買ってきました。まだ読んでませんです。
『エマ 3』(森薫 エンターブレイン)
読むたびに痛感するのですが、森薫は表情を描くのが本当に上手いですねぇ。
124ページから130ページにかけてのエマの表情は素晴らしいです。
特に129ページ一コマ目は、ここだけでしばらく見入ってしまいました。泣ける。
貿易商メルダース一家はドイツからの移住だそうで、勿論帝政ドイツですね。
エマの舞台はヴィクトリア時代ど末期だと推測されるので、十数年後にはえらく苦労しそうです。
特にエーリヒ坊ちゃんはかなり致命的な年齢なんじゃないでしょうか。
イギリスに住むにしても、ドイツに戻るにしても、ご武運をお祈りします。
まぁそれはそうとして、アデーレさん萌えーとか言っとこうか。
『エマ ヴィクトリアンガイド』(森薫 村上リコ エンターブレイン)
エマの副読本というか、ヴィクトリア時代に関する解説本です。
最初は「キャッスルファルケンシュタイン」の参考にもなるな、と思ったのですが、
ちゃんと読んでみて仰天。実に充実した内容の、素晴らしい本です。
特に使用人の組織や暮らしぶりを解説した章はわかりやすく、かつ詳しい中身で絶賛モノです。
副読本を越えた一冊なので、エマを読んでいない人でもこれは見て損はないですよ。
いや読んでるともっと面白いんですが。
森薫と竹本泉の対談なんかも載っていて楽しいです。
あとスケッチブックのラフとか(いくつかはご本人のサイトでもアップされてましたね)。
しかし、カブラペンだったんですか。独特の味がある線だと思ってたんですが。
士郎正宗もカブラペンだったしなぁ(最近は使ってなさそうだけど)。
一度試してみようかしらん。いや、超大昔はカブラペン使ったこともあるんですが。
本当にいい本です。みんな買え。
11/21
クシャナ様ファンサイト「トルメキアの風」のトルメキア度チェック。
速水の結果は67点中33点で……
「クシャナ様『もうよい!』 あなたはどうやら親衛隊には入隊を許可されなかったようです」
まぁなんだ、ナムリス萌えとか公言してたらダメだよなぁ(ヒドラ使いに就職しつつ)。
いや、クシャナ様も好きなんだけどなぁ。
ナウシカ占いでは、チャルカになりました。
いや、いいキャラだと思うんだけど、あまり嬉しくないのはなぜだろう(笑)。
最近の検索キーワード。
「飛ぶ教室 萌え」:お役に立てず申し訳ありません。
「日本艶出しブラシ協議会」:ひょっとしてメジャーな組織なんやろうか。
「リーグ・オブ・レジェンド 萌え グレイ トム」:こちらもお役に立てず申し訳ありません。
しかし、ドリアンとトムの絡みがご希望なんでしょうか、こちら。
「EVA2 つまらない」:つまらなかったら嬉しいんでしょうか(笑)。
『A君(17)の戦争』、新刊出てるんですよね。大泉じゃ見つかりゃしないわけで。
明日都会に出るから買ってこよう。
『グランドパワー別冊 第2次大戦 フランス軍用車輌』(ガリレオ出版)
出るのが楽しみだった、フランス戦車の写真集ですよう!
2次大戦のフランス戦車は鋳造による独特のスタイルをしていて、速水はそりゃもう大好きなのです。
デザインだけを見るならば、ひょっとしたらソ連戦車より好きかもしれません。
実際の性能はともかくとして、殺気があまり感じられないところがかわいくて。
ドイツ人が自走砲に改造して使い出すと、急にやる気に満ちたデザインになるのも不思議ですね。
普段家に常備したい戦車があるとすれば、それはフランスの戦車ですよ。オチキスとかルノーとか。
フランス戦車兵の手記とか戦記とかって、ないんですかね(なさそう)。
『ドイツ傭兵の文化史 中世末期のサブカルチャー/非国家組織の生態誌』
(ラインハルト・バウマン 新評論)
前から欲しかった本なのですが、古本で安かったので迷わずゲット。
16世紀のヨーロッパをうろつきまわった傭兵団を扱った本です。
食うために傭兵になった彼らの暮らしや組織を詳しく紹介していて、読むのが楽しみ。
ドイツで傭兵というと、あの地域を徹底的に破壊してドイツの発展を200年は遅らせた
30年戦争を連想するわけですが、それよりはちょっと前の時代の話ですね。
ゲーマーの方には、ウォーハンマーFRPな世界と言えば雰囲気がわかるかしら。
11/20
エヴァ2、アマゾンに予約してたのが明日届きます。
いやまぁ、当分遊べないんですが。遊びませんよ?
仕事絡みで先に遊んでいた知り合いから聞くに、いろいろ変なゲームらしく。楽しみだなぁ。
いや、我慢我慢。
『地雷を踏んだらサヨウナラ』(一ノ瀬泰造 講談社文庫)
以前映画になりましたが、また新しく映画が出来たんですね。そんなわけで気になったので読み返したり。
ああ、この11月が消息を絶って丁度30年目なのか……。
戦争取材のフリーカメラマンという人種には尽きせぬ興味があります。
最前線、丸腰で、シャッターチャンスのためなら兵士たちが身を伏せているなか弾丸に身をさらすこともある人々。
覗き趣味の尖兵といえばそれだけかもしれませんが、
なんのバックアップも保証もなく、ネガを3枚分通信社に売って30ドル。
手段を問わず、死を賭してでも一人で栄光を求める、現代では数少なくなった冒険者たちです。
カンボジアつながりで、『キリングフィールド』がまた観たくなりました。
11/19
新しい電話をようやっと購入。
携帯も持ってない、自宅電話も留守電機能が壊れてる、としばらく昭和なライフスタイルでしたが。
ついに普通紙FAXですよー。ワー。
安い電話機を探して大泉をウロウロしたんですが、
途中立ち寄ったヤマダデンキでナウシカDVDが流れてました。や、そんな時期でしたね。
そしてやっぱり気になってしまうんですが。限定生産ナウシカの長銃。
これはCGだから出来はわかんないなぁ。古式銃っぽく、適度に工作があか抜けてないといいなぁ。
でも、マルゼンだしなぁ。しかし35万か……。
辻々にお巡りさんが立ち、あからさまに私服とわかる刑事さんがあちこちをウロウロ。
何事かと思って訊いてみたら、皇太子妃雅子さんが大泉に来てるそうで。ヘーエ。
ウチの近所の道も通るらしく、物見高い人が嬉しそうに道端に出てきてます。
速水もちょっとだけ興味が沸いたんですが、プーチンさんとかならともかく、雅子さんならイイや、と。
それはそうと、皇太子妃とクルマといえば、まず1914年のサラエボなど思い出すんですが。
『サマルカンド年代記』(アミン・マアルーフ ちくま学芸文庫)
アミン・マアルーフは『アラブが見た十字軍』が素晴らしく面白いのですが、
他にも翻訳が出ていたとは恥ずかしながら知りませんでした。迷わず購入。
『サマルカンド年代記』は、中世と近代のペルシアを舞台にした歴史小説です。
酒の詩人として有名なオマル・ハイヤームの人生と詩集『ルバイヤート』原本のドラマを軸に、
セルジューク・トルコや暗殺教団、ペルシア立憲革命などの事件が描かれます。
『アラブが見た十字軍』は、牟田口義郎の訳が非常にテンポ良い名調子で
心地よかったものですが、今回もそれは健在で嬉しい限り。
ペルシア、イランはいままでちゃんと調べてこなかった地域なのですが、急に興味が沸いてきました。
特に17世紀からパーレヴィ朝に至るまでが知りたいですよ。
ティムール後から、ロシアに併合されるまでの中央アジア史は以前から勉強したかったんですが。
あと、例によって士郎正宗ピンナップが付いてるアッパーズも購入。
南国が舞台だと、合法的(?)に露出度が高くできてエエですな!
WILD WET QUESTはこのまま触手モノに進むのかしらん。いや好きなんだけど。
それはそうと、次回のピンナップ予告で「モザイク5カ所? お楽しみに!」というのは
すげえ直接的で趣もなにもあったもんじゃないですね(このシリーズに趣を期待するのか)。
11/18
昨日とあわせて4件ぐらい不動産屋をまわったのですが、
その甲斐あってまぁそこそこ満足できる物件をゲット。昨日とは違うところで、ほぼ確定です。
第一希望の物件はコンセントの数が絶望的に足りず、
家賃でちょっと妥協して第二希望のアパートに決めました。
やっぱり大泉なんですが、駅からわりと近めなのが嬉しいところで。
そばに川が流れてるので、橋の争奪戦になったら拠点にされかねませんが。
要りようなものを計算すると、結構な金額に。引っ越しは大変だなぁ(しみじみ)。
あ、実際に転居するのはもちっと先ですよ。
イラクのガンスミスおねいちゃん。
それだけでもファンタジー度高いんですが、同じくガンスミスだった97歳の父親というのもステキじゃないですか。
おそらく一次大戦直後あたりから銃をいじってたに違いありません。
「ストレスがたまると屋上に上がり、空に向けて短銃を撃つ。
『硝煙のにおいは、私にとって香木の香り。がんばっていれば、いつか私も報われる。
私より強い性格の男性が現れたら結婚してもいい』」
結婚してください。
20日の木曜に秘密指令(非1919)←わかりにくいネタ。
懐中電灯買わないと。
11/17
新居探しデー。
不動産屋を何軒かウロウロ。
しかしなんだ、不動産屋の押しの強さにはやっぱり慣れませんのう(小心者)。
そんなわけで、候補が二件ー。どちらも地元大泉学園。
ひとつは映画館Tジョイの近所。つまり東映撮影所の近所。
もうひとつはかわしま新居の近所(笑)。そばにあるバーミヤンって、昨日行ったところだよな。
もっと良い物件があるかもしれませんが、明日には決めたいところです。
11/16
今日はコミティアです。
会場はビッグサイト。隣ではネイルエキスポなるものが開催されており。爪万博?
鈎爪とかもあるのかしらん。
新刊をコピー誌すら準備できなかったのは悔しいので、スペースでガリガリとペーパーを書いたりしてました。
コミティアは、最後の最後まで落ち着いて売っていられるのでいいですね。
コミケだと、最後の方はなんだか慌ただしくて落ち着かなくて。
全サークルまわることができる規模ですし、お客さんも最後までじっくり本を観てくれるし。
今日はいつになくたくさんの同人誌を買いまして。引っ越しが近いというのに!
いやまぁ、精鋭の方とは比べるべくもないささやかな量ですよう。
今回のお気に入り。
『ソロモンの小さな鍵+0.1 LEMEGETON+0.1』
『ソロモンの小さな鍵+0.2 LEMEGETON+0.2』(暁 練豊灯道/子矢あい へぽにち)
イラストストーリーなのですが、ラフなタッチの絵がとても好きです。
速水は世界や物語を感じる絵に弱いのですが、この本の風景にはまさにそんな空気が漂っていて。
贅沢を言えば、ラフじゃなくてかっちり描きあがった絵も観たいのだけど、それともこういう画風なのかな。
いろいろと刺激を受けました。がんばるぞう。
刺激といえば、自分の絵には色気が足りないよなぁと思う今日この頃。
いやなにを今更、という感じですが、こうもっと、リビドーと妄念をつぎ込んで描かないとアカンですね。
それはそうとして、冬コミにはキッテハッテの他にゴーゴー夕張本を出そうかと。やはり。
本日ボストーク通信社に足を運んでいただいた皆さん、ありがとうございました。
差し入れもいろいろ頂きました。嬉しいです。
またまた、ぜひぜひ。
イベント後は、いつもなら飯食いに行くんですが、今日はかわしまの引っ越し手伝い。
ウチから新居に家財道具を移す作業です。
数人でよってたかって手伝うと、さほど時間はかかりませんでした。
いや、昼間からやってた人はそんなこたないんでしょうが(笑)。
新婚の愛の巣は大泉学園。ウチから自転車で15分ほどです。
きれいなアパートで、実にもってうらやましい(なら掃除しろ)。
何もない部屋で、家具の配置を考えるのは楽しいですよね。
『腕木通信 ナポレオンが見たインターネットの夜明け』(中野明 朝日新聞社)
電信が普及する前、ヨーロッパでは腕木通信と呼ばれる通信ネットワークが張り巡らされてました。
まぁ大がかりな手旗信号の親戚といいましょうか、その中継ステーションによる通信網が
フランス革命以降、欧州各国では盛んに整備されていたのです。こちらなど参照してください。
で、その腕木通信(おもにフランス式)の歴史や運用を解説した本で、
以前から腕木通信には多大な関心があった速水は、もう大喜びです。
なかでも驚いたのが、通信速度の意外な速度です。
例えば1819年、パリ〜カレー間(304キロ 34通信基地)で測ったところ、
パリからカレーまでひとつの信号が届くのに180秒(!)。秒速1700m弱ということで、音速超えてるよ!
他で急ぎの情報伝達手段が、早馬だった時代ですよ?
もちろん、これは1信号の時間であって、文章を送ろうと思ったらもっと時間はかかりますが。
腕木通信といえばキース・ロバーツの『パヴァーヌ』が外せないわけですが。
というか未読の人は全員マスト読みやがれという小説なのですが、
その言及もされていてファンとしてはとても嬉しかったり。
最近は、『サマルカンド年代記』(アミン・マアルーフ ちくま学芸文庫)も読み中です。
うおお、面白い……。
11/15
同居人かわしまの引っ越しデー。
新婚さんですから、彼は新居に移るのですよ。
友人連がぞろぞろ動員されて、荷物をまとめたり箱に詰めたり。
速水はお仕事中なので、手伝えません。申し訳ない。
猫ですが、その後突破をはかること、確認されただけで3度。
そして、強化された我が防壁はびくともせず。すばらしい!
大泉のヴェルダンと呼んでいただきましょうか。はっはっは。
同居人かわしまの引っ越しは、今日は荷物を詰めただけで一段落した模様。
でも、今晩から新居に移っていきました。
もう同居人じゃないんだねー。5年間ありがとう。今後ともよろしく。
11/12
アン・パサド!
マドリード陥落時のナショナリストの叫び。「通ったぞ!」の意。
帰宅すると当たり前のような顔をして猫が。家に。部屋に。
シャルルビルマスケット銃をふりまわして駆逐し、防壁を確認するも破られてはおらず。
一ヶ所ちょっとした隙間があったので、ひょっとしてそこかもしれんと塞ぎました。
これで完璧。まさにジークフリート線、セヴァストポリ要塞、シンガポール(やっぱり破られるがな)!
ところで、電話機が壊れたっぽいです。
通話は出来るんですが、留守電機能がダメになったようで。
うあー、買い換えないと。
近々引っ越しなんでタイミングがいいっちゃいいんですが。
ちょっとだけこのまま使います。あーうー。
11/11
第一印象がダメそうなモノを面白くするのは、
それはそれは大変なことなんじゃなぁ。
ロシアでは共産党が保守勢力で、なんか語義矛盾してないかいとか思うのだけど、
別にこれはロシアに限った話でもなく。
往々にして保守党の方が新しい政策を進める力を持っているのはよくあることですね。
日本でも社民や共産は与党の政策にえんえん反対を続けてきたあまり、
旧態依然とした、魅力に乏しいイメージになっちゃってるんじゃないでしょうか。
いやまぁ、主張をコロコロ変える党はよろしくない、というのもわかるんですが。
しかしですね、社民はともかく共産党はラディカルの筈ではないですか。
コミュニストが護憲を叫んでも迫力がありませんよ。人民憲法作りましょうよ。
人民軍上等、ぐらい言った方がかえって支持もされるんじゃないかしら。
WALKMONGUSの10/26日記には深く共感しちゃうのだけど、如何。
革新が保守に見えちゃあ、ねえ。
11/10
ノー・パサラン!
スペイン市民戦争のとき、共和派が掲げたスローガン。
「奴らを通すな!」
というわけで、いまわが家では熾烈な戦いが繰り広げられています。
入って来やがるのです。
猫が。
アパートの近辺に野良猫がいまして、だいぶ育った子猫なんですが。
にゃあにゃあとよく鳴いて、ちょこちょこ寄ってくる人なつこいというか図太い奴で。
速水の部屋、窓置きタイプのクーラーを無理矢理取り付けてるんですが、
そのため窓に隙間が開いてるのですね。
そこから奴が入ってくるのです。堂々と。
夕食を食べているとき、匂いをかぎつけて潜り込んでくるわ、
留守中に侵入して同居人かわしまが寝ている横に鎮座するわ。
人類の生存圏を確保するため、まずは隙間を段ボールで塞いでみました。
しかし奴の戦闘精神は旺盛であり、段ボールごときは無理矢理押しのけて果敢に突破してくる始末。
先日は寝ているあいだにバリバリ音がしたかと思うと侵入され、あわてて飛び起きて追い出すこと二度。
気分はムジャヒディン支配下地域の拠点に立てこもるソ連兵か、
『スターシップ・トルーパーズ』のラズチャック隊長かってもんでもう。
あまつさえ、昨日は同居人かわしまルームに糞をしていくという屈辱。
クーラー外して窓を閉めればいいんですが、それはそれで重いし面倒だし。
というわけで、手近の板切れで塞ぎました。ガムテープなどで補強も万全。
これぞまさにマジノ線か、大西洋防壁か、ベルリンの壁か(破られるがな)!
効果を確認すべく猫の攻勢を待っているのですが、いまんとこ来る気配がありません。
勝ったか? 勝ったのか?
11/9
イラクで救出報道が話題になった女性兵士、リンチさんが軍の広報を批判。
怪我したのは米軍車輌同士の衝突によるものだし、イラク側の病院での扱いは実に丁寧なものだったそうだし。
そんなにすぐばれる宣伝でいいのか、米軍。
まぁ、戦争中にテンション上げるためだけが目的だったら、あとのことは考えなくてもいいわけだけど。
てなわけで、今日はイエローサブマリンコンというイベントです。
例によってサタスペのDDをしに行くんですが、その前に衆議院選挙の投票へゴー。
投票所の中学校に着いてびっくり。長蛇の列がグラウンドの半分ぐらいまで続いてまして、
係員さんも「こんなのは観たことがない」のだそうですよ。
こう元気のいい光景を見ると、おお議会制民主主義だ、という気がして楽しくなります。
でも、結局投票率は59%かそこらだったんですよね。近所だけの現象だったのかしらん。
ところで、速水は投票用紙のつるつるした手触りが大好きなのです。
折ってある投票用紙が広げやすいよう考えられた紙だそうで。
そういえば、投票所の係員さんが「お待ちのお客様云々」と呼びかけていたっけ。
お客様はないだろうお客様は、と思ったけどちょっと面白かったですよ。
投票を済ませてイエローサブマリンの秋葉原店に移動。
今日はオフィシャルのGMが揃って9卓が用意されまして、
ローズトゥロード、ゲヘナ、d20クトゥルフ、スターオーシャン、上海退魔行、V:tM、
そしてサタスペが3卓とにぎやかです。
ウチの卓のチーム「マイティトロピカルタイガース」の亜侠たちはといいますと、
タイ出身のラブ&ピースでサイケデリックでヘロイン売人なリーダー、
フィリピーノで黒服に身を固めるも、好きな映画はラピュタという硬派なんだか軟派なんだかわからない裏方、
バットを振り回すヒスパニックあんちゃん(今セッション屈指の不運度を誇る)、
巨大テディベアに仕込んだカラシニコフを乱射する12歳路上生活恋愛戦闘ゴスっ娘。
ゴス娘がポン引きと化して仲間の身体を情報収集のため差し出したり、
ヒスパニックあんちゃんがボクシングのリング上、一撃で死の狭間をさまよったり、
同じく彼がバットをふりかざしたところ、道端にあった植木鉢を殴ってしまい、
それが仲間に命中、大怪我を負わせたり。
サタスペのマスタリングは、プレイヤーを楽しませつつPCをブチ殺すことが至上命題だと盲信しているので、
今回一人を二度も致命傷表にたたき込むことが出来てノルマはクリアしたということで。よしよし。
イベントの閉会式では冒険企画局サタスペ組の他にも、アトリエサードやアークライトから
新作のお話しが出たりしまして。来年もたくさんRPGが出ますねぇ。
そして、ちょっと気になっていたアークライトのオリジナル新作RPG「ガンドッグ」は
宮野さん曰く「男達の挽歌などが出来る、真面目な現代ガンアクション」なのだそうです。
サタスペも真面目なんですよう(笑)。
そして、とにもかくにも来ていただいた参加者の皆さま、今日はありがとうございました!
イベント後はDDをやった同居人かわしま、イケダさんに加えて朝佳さん、王子、魚蹴さん、HARD-WIREDさんと合流。
池袋に焼き肉食べに行きました。ひさしぶりにユッケを堪能。
アルファシステムのEVA2発売は11/20か。もうすぐじゃないですか。
帰宅すると早速開票番組を観るわけですよ。
民主躍進、自民はイマイチ伸びず、社民共産は民主に食われてボロ負け。
なんか、こういう風景は昔社会党が伸びたときの光景を思い出すわけですが。
投票率52%で民主が伸びるというのは意外でした。しッかし、低い投票率だなぁ……ダメだよ行かなきゃ。
共産党はまぁ、伸びるわきゃないんですが、なくなると困るタイプの政党だと思うのですよ。
公明党は低投票率にふさわしく議席を伸ばし、影響力を増やすことに。
あの、天下の愚策商品券を実施させた党ですよ? これはさすがにいかがなものかと。
山崎拓さんが落ちた(かわいそうに、わははは)とか、
加藤紘一さんが受かった(でも、たいしたことはできないだろうなぁ)とか、
ミクロな部分では見どころもいろいろあるんですが。
次の選挙に向けて民主党がどう出るかはちょっと楽しみではあるんですが、
状況はどう変わってるか想像もつかないしね。イマイチ頼りにもならんしのう。
11/8
ああっと、昨日は革命記念日でした。うっかり。
今日は同居人かわしまこと河嶋陶一朗と、落合なごみさんの結婚式です。
河嶋なごみさんではないか、とも思いましたがペンネームなので大丈夫です。
結婚式は麹町のイタリアレストラン。
恥さらしなことに、見事に遅刻しました。あわわ申し訳ない(恐縮)。
なんとか結婚のサインの瞬間には間に合いましたが(人前式だったのです)。
友人代表でスピーチなどさせてもらったり。
「ゆえにカルタゴは滅ぼさねばならぬ」とか「人民の、人民による、人民のための政府を」とか
「我々は次の言葉を合言葉としよう……立ち上がれ! 嵐よ吹け!」とか言いたくなる誘惑にかられましたが、
まぁなんとかこなしました。メモ見ながらじゃなく言えたらかっこよかったんだけどね。
受けたかなぁ。
ビルと毒ヘビ暗殺団一行に襲撃されることもなく、つつがなく結婚式は終了。
渋谷の茶店で時間などつぶしていろいろ雑談。
ホビージャパンでかつて2号だけ出た雑誌「マーク1」の話など出たり(笑)。
夕方からは、渋谷のバーを借り切って二次会です。
90人ぐらいはいましたかね。冒険企画局の方、お仕事関係の方々、そんでもってさまざまな友人たち。
京都時代の旧友と会えたのが懐かしかったです。また遊ぼう。
トカレフやモーゼルや日本刀やブロードソードが飛び交い、女装ありガン=カタありキルビルありという狂乱の宴会でした。
あ、いや、名誉のために言っておきますと、きちんと真っ当に歓談されていた方々もおりましたよ。
結婚式も二次会も皆さん実に幸せそうで表情が良く、こういう場に混ぜてもらうとこちらもいい気持ちになりますね。
ウェブの日記で繰り返すことでもないですが、お二方、本当におめでとう! 百万の祝福を。
さて、そろそろ引っ越しの算段を本格的に始めないと(汗)。
そうそう、冬コミ受かりました。
3日目、30日(火)ミ-30a「ボストーク通信社」です。
まずはご報告までに。
11/7
使い捨てのブラシでごしごし靴磨きしていたら、
パッケージに「日本艶出しブラシ協議会」の文字が。
なんにでも団体があるもんなんですね。ちょっと感心。
多分、同じ靴磨き用具でも靴墨なんか別団体があったりするんだろうなぁ。
『歴史群像 12月号』(学研)
特集は日本本土決戦。
戦う前から負けていた、というかもうどうしようもない本土決戦構想ですが。
国民の士気はすでに相当下がっていたとか、軍の規律も乱れていたとか、もうガタガタです。
昭和19年7月の段階で、軍需産業の中核たる航空機工場の欠勤率が21%だったそうで。
こんな状況で戦争続けようという方がどうかしてますわな。
でも、万事横並びが日本人なので、いざ決戦となればやりたくなくても
なんとなく頑強に抵抗したりしたんでしょうね。
しかし、第3次根こそぎ動員の沿岸配備師団に至っては、重機関銃すら持ってない連隊があったのか。
書類上の定数でこの有り様だから……。
それはそうとして、檜山良昭の『日本本土決戦』は面白いですよ。
他の記事は戦国時代の本願寺とか。
いま新装版で出ている、池上遼一の『信長』に登場する顕如はこれでもかとかっこよくてのう。
「ギラリ」という笑い方がもう、たまりません。
越前から具足に身を固めて出陣する絵は失禁ものでした。
あれ以来、速水はどうにも顕如ファンなのです。
いや、戦国時代で一番好きなのは三好とか松永あたりなのだけど(地味)。
そして、日本史で一番好きな武将は北畠顕家なのだけど。後藤久美子がね、あのね。
ペロポネソス戦争の記事も面白かったです。
特にアルキビアデスが大きく扱われていて速水も満足。
この人、アテナイの貴族でペリクレスとソクラテスのもとで修行し、
才知に長け武勇に富みしかも美形、そんでもって策謀家で快楽主義者で傍若無人で、
いろんな国に亡命しまくり、しかも亡命先で活躍し、
アテナイから逃げたと思ったら戻ってきてまた活躍し、
彼が主人公のまんがか小説が読みたいぐらいです。
南北戦争のニューオーリンズ攻略戦も面白そうだ。明日電車で読もうっと。
11/6
夕方から打ち合わせ一件。
速水以外の面々はレヴォリューションズ行ったんじゃろか。
ナポレオニック病進行中というわけで、BGVで『ワーテルロー』なぞ流すわけですよ。
ソ連軍全面協力だけあって、軍団が整列して戦場に展開する迫力はさすがです。
地響きをたてて騎兵が突撃し、近衛兵が前進するシーンは顎がガクガクしますよ。
この「空気感」とも呼べる迫力は、まだCGでは厳しいような。
個人的には、もっとミクロな兵士の視点で眺めたナポレオニックものも観たいなぁ。
ロッド・スタイガーのナポレオンはちょっと愛嬌もあって、非常に魅力的です。
ナポレオン度はいろんな映画の中でもなかなか高い方じゃないでしょうか。
クリストファー・プラマーのウェリントンも、イヤミで慎重な雰囲気をよく出しています。
顔が似ているのもポイント高いかな(笑)。
あと、オーソン・ウェルズがルイ18世なんですよね。ほんとチョイ役なんですが。
ポーランド槍騎兵が、スコットランド騎兵を追い散らすシーンがあるので小太刀右京さんもぜひ(笑)。
昨日、ナポレオンの将軍たちを女キャラにしたらどうかという話になり、
ダヴーがなかなか萌えキャラなのではないかと。
おでこの眼鏡っ娘で、過剰なまでに厳格かつ粗野で、細部に目が行き届く有能さで。
ミュラやマセナあたりも萌えそうですぞ。将軍じゃないけどジョゼフもなかなか(頼りないお姉さん)。
クトゥーゾフ娘なぞ今度描いてみようかな。
そういや、ボナパルト家ってまだあるんじゃろうか。
と思って調べてみたら、ナポレオン公シャルルという人がおりますね。
ナポレオンの末弟、ジェロームから出た家系ですが。
2000年にコルシカで市長選に立候補したりしたようで。
てなわけで、こちらとかこちらが参考サイト。
へえ、ホーエンツォレルン家ってまだ皇位継承権を主張してるのか。
11/5
書き忘れてました。
先日のIFCONで、なんと計算尺を頂きまして。
しかもヘンミの未使用品ですよ! 素晴らしい!
こりゃあ、本格的に使い方を覚えないといけませんね。せめて加減乗除ぐらいは。
良太さんありがとうございました(礼)。
長谷川哲也の『ナポレオン 獅子の時代』単行本が出たことがきっかけで、
あと「皇国の守護者RPG」にちょろっと関わったりしてるせいで、持病のナポレオニック病が再発しました。
正確に言えば、ナポレオニックおよび前装銃病ですが。
リチャード・ハワードの「ナポレオンの勇者たち」シリーズを一気に読み返し(続刊を早く……)、
いまはバーナード・コーンウェルの「炎の英雄シャープ」シリーズを1巻から読み返し中です。
BGMは「キルビル」サントラから「ワーテルロー」サントラにスイッチ。
速水の脳内ではドラムがばりばりと響き、6ポンド砲がうなりを上げ、
竜騎兵が一斉に抜刀して鋼がきしみ、「構え! 前列だけ! 撃て!」、
あ、砲弾がバウンドしてこっちに(死)。
キルビル病と混ざってなんだかわけがわからなくなっていますよ。
それにしても、クトゥーゾフの伝記はないものか。
マトリックスのレボリューションズが今日からでしたか。
なんつーか、実に興味がわかないんですが。実はリローデッドも観てないし。
おかしい、ウォシャウスキー兄弟は好きな筈なんだけど。おいら『バウンド』のファンだし。うーん。
11/4
今日はとある記事の参考用という事で、RPG『Weird War II』のプレイにお邪魔してきました。
第二次大戦、黒魔術を使うナチ・ドイツやゾンビ兵士を繰り出す日本軍相手に戦う連合軍兵士をプレイするゲームです。
ヘルシングの二次大戦外伝をやるようなものなんですが、あんな派手なことができるかどうか、さあて。
今回の舞台は1944年夏のフランス、ノルマンディー。
網の目のように植えられた、ボカージュと呼ばれる生け垣が視界を遮る農村地帯で
ドイツ軍が頑強に抵抗した地域として有名です。そこでとある事件に遭遇した3人が……。
トマ:レジスタンスの一員。
マーフィー:イギリス軍二等兵。衛生兵。
ジョニー・ウォーカー:イギリス軍二等兵。ブレン機関銃手。速水のキャラ。
シナリオ前半はどこもWeirdではなく、トマたちレジスタンスが捕らえられている館を
攻撃するイギリス軍分遣隊という戦争映画な展開で。
しかし後半になると趣が変わります。ボカージュのふりをしていた殺人つる草との戦闘!
うなるブレンガン! 炸裂する手榴弾!
トマとマーフィーがばたばたと倒れ、ジョニーはなんとか生き残りました。
えー、ヘルシングというより、なんつーか、クトゥルフですこれは。
『WierdWar 2』ですが、基本システムは『D&D3E』なんですね。d20システムって奴です。
で、PCたちは二次大戦の装備に身を固めた兵士なんですが、敵はD&Dのモンスターたちでして。
ゲーマーにしかわからない悲哀ですが、こっちのACは14かそこらなんですよ!
うまくやれば2d8ダメージが3回飛ばせる機関銃は確かに強いんですが、それでも、なぁ(笑)。
大体ナチの兵士も銃は撃ってくるわけでして。
レベルが上がれば状況も変わってくるのでしょうが、なんとも即死できるゲームでした。
おっかねぇ。
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ゴーゴー夕張のことを「夕張センパイ」と呼んでるサイトがありまして。
それはたまりませんのう。
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ファンロード復活。いやぁよかったよかった。
しかも次号は合併号だそうで。おめでとうございます。
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ハル・クレメント死去。
みんな「まだ生きてたのか」と思うらしく。
それはさておき、やはり『重力の使命』などは傑作だと思うのです。合掌。
11/3
深夜ぶらぶらするのもなんなので、今年は名作マルチゲーム『フンタ』を持ち込んでみました。
ゲームは80年代の中米、バナナ共和国が舞台。
プレイヤーは共和国を牛耳るファミリーとなり、私腹を肥やすべく
政権のポストを争い、選挙を操作し、政敵を暗殺し、クーデターをおっぱじめるタチの悪い内容です。
しかし速水はこれが実に大好きでして、久しぶりに遊べて大満足でしたよ。
結果、初期に政権を受け持ち、後半もバナナ共和国の田中派として議会運営に影響力を振るった速水が1位。
ゲームの持ち主が勝ってしまうのはいかがなものか、とも思うのですが。
そして午前には閉会式。
参加者の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございます。
帰宅後、ちょっと寝てから打ち合わせ一件。
ブレーンストーミングということでいろいろネタ出しをしたのだけど、
スタンダードな線を狙うネタというのは実に難しいですね。
やはり速水はマイナー方向へと走ってしまう人なので、どうも発想が地味というかコセコセしたところが。
うーん。
11/2
そんでもって当然朝風呂ですよー。
そしてホテルバイキング大好きな速水は、朝食をこれでもかとかっくらったり。
今日、家族は城崎温泉に行くのですが、速水はすぐに東京へ。
仮想戦記イベント「IFCON-3」にゲストで呼んで頂いてるのです。
あまり仮想戦記には縁のない速水でいつも恐縮だったのですが、今回は「馬車馬戦記」がありますよ?
そんなわけで、特急「きのさき」で京都まで出てそこからのぞみという路線。
在来線の特急なんて久しく乗っていなかったのでいろいろ楽しみだったのだけど、
朝風呂とバイキング食いすぎ疲れでバタンキュー。ああもったいない。
東京には夕方着。
本郷、東大赤門そばのふたき旅館に急ぎます。おりしも夕食会の最中で。どうもどうもー。
速水は例によって「ソ連の部屋」という企画部屋を頂いています。
いつもと同じソ連トークでは芸がないので、突発的に「魂のソ連度チェック」なるものを作ることにしました。
「ソ連を構成する15共和国を挙げよ」とか「『トップガン』に登場するソ連戦闘機名は」とか
「自動車を買おうと思うが、月の上旬・中旬・下旬のいつ頃に生産されたものがよいか」とか、
そーいう益体もない10の問題をひねり出したのですよ。
そして「ソ連の部屋」はおかげさまで盛況でした。ありがとうございます(礼)。
「魂のソ連度チェック」は大半の人が0点か1点でしたが、
一人6点という高得点を出した強者がおりまして、プレゼントを差し上げましたです。
そしてホビーデータが倒産したという話を聞いて驚いたり。
IFCONは、ホビーデータが運営している「レーベンスラウム」という
仮想戦記系のメールゲームの参加者が多いので、そりゃあ大騒ぎになっていました。
速水はホビーデータのゲームをしたり、お仕事を頂いたりしたことはなかったのだけど、
やはりメールゲームの雄だったということで一抹の寂しさがありますね。
そりゃ、郵便を使ったメールゲームはノーフューチャーだったんだろうけども。
11/1
法事でお出かけ。
母方の祖父の本家に行くのです。
向かうは兵庫県日高町。城崎のそば、豊岡のとなりですね。
ひさびさに家族全員がそろうイベントでもありました。
本家は白壁で古い門構えのお屋敷で、初めて来た速水は感慨もひとしおだったそうですよ。
夜は神鍋のホテルに宿泊。
庭にわざとらしいチャペルがあるような実に俗なホテルでしたが、でも温泉ですよー。露天風呂ですよー。
サウナと露天風呂を往復してぐにゃぐにゃになりました。ぶはー。