■2003年2月■
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Flying Circus →
2/28
今日は花粉きつかったんですかね。
花粉症はごくごく軽い速水も、なんだか鼻がムズムズしっぱなしでしたし。
一昨日は2.26ということで、まぁ真っ先に昭和11年のクーデター未遂が出てくるわけですが。
国粋派のオタクというのもいるもので、普段ボチボチ眺めている日記サイトでも
決起した青年将校の志を忘れまいとかどうとか書いている人がおりまして。
そういう人は、天皇自身は決起に対して激怒したという事実を
どう自分のなかで処理しているのかおおいに興味がありますね(笑)。
思想的なことは抜きにして、雪の東京に軍隊が、という光景自体はそりゃあミリオタなので興奮するんだけどね。
できれば新潟に上陸したか、羽田に降下してきたソ連軍の部隊だと言うことはないんだけど。
アワーズでジオブリ、高見ちゃんのメガネが、メガネが。
電話が行き違うテンポの良さでこれだけ見せる伊藤明弘ってのはやっぱすごいなぁ。
「ウチら陽気なシンデレラ」は、モルテンが登場してからアヒル好きの速水にとって注目度が俄然アップ(笑)。
でも、アヒルというのは結構凶暴なのであんなに身近に置くのは大変なんじゃないかと。
あと、鳥なのでフンをあちこちにするわけですよ。
虫食べるし、足は水かきでぺったりしているし、庭はどんどんキレイになるんですけどね。
「ナポレオン 獅子の時代」は、長谷川哲也の原哲夫絵もだいぶ馴染んできた感じでいやがうえにも面白く。
やっぱクトゥーゾフですよなぁ。
切れ味はカケラもないものの、もったりと狡猾で快楽主義者で居眠り好きで。
英雄という像からはほど遠いキャラクターで、好きだクトゥーゾフ。
「ナショナルジオグラフィック」3月号が届きました。
なんといっても、アラスカの「ランゲル-セント・エライアス国立公園」の写真に尽きるんじゃないでしょうか。
ナショジオの写真といえば、それだけで宝物みたいなモンですが今回のアラスカの写真は凄みすら漂っていまして。
人間を徹底的に拒否するような岩と雪と氷の風景は、観ていて飽きません。
>てーとくさん
夢に出てきたドロシーですが、未来世界の冒険活劇などカケラもなく、
一緒に池袋の雑踏を歩いてました。なんか、夕御飯の会話なぞしていたような。やたら淡々と。
起きてから「うわっ、ドロシーだ。もっと観てれば良かった」とかダメな感想を。
2/27
夢にドロシーが出てきました。ビッグオーの。
なぜ。
以前から、ソ連製乗用車の資料が欲しかった速水ですが、いいサイトを見つけましたよ。
普通乗用車どころか、トラックやバスやバイクやトロリーバスまで!
なにがすごいって値段まで表記してあったりして、ポヴェーダなんかは1万6千ルーブル。
まぁそう言われてもピンとは来ないですが、いいクルマじゃないですか。
ポヴェーダのスポルトなどは共産主義の勝利という匂いがプンプンしてステキだし(まさか量産はしてないだろうけど)、
GAZ工場が作ったターボ・レーシングはさすがミグ15の時代という雰囲気だし。
党・政府高官用のチャイカなぞ、一台欲しくてたまりません。
あと、東欧の車をゾロリと扱った嬉しいサイトも見つけたりしまして。
チェコのタトラT-603など興奮の極致ですよ。
とかなんとか騒いだあとに『CARS OF THE FABULOUS '50s』なんて本を観ますとですね、
50年代のアメ車をずらりと載せた、写真一杯の良書なのだけど、
まぁなんだ、共産主義の勝利というのはあれはやっぱりウソで(笑)。
悪趣味なまでの、このファンタジーが凝縮したような50年代アメ車というのはたまらないですね。
57年のマーキュリーあたりは、マナ板にクロームメッキしてテールフィンつけたような
デザインがやりすぎの域まで達したスタイルでして。もう観てて笑えるぐらいかっこいいです。
日本人が運転席に座ったら、前見えないんじゃないかしら。
まぁでも、その辺のアメ車は日本で乗ると走れない道がいっぱいありそうなので、チャイカでいいです。
チャイカもいい加減大きいだろう。
2/26
パイオニア10号の電池がついに尽きたらしく、通信が途絶したそうです。
ごくろうさま。そして、これからも続く長旅に幸運を。
『CANONBALL 〜ねこねこマシン猛レース〜』のカレンダー見本を頂きました。
ゲーム自体の方は修正版を待ってからくれるそうです。わははは。
まぁ、しかし、なんだ、じっくり眺めるとやっぱ浮いてるよな。速水の絵は。わははは。
てなわけで、六本木に「Howling in the Night 押井守、《戦争》を語る」というトークイベントに行ってきました。
出演は押井守のほかに岡部いさくという面子で、テポドンでも飛んでいたら来れなかったそうです。
今回は戦争を当事者としてリアルに妄想するには、というお話。
日本人は情緒に流されて負ける側の視点で見るのが好きだけど、
「敢えて主導権を握る加害者たることによって、我々は我々の歴史を清算しなければならないのではないか」とのことで。
そこで、日本が覇権国家になってしまった世界、現代のアメリカの立場に身を置いてしまった世界の話をやりたいそうですよ。
もちろん日本を理想化する気はさらさらなくて、そんな日本を徹底的に苛めぬきたいらしく。
どう歴史を変えれば日本が覇権国家になれるのか、その辺で悩んでいるというお話で。
ああ、世間で出ている架空戦記は大概読んでいるそうで、すごいなぁ(笑)。
そういう世界を夢想しているせいもあって、最近は軍艦マニアだそうです。
日本で戦車はどうでもいいと公言して、P2はなんだったんだと攻撃されてましたが。
曰く「日本人なら軍艦に興味を持つべきだ」と、会社のサーバやマシンに帝国海軍の艦名をつけているとか。
一番好きなのは翔鶴なんですか、ほほう。
速水が好きな帝国海軍の軍艦は、扶桑級、高雄級、睦月級、松級かな? あ、WW2時ね。
あと5500トン級の軽巡ズもかなりいいですよ。もっさくて。たまりません。
そゆわけで、その企画「パックスヤポニカ」には現代日本の空母が登場するっぽいです。楽しみ楽しみ。
ボツになった『GRM/ガルム戦記』は月面で艦隊決戦やるつもりだったらしいですよ。観たかったのう。
余談になるけど、「試作機や実験機に拠り代を見出す感性こそ敗北主義に他ならない」てのはいいなぁ。
戦時急造や簡易生産バンザーイ。
ながながと日本と日本人について語ったわけですが、
一番生き生きしてたのはメカ話をしていたときで、やっぱオタクだなぁ押井は(笑)。
岡部いさくがしゃべる機会がちょっと少なかったのが残念ですか。
その後、オムニバスガンアクション映画『KILLERS』の予告編や
押井守初期実写作品DVD-BOXから『ケルベロス』のガンアクションメイキングなどの上映。
椅子がどうも良くなくて、なんだかヤケに疲れました。
誰か知り合い来てるかなと思ってたら、とんびさんに会いました。
トークショー後、ファーストキッチンに入ってちょっとだべったり。
本日の買い物
『ハラショー ロシア&旧ソビエトカメラの世界』
スメナ8M、ゼニットkm、アガート18Kあたりがいいなぁ。欲しいなぁ。買えよ。
『ガンズ&ブレイズ』(滝沢聖峰 小学館)
北海道冒険もの、もしくは北海道ウエスタンというジャンルをこよなく愛する速水としては
買わないわけにはいかなかった一品。そんなジャンル、佐々木譲以外にあるかは知らないんだけど。
2/25
『ウルフズレイン』を観る。おひさしぶり。
素直に前の話の続きでしたね。
狼と対比する意味でも、ハンターの親父さんが飼っている犬が気になるキャラだったり。
あ、NHKでアトス山修道院の再放送やってたんだ。見逃したー(涙)。
太平洋の小国家、ナウル共和国が音信不通に。
もともと外部との通信が国際電話の回線1本というのもすごいですが、
このナウルという国は成り立ちがもともと特殊で、リンの採掘により国民は働かなくてもいいという実にファンタジックな国家なのですね。
ナウル系の国民で働いているのは国会議員だけということで、在外公館の職員も外国人なんだそうで。
その辺についてはこちらのサイトが詳しいですが、リンを掘り尽くしてしまって危機的な状況らしかったのですよ。
で、外国人は入国できないという妙な事態が続いていたとかで、そして現在音信不通に。
異星人に侵略されていると言われても信じてしまいそうですよ。
より詳しい状況と、今後の報道が気になります。
北朝鮮がシルクワームを発射。
年代物のミサイルなうえに、定例の軍事演習ぽいということで皆さん冷静ですね。
日本は騒ぎすぎだ、ということまで含めて報道してるのもなんとも(笑)。
そういや、先日のミグ19のパイロットなんかは勲章もらったりしてるのかしら。
日本は国連に米英が提出する、イラク武力攻撃容認の新決議案を支持する方向だそうですが。
なぜいま攻撃なのか、という国内向けの説明がまだ足りないように思うのですね。
なんとなく、よくわからないうちに戦争に巻き込まれるというのはこれほど気持ちの悪いことはないわけで。
支持するなら支持するで、はっきりと理由を知りたいのです。どーなんでしょう。
2/24
ひさしぶりにこむらがえりを起こして悶絶したり。
昨日のワンフェス、国際通信社さんのブースはこんな様子だったそうです。
ウチの科学アカデミー中隊はこんな塩梅で。
並んで展示されてるのは、藤浪さんのとけねこ戦車中隊と、田中桂さんのやまた人民戦車隊ですね。
観てきたえみり王子に「ちゃんと塗らないとつまらない」ともっともなことを言われました。ああん。
今日は冷たい雨だったり、じゃりじゃりのみぞれだったり、べたべたの雪だったり。
おお、冷えた冷えた。
どうせ雪が降るなら、26日に降ればヒストリカルなのにね。
『シャーリー』と『エマ』の2巻を読み読み。
ペド風潮に警鐘を鳴らす速水ではありますが、13歳はオッケーだよね? だよね? だめですか?
『シャーリー』ではやはり1話のスカート回しのシーンに尽きるでしょうか。いや、多数派な意見だろうけど(笑)。
とはいえ、こういう動作をしっかり魅せる力量というのは素晴らしいわけで。
森薫は空気というか、「間」の見せ方が絶品なんですよね。
『エマ』はハキムが実にいい奴だ。たまらん。
なにげに執事のスティーブンスもポイント高いんですが。
イギリスで活躍するインド人といえば、『The League of Extraordinary Gentlemen』のネモ船長もそうでしたな。
あのチームだと一番好きだ。
森薫のまんがは、観てて楽しくて、出したくなくなるアンケートハガキが名物なのですが、
そのなかで「ヴィクトリア時代の好きなところはどこですか?」という質問がありまして。
とにかく野蛮なまでに拡張主義で前向きな勢いのある空気も好きなのだけど、
かなりあこがれる存在としては「クラブ」が実にいいですねぇ。
ふらふら出かけていって、食堂でローストビーフなど食べて、談話室で気のあった仲間とカード遊びなどしつつ
80日間で世界一周できるかというようなヤクタイもない話をするわけですよ。
ああ、速水もどっかクラブに入りたい。
ロシアファンのクラブか、ウォーゲームのクラブか、なにがいいかのう(夢想)。
香港で、外国人家政婦1万人が課税に反対するデモをしたそうで。
メイドが! デモを! 1万人!
いや、お前が想像するような光景じゃあないぞ。
2/23
てなわけで、今日はコミティアです。
本の宅配便搬入を忘れていたので、久しぶりにカートを引きずっての参加だったり。ゴロゴロ。
コピー誌の準備でバタバタして遅刻かと思いきや、門限を1時間早く間違えていたことが判明。
悠々と入ることができました。やあ、素晴らしい。
会場のビッグサイトにはえんえん長蛇の列が出来ておりまして、勿論ティアの一般参加ではありません。
今日は同じビッグサイトでワンダーフェスティバルもやっておるのですよ。
ティア会場前までやって来ると、小さいながらもなんとか一般参加の列が出来ていて、なんとなく安心(笑)。
会場でちゃかちゃかコピー誌を製本して、ホウと落ち着く頃にコミティアのはじまり。
コミケなどと違い、なんとものんびりと開場します。怒号も罵声も地響きもないですよ。ああ和む。
午後から速水も買い物に出かけます。
真っ先にジュンク堂のブースで『エマ』2巻と『シャーリー』(どちらも森薫 エンターブレイン)を
買ってしまうのは、なんだかティアやのうてもええやないかとか、いやでも、ねえ、ほら。
最近はなんだかサークル観てまわるのがイイカゲンになっていたので、ちょっと丁寧に巡回します。
ティアって、カタログ観なくても全部廻れる規模じゃないですか。せっかくだし。
まぁ、そんなことやってたからワンフェスを覗きには行けなくなってしまったんですが。ぐすん。
国際通信社の展示はどうだったんでしょう。WTB対戦は盛り上がっていたそうですね。ぐすん。
てなわけで、購入した同人誌のなかで今回のお気に入りは以下の通り。
『軍艦アパート 大阪市営下寺・北日東・南日東住宅』
『同潤会アパート 上野下・三ノ輪・青山・清砂通・大塚・江戸川』
『魚河岸 築地市場とその周辺』(いずれも時刻堂)
古い建築の簡単な写真集。特に軍艦アパートは昭和初期に建てられた古い集合住宅で、
九龍城塞のように住民が勝手に増築したり、アレンジしたりしている様が大変興味深く。
同潤会アパートは有名ですが、軍艦島アパートは恥ずかしながら知らなかったのです。
しかし、もうほとんど取り壊されているそうで。痛恨。うわぁ。
『竜と少年』(梯子屋)
やはり、剣と魔法世界を描くからにはドラゴンとの対決はやらねばなりませんか。
速水も戦わねば。うむむ。
ボストーク通信社に来ていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
5月のティアにも出る予定ですので、よろしくよろしく。
ティア後はウチのイベント後の定番ということで、池袋に出て焼肉に。
面子は店番してくれた魚蹴さん、よしいくんに一般で来ていたえみり王子、MBCさん、マニさん。
王子はワンフェスでWARPSベーシックを2000円で買ったとかでご機嫌です。
焼肉をモリモリ食べたあとは、魚蹴さんたちは昨日から公開している『ロードオブザリング 二つの塔』を
改めて観に行く様子。速水もまた行きたいんだけど、疲れてるし、Tジョイで平日に観るよ。
速水はそのままHMVに寄り、椎名林檎の新譜『加爾基 精液 栗ノ花』と
『ロードオブザリング 二つの塔』のサントラを購入。
それにしても、t.A.T.u.を試聴して鼻で笑ったよしいくんの歯は全部抜けてしまうがいい(呪詛)。
そういや、ティア会場でROCKPEEKさんに見せてもらったロシア宇宙開発周辺の写真集『KOSMOS』が
これがまたえらくいい本で、ソ連なレイアウトやメカ、人物がとても綺麗な写真で紹介されています。
ROCKPEEKさんはアマゾンで検索しても無かったと言うてはりましたけど、調べたらありましたよ。
そりゃもう即買いです。ゴーゴー。
2/22
早くもキラー通りの謎が解明された気配。
コシノジュンコが、「通りに名前がないから」と1970年につけたそうです。
「もう殺人的に、ちょっと悪のりで、はい。ちょうど墓地の所でしたから」だそうで。
そんなテキトーな付け方でいいのなら、レーニン通りとか勝利通りとか、どっかつけようぜ、なぁ。
作業中に、机に突っ伏して寝てしまいまして。
足がむくんできたので朦朧とした意識で布団になだれ込み、そのまま爆睡。
合計して一日中惰眠を貪っておりました。
用事はいっぱいあるのに。うう(涙)。
トルクメニスタンに以前から注目している速水なのですが。特にニヤゾフ大統領。
そのあまりの大活躍に、やはり注目している方がおりまして。こことか。
かっこいいなぁ。やはり権力者たるもの、月の名前まで変えてナンボですか。
2/21
昨日は、『ボウリング・フォー・コロンバイン』など観に行こうかとも思っていたのですが、
上映30分ほど前に劇場に電話したら、すでに満席とのこと(予約・入替制なのです)。
なんでも1時間前には満席になるイキオイだそうで、平日だというのに。人気ありますねぇ。
しまった、こういう事書くと、さらに客が増えそうじゃないか。
で、そのかわりにダーガー展行ってきたわけなんですが。
で、ダーガー展は青山だったんですが。
駅で地図観ると、なにやら「キラー通り」なるおっかない通りがあるんですが。綴りもkiller。
通りに入ったら城塞都市カーレじみた追い剥ぎや人殺しが襲ってきそうな香りが。
実際、なんでキラーなんでしょうか。ご教授願えれば幸いなのです。ハイ。
北朝鮮機が韓国に領空侵犯。
あちこちの日記で「でもミグ19かよう」という実に真っ当な感想が出ておりますね。
あれでは威嚇にもなンにもならんような気がしますが。
せめて、ミグ29ぐらい持ってくればいいのに。
それとも、もう飛べなかったりするんじゃろか。
ドイツの企業と契約して、カラシニコフブランドなるものができたそうで。
傘はとくに要らないけど、カラシニコフウォッカは欲しいかも。日本で買えるのかしら。
ジリノフスキーウォッカ(まだあるのかな)は、特にうまくもないらしいですなぁ。
昼から池袋で打ち合わせ一件。
資料が増えそうなお仕事ですよ。
2/20
先日、『The League of Extraordinary Gentlemen』の映画予告編を観ながら
ショーン・コネリーがネモ船長かと思ってましたが、勘違いでした。あはん。
ちゃんとアラン・クォーターメンだったんですな。よしよし。
んじゃ原作通りだとすれば、コネリーがカイロの阿片窟でダメ人間化しているところが観れるんでしょうか。
NHK教育、ETV2003『シリーズ 母なる大河ボルガを下る 〜ロシア・激動の諸民族3500キロの旅』の再放送です。
以前観逃した第1回と2回ですよ。
ニジニノヴゴロドからカザンを経て、サラトフへ。
タタールスタンのイスラムやコサックの復活、ドイツ系移民たちの故郷訪問などを見せてくれました。
しかし民族運動の指導者が、ソ連時代は軍の将校だったという例は多いんですかね。
コサックの復興はいいんだけど、ユーゴに義勇兵を派遣したりしたことは言わなかったなぁ。
あと、アタマンの家に日本刀があったのは、あれは何なんだろう。日本刀持つコサックというのはかっこいいけど(笑)。
ボルガ河畔に入植したドイツ系の移民が二次大戦の際にまとめて強制移住されたのは有名な話です。
民族丸ごとシベリア送りというのは日本人の理解の範疇を超えていますが、
ひとつの村でもドイツ系以外の住人とかいただろうに、どうやって選別していたのか気になりますね。
パスポートには民族が記入されているけど、スターリン時代の農民はパスポートを持っていなかったんじゃなかったっけ。
当時の農民は、移動の自由もなければ職業選択の自由もなかったんですよ。<パスポート無し
ロシアには「木を切ればおがくずが出る」という言葉がありますが、
あの国の権力というのは大雑把で無慈悲で、統計で国を動かしていたんだなぁとしみじみ思う次第で。
冷戦後ドイツに移住した人もいるらしいけど、18世紀からロシアで暮らしてきた彼らがいまドイツに行って幸福に暮らせるのかしら。
それはそうと、たしかロシア正教徒なら誰でもコサックになれるんですよね。
じゃあ、日本でコサック軍団を組織することも論理的には可能なわけで。
それだ! 日本に13番目のボイスコを! そしてコサック自治区を!
今日は青山に同居人かわしまとよしいくん、魚蹴さんと一緒にヘンリー・ダーガー展を観に行ってきました。
絵の勉強などしたこともないダーガーが、自分のためだけに描いた妄想の世界です。
古雑誌や広告から描き写した風景や人物をひとつの絵にまとめているのが特徴なのですが、
その歪んだようにも見える空間はやけに密度のある迫力があってですね。
主人公であるヴィヴィアン・ガールズや敵の人物ばかりでなく、家や大空、植物といった背景も不思議な量感があるのが印象的でした。
世界を描くというのはこういうことかという。
それにしても、絞殺がよっぽど好きだったんでしょうか、ダーガー先生は。
ダーガー展をやっていたワタリウム美術館の書店で、
『ロシア・アヴァンギャルド建築』(八束はじめ INAX出版)を買ったり。
まだ眺めた程度ですが、タートリンからスターリン・ゴシックまでを扱った読みごたえのある本です。
「ソヴィエト・パレスとスカイスクレーパー群の林立するモスクワの風景」というスケッチもありましてですな、
これが未来とも中世ともつかぬ、なんとも異世界感漂う風景なのですよ。
ソヴィエト・パレスが建築中止になった一因は、てっぺんのレーニン像が雲にかかってしまうからという話もあるようで。
ヒトラーの夢想したベルリンなどよりよっぽどファンタジーあふれる都市だと思うのですが。
その後、池袋で唐揚げなど食べつつ打ち合わせ一件。
ジュークボックスにt.A.T.u.はまだ入ってないのか。がるる。
2/19
韓国の地下鉄火災は大惨事ですね。火をつけた奴がいる以上、れっきとした犯罪ですが。
電車は停電して真っ暗ななかでドアも開けられず、じわじわと殺されたわけで。処刑部屋じゃないですか。
犠牲者の方にお悔やみ申し上げます。
日本の地下鉄は燃えにくい材料を使っているとか、緊急用の電源も装備されているという話ではありますが、
大江戸線あたりで火事になったらまぁ生きて出られる自信はないですよ。
ロンドンの地下鉄で、木製エスカレーターが10年ほど前に撤去されて古メカ好きの速水は淋しかったんですが、
あれも火災が起きたせいなんですよね。仕方ないですかのう。
コマンドマガジンの見本誌が届きました。
今回の付属ゲームは「ウクライナ大機動戦」やりたいなぁ。オッホ。
そういや、次号は佐藤大輔の『征途』ネタですよ。アイアン・フィスト作戦。北海道で戦争ですよ。
最近は架空戦ゲームが減ったような印象がありますが、どうなんでしょう。
やはりソ連が消えちゃったのが大きいですかね。
中国の台湾侵攻作戦ネタとか、ありませんか(笑)。←逆でも可(ステルス艦カニンガムですな)。
新製品紹介のページで、やたら面白そうなゲームを発見。
カナダのDTPゲームメーカー、MDGが出した『Cuban Missile Crisis』と『Operation Whirlwind』です。
前者はタイトル通り、キューバ危機で米ソが軍事衝突してしまったというネタで、
マップ写真にはキューバとおぼしき島が。ソ連、勝てるのかな。
後者はなんとハンガリー動乱というすさまじいテーマ。
どうもブカレストを舞台に侵攻してきたソ連軍とハンガリー民兵&非武装市民が戦うシロモノのようで。
ゲーム的に面白いのかどうかはさておき、やたらに遊びたくはありますね(笑)。
フンタでデモ隊を蹂躙する陸軍旅団を思い出すなあ。
あとなんか、文化大革命ゲーム『Redguard!』もやってみたいですよ。
2/18
しかし、『ロードオブザリング』は危険ですのう。
剣と魔法世界のひとつの頂点を、ああいう贅沢な映像で見せつけられては、なんだかそれだけで
満足してしまって自分でやろうという気が起きなくなりますよ(負けゼリフ)。
ニュージーランドを背景に旅する一行を、空撮でバーッと見るだけで涙が滂沱と。ああいかん。
とはいえ、何週間か経ったら昇華して落ち着くとは思うんですけどね。くっそう。
『マイキャラ・コレクション 1982〜1989』を横に置いて、いろいろと眺めてるんですが。
なんともまぁ、ハガキサイズによくぞ描きますね皆さん。いや速水もやってたんだけども。
セーラー服のスカートが長いのと、英字スタンプを使う人がやたらに多いのが80年代ですなぁ。
ところで雑誌のイラスト投稿というのは当然ながらボツがあるわけで、
載るためにはいろいろと研究するわけですよ。絵もがんばるし、自分のウリも考えるし、ネタ勝負にも出るし。
特にファンロードは投稿誌のなかでも最高峰といえるわけで、そのハードルたるや。
しかし、みんなウェブに接続して、自分のサイトを持つ人が増えると自己顕示欲というのはわりと簡単に満足できてしまうんですよね。
「昔は良かった」というつもりはないですが、執念がこもったような絵というのは減ったんじゃないかなぁ。
中国版ライトスタッフが14人選抜されたそうで、いよいよですね。
おとなりの宇宙開発の躍進ぶりを眺めて、あせる日本の政治家はいないのかしら。
2/17
『二つの塔』の先行上映に行ったことは先日書きましたが、
行った面子は紳士的なことに日記でネタバレを避けてるんですね。
ところが、共通してレゴラスにだけはひとこと言っておきたくなるらしく。
「誰かレゴラスを止めろ」鴻さん。
「レゴラスのPLは誰か止めてやるべきかと」朝佳さん。
まぁ、仕方ないよなぁ、あれはなぁ(笑)。
押井守のトークイベント「Howling in the Night 〜押井守、《戦争》を語る」の招待状が来ました。
知ったのが告知後結構経っていたので、ダメもとで応募してたんですが。やっほう。
お手伝い先で山崎さんに、80年から84年までのタミヤニュースを見せてもらったり。
ウワァ、20年前ですよ。ゼネラルセットが新発売とかいってますよ、イラン空軍のF-14の塗装例が載ってますよ。
投稿者や各種イベントの入賞者などを観てニヤニヤしたり。
それにしても、当時のモデラーは若いなぁ。いまが歳食ってるといった方がいいんでしょうけど。
なんか、マイキャラセレクションとか80年代を回顧する機会が多い昨今です。
ジュガーノフ議長によれば、ロシア共産党員の平均年齢は55歳だそうで。
これじゃあ確かにノーフューチャーだなぁ。
若返りが急務なのはもっともだけど、いまのロシアで共産党の党勢挽回はありえるんだろうか?
イラクへの武力行使をめぐっての、各国の外交戦が面白くてたまりません。
主役はアメリカに独仏というところですが、ロシアに中国、そして極めて重要な脇役であるイギリスの動きも興味深く。
戦争はない方がいいに決まってますが、それはそれとしてもこの様な息詰まる駆け引きをかいま見れることはそうそうないかも。
あと2週間ぐらいがクライマックスでしょうね。
それにしても日本の外交はつまらない。
勿論地政学的な理由(それに、いまは北朝鮮の方が気になるわけで)もあるのだろうけど、
こういうときに行使し得る軍事力というのは発言力の裏打ちでもあるのだなぁ、と感じるわけで。
2/16
いつのまにやら花粉症の季節になっていたのですね。
ぐしゅんぐしゅんいいだす人が増えました。
速水は幸いにも鼻がちょっとムズムズする程度で済んでいますが(そのかわり慢性鼻炎なんですけどね)。
今年は花粉の量が例年の倍とかいう話ですし、グリーンガム噛んで乗り切りましょう。
『レッド・マフィア』(ロバート・フリードマン 毎日新聞社)読了。
ロシアンマフィア……ブラトノイに関してはいい資料があまりなく、これはロシア国外、主にアメリカにおける活動のルポルタージュです。
ブレジネフ時代にソ連は一定のユダヤ人に国外移住を認めるんですが、
そのなかに結構な数の犯罪者が混じっていたのですね。
で、アメリカ側は抑圧されているユダヤ人を受け入れるのは自由社会として当然だと思っているあいだに
すでにロシアンマフィアが活動を始めてしまったというのが面白かったですよ。
「二つの塔」観たので剣と魔法脳全開中。
あとt.A.T.u.などのせいでロシア脳も全開中だし。
イリヤ・ムウロメツあたりで手を打とうか(何の話だ)。
それはそうと、二つの塔のサントラも買わないとなぁ。
『The League of Extraordinary Gentlemen』、映画化されてたんですか。あわわわ。
速水とあろう者が、まったく知りませんでした。あわわ。
アメリカではこの夏に公開だそうで。予告編はこちら。
なんか印象がコミックとえらい違うんですが、まぁ愉快そうなのでよしよし。
でも、ネモ船長がインド人じゃないよう、クォーターメンが若いよう(涙)。
2/15
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』ようやっと観ました。4話まで。
今頃観るなんて、狂信的士郎正宗ファンとか言ってるわりにはヌルいですね速水。
えーと、まず不満点から挙げますと、脚本の詰めがイマイチ甘いです。
仮にも攻殻なんだから、そんな単純な謎や仕掛けでいいのか、とか。
あと士郎正宗の特徴である「適度に肩の力が抜けた話やシーン」がなくて、えんえんシリアスな話なので、
若干鬱陶しい空気が。どうせマニア向けなんだから、モブであんなとユニ出すとか、ほら。
とはいえ、やはりTVであれだけの映像クオリティはたいしたものです。
丁寧さが伝わってきますし、アニメ特有のたるさもないし。地味だし(笑)。
質が高いから不満点が目立つということで、すいません。
こうなると、速水はオリオンのアニメ化など希望しちゃうわけですが。どうすか、どうすか。
本日のHMVからのお届けもの。
『BLUE LIMBO』平沢進
平沢のニューアルバムであります。「狙撃手」など聴きつつ、サラエボのスナイパー横丁を思い出したり。
『200 ПО ВСТРЕЧНОЙ』ТАТУ
t.A.T.u.の、ロシア盤のアルバムです。
速水がロシアのポップスを多少は聴いて慣れてるせいかもしれませんが、やっぱ英語よりこっちの方がいいですねぇ。
なによりのびのびしてるような気がするんですが、それは気のせいかしらん。
夜、Tジョイに『ロードオブリング 二つの塔』の先行ロードショーに行くことに(佐々木さんごめんなさい)。
このタイミングでのネタバレはよろしくないのでやめときましょう(笑)。
いや、相変わらず面白かったです。あと、レゴラスのいい気になりっぷりが加速しているのはどうなのか。
ロードショー始まったら、もういっぺん行こうっと。
しかし、指輪観るとファンタジーRPGを激しくやりたくなりますね。
その後、指輪を漫画化するなら誰がいいかということに。
原哲夫が描くと、ガンダルフが乗った飛蔭などがやたらかっこよく、「はわわ」と怯えるオークを踏みつぶしたり。
あとグリマが本当に素敵な下司キャラになるのではないかと。
池上遼一が描くレゴラスは長髪グラサンの「池上スカシあんちゃん」だし、
ギムリは池上アーキタイプに大抵あんな奴いるし。
荒木飛呂彦に任せると「サルーマン、容赦せん!」とか言うし、サウロンの顔はベタでよくわからないし、
「フロドの旦那、あいつは臭え〜、ゲロ以下の匂いがプンプンしやがるぜ!」とか、ガンダルフはジョセフ面だし。
ああ、ただの「見たいもの&見せましょう」じゃあないか。
2/14
ユーリャが抜けてt.A.T.uが解散とかそんなニュースが飛び込んできましたが。
出どころのひとつがイギリスの大衆紙サンだったり、
あとああいう売り方をしてるだけあって以前からスキャンダルやゴシップは多かったらしいし、
ユーリャは喉を痛めていて手術するとか、なんだかかんだか、
まぁなんだ、おとなしく待って確実なニュースを待ちますよ。
速水はうかつにもごく最近ファンになったばかりなのですが、彼女たちの活動は結構長いのですね。
そんな様子を見守ってきた、古いコアなファンが日本にもいるわけで、
そういう人は今になって騒いでる人たちには複雑な印象を持ってるんだろうなぁ、とか。
ロシア機でなにが好き? と訊かれてフランカーと答える人はままおりますが、
ロシア機の魅力の神髄はそれ以外にもいっぱいあるだろうが、あ? このミーハーファンめ、お?
というもどかしさを感じたりするわけですよ。速水。
で、t.A.T.uといえばレズ女学生という設定だけに萌える人たちに、同じような苛立ちを感じてるんでしょうねぇ。彼らは。
新参のふつつか者ですが、よろしくお願いしますよ。どうもどうも。
サイコドクターあばれ旅、更新再開です。
最近音沙汰なくて不安だったんだけど、特になにごともなかったようでひと安心。ふう。
いや、Su-27シリーズはもちろんかっこいい飛行機ですよ。
t.A.T.uがレズで売っていることをことさらに嫌がるのもスマートじゃないと思うんで(笑)。
性的ファンタジーは性的ファンタジーとして、こう、ねえ。ほら(同意を求める仕草)。
2/13
「RPGの世界を旅しよう! キャンペーン」、イラク情勢緊迫化のためツアー中止。
RPGつーのは危険な世界を旅するモンなんだろうけど、現実ではそうもいきませんか。
危険なことを前提に企画した、コアなRPG旅ツアーはどうか、どうか。パレスチナあたりで。
生き残った参加者は現実でも勇者認定されるような、そんなん(人が来ません)。
そういや、ペプシの宇宙旅行企画もひっそりボツになったという話も聞きましたね。
というか、まだ生きてる企画だったんですかあれは。
あのハッタリを効かせた夢一杯の懸賞は好きだったんですが。
座ったままでもねぇ、ずっと絵を描いてるとお腹が空くんですよ。
どこでカロリー使っているのか、いつも不思議なんですが。
で、お腹空くとご飯食べるわけで。
ご飯食べると眠くなるわけで。
むむむ、困る。
今日のWTM補充。
T-34/76×1
パンター×2
ファイアフライ×1
2号戦車×1
グランサッソシュトルヒ、出ませんね。別に欲しいというわけじゃありませんけども。
『科学技術大国ソ連の興亡』をボチボチ読みはじめてます。
戦前のソ連は燃料事情が極めて悪く、火力発電所すら褐炭や泥炭といった粗悪な燃料で操業していたのですね。
そんな粗悪炭を効率よく活用するために、ボイラーをはじめとする発電所の施設はどんどん大規模になっていったそうで。
ソ連はタービンや溶鉱炉など、やたらに巨大化することが好きだった国なのですが、
そういう事情などもあったのですね。面白い。
しかし、泥炭で発電とは。
2/12
ぼんやりとニュースを眺めていたら、弘前の武富士放火強盗事件犯に死刑判決が。
事件はほぼ2年前だけど、逮捕されたのはわりと最近ですよね。
ここんとこ裁判のスピードアップが課題だそうですが、実際早くなってきた印象がちらほらと。
いや、ちゃんと調べてないのでわかんないですが。
ビンラディンがまた声明を出したそうで、アメリカも対テロ警戒レベルを上げたとか。
なんかこう、生きてるのか死んでるのか分かりませんが、
『1984年』のゴールドスタインみたいになってきたなぁ、と。ビンラディンの扱いが。
アフガンで取り逃がしたとかとかいっていますが、彼が生きていることになっている限り
アメリカはそれをダシにわりと好き勝手出来るわけで。
速水は陰謀論者じゃないので、これが即CIAの策謀だなんて言うつもりはないのだけど、
なんだかうさんくさい空気みたいなものは感じますね。
「シルクロード」再放送は天山北路。
地平線を超えて広がる大草原と騎馬民族たち。
てくてく馬を走らせたら、モンゴルからシベリア、トルコからロシアまで行けてしまうわけで。
ありきたりな感想ですが、近代国家の国境というものは実に不粋なものだと思いますよ。
それはそうと、速水も乗馬はしたいなぁ。
サラブレッドじゃなくて、アジア系の小さいのがいいです。
2/11
どぶ池をうろうろする、やたらと臭い夢を観ました。
『ストーカー』(ストルガツキー兄弟の方ね)にこんなシーンがあったなぁと思いつつ、
泥や池の皮膜が乾いて肌にこびりつくのがそらもーイヤで。うう。
昨日はウルフズレインなかったんですね。はふん。
独仏がイラクへの武力行使に、NATO拒否権まで発動して反対。
ロシアや中国まで同調するという対米包囲網っぷりで。
とはいえ、これで米英がイラク攻撃を諦めるとは誰も思っていますまい。
抵抗を示すことで、中東に関してアメリカの好きにはさせないという意志表示ということなんでしょうけど。
しかし、政治ブロックとして戦後西欧がアメリカとはっきり対立したという点で、
今回の展開はのちのち歴史的に注目される出来事なのかもしれませんのう。
ソ連崩壊後、モスクワのコメコン本部ビルって一体何に使っているのかと気になっていたのですが、
『ロシア建築案内』によれば今はモスクワ市庁舎だそうですね。
昔はコメコンといえばECに対比して学校で習っていたわけですが、もはや誰も憶えていますまい。
「シルクロード」の再放送、今日は天山南路のオアシス都市、クチャの音楽。
ポプラ並木、葡萄棚、冷たい水をたたえた水路、バザール。うう、いいのう。こういうところでスイカ食べたいのう。
しかしこのシリーズは81年の放映なわけですが、これが撮られたわりと直前まで文革だったわけで。
映っているウィグル族はそりゃあ苦労したんだろうなぁと思いますね。
この再放送のおかげで、喜多郎はまた売れてるんじゃないかしら。
おおっ、早ければ15年後には軌道エレベーターがッ。
いやまぁ、本当に15年後には完成しないだろうけど、それでもなにかこう、見えてきた感じですね。
魚蹴さんは「軌道エレベーターができるまでは生きている」つもりだそうだけど、
意外に早く完成しちゃったらどうするつもりかしら。
しかし、どこに建てるのかな。スリランカってわけにはいきますまい。
2/10
ボチボチと家で作業などしつつ。
あと、今日がコミケ申し込みの〆切なので郵便局に行ったり。
実家の自分の部屋から何冊か本を持って帰ることにします。
SFマガジン 85年10月号 11月号
とにもかくにも大好きなジャック・ヴァンスの「奇跡なす者たち」が載っているので。
あ、山田ミネコがまんが描いてる。
「ダーティペアの大乱戦」が載ってるなぁ。
や、こっちにはグイン・サーガの「ヴァラキアの少年」が。
表4にはローズトゥロードやスタークエストやコズミックエンカウンターの広告がッ。
そしてそして、ビデオのレビューに『SF3D』があるじゃありませんか! ウワー!
どっかでまた観れませんかのう。
ファンロード増刊 マイキャラ・セレクション
82年から89年にかけての投稿をチョイスした、マイキャラセレクションの一冊目です。
まぁ15年ぶりぐらいに観るわけで、いろいろと驚きや感慨が。
○蜜柑さんのイラストはコピーしてスクラップとかしてたっけなぁ。
ややや、あずまきよひこが投稿しているッ。
マイキャラは、速水も1枚だけ載ったことがあるんですよ。
『グラハム・クラークの世界』(グラハム・クラーク 講談社)
イギリスの風景や生活を、息づかいまで丹念に描いた画集。
昔はあんまり興味なかったんですが、いま観るとすごく面白いです。
ちまちまとした丁寧な描写は飽きというものが来ませんよ。
こんないいものを持っていて忘れていたのか、という感慨が。
で、そんな膨れ上がった重い荷物を抱えて東京へ。
アパートに着くと、古書店に注文していた本が届いていました。
『科学技術大国ソ連の興亡 環境破壊・経済停滞と技術展開』(市川浩 勁草書房)
ソ連の重工業史についての本。
「鉄鋼技術の革新とその性格」とか非常に面白そうなのだけど、こういう知識は一体なんの役に立つのかという
疑問が一瞬だけ生じたり。いやまぁ気にしないんですが。
本の話しか書いてませんね。
2/9
年末正月とそれなりの時間を実家で過ごしたのだけど、葬式のバタバタで当然友人には会えなかったわけで。
MORiTAくんとアローンに行くのですよ。
ドッヂボール半分サイズのオムライスや、ハードカバーの単行本サイズのチキンカツが食べられる京都の名物洋食屋さんです。
量が強調されるけど、美味しいんですよ?
昔、その近所のデザイン事務所に勤めていた頃は毎日のように行っていました。
そして今日、4年ぶりぐらいです。テンションが上がる上がる。
店でN.I.N.さんと合流し、お二人はオムライス、速水はチキンカツですよ
結果。なんとか完食したものの、気力体力の衰えを痛感しました。潮時かもしれません。うう。
次はオムライスにしよう。
N.I.N.さんからWTMのソ連戦車をゾロゾロ供与してもらいまして。ありがとうございます。
その後イエローサブマリンの京都店に移動。
今日はメイジナイトのイベントがあるとかで、さむぞらさんと夜野くんが参加しているのです。
京都でWTB啓蒙に努めたかったのだけど、これからゲームということで、終わったら電話くださいと言って店を出ます。
午後いっぱい3人でうろうろしたのだけど、新京極にあるフジヤマカフェなるところに行きまして。
映画館がつぶれたのを利用した店なのだけど、表からはなんの店なのかイマイチ判然とせず。
看板を観ると、ゲームができたりネットにつなげたりマンガが読めたりするらしく……凝ったマンガ喫茶?
で、入ってみました。
映画館のホールをパーティションで仕切って小さな個室(天井はない)がいっぱい並んでおりまして。
実にこう、未来世紀ブラジルを彷彿とさせる空気が漂ってまして。
速水のディストピア脳が一気に活性化。こういうオフィスで仕事したいです。
その一方、PS2で遊べるのはいいけどゲームの揃いが恐ろしく悪く。
MORiTAくんはときメモ3を借りてきてプレイし始める始末。
まぁ、二度とは行くまい。
さむぞらさんから終わったとの電話があったのが8時過ぎ。
……店閉まっちゃうんで、WTBできませんが(涙)。
メイジナイトって、時間かかるんですね。いや、複数回試合やってるせいなんですけども。
そのあと、5人で餃子など食べに行って解散。
実に淡々とぼんやりしてしまった一日でした。くそうゲームしたかったのう。
そういや、今日は本屋にも行ったのです。
荷物にもなるし東京で買えという意見はまったくもって正しいのですが。まぁ。ほら。
『ロシア建築案内』(リシャット・ムラギルディン TOTO出版)
ロシア国内の、中世から現代までの特筆すべき建築を網羅したものすごい本。
速水が気になっていたところに、お薦めのメールも頂いたのでこれは買わねば、と。
当然ひとつずつの解説分量は少ないのだけど、ロシアの建築史を俯瞰するにはとてもいい本です。
しかし、ロシア構成主義の建築はどれもこれもかっこいいのう。
将来家を建てるなら、あんな設計がいいのう。
ロシアにあまり興味がない人でも、建築好きならおおいに推奨の一冊ですよ。
SFマガジン 3月号
すいません、まだ買ってませんでした。
コロリョフを描いた「主任設計者」が載っているというのに。
『キーリ 死者たちは荒野に眠る』(壁井ユカコ メディアワークス)
電撃ゲーム大賞受賞作。
面白げな匂いがしたので購入。当たってるといいな。
2/8
昨日は「CANONBALL 〜ねこねこマシン猛レース!〜」の発売日だったのですね。
買ってくれた朝佳さんに、カレンダーの速水の絵について訊くと「浮いてました」と(笑)。
いやまぁ、そりゃあそうじゃろうなぁ。自覚はあるのよ。
それはそうと、祖父の法事で、帰省するのです。
朝イチの新幹線で京都にゴー。
母は朝イチに起きれるのかと疑っていたようだけど、大丈夫、作業してたんで寝てません。
車中で、なぜか『モナリザ・オーヴァドライヴ』を読み返したり。
うわぁ、すごく面白い。当時の興奮のようなものが少し甦ってきたりして。
まぁ、モリィがかっこよくて、コリンがかわいくて、久美子に萌えるわけですが。
うるさい、俺はペドじゃないぞ。
家に着くと、親族の方々はもう集まっていてバタバタと。
仕出しのお弁当を持ってウロウロしたり、所在なげにボンヤリしたり。
お坊さんが来てお経を上げるわけですが、そのとき経文も渡されるわけですよ。
でまぁ、大抵一緒に上げるんだろうけど、特に信心もない人が(そして改めて持とうともしない人が)
お経を上げるのはかえって失礼な話なのではないかと。
そんなわけで、お経は黙読するだけだったといいます。読む分には結構興味深い内容だし。
午後から、昔通っていたゲーム交流会というゲームサークルに顔を出すつもりだったのだけど、
法事のあと話し込んだりしたので夕方になってしまい。
会場は家から数分といういい場所にあるのですが、さすがにこれではゲームしに行けないなぁ。
一応挨拶に顔を出したり。速水が行っていた頃とはだいぶ面子も変わっているので、ちょっと疎外感を感じたのは秘密だよ。
しかしまぁなんだ。残っている馴染みの面々は偶然かもしれないけど、なにかこうえらくフクヨカになってますなぁ(笑)。
夜はNHKスペシャルのアトス山を観たかったのだけど、さすがに寝てしまいました。
2/7
t.A.T.u.ですが、日本のファンサイトなども発見。
こちらとかこちらとか。
日本盤が出ればもっと増えるんでしょうね。フムン。
トルクメニスタンのニヤゾフ大統領が、
「すべての閣僚、地方行政府長官、軍人などに支給するためのベンツの新車をすでに発注した」そうで。
中央アジアの旧ソ連諸国は愉快な国が多いのだけど、なんだこの政策は。
個人崇拝が進んでるのは知ってたけど、こんなんで忠誠度が上がるのか。いや上がるかもな(笑)。
しっかしニヤゾフさんの経歴を見てると、ゴルバチョフ前にトルクメニスタン共和国閣僚会議議長までになってて、
ソ連崩壊ちょっと前にはソ連共産党政治局員に出世した筋金入りのコミュニストなのに、
こんなバカ政策するような人だったとは。あなどれん。
なになに、「ニヤゾフの名は、都市、道路、コルホーズ、ソフホーズ、
学校、船などの名前に使われている。(大統領の名を冠した場所、施設、建物等は1000以上)」
「さらにトルクメニスタンに存在する新聞の全てが、ニヤゾフによって設立されたもの」
ああ、脳内がゴルビー前の人なんだなぁ(笑)。
「ベンツの新車の支給は毎年行われ、前年に支給されたベンツは補佐官などに譲ればよいと付け加えた」
らしいです。これはついていくでしょう、終身大統領ッ。
速水はスターリン時代に建設されたスターリンゴシック建築に多大な興味を持っているのですが。
まさにユートピアの夢、かがやく未来を具現化したような悪趣味な摩天楼です。
フルシチョフが「あんなアホなビル作ってられっか」とまぁ真っ当なことを言ったので
モスクワ市内には7つしか建てられていません。
しかし、あのゴシックなビルが林立するモスクワというのは想像するとやたらにかっこいいのです。
勿論そのモスクワには、タートリンの第3インターナショナル記念塔や、巨大なレーニン像がてっぺんに立っている
ソヴィエト宮殿なども見えるのであります。くっそう、行きてえ。
でまぁ、そんなスターリンゴシックの写真集などないかのうと思って
ときどきアマゾンなどで検索しているのですが、どうにもありませんね(悲)。
とかウロウロしてると、おや、こんなサイトが。すばらしい、すばらしい、もっと、もっと。
お世辞にもあか抜けないデザインなのだけど、洗練されたものには「元気」はないですからね。
眺めているとテンションが上がる建物だと思います。ワルシャワ市民はそうでもないみたいだけど。
2/6
引き続きt.A.T.uにハマりつつある現在進行形報告です。
ロシア語表記でТАТУって書いた方がいいかのう。
アルバム『200KM/H IN THE WRONG LANE』届きました。
あー、確かにロシアの土臭い香りがなんとなく。
そういう先入観で聴くせいかもしれませんが、もとのロシア盤も買うことにしました。
それはそうと、鈴木慎一さんのところで知ったのですが、こんなのとかこんなのとかこんなのとか。
まぁそのなんだ。なんですかこの直球ぶりは。轟沈した速水が言うのもなんですが。
日本盤のアルバムも3月に出るらしいけど、売り方が気になるなぁ。おんなじか(笑)。
それはそうと、ТАТУの解説はここなんかがわかりやすいかも。
森村誠一の『星の陣』が映画化ですってぇ!?
キャストが激しく気になるのですが。じいさんばっかりだぞ。
イントロンデポの3が出るらしく。3月発売だとか。おお、もうすぐ。
しかし、2がわりとこないだだったろうに、そんなにカラーイラスト描いてますか士郎正宗。
ガンパレのアニメ、どうだったんでしょう。
速水んちでは観れないのですよ。
海法さん曰く「どう作っても絶対誰かから文句言われる」作品だけに、どういうアレンジにしてるか気になりますのう。
『カンプグルッペzbv 完全版』(小林源文 学研)購入。
50ページ加筆っていうから楽しみにしてたら、修正であって描きおろしじゃないんですね。はふん。
あと、以前の版だとブルクハルトとブルクハイトと表記がごっちゃだったんですが、ブルクハイトに統一ですか。はふん。
ネームがこまごまと変わっているけど、変えない方がよかったように感じるのは慣れてないだけからかな。
速水は源文作品のなかでzbvが一番好きで、特にブルクハイトのやつれっぷりには萌えまくりなんですが、
シュルツ准尉がなにげにいいキャラなんですなぁ。
黒騎士物語のバウアーは捕虜を殺さなかったりして正統派のかっこいい軍人なんですが、
zbvは「捕虜? 誰もそんな命令を出していないぞ。処分しろ」などとザラザラした空気が印象的で。
本日のWTM受領分。
2号戦車×2
シュトルヒ×2
ファイアフライ×3
えーと。
2号戦車はコルチャックさんにT-34/76と交換してもらうとして、ファイアフライはおなかいっぱいです。
国連安保理でパウエル国務長官が、アメリカが入手しているイラクの大量破壊兵器についての証拠を提示。
NHKのライブを観てたりしました。
なんというか、状況証拠ばかりでイマイチ弱いという印象が。大見得切って出したわりには。
電話や無線を傍受した記録もあったけど、一部を取りだしただけだし出所も分からないし。
しかし、ホンモノだとして無線で交信するイラクというのもアメリカを舐めた話ですね。
問題は、今回提示したぐらいの証拠は国連常任理事国レベルだとどの国も多かれ少なかれ知っているのが当然ということで。
劇的に、各国の対応が変わるとは思えませんが、多分今回のアメリカ側の狙いは
もっと漠然とした世論やムードの盛り上げにあるんでしょうね。
タランティーノの新作、『キルビル』の予告編が楽しくて仕方ないですよ。
このチープさ、アタマワルサはなにごとですか。嬉しくて嬉しくて。
テンションを無闇に上げるのに最適です。悩み事があるときなどにどうぞ。
韓国映画『二重スパイ』の予告編で、ロシア国歌(ソ連国歌でもあるけど)が流れるのはなんでじゃろ。
出てくるのは北朝鮮じゃあないのか。
2/5
t.A.T.u.の写真がいっぱいあるサイト発見。
なんつーか1700枚以上だとかで、これ見せてええのんか、という写真もあるなぁ(笑)。
イラクはモスルで50万人を動員した民兵部隊「アルクドゥス」のパレードがあったとかで。
TVで観てると腹の突き出たおじさんがAK持って行進してたりして、実に弱そう。
速水は民兵とか弱兵とか大好きなので、イラクの方には失礼ですがえらく嬉しくなる映像でした。
徹底抗戦を叫んでいるけど実際のところは戦力にはならんじゃろうし。
三菱重工が、家庭用ロボットを来春に商品化だとか。簡単な会話もできるそうですよ?
三菱のロボというのは、それだけでなんだかたぎるじゃないですか。おお、おお。
しかし、名前が「ワカマル」ですと!? 牛若丸のイメージですと!?
家庭用ロボなら、まず「文化女中機」だろうがと声を大にして言いたいッ。
中島らもが、家に大麻とマジックマッシュルーム置いてて逮捕されたそうな。
掲示板でMORiTAくんが書いてたけど、なんつーか驚かないニュースですのう(笑)。
最近はまた酒呑んでいたとかいううわさも聞いてたしのう。
大麻を吸っていたことは認めたけど、家にあったマジックマッシュルームに関しては身におぼえがないそうで。
らもさんが言うと、なんとなく本当に聞こえるのう。
お客さんが持ってきたか、自分で持ってきてホントに忘れてたか(笑)。
しかし警察で取り調べを担当する人は、らもさんが相手というのは大変なんじゃないかしら。
もっと変な人もいっぱい見てるか。
t.A.T.u.なんかで嬉しがっているようではイマイチ説得力がありませんが、
世の中のオタクどもはペドが多いですのう。しみじみと。なんだか。ねえ。
ちっちゃくて胸がないのが萌えか、そーなのかッ?
胸がないというか、スレンダーなのは速水もそりゃあ好きだけど。
しかしッ、その辺に耽溺するのは生物としてどうかと思うのですよッ。
雄としての闘争心がッ。あと、肉食ってるアメリカ人みたいな連中に勝てなくなりますぞ。
まぁネオテニー好きと解釈すれば、生物として最先端を走っているという解釈が出来ないことも(ない)。
2/4
ロシアから性的ファンタジーのカタマリみたいな二人組がッ。
t.A.T.u.というデュオなんですが、イキオイでアルバム買っちゃいましたよ、ウワーイ(馬鹿)。
アマゾンなんで、届くのは数日後ですが。
これ聴いたら、ロシア盤も検討してみようっと。
そういや、平沢進のニューアルバムがもうすぐですね。あと椎名林檎も。
『ウルフズレイン』を観たり。
しかし、見事に女っけがない話が続いてて(ちょい役では出てくるけど)見事見事。
いやまぁ、女キャラ相当品みたいな奴はいるんですが。
コロンビアの事故ですが、宇宙飛行士としてシャトルで死んで本望という考え方もあるわけですよね。
浜口雄幸は狙撃されたときに「男子の本懐だ」と言ったそうだし。
その一方、やっぱりなにがなんでも長生きして死ぬ間際までじたばたするのも人らしい気がします。
そこで「どっちでもいいから後悔しない生き方を」と言うのは楽ちんなのですが、
なにかと後悔することが多いのが普通の人でありましょう。
速水はじたばた長生きしたい派なのだけど、かといって健康に気を遣っているわけでもなく。
なぁに、あと17年待てばサイバーウェアでなんとかなりますよ。17年か……。
WALKAMONGUSという楽しいサイトがあるんですが、
「世界の国歌電波訳」というネタはかなり抱腹絶倒で。
特に「君が代」の訳といえば、あなた、これは、なんだ。うひひひ。
こちらソ連/ロシアコンテンツもありまして、そちらも面白いですよん。お薦め。
■ 追記 ■
上でリンクしたt.A.T.uサイトですが、どうもファンサイトだった模様。
オフィシャルはこっちでいいのかな。
いまんとこ速水はユーリャがお気に入りですのう。
2/3
ブッシュ大統領が、NASAの予算増額を決定したそうで。
150億ドルに5億ドル追加するという話で、それでどれだけ楽になるかは分からないのだけど、
その迅速な決定ぶりには感心しますね。
日本は、まぁ外国の出来事のせいかもしれないけど、イマイチ動きがにぶいのう。
アマゾンから届いた本。
『PROPAGANDA & DREAMS Photographing the 1930s in the USSR
and the US』
30年代、スターリン体制下で強引に重工業化を進めていたソ連と、大恐慌にあえぐアメリカの様子を対比させた写真集。
同じテーマの写真を並べたページもあったりして、これが面白いです。
コンビナートの労働者とTVAの作業員、モスクワの十字路とシカゴの大通り、
レニングラードの共同台所とアラバマの厨房、農民、子供、ダム、酒場、ダンスホール……。
しかし、20年代から30年代の、恐怖と高揚感と未来への希望がない交ぜになったような
ソ連の雰囲気というのはどんな感じだったんだろうとか夢想するわけですよ。
いや、農村ではロクな事はなかっただろうけど。
あとよく言われる感想ではあるけど、アメリカの貧困農民はそれでも自動車持ってたりするわけで。
生の大根かじってる日本の小作人とはエライ違いだわい。
コマーシャリズムに踊らされて、恵方巻購入。美味しい美味しい。
しかし、あの方角って誰が決めてるんでしょうか。アズハル大学かのう。
そしてWTMも入荷してたので、大喜びで4つ購入。
世間の真似をして、重量を見当つけて軽いものは除外してみました。結果やいかに。
T-34/76×2
2号戦車×1
キューベルワーゲン×1
ええと、T-34が半分を占めたのはそりゃあ嬉しいんですが。
しかし、速水に重量感覚は無いことが判明。ああん。
ぴあを眺めていると、行きたい映画が多くて大変。
『B-52』、『ボウリング・フォー・コロンバイン』、まだ行ってない『刑務所の中』、
もう一度行かねばならない『K-19』、『西洋鏡』はビデオで我慢するか、クワー。
ロシアではタチの悪いお大尽遊びが流行している模様。
いや、速水だって大富豪になったらやってみたいけどさぁ。
乞食のコスプレをしている最中に頭を打って記憶喪失になり、本当に乞食として暮らし始め……という
民話みたいな展開はないんですかね。
NHKで『シルクロード』の再放送。
人民服の時代なんですねぇ。
2/2
スターリングラード独軍降伏60周年記念日。
スペースシャトル「コロンビア」が空中分解、墜落しました。
まず、搭乗していた宇宙飛行士たちに祈りを。
そして、今も奮闘しているNASAをはじめとする関係機関の皆さんに応援を。
いまこの瞬間、速水は声援を送ることぐらいしかできず無力なのですが。
とはいえ日本の反応は歯がゆいですね。
最初のNASDAの会見はなんだか官僚的答弁に終始してて、同じ戦線に立つ者として血の通ったひとことがあっても良かったのに。
あと各所で言われていますが、アメリカにおんぶに抱っこだった日本の有人宇宙開発は当分ストップでしょう。
今回の事故をきっかけにして、宇宙を向いてくれる政治家などが出てくればいいのですが。
「出てくればいい」なんて他人行儀なこと言ってちゃだめですね。
事故は必ず起こります。
確率を下げることは出来ますが、いまの宇宙開発の現場自体、まだまだ未完成で危険なものなのです。
死者はいままでも出ていましたし、これからも出るでしょう。
アメリカ人やロシア人はその辺の覚悟が出来ていて、それでも行こうとしています。おそらく中国人も。
でも、いまの日本人にはやみくもなイキオイというか、野望は薄いような気がするんですよね。
「そうまでしてなぜ行くのか」という意見は必ず出るでしょう。真っ当な感想だとも思いますし。
そういう彼らをどう説得すればいいのか、速水には突き詰めれば「だって行きたいじゃねえか」という
根拠しかないわけで、それでは地に足のついた日本を動かすことはできません。
なにか宇宙を目指す、万人に通じる理由を見出すことが我々の責務なのではないかと思う今日この頃だったりします。
もしくは、理由なんかうっちゃってそういうムードを作ることかな。
難しい。
2/1
ややや、ヘンリー・ダーガー展なんてやってたんですか。これは不覚。
ダーガーというのはこういう人なんですが、妄想の神様みたいな人で。
速水は自分の妄想を人に見せるのが仕事なんで、あまり無条件に崇めるわけにもいかないんですが(笑)、
それでもこの執念とパワーは特筆すべきもので。
行かねばッ。行かねばッ。
(閃)行かねばの娘、ってのはどうですか。イマイチか。
今日はNHKのTV放送50周年ということで、ずっと特番でしたね。
いや、いろいろと面白かったですよ。
昭和30年代の鈴木健二アナウンサーとか観れたけど、当時から禿げてますよ。31歳ですって。エエッ。
昔の番組をいっぱい紹介していて、「お笑いオンステージ(減点ファミリーしか憶えてませんが)」
「連想ゲーム(91年までやってたんですね)」「ウルトラアイ」「クイズおもしろゼミナール」
「歴史への招待」等々、観てました観てました。
「テレビ報道の50年」は駆け足気味だったけど、後半からは見覚えのある映像もいっぱい。
日本海中部地震のニュース映像は知ってますよ。
速水がきちんと覚えている一番古いニュース映像は、ブレジネフ書記長の葬儀映像かしらん。祖父の家で観てた記憶が。
ただ、ブレジネフ死去は82年なんで、速水11歳じゃないですか。
それ以前からニュースも観てた筈なんで、おかしいなぁ。
あと、最近のニュース番組では、報道センターを背景にしたスタジオとか流行らないのかしら。
速水はあの演出が、いかにも報道してますって雰囲気で好きなんですが。
大事件が起きたときとか右往左往してるのがよく見えるし(笑)。
椎名高志が今度時代劇描くそうで。
江戸のことをいろいろ調べたりしたそうで。
犯罪は意外に少なかったんじゃないかとかそういう話ですが、そのかわりに火事が多いからなぁ。
速水は江戸時代の大坂を舞台にした時代劇を誰か作らないかと思うんですよ。
全編大阪弁の捕物帖とか、ダメですかね。
江戸は時期にもよりますが、人口100万以上を数える世界的大都市だったわけですが、
その6割が武士というなんとも武ばった街なわけでして(とはいえ当時の武士は軍事階級というより官僚ですけどね)。
反対に大坂は人口40万ほどのなかに武士は多くても1500人程度だったというまさに町人の街で。
江戸は町人が武士の影響を受けたわけですが、大坂は武士が町人化してしまったという話もありまして。
そこまで雰囲気が違うと、これは面白い話が作れそうな気がするのですが、いかが?
そうそう、先日のゲームガレージスケープコンベンションのレポートページがアップされました。
こちらですー。