■2003年9月■
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Flying Circus →
9/30
やぁ、アワーズ買ってないや。
『Men-at-Arms184 Polish Armies 1569-1696 (1)』(OSPREY
PUBLISHING)
『Polish Armies 1569-1696 (2)』はむかーしから持ってたのけど、
(1)を持ってなかったことに気付いたので取り急ぎ購入。イラストもアンガス師匠だし。
ポーランドといえばヨーロッパの守護者を自任してますが、
騎兵やら歩兵の格好はイマイチ欧州に見えません(笑)。
いや、ロシアと比べたら2、3歩ぐらいはヨーロッパぽいんだけど。
『Tupolev Bombers』(AIRtime Publishing)
戦後のツポレフ爆撃機を網羅したいい本です。
特に速水はTu-95/142「ベア」が大好きで大好きで、マイフェイバリット大型機かもしれず、
その写真や資料がゾロゾロ載っているだけでもう辛抱たまりません。
優美でブキミかっこよくてパワフルでスマートで武骨で……。
コクピットや各種コンソールの写真が観れたのも収穫でした。
一度乗ってみたいなぁ……勿論飛んでる奴に……ああッ。
他にも性能的にはパッとしないんですが、Tu-22「ブラインダー」は未来的デザインでいま観てもうっとりするし、
バックファイアは米ソ第三次大戦の海戦モノでは欠かせない、頼りになる爆撃機だし。
ミヤシチェフM-4「バイソン」も相当好きな大型機なので、資料が欲しいところです。
そういや西山洋書の入荷案内にあったっけ。
朝は寒いと思いましたが、昼以降はそれなりに暖かくなりましたね。
季節が進むと、こうもならなくなるんだろうなぁ。
9/29
『サタスペRemix+』の二刷が、そろそろ店頭に出ている頃だと思います。
今回はイエローサブマリンさん以外の店にも置いてありますので、よろしくお願いしますね。
夢路いとし師匠が亡くなったー、と大騒ぎしてたら、
反応したのは関西人/関西居住経験がある人ばかりで。見事なまでに。
普段巡回してるウェブ日記でも、ネタにしてたのは関西人ばかりだったし。
やはりそんなもんなんでしょうかねぇ。
他に死んだら関西人ばかりが騒ぎそうな人といえば、浜村淳あたりでしょうか。
反対に、東京ローカルな芸人とかいるのかしら。
この日記、30日の朝に書いてるんですがまた一層寒くなってやしませんか。
なんか気分はもう晩秋ですよ。
ポトスの鉢植えがちょっと心配。こいつ、寒さに弱いので。
9/28
夢路いとし死去。
なんともはや、歳が歳だっただけに驚きはないですが。速水が知った頃にはもうじいさんだったし。
それにしても、なんともはや、いやはや。
いとし・こいしは漫才の中でも別格で好きでした。我ながら渋い趣味か。
話の間と表情が絶妙で、ネタ自体に新鮮味がなくても笑ってしまうという芸の持ち主で。
出ているのを観たあと、なんとなく幸せな気分になる芸人なんてのはそうはいません。
つーか、夢路いとしはポカンと突っ立っているだけでおかしかったのですよ。
趣味がSFを読むことだったそうで、以前から一体誰のファンだったのかすごく気になっていたのです。
2.26事件の時に映画に出ていたとか、弟のこいしさんの方は昭和20年に広島で対空機銃手だったとか、
なんちうか歴史が歩きまわってお笑いをしていたような人たちですね。
それにしても、なんともはや、いやはや。淋しくなります。
「うちの嫁はんがやな」「ああ、あの鬼瓦」
黙祷。
そして公式サイトで「交通巡査」とか観たりする夜。
9/26
原辞任はさすがにかわいそうだなぁ。
寺田寅彦が済んだので、『ROOM NO.1301』(新井輝 富士見書房)を読んだりして。
この変遷は我ながらアクロバティックな読書生活ではないかと。
しかし富士見ミステリー文庫がこんなエロゲー世界にも踏み込んでいたとは。
蛍子、もっと雑破業度高かったら良かったのになぁ。
となるとやはり髪はショートがいいし、絵はNEWMENでッ(まぁ待て)。
速水は姉という存在にファンタジーを抱いているので、惜しい、実に惜しい。
自分はモテないと感じている主人公が、
正統派おぼこヒロインや年上不思議系娘や実の姉やなにやといちゃいちゃしまくりストーリー。
魚蹴さんが読んだら2秒で憤死、魂魄浮かばれず怨霊となり、都に地震雷火事親父のあめあられ、
鎮魂のためおくり名が与えられることはまず間違いないです。
まぁ、速水が一番気になっていたのはタイトルなんですが。
だって『ROOM NO.1301』ですよ? 愛情省が出て来るんじゃないかと勘ぐるのが自然というものです。
あと『世界の駄っ作機 3』(岡部ださく 大日本絵画)も購入。
現用機は基本的に取り上げられないこのシリーズですが、
やはりYak-38フォージャーはいつか取り上げて欲しいところで。
ところで、今回の表紙はブラックバーン・ロック。
宮崎駿が雑想ノートで描いてたから、数ある駄作機の中でも結構メジャーな方ではないかと(笑)。
今日はミンミンゼミが鳴いてて驚きました。
こんな気候ではしんどかろうに。相手が見つかるといいね。
そしてエドワード・サイードが死去の報。
白血病だったそうですが、パレスチナがあのような状態ではなかなか死にきれなかったんじゃないでしょうか。
黙祷。
9/25
荷風読み終わって、寺田寅彦の『柿の種』なぞぱらぱら眺める日。
朝のNHKニュースで紹介していた話がひとつ。
長野に農作物を猿に荒らされて困ってる街があるそうで、
19歳のあんちゃんが市役所に臨時で雇われてがんばってるんですよ。
エアガンとロケット花火をかまえ、緑のなかを一人走り回る姿はなんだかすごく雄々しくて。
キリのない話で大変だとは思いますが、なんつーかすごく冒険者の原点っぽい仕事で、頑張って欲しいものです。
猿が悪さしなくなったら解雇なのかな……。
今日のデイリーポータルZはちょっと胸に来るものがありました。
75メートルの糸電話は通じるか?。
猿の話が冒険者の原点なら、こちらは科学の原点というか、ちょっとしたプロジェクトXですよ?
糸電話を通じて録音された声まで聴けて、ちょっとこう、たまりません。
『ソビエト・ロシア戦闘車輌大系(上)』(ガリレオ出版)
ロシアが作ってきた様々な戦車、自走砲、装甲車がずらずらと載っている写真集です。
有象無象の試作車が観れるのもすごいですが、
帝政ロシア時代の不細工ながらもどこか誇らしげな装甲車がどっさり載っているのが圧巻なのです。
フィラトフ装甲三輪自動車なんて、どのくらい役に立ったのかしら。
重量2.8トンのモデルは、生意気にも76.2ミリ野砲なぞ積んでますが。
夜、RAITAさんのナウシカ本用チャット対談にお呼ばれしたり。
ナウシカの胸のサイズとか、ろくでもないこと話してます。
ゲスト原稿も描きましたよー。
「エジプトで新しい墓所が発掘されたが、埋葬されていたミイラが誰なのか、
国内の学者には全くわからなかった。
そこでソビエトのアカデミーから研究者が呼ばれ、調査に当った。
調査が始まった翌日、早速結果が出たという。
『これはアメンホテプだ』
『どうして判ったんですか?』
『自白した』」
ソ連のジョーク
9/24
ICO2開発中なんですってね。来年2月以降だとか。
うーわー、楽しみだ。
あとゼブラのGペン製造中止って噂も流れたそうで。デマでよかったよかった。
いずれも世間で噂になってから大分たって知る速水。
鉄のカーテンの向こうに住んでるから仕方ないのよ。
速水はゼブラのGペンに、ニッコーのスクールペン愛用者です。
魚蹴さんが速水メカっぽいと紹介してたヤノベケンジアートワークス。
むむ、確かにいろいろそそられるものが。
それはそうとして、チェルノブイリ周辺は行ってみたいのです。
かの「石棺」も覗いてみたい。
小泉改造内閣、将来の改憲をにらんだシフトだという分析もあるそうで。
速水は改憲論者なので、積極的に斬り込む姿勢には賛成です。
なんちうか、やはり自衛隊まわりは変だよどう考えても。
一方、安倍さんをはじめとするナショナリズム利用派というか高揚派は気に入らないわけで。
あの辺の概念は、お上はノータッチぐらいがええのです。むしろ無くてよろしい。
お上が利用して煽ったすえ、世論が沸騰して反対に引きずり回されることはよくあることで。
北朝鮮問題も、その辺の危うさが気になるんだけどなぁ。
WILD WET WESTいいじゃないですか、高崎さん!
親父くさい趣味で無問題じゃないですか!
さあ、一緒にオタク世界のペド化に抵抗しましょう。
やはりこう、アッパー系肉食文化エロがないと滅びますよ人類、種として(笑)。
あ、『海の上はいつも晴れ』(坂東真紅郎 高崎とおる メディアファクトリー)買いましたー。
肉食といえば、『倫敦! 倫敦?』(長谷川如是閑 岩波文庫)を読み返したのですが。
「ところが去る日、シチーの中心のバンクの辺で、某君を訪うと、
ビフテキしか喰わせない所へ行こうと、僕を引張って、ローヤルエキスチェンヂの前のコーンヒル街の
人と馬車と自動車で埋まっている中を押分けて、此処と倫敦の兜町のロムバード街の間の抜裏のような所に
連れて行って、『此処だよ』と妙な古風な軒洋灯にチョップ・エンド・ステッキと書いてある。
小さな窓からビフテキ臭い煙が折々濛々と吹き上る。なるほどビフテキしか喰わせそうもない家だと思った。
それから僕は時々此処にビフテキを喰う。二階もあるが、下の一間四方位に仕切った汽車の内よりも狭い所で、
直ぐ傍でジージーいう音とビフテキの臭いを嗅ぎながら、長椅子に共同で腰をかけて喰うのが通だ。
お客は大抵近所の銀行会社の常連で、背広で帽子のシチー特有の体裁のものが多い。
出来上がったビフテキは、それを焼いた料理人が汚れた前垂のままで持って来る。
と銅貨二ツ三ツを御祝儀にこれにくれる。
中には焼いて来た肉を、焼き過ぎたとか生だとか言って小言をいって突き返すのもある。
料理人と直談判故意思が疎通して直ぐ仰せの通りのが出来る。
野菜はポテートとキャベヂしかない、酒は生ビールばかり。家は古びと狭いのを尊んで、台所も座敷もない。」
……引用が長くなったけど、このくだりを読むたびにもう喉がぐびぐび鳴って矢も楯もたまらずステーキ喰いたくなるわけで。
イギリス料理がまずい、なんてのはありゃあ嘘ですよ(実際、不味くはなかったです)。
そんなこんなで、いまは『墨東綺譚』を読み返しております。
木村荘八の絵が素晴らしい。
9/23
RPGamerは、なにげに読者コーナーがべらぼうに面白いのだけど。
あのセンスは今後も大事にして欲しいもので。
『無頼船長と中東大戦争』(ブライアン・キャリスン ハヤカワ文庫)
無頼船長シリーズの3作目。だいぶ前になくしてたので、ブックオフで発見してすぐさま保護。
『無頼船長トラップ』『無頼船長の密謀船』から続くこのシリーズを読んでない人は、すぐさま探索してマスト買うべきです。
内容は、登場人物を一千倍ロクデナシにして、船を一万倍オンボロにしたブラックラグーンでしょうか。
とにかく薄汚くて、無責任で、無茶苦茶なアッパー系痛快娯楽海洋冒険ものなのです。
ちなみにロマンスとか女っけはカケラもありません。
しかしトラップ船長とゴーブルス・ウイリイのコンビはやおいで描け……るわけないか。
ボンクラさと貧乏っぷりは、サタスペ度も高いです。弁天艦隊の参考に、是非。
このシリーズ、原書じゃさらに続編も出ているらしいですが、訳されないかなー……。
あと、やっぱりどこかにやってた
『十五時間の核戦争』(ウィリアム・プロクノー ハヤカワ文庫)も見つけたりして。
突如秋になったここ数日ですが、おかげで少しは鳴いていたセミも消えちゃいましたね。
おかげで昼間が静かになって淋しいです。
「『ポパイをギャングに売ろうってんだな! そうだろう、この欲深のスコッチ野郎め?』
トラップがなじった。
『てめえはおなじ船に乗ってる仲間に対する信義ってものがねえのか? 節操ってものがねえのかよ?』
『おいら、ある船の船長からは、給料をもらって、この手で勘定したことが一度もねえんですよ!』
ウイリイが、勇ましく反抗した。
『そいつが一番肝心なことでしょうが!』」
『無頼船長と中東大戦争』(ブライアン・キャリスン ハヤカワ文庫)
9/22
RPGamerの見本誌が届きました。
田中としひささんのSOAPリプレイまんがはなんつーか、「ああ、こうなるこうなる」と親近感が(笑)。
『死霊要塞1945』は、ゲーム中手に入るドイツ軍のさまざまな兵器について、
簡単でもいいので解説記事があるともっと親切だったんじゃないかしら。
あと、各チームのユニット、イギリス軍はショーン・コネリーで日本軍は坂本龍一、
ドイツ軍はジェームズ・コバーンかな。しかしアメリカ軍は誰だ。うーん。
小泉さん総裁再選にともなって内閣改造。
なにやら小泉さん嫌いな方もちょろちょろ見ますが、速水はまぁまぁ支持なのです。
ベストよりベターを選ぶのが民主主義でありますし。
ちうか、まだ小泉さんになってから2年ちょっと。
いままでの内閣は短命すぎて、これじゃ真っ当な政治が出来るわきゃありません。
最低5年はないと、その政権がやってきたことの評価は出来ますまい。
とにかく小泉さんに長期安定政権を渡して、思う存分やらせてあげるのが良いのでは。
まぁイラク問題あたりの発言ではいろいろ不安になったりもするのだけど。
閣僚では予定通り塩川さんが退任。結構好きなじいさんだったので、おつかれさまと言いたいです。
川口外相もよくやってると思うし。
閣僚じゃないですが、阿部幹事長はうまい人事と言われてますね。
速水はあの人嫌いなんだけどな(笑)。
『GALGREASE 001 WILD WET WEST』
『GALGREASE 002 HELLHOUND』
『GALGREASE 003 GALHOUND』(士郎正宗 講談社)
アッパーズの付録ピンナップがまとまりました。ワーイと購入。
……なんだろう、この騙された感はッ。
なかに入っているピンナップはアッパーズに付いていたのと同じだし、つまり同じものを全部持っているわけで。
あとトレカが入ってて、当然これは中身ランダムで。
コンプリートしようと思ったら、このシリーズいっぱい買わねばイカンのですか!?
と激昂しかけたけど、カード眺めたらまぁ無理して揃えることもあるまいと結論。
値段は600円チョイだし、よく見たらケースには中身がちゃんと書いてあるし、
騙したというのは言い過ぎかもしれませんが。でもなんかこう、ねえ、お得感が全然無いんですが。
講談社の士郎正宗商売は、なんか最近こういうの多くないですか。
ファンだから買っちゃうわけだけど、こー搾取されると悔しいなぁ(ギー)。
いまは我慢するが、革命でも起こったら真っ先に焼き討ちしに行ってやるからな講談社ッ。
まぁそれはそうとして、『WILD WET WEST』は相変わらず下品にエロいのう。これは満足。
9/21
東京は急に冷えてきました。
皆さん体調には気をつけてくださいね。
戸隠土産のそば茶が美味しいです。あたたかい。
阪神優勝した次の日のスポーツ新聞はあらかた買いあさったのだけど、
沢山出ている別冊やらムックはどうすんべかなぁ。
これから先、20年は優勝しないと考えれば記念で買っとくのがいいかなぁ。
いやいや、これからV9ぐらいしてもらわねば(ぶんぶん)。
オペレーションフラッシュポイントが、身内で大流行です。マルチプレイで。
いや、速水も興味がないわけじゃないんだけど、米軍じゃろ(渋い表情)?
ソ連軍で遊べるレッドハマーならなぁ……って、そもそも環境的に無理なんですが。
『鋼鉄の少女たち 3』(しけたみがの 手塚一佳 角川書店)にゲスト原稿描かせていただきました。
ネタはいつもの速水ネタでそれはそうとして、名前が「速見」になってるーッ。
あと、RPGamerの3号にもリプレイまんがとか昭和40、50年代コラムとかいろいろ描いてます。
リプレイまんがは付属ゲーム『死霊要塞1945』のもので、これがなかなか面白いゲームでお薦めです。
第二次大戦ど末期、ドイツのど田舎を舞台にドイツ軍のゾンビ開発研究所に潜入するというもので。
わかる人には佐藤大輔の『鏖殺の凶鳥』みたいなゲームと言えばわかると思います。面白そうでしょ?
いやまぁ、要するにナチス版バイオハザードなんですが(笑)。
9/15
あっという間に戸隠最終日。
荷物をとりあえず旅館に置かせてもらいつつ、戸隠の民俗資料館や忍法資料館(忍法!)にゴーなのです。
民俗資料館は、昔の豪農の家を移築して古道具などをいろいろ展示してあるのですが、
戦前の手回し電話や手回しミシンをいじることが出来たのが非常に嬉しかったわけで。触覚は大事ですよ?
あと、最近実際にあった丑の刻詣りのわら人形写真を展示するセンスはちょっとかっこいいと思いませんか。
んでもって忍法資料館。戸隠といえば忍者ですからね?
えー感想。忍者はやたらめったら毒を使う。刀に毒、手裏剣に毒はまぁ当然として
花束に毒、傘に毒、んでもって水鉄砲から毒噴射。ホンマかいな。
あと、身長の半分はあろうかという鎖鎌は、鎖鎌の概念をブチ壊すに充分でした。
さらにさらに、ここには忍者からくり屋敷があるのですよ。
なかはどうってことはない迷路なんですが、家族連れが結構来ているので
どんでん返しや秘密通路の探しがいや隠しがいがありません。ひっきりなしに人が通るんだもの!
迷うと出口横の「牢屋」に来てしまう演出はちょっと良かったですが、
そこで囚人らしく座っていると子供がさも得意げに「こっちだよ、こっちだよ」と道案内に来てくれました。
純真なんだなぁ。だましやすいなぁ(笑)。
いや、このからくり屋敷で一番のヒットは斜め部屋だったんですが。
よくある、床が斜めになっていて三半規管が変になるアレですが。
でも楽しいんだもん。仕方ないじゃないか。
その後、自然遊歩道をぶらぶらしたり土産物屋をひやかしたりして旅館に戻り、戸隠を辞すことに。
バス待ちをするあいだに、『頭蓋粉砕』をもう一勝負やろうとする我々もどうかという感じですが。
帰りのバス、新幹線ではすやすやおねんねでありました。
阪神が優勝した頃東京に着き、秋葉原でカレー食べて一同解散。おつかれさまでしたー。
足の節々が痛むわ、まめは出来ているわで往生しましたが行って良かったです。本当に。
特に目的地無しに、生命の気配濃厚な自然のなかをただうろつきまわる。
これはやはり気持ちのいいものです。忘れかけていた感覚でした。
数年ぶりの、夏休みらしい夏休みだったかもしれません。
半年分ぐらいの蕎麦も食べたしね!
9/14
昨夜の雨もあがり、バカみたいな快晴です。空気も澄みきっていて、まさに旅日和。すばらしい!
今日は戸隠のとなり村、鬼無里に行こうという計画です。
観光マップを眺めると、なんだか昨日ぐらい歩いたら行けそうな風情。
しかし観光マップなんてモノがあてになるわきゃ無いのでして、旅館でワゴンを出してもらったら
山ひとつ越えた向こうじゃないですか! いや、昔の人は歩いたんだろうけど、ちょっと我々には……。
地図といえば、長野には「ニグロ川」なるものがあるんですね。いや、それだけなんですが。
北アルプスが一望できる(雲がかかってて見えませんでしたが)峠を越えると鬼無里です。
さて、鬼無里に来たはいいものの、なにを見ようか考えてません。
植物園があるそうなのだけど、それはさらに山を越えた向こうだったりして早々に断念ですよ。
まぁ街なかをのんびり歩くことにします。
街なかといっても、ここは特に観光ずれもしていない本当のど田舎。
商品をほとんど置いてない電気屋(修理が主な仕事なんでしょうか)。
「奥に稲荷社あります。参拝をお願いします」との看板に惹かれて行ってみると、これが単なる祠。
補助金と公共工事の見本にしたいような、めったやたらに立派な村役場!
でも、こういう無目的な散策というのは嫌いじゃありません。むしろ楽しい。
そして街なかでは唯一観光スポットっぽい民俗資料館に行ってみたり。
バス停にあった地図では「民族博物館」と書いてあって、ここにはなに人が住んでいるのかと楽しくもなりましたが。
いまでこそ模範的田舎ですが、昔の鬼無里は結構繁栄してたらしいのですね。
でも、案内板に「鬼無里は小京都と呼ばれており云々」とあったときには、世のなか小京都は多いけど
さすがにここを京都と呼ぶのはいかがなものか、と思ったり。山しかあらへんやんけ。
かつては麻の栽培で栄えていたとかで、麻関係の展示が充実しています。
大麻についてはひとっことも触れていないのがおかしかったですが。
さらにぶらぶら歩いたりして、旅館から迎えに来てもらって戻りました。
まだ夕方だったので、旅館のそばに散歩にお出かけ。たんぼや畑のあいだをとことこと。
周囲に建物のない空のあざやかさ。夕暮れのさわやかさ。
畑では蕎麦の白い花が満開。用水路の水音が涼やかで。
こういう時間を過ごしたのはすごく久しぶりだったんじゃないでしょうか。
その後、社会主義的に棚がガラガラで、呑んでるらしい店のおっちゃんが
うさんくさげにこっちを見てくる酒屋などにも遭遇したりしましたが。
あと小学校があったので、ブランコに座ろうとすると横幅が狭すぎて座れず、
立ち漕ぎしようとすると頭がつきそうでおっかなく、ここは俺がいる場所じゃないと痛感。嗚呼。
夕食後は昨日に引き続いて『頭蓋粉砕』に興じる人々。
4人でバトルロイヤルですよ。これがもう盛り上がる盛り上がる。
中村さんの眼鏡っ娘は戦技取るまで成長したのにねぇ。
ゲームに疲れたあとはラブコメ話に打ち興じたり。やはり「一緒に自爆」はラブコメじゃないと思います。
にしても、なんで戸隠の蛾はあんなに大きいですか。しかもたくさんですか。
9/13
中村哲也さんに誘われて戸隠に旅行してきたのです。
旅行分が払底しているのを痛感してたので、これはもうなんつーか楽しみだったわけで。
メンバーは4人。東京駅から新幹線「あさま」で長野にゴー。
さすが連休初日だけあって混んでますよ。
でも、速水は長野新幹線初めてなのでそれだけでも嬉しいのです。そーか、これがオリンピック新幹線か。
しかし、長野まで近いんですね。たったの1時間半。感心。
そして長野に到着。そーか、これがオリンピック駅か。
やはり暑いことは暑いんですが、湿度が低いので爽やかなものです。こういう気候はビールがよく合うのですよ。
そして戸隠まではバスで移動。バードラインのうねうね道でみるみる上がるテンション。ひゃっほー。
2時頃に旅館に着いて荷物を降ろすと、早速戸隠神社の奥社に出発。
そして戸隠といえば蕎麦であります。奥社前の蕎麦屋で早速一食めをズルズルと。
蕎麦は結構だったんですが、そのあと試してみた「そばソフト」は、うーん、まずくはないんだけど、こう。
しかし、他の面々はその後「くまざさソフト」なるものを試していたのでありますよ。
思わず立ち止まってしまうぐらい見事な杉並木のなか、奥社へえっちらおっちら登るわけで。
登り切ったら案の定バテました。見事な運動不足っぷりを露呈したりして。
奥社から戸隠連山にも行けるのですが、これはさすがにそれなりの装備が必要というわけで行きません。
そのかわり、森のなかをテケテケと歩きました。
ミズバショウがなんの有難みもなくばさりばさりと生えていたりして。
そして忽然と建っていたお稲荷さん。
ちょっと幻想的な光景で、心躍りました。
余談ながら、持っていったロモの調子が悪かったと見えてほとんど写真が撮れていなかった事実。
うう、これは一度診てもらった方が良かろうですね。
店のあるあたりにたどり着き、酒盛り用に色々買い込みます。
ごく小さいスーパーなんですが、「○○百貨店」という店名が誇らしげです。
旅館が多いせいか山ンなかの立地のせいか、業務用の食料品の多いこと多いこと。
枕ぐらいあるのりたまの袋に感動して店を出ると、さすが山国、もう真っ暗。
旅館はそこそこふもとの方なので、バスの時間を確認すると、あと40分はあるらしく。
……よし、歩こう!
と威勢良く足を踏み出したのはいいのだけど、明かりのない下り道はなんともおっかなく。
近所に民家もなく、街灯もなく、そして雨まで降ってきやがりまして。道を間違えたりもしたっけなぁ。
ここで発見したのですが、闇のなかだとケータイで足元を照らせるんですね。充分に。
てなわけで、へろへろになって旅館に帰還。ウワー歩いた、歩きました。
そりゃあもうお風呂が大変気持ちよかったのです。
夕食は典型的な旅館飯。品数が多く、速水は大好きなのですよ。
そして戸隠らしく蕎麦もいっぱい。満足満足。
部屋のTVが昭和テイスト漂う赤いケースのチャンネル式TVだったのも、また満足。
部屋に落ち着くと、速水はサタスペの準備もしていったのだけど疲れてRPGという雰囲気でもなく、
じゃあ持ってきたお手軽ミュータント剣闘士どつきあいゲーム『頭蓋粉砕』はいかがですかということに。
10人ばかり死体が転がったあたりで布団にダイブ。バタンキュー。
酒を呑むコップがなかったので、洗面所のコップを借りてきたのは超秘密です。
9/12
映画『デス・フロント』を結局観逃す。
一応一次大戦物だからチェックはしてたんだけど、にしても微妙そうだったので、さほど悔しくはないかな。
『歴史群像 10月号』(学研)
特集が「満州1945」ということで、ソ連軍の満州侵攻。
ナチュラルにソ連側視点で読んでしまうようになっては、ロシア趣味も膏肓に入っているようだ。
今号は、日本が大戦中に建造した簡易生産の商船、
「戦時標準船 二E(改E)型」が記事になっていて非常に嬉しかったですよ。
この二E型は簡易も簡易、「とにかく浮いて動く船」ということで
隔壁は減らすわ二重底を廃止するわ、果ては荷役装置や補助ボイラーを積んでないものまで存在する粗悪船で、
同じ戦時簡易生産でもアメリカのリバティー船とは天と地の差があるシロモノだったのです。
設計だけでなく、出来映え自体もひどいもので、
「引き渡された新造船の中に入ると上甲板から光りがチラチラ漏れるので、
甲板上に水を流したら船内に雨のように漏れたという」有り様。
機関はなんでもかんでも積んでおり、レシプロやディーゼルから果ては焼玉エンジンまで手当たり次第。
しかもその機関も慢性的に故障を抱えており、魚雷を食らったらあっという間に沈む構造、
新米の乗組員と揃えばこんな船に乗る事自体が英雄的だったのではなかろうか、と。
かなりどうしようもないフネなのですが、これがもう速水は大好きなのです。
もっと資料を揃えたいところで。
あと、焼玉エンジンの写真が載っていたのもちょっと嬉しかったり。
焼玉エンジンというのも興味深いメカニズムなので。
『同和利権の真相 1』(寺園敦史+一ノ宮美成+グループ・K21 宝島社)
去年出た別冊宝島が文庫化されたもの。
同和対策に投じられた公金と、部落解放同盟をめぐる利権に関して総合的に紹介した一冊。
これがまた実にえげつない利権たかり構造で、癒着や脱税や不正取り引きのオンパレード。
もともと被差別側だったことを逆手に取った利権あさりや暴力闘争は、これが誘い受けという奴ですか(違う)。
まぁ組織には腐敗と利権がつきものなので、解放同盟が真っ白だと思うほどナイーヴでもなかったですが。
著者が共産党系の人みたいで、その辺も含めて興味深いんですがまぁそれはそれで。
許永中や山口組といった裏世界にもつながっていて、関西地下経済というのは実に面白いです。
9/11
ボリビアの泉、というのはどうか。
夜、遠くの雲中で稲光が上へ、下へ、右へ、左へ。
ピカリピカリとジグザグに走り、入道雲が一瞬姿を現し。
中秋の名月をほっぽりだして、しばらく見とれておりました。
なんとも心騒がす光景でしたよ。
朝青龍が調子いいのは嬉しいのだけど、インタビューにも答えずなんかむっつり嫌われ者道を進んでいるような。
とにかく、優勝して欲しいです。がんばれー。
優勝といえば、阪神が7-4にされてあきらめていたら知らん間に延長引き分けに。
いや、最終回無死1、2塁にされたときはどうしようかと思いましたが。
優勝決定日は最短で13日ですか。
なンか準備しておかないとね。
サンマ食べました。
今年は豊漁ということで、確かに安いですよ。
早速焼いたら部屋のなかが煙もうもうに。
大変美味しゅうございました。サンマには幸せが詰まってますね。
そして今日は911から2年。
9/10
阪神ピリッとせんのう!
終盤に来てイマイチ痛快さとゆーものが……(ぶつぶつ)。
大泉に、なか卯がやってきました。
今日はプレオープンで、明日がグランドオープンだそうです。
プレというのはまぁ、24時間営業じゃないということでいいとして、
たかがなか卯でグランドとは大きく出ましたな。
速水は松屋派なんですが、京都人ということと、うどんがあるという二点でなか卯も支持するのですよ。
てなわけで、同居人かわしまに誘われて行ってきました。
牛丼並と小はいからうどん也。
バイトらしきおばちゃんの手際がえらく悪く、成程グランドオープンではないのだなと得心。
あと、店内でばったりイケダさん朝佳さんえみり王子に出会ったりして。
身内っちゅーのは行動範囲の狭いものよのう。
ともあれ、地元でだしがどす黒くないうどんを24時間食えるようになったのは嬉しい限りなのです。
よく行く駅南口のそばスタンドが、実に東京らしい真っ黒いだしでしてね。
あ、でもあそこはチャーハンとラーメンがなかなか美味しいのですよ。オススメ。
や、しらんまに『戦場のピアニスト』のDVDが出てる。
買わねばイカンだろうと思いつつ、ウチのしょうもないTVで観ても面白くないし、とか
あの重たい話を何回も観ることはあるまい、とか逡巡。
DVDといえば、『K-19』も買わねばイカンし。
とりあえず帰って今日はショパンを聴きました。
あ、『世界の駄っ作機 3』もまだ買ってませんよ。
9/9
い、伊良部……。
野中さん、引退を表明。
京都出身ということで、昔からお馴染みの顔でした。
権力闘争と利権のドロドロしたところに君臨したしたたかさと、
思想信条をはっきり打ち出していた理想家肌のところがアンバランスで、非常に興味深かった人物で。
先代キングメーカーの金丸さんは、政治家としての思想信条なんかなんもわからんかったもんなぁ。
党内汚れ仕事担当、みたいな人は絶対出て来るんですが、さて次は誰だろう。
北朝鮮の建国記念55周年パレード、結局重装備は出てこなかったですね。
国際関係に配慮というよりは、ガソリンが勿体無かったんじゃないかしら。
あと、微妙に見せるのが恥ずかしい兵器も多かろうし。
しかしやはりグース踏むのはかっちょいいですのう。
イワシの資源量が激減しているとか。
最盛期の昭和62年と比べて、日本近海のイワシは0.4%にまで減っているそうです。
……0.4%!?
そりゃあ一大事というかなんというか、さすがにしばらく禁漁した方がええのでは。
そしてレニ・リーフェンシュタールが死去。享年101歳。
『意志の勝利』や『民族の祭典』『美の祭典』等、現代というよりはすでに歴史だった人ですが、
最後まで現役だったというのはすばらしい女性で。
今年はなんだか大物がたくさん亡くなりますね。
そんなこんなで、今日はニュースまわりばかりの日記。
9/8
昨日、『ラスト・サムライ』の予告編を観たんですが。
なんだ、こう、激しくラジー賞を取りそうな香りがするんですが。
『パールハーバー』に近い匂いというか。
多分観に行くと思います。うへへ。
で、今日はきたはまくん、同居人かわしまと一緒に『ゲロッパ!』観てきました。
いやー、面白かった。『座頭市』よりなんぼか素直に楽しめましたですよ。
終盤の展開はいささか納得行かないとか(スラップスティックより「いい話」を取りましたね?)、
ソウルヘッドを使うのはなんか大人の事情が見えて萎えるとか、
そーゆーアレはあるんですが、それらを吹き飛ばす愉快さがてんこ盛りでした。
なによりもまず岸部一徳パゥワーが炸裂。あれを拝むだけでも観る価値があるというものです。
昨日の『座頭市』ではどうにも物足りなかった岸部さん大活躍。大満足。たまらん。
西田敏行も、さすがに上手いですのう。
キャストが地味に豪華で、速水はずっとニヤニヤしておりました。
トータス松本の出番が少なかったのが実にもって残念だったですが。
あと、冒頭シーンはなかなか気合い入ってました。
あとやっぱ、ナチュラルな関西弁はええなぁ(しみじみ)。
全体のチープさ、パチモンくささ含めて実にサタスペっぽい映画でした。
サタスペスキーに強くオススメ。そうじゃない人にもオススメ。
ジェームス・ブラウンはCDとか持ってなかったので、今度出たベストを思わず買っちゃいましたよ。
ゲロッパ!
9/7
8/30と31の日記もアップ。
30日は総火演日記です。
んで、ここ最近のなにやかにやを。
井川は軽傷だったんですね。よかったよかった。
青木雄二死去。まだ58歳。
ブロンソンに続き、殺しても死なないようなおっさんが逝ってしまいました。
イキオイと妙な説得力のある、最後のマルキストだったかもしれません。黙祷。
完顔阿骨打の墓が北京近郊で出土。
歴史マニアならずとも、この金王朝初代皇帝は(その名前のおかげで)それなりに知ってる人も多いでしょう。
勿論、漫画家を思い出す人も多いわけですが。いや速水もそうなんですが。
9日の北朝鮮建国記念日では平壌で2万人規模の軍事パレード予定。
朝鮮戦争50周年式典では武張ったことをしなかった北朝鮮ですが、今回は景気よくやってくれるようです。
なんといってもあのグースステップは芸術品なので、こりゃあもう楽しみで。
NHKあたりでパレード全編生中継とかしてくれないかな(無茶)。
サタスペキャンペーン、いよいよ次回最終回。大団円目前で、いやがうえにも高まるテンション。
リレーマスターで遊んでいるんですが(ウチではこの形式で遊ぶことが多いです)、
これがもう実に愚直なまでにキャンペーンらしいキャンペーンで、
ストーリーはきっちり進むわ、キャラ間の関係はうねうねと構築されるわ、
「いやぁ、こんなのがしたかったんですよこんなのが!」という感じで楽しくて仕方ありません。
しかも決して意図してできあがっていくわけじゃない展開が、RPGの醍醐味でこれがまた。
のろけたいぐらいに面白いのですよ。
買った本など。
『映画に毛が3本!』(黒田硫黄 講談社)
ヤンマガアッパーズ連載の、映画コラムが単行本化。あわてて購入。
最初の方に載ってるのが『ディープ・インパクト』や『プライベート・ライアン』だったり
するあたり、しみじみと長期連載な気分が。
いやでも、プライベートライアンって98年の映画だったのね。もっと前な気がしてました。
あと、眺めてると観逃している映画が多くて焦ります。
そうだ、なぜオレは『どつかれてアンダルシア(仮)』をまだ観てないんだッ。
『ファウスト Vol.1』(講談社)
舞城王太郎とか佐藤友哉とか、速水の守備範囲外で全然知らないんですが(単なる不勉強)、
とにもかくにもTAGROさんのまんが目当てで購入。
親父のくだりに来るまでは、もうおっかなくてむずがゆくてたまりませんでした。フー。
がんばろう、うん。
『歴史群像シリーズ 日本の要塞』(学研)
えー、こっちは速水の守備範囲(笑)。
幕末から二次大戦までの、日本の要塞を紹介したムックです。満州に建設したものを含めて。
まだぺらぺら眺めた程度ですが、射撃諸元算出用の計算尺がいろいろ載ってたりして嬉しくなります。
しかしまぁなんだ、近代要塞というのは絵にしたときの面白みには欠けますのう(笑)。
ラピュタのティディス要塞みたいにはいかんのです。
『鉄腕バーディー』(ゆうきまさみ 小学館)
これもまだ読んでません。でもバチルス登場なんですよね。なつかしーい。
ところで、「登場」を「東条」と変換したマイマシン。バチルス東条って、サタスペ的インパクトネームだよなぁ。
んでもって、部屋の片づけをしていたら映画に誘われたので行ってきました『座頭市』。
公開2日目だしベネチア映画祭監督賞を取ったところだし、結構人は入ってましたね。
で、感想。
ええと、嫌いじゃあないんですが、正確には嫌いになれないんですが、
1800円出す映画ではないですね(レイトショーで1200円で観たんだけど)。
なにせあの座頭市をリメイクするわけだから、いろいろ悩んだとは思います。
たけしが市に見えなくて、結局たけしだよなぁとか。
岸部一徳と柄本明が好きなので、その辺では満足できました。
あと浅野忠信がたすきをかけるシーンの立ち居振る舞いがスマートで。
浅野忠信って、月代剃ってきちんと髭をあたると、すごく引き締まった武士顔になりますね。いい顔です。
9/3
まぁなんだ、相変わらずスプートニクが出ないわけですが。
でも、馬埴輪とみみずく土偶はゲットしましたよ。
しかし遮光器欲しいなぁ。
やにわに空が真ッ黒になったかと思うと、
ピカリピカリボンガボンガと夕立ですよ。
恐ろしく近くに落ちまくったらしく、ピカのあと間髪を入れずにゴロゴロが。
おっかなくなってマシンを落としたら、ゴロドカーンと来て蛍光灯が明滅、スピーカーがボンとゲップ。
近所ではちょっと停電したらしく、なかなか夕立らしい夕立でした。
井川が……井川がッ(青い顔)。
9/1
総火演のこととかまだ書いてませんが、とりあえずこれだけは書いておかねば。
チャールズ・ブロンソン死去(うわあ)。
80越えてたんですねぇ。
とにもかくにもなにか追悼で観ねば、観ねば。
お悔やみ申し上げます。
おろおろ。