■2000年8,9月■

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Flying Circus →


9/29
これだけ書いてるんだから、セブンイレブンの担当者の耳に入らないかな。
ミルクアイスXLとクリスピーナ、大泉の店に入れてくださーい。

モデルグラフィックスをぱらぱらと眺めていると、ギャワー!
オスプレイのMEN-AT-ARMSシリーズが翻訳開始ですと?
一冊千円ですと?
せっせこ買ってきたのに(泣笑)。
幸い、今度出るのに今まで持っていたのと重なるものはなく。ワーイ。
買うぞ。買うぞ。

やぼ用ついでにガンパレード・マーチを探しに池袋へゴー。
あれれ? ありませんよ? ガンパレ。
うろうろしてたら『SF/フェチ・スナッチャー』西川魯介を発見してしまったり。
ウワーオ。早速購入。
さらにうろうろしていたらよしいくんと同居人かわしまにエンカウント。
世の中は狭いというべきか、我々の行動範囲が限定されているというべきか。
まあ、運命じゃろね(適当に)。

で、うろうろしたついでに『マルコヴィッチの穴』を観に行ったり。
あまり積極的に行ったわけではなく、特に反対意見も出なかったので慣性の法則に従って入っただけで。
と、思ったら、面白かったですよ。いやあ。
つーか、こいつぁ単館上映向きの面白さだと思うんだけどなあ(笑)。
イイカンジに間の悪い演出と夢ライクな光景。あなたが映画好きならオススメです。そりゃもう。

ガンパレは、どうもどこもかしこも売り切れらしく。
人気あるのね(涙)。

帰宅後『SF/フェチ・スナッチャー』をぼりぼりと読みつつ。
素直に面白いと思う一方、いろいろ研究。うむー、ふむー。ごごごご。

「私は引続き情報を受けるつもりである。(中略)それが私の方針である。
この世のいかなる権力もこれを変えさせることは出来ない。
重ねて私はこういう人びとに、小役人が自らを守るために『秘』というハンコを押した場合でも
私に情報を提供する人びとに敬意を表したい。(中略)かれらのうちの誰一人として、
私がもらす情報のために大陪審の前に引き出されるようなことはないであろう。
(中略)私は二百万の連邦政府職員に告げたい、かれらが収賄、汚職、共産党員、反逆について
知り得た情報を私に提供するのはかれらの任務であり、かれらの祖国への忠誠の上に立つような
上司への忠誠などはないということを。
(中略)私はなんぴとの守秘命令も守るつもりはない。」
ジョー・マッカーシー
『マッカーシズム』 R.H.ロービア

9/27
シドニーオリンピック、グレコローマン130kg級決勝でアレクサンドル・カレリン敗退。

「ウッソ、マッジ!?」
がらがらがら。

それはさながらプリンス・オブ・ウェールズが沈んだときのイギリス人の如く、
ドイツ軍侵攻を伝えられた瞬間のスターリンの如く、
ポツダム宣言受諾を知った陸軍省軍務局少壮将校の如く。

英雄というものがあれば、尊敬するアレクサンドル・アレクサンドローヴィチ、まさにあなたこそがそれにふさわしい人物でした。
13年間常勝不敗、漫画でそんな設定のキャラを出したら、少なくともリアルだとは思われますまい。
ブラウン管の中よりは、ブィリーナに登場し、イリヤ・ムウロメツと共に戦う風景こそ似つかわしい勇者。
そんなファンタジーな人物が実在し、この地球で同時代に生きているという事実は速水を恍惚とさせました。
世界は素晴らしい。どんな荒唐無稽な夢想でも、人間は本当にやってのけてしまうのですね。

が、神話は終わりを迎えます。
大和は沈み、セヴァストポリは陥落し、カウボーイビバップは最終話が放映され、
指輪物語は「王の帰還」より後はなく、なか栄のチキンカツ定食も食べれば無くなってしまうのです。
この恍惚が永遠に続けばどれだけ楽しかったでしょう!
英雄は死ぬものだとか、終わるから祝祭は楽しいのだとか、そんな陳腐なことは言いたくはありません。
しかし。

この後引退するのか、それともさらに世界で戦うのか、それはまだわかりません。
もし引退したとしても、ロシアの下院をはじめさまざまな場所で活躍されることと思います。
なんてったって33歳です。実は速水とそう歳が変わるわけでもないのです。えっへん。

数十年後、20世紀を知らない子供たちに「13年間負けなかった男がいたのだぞ」と
自慢することがいまから楽しみになりました。
尊敬するアレクサンドル・アレクサンドローヴィチ、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!

9/26

またもえらくサボってしまったり。

■フルショーさん、飲み会ドタキャンしてゴメンナサイ(涙)。
横浜中華街、行きたかったよう。

■東横線網島駅にお出かけ。
なんか、ヤケにファーストフードが多い駅前だなあ(笑)。
駅前から外れるとちょっとさびれた住宅街が広がっていて。
お邪魔したマンションが高度経済成長時代の香りがして。
いいなあ。

■よしいくんからウォーゲーム『失われた勝利』をもらったり。
ワーイ、ありがとうよしいくん。
YAHOOオークションを観てたら『失われた勝利』が出ていて。
これ、最近再版されたんですよね。
でも、そこには希望価格1万5千円とかいう数字が。
多分、再版されたの知らないんだろうなあと嘆息。

■『パンツァー』を観る。
アルデンヌ戦のSSが主人公のアメリカ映画。
なんつーか、軍装マニアの映画ですかこれは(笑)。
デマーグとマーダーが走り回っていたけど、ロングで撮ったショットはひとつもなく。
爆発シーンはチャチいCGだし、話はつまんないし。
あーうー。
低予算なら低予算なりの作り方はあると思うんだけどなあ。変に凝るから。

■坂井三郎氏死去
大空のサムライが亡くなりました。
数年前にガーランドも亡くなったし、それで感じるのは、やっぱ空軍関係者というのは若かったんですね。
ご冥福をお祈りします。

■花輪和一『刑務所の中』を読む。
ムショに入ってたんですね、花輪和一。銃刀法違反で。
しっかし、このまんが面白いです。徹底した観察根性が素晴らしいです。
こういうもの読んで、刑務所に入りたいなあと思ってしまうのはダメなんだろうなあ(笑)。
食事もなにげにおいしそうだし……。
そうそう、速水の夢のひとつに、まずいシチューや薄いスープを無愛想によそう係になりたい、というのがあるんですよ。
「ビューだよ、ビュー」と「願いまーす」は流行らせたいなあ。

■はてさて
しかし、この一週間なにがあったかイマイチ記憶がはっきりしませぬ。
オリンピックはわりと観てたんだけど、外にも出掛けなかったし。
そんなに真面目に仕事してたのかしら。うわお。

「試合のルールが勝利に不便だということが分かると、英国紳士はルールを変える」
ハロルド・J・ラスキ

9/20

クリスピーナがセブンイレブンにないのは、
吉井くんのせいです。俺議会で決定。断罪。全世界に発信。

浅間山が不穏だとか。
やっぱ、日本沈没だって。
政府はなにかを隠蔽しているのだッ。
田所博士を呼んでこねば。

サッカー、対ブラジル戦。
トルシエ監督曰く
「この試合は年齢の差がない11人対11人、男と男の勝負だ。
ブラジルは引き分けても予選リーグを突破できないかもしれない苦しい状況だし、
怖がっているのはブラジルの方だ」
少年まんがみたいなセリフだなあ(笑)。カッコイイ。
結果は0-1で負けたものの南アフリカが負けたので決勝へ。

スロークッカーという、ゆっくり調理できる便利な機械で同居人かわしまがカレー作り。
1日じっくり煮ていたので、その匂いが隣室からえんえんと(涎)。
鯱くんと魚蹴さんをご招待してカレー大会ということに。
具がトロトロになったカレー、美味しかったですよう。
しばしだべったあと、速水はお絵かきのために部屋に引っ込み、
お二方はかわしまのGMでVampireのセッションなどしている模様。くわー。羨ましい。

ツクツクボウシがまだ鳴いてますよ。
がんばれー。

旧ソ連の宇宙飛行士、ゲルマン・チトフが死去。
自宅のサウナでの一酸化炭素中毒だとか。
ご冥福をお祈りします。

「政治は愛だとか優しいと言った名詞や形容詞ではなく、『私はやる』という動詞で語るものだ。」
中曽根康弘

9/18

クリスピーナ、まだかな。

競泳の田島、表彰台でこけたときに足を痛めていたらしくてその後の試合は振るわず。
かわいそうだなー。

ぽりぽりと仕事、仕事。
あんまり外にも出ないので、ちょっと悲しいかも。
ラフの確認はファックスで済むし、カット程度ならメールで入稿できるし。
これが21世紀ライフ、在宅勤務ってヤツですか!
合間合間で結構ごろごろしてるんだから、そういう時を見計らって散歩でも行けばよいのに>俺
そろそろ季節も散歩向きだし。
ふむー。

や、ニュースステーションに久米宏が復帰してますな。

なーにか、ドイツキャラ用の投げっぱなしでテキトーな名前ないかしら。
ヤクトミラージュというのはさすがに却下されたしなあ(笑)。
なんつーか、普通にかっこいい名前より、こういう適当ネームの方が考えるの難しかったりします。
ふむうむ。

とかいいながら、唐沢俊一のサイトなど眺めてたり。
読みふけってしまい、危険なことこのうえなし。

「暫く黙っていたが、やや嗄れた声で、
『これでもうみんなか』
次に命令した。
『番号』
灰色の朝である。僕らが出掛けたときは、夏であった。そのときは百五十人いた。
いまはもう冷えびえする。秋だ。木の葉はかさこそと音を立てる。いかにも疲れているように、
順々に番号が呼ばれた。
『一……二……三……四……』
三十二番まで来て、あとは聞こえなかった。しばらくだれも黙っていたが、やがて
『もういないか』
と訊く声がする。……しばらく待って、やがて低い声で、
『各分隊……』
と言いかけたが、そのまま断れて、やがてつづいて、
『第二中隊……』
力のない声で、
『第二中隊……前へおい、道足』
縦隊が、ほんの短い短い縦隊が、朝の中を重苦しい足つきで歩き出した。
たった三十二人が。」
『西部戦線異状なし』レマルク

9/17

モナ王がセブンイレブンに復帰。
うーん。

ミーハーにもきちんとオリンピックを観ている速水。
田村に、野村に金メダル。カッコイイ柔道するよね。
とはいえ、どこでもここでも田村ばっかで野村が地味にかわいそうだなあ、とか(苦笑)。

でも、一番印象に残ったのは銀メダル、水泳の田島だなあ。
「は〜、う〜、もう、ぐやじー、ムッチャくやしいです〜」
「金がいいです〜、やっちゃった〜」
ううっ、共感。
表情もカワイイし(おい)。

『怪奇・夢の城ホテル』読了。
やあ、面白い面白い。
こういう怪談的な小説って、久しぶりに読んだような。
主人公達はヒーローでもなく、特殊能力を持っているわけでもないので派手な立ち回りはないけれど。
あと、TVとかその辺の業界の雰囲気を知っている人はより楽しいんじゃないかしら。
クトゥルフのセッションを観ているようで。
オカルト研究家の逢摩時雄はなんとなく荒木キャラっぽいし(笑)。
佳作でした。満足。川辺敦、次回作が楽しみです。

『涙はふくな、凍るまで』大沢在昌 朝日文庫
『走らなあかん、夜明けまで』の続編が文庫落ちしてたので購入。読了。
『走らなあかん〜』が面白くて、映画化もされててこれまたなかなか良くて。
まあ、出来映えそのものは若干落ちてたかしら。うーん。
とはいえ今回はロシアンマフィアの話なので、やはりそのへんはぐいぐいと(笑)。
稚内、行きたいな。

いまはカフカなど読み返しており、この脈絡のない読書のせいで脳が変な具合になってます。あーうー。

お、サッカー、スロバキアに勝ったじゃないですか。
と思えばブラジルが南アに敗れてたり。おおお。

「僕たちのいたところは、戦線から九キロの後方だ。交代したのは昨日だ。
やっと今日になって牛肉と白隠元の煮たのを、うんと喰べたので、腹は一杯になり、
おおいに満足した。そのうえに夕飯分として、誰も飯盒にもう一杯貰って、
そのほか腸詰とパンを二人分ずつ貰えたのだから……とても素敵だった。
こんな御馳走はじつに久しぶりだ。赤いトマトオのような顔の炊事上等兵が、
こういう食物をどしどしよこした。炊事上等兵は、誰でもそばを通る奴を、スプウンで
おいでおいでをして、やってくると、うんと大盛りにもってくれた。」
『西部戦線異状なし』レマルク

映画の方で、このシーン実に旨そうにみんな食べてたけど、
1930年のアメリカ人からすればやっぱ粗末な食事だよねえ。うむ。

9/15

モナ王までなくなってましたよ!
セブンイレブン!
世界の敵認定ですか。ギャワー。

ちょろっと寝て、もそもそ起き出して。眠いよう。
今日はAD&Dのキャンペーンですよ。
しかもピザを食べながらですよ。 AD&Dをですよ。アメリカーン(うっとり)。
どんなお話だったかはこちらこちらこちらを見ていただくということで(怠惰)。
でも、やっぱいいですね。ダンジョン。
WerewolfにVampireにサタスペに、気がついたらいろいろゲームできてますね。
傾向もそれぞれ違って満足。
戦闘がっつんがっつんがイイとかロールプレイねちねちがイイとか、全部できるのが一番イイのです。
天羅・零したいなあ。

速水のキャラ、ファイターのルスカヤはど田舎の農村出身、山出しで赤ゲットというイメージ。
前回のセッションをお休みしたのは稲の収穫シーズンで里帰りしていたという方向で、
今回は上野駅を降りたところで登場(嘘)。
シーフは都市生物、ファイターは田舎生物ですよね。やっぱ。

それはそうとして、もっとチビシイ戦闘バランスがいいわ(マゾ)、新井さん。

AD&D後は新井さん製作のボードゲーム、『砂漠のピラミッド』をプレイ。ホムダーイ。
古代エジプトでピラミッドを建設し、一番たくさん石を積めたプレイヤーの勝利。
ルールをマイナーチェンジしてのテストプレイです。ホムダーイ。
新井さんも『ハムナプトラ』観たそうで、みんなホムダイモード。これが共同幻想ってヤツですか?
前回、7/25に引き続き、今回も速水が一位を取らせてもらいましたよ。
またもエジプトの砂漠にそびえたつ赤い共産主義的ピラミッド。
「公共工事は得意でね」(勝ちゼリフ)

ゲームが終わったあとは、寝不足のため速水は早々にばたんきゅー。
オリンピックの開会式は見逃しました。
あと、水戸泉が引退だそうで。
長々とお疲れさまでした。いつ見てもいたもんね。

「僕らの目には、敵の兵隊の歪んだ顔や、平らな鉄兜が明らかに見え出した。これこそフランス人だ。
敵は残った鉄条網まで迫ってきたが、そこで目に見えるくらいの損害をこうむった。
押し寄せて来た第一線の敵は、こっちの機関銃で僕らの近くにことごとく倒れてしまった。
そのあとで僕らの機関銃には、たびたび故障が起った。その間に敵は、いよいよ近づいてやって来た。」
『西部戦線異状なし』レマルク

9/14

クリスピーナシーズン到来。
しかし、セブンイレブンにはまだ入荷せず。

セミ、まだ鳴いてますね。
ツクツクボウシじゃなくてミンミンゼミが。
がんばるなあ。
京都にいるころには電気屋の前でしか聴けませんでしたな。ミンミンゼミ。

ぴこぴことお仕事。
やっぱパソコンのモニターからは催眠電波が出ていると思いますよ。うつらうつら。
そして、ラジオからはサッカー南アフリカ戦の模様がわぁわぁと。
野球中継もそうだけど、TVより緊迫感は強いよねえ。ラジオって。
オリンピックではロシアのメダル数しか興味のない速水ですが
(イチオシはやはりアレクサンドル・カレリン。いやもう
ロシアが相手に回らない限り、日本を応援することもやぶさかではありません。

めぐりめぐって、ラジオは別の番組へ。
吉田由莉、ちょっといいかも。
ミニスカポリスとかやってた娘さんなのね。
いや、あまりにも大脳がとろけるようなしゃべりに腰を砕かれたので。
うあー。

ボンカレーのカレーパンなんて出てるんですね。
ほうほう。

「それから最後にくるのが、スタニスラウス・カチンスキイ。
これは僕たちの仲間の大将株で強情で、こすくって、老獪きわまる奴だ。
年は四十。土色の顔をして、眼は青い。なで肩だ。
戦争の様子がだいぶ穏やかでないということを見抜くとか、うまい食い物とか、
弾丸のあまりこない場所を探してくることにかけては、まったく天才である。」
『西部戦線異状なし』レマルク

9/13

正常化計画発動をおごそかに誓います。書記長閣下。

なにやら名古屋が大変ですよ。
なにげにTVつけるとバングラディシュみたいな光景だし。はわわ。
練馬は水害が起こっても大丈夫そうね。
地震が怖いけど……。

打ち合わせなどで出かけると散財スキー。
■『絶頂集』椎名林檎
椎名林檎のシングル三枚セット。無批判に買って無批判に聴いちゃう速水。
でも、ライヴに行くわけでもなし(行きたいけど)。狂信度は足りませんな。ブブー。
■『第二次宇宙戦争』伊吹秀明
ウェルズ『宇宙戦争』のパロディ小説。火星人のウォーマシンがそのまま地球に残され……。
冒頭が第一次世界大戦だったりするあたり、ツカミはオッケー。
大体、火星人三脚ロボは速水のフェイバリット人型兵器だったりするのですよ(注:人型じゃないです)。
まだ途中だけど、うーん、しかし、ネタはこんなにいいのに……
もちっとケレン味たっぷりにはできませんでしたかね?
■『怪奇・夢の城ホテル』川辺敦
まだ全然読んでないから、なんとも。
作者の人、これがデビューらしいしこれも書き下ろしだし。
もちろん、面白そうだから買ってきたわけであって。さてさて?
■『宇宙おてつだい★やよいさん』佐々木亮・藤浪智之
正確には、これは散財してないんだけど(笑)。
かつてホビージャパンから出ていた単行本の新装再刊。
やあ、ほにゃほにゃしつつ恥ずかしい話はいいですのう。SFだし。
しかし、「ストーヴ」なんですね「ストーブ」じゃなくて。
こういう細かい表記にこだわりがあるのかしら。デロンギ。

など買い込みつつ、いま読んでるのは『西部戦線異状無し』(発掘成功)。
数え切れないほど読み返してきた本だけど、何度読んでも胸に来るものが。
早速ビデオ屋に行って『西部戦線異状無し』と『突撃!』を借りてくる速水。
映画のカチンスキイは実にいい役者ですなあ。
てなわけで、またも大脳は一次大戦モードに。

ちなみに、今日はセカンドインパクトの日だったのね。
実は、上京記念日でもあります。
丁度2年前。
早いなあ。はっふ。

「その日は全戦線にわたって、きわめて穏やかで静かで、
司令部報告は『西部戦線異状無し、報告すべき件なし』という文句に尽きているくらいであった。」
『西部戦線異状無し』レマルク

9/6

ガリガリくんを食べた。

華のない日々。
かりこり。

打ち合わせで出たついでに、本をいっぱい買ってしまいました。ゴー。

■アニメスタイル 2号
前号に比べて、はやくもネタ切れ感が若干あるものの、速水はヲタクだからやっぱり面白いなあ。
りんたろうの『メトロポリス』は観たいぞ。うん。
……アニメかあ。いいなあ。うん。

■『バルバロッサ作戦』パウル・カレル 学研M文庫
こういう本が文庫落ちするとは。
独ソ戦を扱ったノンフィクションの古典。
主にドイツ側の視点で書かれているので、まあこれを読んだ人はドイツ軍ファンになるんでしょうなあ(笑)。
小林源文のもとネタ満載。
愛しのジューコフにあまり触れられてないのが不満っちゃ不満だけど、まあ書かれた時期も古いし。
これを読んだ人は、独ソ戦をソ連側の視点で書いた
ハリソン・ソールズベリーの『燃える東部戦線』(ハヤカワ文庫NF)も是非読んで欲しいな。
って、絶版かしら。

しかし、学研M文庫のマスコットキャラ、なんだかイヤ動物っぽいんですが。ううー。

■『ウンベルト・エーコの文体練習』ウンベルト・エーコ 新潮文庫
実に愉快な短編集。
こういう頭を使う楽しい本はいいなあ。
明るいヒネクレ方というか衒学趣味というか、やはりエーコはラテンな人なのだなあと思いますですよ。

「ソ連の砂糖工場で工場長が入社希望の若者に質問した。
『一キロは何グラムか?』
『八百五十グラムです』
『すばらしい。明日から働きたまえ』」
ソ連のアネクドート

9/4

クリスピーナを食べた(9月だし)。

打ち合わせで高田馬場へ。
今日はよしいくんdczさんも一緒に来てもらったり。
しかし、侮りがたし高田馬場。
このご時世に、コピー機のないコンビニがあろうとは!
しばしうろうろする我ら一行。

打ち合わせが終わったのはかなり遅くなってから。
dczさんは筑波なので、さすがに間に合わずわが家に泊まっていくことに。
で、3人でまたなにやら話し込む日々。
この結果は絶対形にしたいのう。

「キーエフ放送は、『こちらはコシオール・ラジオ放送局です』という言葉で放送をはじめるのが普通でした。
ところがあるとき、コシオールの名を付さないで放送がはじまったので、すべての人が、
コシオールの身に何かが起こり、きっと彼は逮捕されたに違いないと理解したのでした。」
フルシチョフ秘密報告

9/3

まーだミルクアイスは復帰しませんよ。
宅配ってしてくれるのかしら。雪印。

午後、鴻さんと同居人河嶋と3人で喫茶店へ。
河嶋曰く「モーニングが食べたい」。
昼過ぎてるっちゅーに。

ピコピコとブレーンストーミングや打ち合わせでゴー。
そんななか、河嶋が注文したツナサラダが山盛りで美味しそうで、速水も真似っこ。
鴻さんと別れたあと、小腹が空いてきたので大泉学園駅南口のそば屋で味噌ラーメン食べたり。
いや、あそこのそば屋、美味しいんですよ。
速水はラーメンばっか喰ってますが(笑)。

華レスな一日がこうして過ぎていったり。

「コクピットの中でさえ風にあおられてすぐ消えそうになるペーパーマッチをポケットに戻し、
ジョニーは額にゴーグルを上げたまま空を見上げた。星はおろか月すら見えない。
ただ、流れていく闇が感じられるだけである。
だがジョニーは、その中にかすかな石炭の煤煙の匂いをかいだ。」
『バーンストーマー1 大西洋の亡霊』笹本祐一

9/2

ぎゃわわ、かなりサボっておりました。
復帰復帰(汗)。

今日は『Werewolf』キャンペーンの日です。第6回。
なんつーか、RPGってやはり完全身内でないと全力投球できない部分というのはあって(特にプレイヤー時)、
今回はひさしぶりにがっつんがっつん行きますですよ。

ご存じない方のために説明しますと、『Werewolf』とはワーウルフを遊ぶRPG(説明になってない)。
来年に日本語版が出るので、そしたらみんな遊びましょ。
なんつーか、6回目ともなるとキャラの立ち位置も決まってて、セッションもらくちん。
キャンペーンの醍醐味ですなあ。
今回はとあるマジックアイテムを作るのがシナリオの中心だったんですが、
そのためにあっち行ったりこっち行ったり、非常に民話っぽい展開となりました。

敵がじわじわ強くなってきて、今回はティラノサウルスと殴り合ったですよ。
しかし、個人的に今回の白眉はPC間戦闘。
速水のキャラは一行のヘッドを張っているのですが(笑)、方針の違いからNO.2に挑戦されまして。
配下に挑戦されて負けたらリーダー脱落という世界観なのですな。
さまざまな手管を弄して勝ちましたが、いやあ怖かった怖かった。
次回は彼との融和に努めねば。

詳しいプレイリポートはこちらなのじゃよ。

で、セッション後は「操り人形」というドイツのカードゲームをやってみたり。
ゲーム自体も面白いんですが、何がいいって、絵がいい。
つーか、これはかなり日本人好みのする絵なんじゃないかしら。
ちょっと山田章博っぽいかも。

その後、ちょっとみんなで飲んだり食べたり。
ワーウルフのプレイヤーでもないのにウチに来てた鴻さんは終電を逃し、わが家に宿泊。

中村博明のカレンダーをめくったり。
肋骨肋骨。

「私はアメリカ大統領としての資質をすべて備えている。
第一に抜群の記憶力。第二に...えーっと、何だったかな。」
ロナルド・レーガン

8/28

ちょっと寝たあと、かりこり絵描き。
とか言ってるヒマもなく、ちょいと国分寺近辺にお出かけであります。
すごいトコ行って来ましたよ。うっふっふ。
何しに行ったかは、またレポートの機会があるんで、その時にでも。

しかし、帰りに寄ったレストランで、一行全員がみんな「カニオムライスカレー」を注文するのは
ちょっと愉快な光景でしたなあ。

しまった絵がまだ出来ていない。ギャワー。

「ただ、ネクタイ留めについては、どうしても一言いいたい。
日本の男たちに支配的なピンでネクタイをはさむ方式を、私は大嫌いなのである。
ネクタイはジレーで押さえでもしないかぎり、ひらぎらしているのが当たり前なのだ。
それを、ピンではさんで止めるのは、不自然である。
ひらひらがわずらわしければ、はさむ型でなく、刺して止める式のネクタイ留めの方が
ずっと自然だし、優雅ではないか。」
『男たちへ』塩野七生

8/27

魔獣のサプリメントは完売したけど、基本ルールは売っているので物販のお手伝いに。
昼からはF.E.A.R.ゲームショーに速水もにぎやかしで参加するのです。
んで、「魔獣の絆」卓でキャラクターイラストなどを描いておりました。
入れ替わり立ち替わり19人ほどのイラストをごりごりごりと。
大体ヨユウぶっこいていたJGCなので、こういうときぐらいは一生懸命働かないとバチが当たります。
とりあえず、参加者の方には喜んで頂けたみたいで、いやあ(嬉)。

夕方になって、閉会式。
前にゲストがずらりと座り、序列の最下位あたりに速水も座っておりました。
こういうところで拍手などしていると、実に党大会的で速水はなんとも嬉しくなるのですが(バカ)。

そんなこんなで、楽しい3日間でした。
速水はほぼ何もしてませんが(汗)。
春には大阪でJGCウエストが開催されます。
今度は粉骨砕身働きますんで、行きたいなあ。関西人として。

その後、練馬に戻ってから内輪打ち上げなどをぼちぼちと。
ええっと、あんまりお酒おつきあいできませんでしたが、今度は痛飲しましょう。ぜひぜひ。

「There's something moving behind that door...

Perhaps i'ts a vicious ogre waiting to tear you limb from limb.
Or a horde of zombies thirsting for blood.
Or maybe a terrifying dragon ready to engulf you in a mealstrom of fire.

Probrem?
Nope. Not for you.
You're a hero-

a powerful wizard,a strong fighter,or a sneaky rogue.
You can handle whatever comes
at you in this introduction to the greatest fantasy game of all time.

Everything you need to start playing is right here.」
「DUNGEONS & DRAGONS ADVENTURE GAME」

8/26

今日も朝から物販のお手伝い。
とか言ってたら、10時過ぎにはミレニアムが完売。ハラショー。
する事がなくなったので、とりあえずお昼ご飯に。

お昼はホテルのランチバイキング。
ホテルバイキング、速水はなんとも好きなのですよ。特にモーニングバイキング。
一生朝ご飯はホテルバイキングでもいいくらい。うっとり。
しかし、胃袋縮みましたか速水(怯)?

午後から部屋でだべったり、寝たり。
いや、ホントはフリープレイ卓を立てるとか、一緒に遊ぶとかするのが礼儀なんだろうけど(汗)。
でも月曜〆切のカラーイラストの仕事が頭から離れなくて、素直に楽しめないんだよう(苦笑)。
いけませんね。もっと大人の風格を身につけねば。
それはさておき、部屋でのだべりはいろいろ有益でした。うっふ。
あと、会場でもいろんな人に会えたし。
予期できないお友だちなどに会ったりすると、嬉しさも倍増ですねい。

おお、コマンドマガジンも買いましたぞそういえば。
付属ゲームが1410年、ドイツ騎士団とポーランド・リトアニア連合軍の戦いを扱った「グルンヴァルト 1410」。
これならミリタリーマニアでなくともウォーゲームに引きずり込めますぞ、とばかりに購入。
スタックや補給ルールがないのも入門向けかも。

しかし、年末から来年にかけては新作RPGがいっぱい出るんですなこれがまた。
オリジナル新作が多いのが期待大なのです。
アトリエサードからはワーウルフの日本語版も出るらしいし。バンザーイ。

深夜1時からは井上さんのトークショー第二弾。
なにやら死にそうな顔色で、本人曰く「手が震えている」。うっひゃあ。
早めに切り上げるという覚悟のせいか、昨日に増してキレのあるトークショーでありました(笑)。
ちなみに、速水が発言したのはエイゼンシュテインに関するくだりの部分だけ。
ロシアがらみなら逃しませんぞ。

その後、同人誌のコーナーなど観たあと部屋へ。
んで、イラストのペン入れなどをかりこりと(笑)。
そうそう、ホテル浦島、くそ狭いユニットバスも速水好みです。
なんつーか、木星航路二等船室って感じで。かっこいいなあ。

「どんな頭であろうと、その頭が利用できる環境にいるかどうか、それが問題なのである。」
養老孟司

8/25

アイス食べるヒマもなく。
いや、ヒマはあったか。

がりごりとお絵かきしてから晴海にお出かけ。
今日からJGCという、RPGやTCGといった電源無しゲームのイベントに行くのです。
まあ、SF大会みたいなモノかしら(ちょっと違う?)。
場所はホテル浦島。なんとなくうらぶれたこのホテル、速水は結構好きなのですが。

速水のお仕事はまず物販のお手伝い。
「BEASTBIND 魔獣の絆」のサプリメント、「BEASTBIND ミレニアム」が出るので、その売り子さんです。
開会式が済むと、お客さんが続々やってきます。
一緒に売り子さんをしていた発行元、新企画社のスタッフの人が「手慣れてますねえ」と。
コミケ技能って、薄く広く役に立つんですな。売り子とかコピー機とかカートとか(笑)。

売り子をするかたわらで、 D&Dの3rd Editionなど買ってみたり。
Wizards of the Coast社が満を持して出した世界征服アイテムであります。
ウワー、面白そうだよう。

物販が一段落して、速水はなんとなくその辺をふらふら。
フリープレイで遊びたいことは遊びたいんだけど、仕事もあるので体力を温存しておかねばという強迫観念がギリギリと。
結構顔見知りのお友だちが来ているので、ちょろちょろだべったあと部屋に引っ込みます。
頂いた「ミレニアム」と「天羅万象・零」のルールブックなど読んでいたり。ほくほく。

とかやっていると、深夜1時からは井上純弌さんのトークショーが始まります。
速水も添え物として前にちょこなんと座ってたり。
今年は天羅に魔獣に、井上さんがらみのイベントが多いせいかお疲れの様子。
トークショーが終わると、部屋に引っ込んで藤浪さん海法さんといろいろだべったり。
んで、ちょいと睡眠。
柔らかいベッドはいいなあ。

「中に入ることが出来たのは主席次官と張だけでしてね。かれらは奇麗に着飾った子供たちが
楽しそうに遊んでいる廊下や階段をたどり、長い時間かかってようやく、象嵌細工の施された
背の高い扉に近づいた。その扉のところに火炎放射器を持った二人の宇宙飛行士が立っていたんですわ。」
『太守 張のソ連』ヴィクトル・ペレーヴィン

8/24

バニラアイスパフェを食べた。「海峡」の。美味しいよ。

がりごりとお絵かきをしてから池袋にお出かけ。
鳥羽玉さん魚蹴さん吉井くんと、華のない集まりをしようという企画。レツゴー。
まずは『TAXI2』を観に行きました。
いやもう、予想以上のバカ映画。
前作もバカ映画で大好きだけど、ちょっとベクトルが違うかな?

コニショワー! ニンジャー! 「あなたは私の声しか聞こえない」 あと千葉ナンバーの三菱ランサー。
サタスペって、あんな世界です。展開もそんな感じ。うん。
いろいろと確信犯過ぎたのがほんのちょっと興ざめかしらん(笑)。
まあ、それはさておき「フランスの経済攻勢にヤクザが云々」というのはちょいとウソくさくて楽しいぞ。

アフター映画は居酒屋「海峡」にゴー。
ご飯の量が多くてそこそこ安くて好きなのです。あと、驚嘆すべきサイズの唐揚げに愛。
前日買ってきたキジルシ画集など見せびらかしつつ、他愛もない話を。
とりあえず、MVPは鳥羽玉さんでしょうか。
あなたは6杯呑みましたって(笑)。
そうそう、あと吉井くんに「タダでは帰さない男」と称号がつきましたぞ。

そんなこんなで。
そうそう、魚蹴さんからペレーヴィンの『眠れ』を借りました。
イエー。ターボリアリズム。イエー。
なにやらワーウルフなお話も入ってますよ?

「それはサイパンの玉砕頃から、前線行きの兵士に渡り出したゴム底鮫皮の軍靴であった。
ゴム底は比島の草によく滑り、鮫皮はよく水を通した。
我々は魚類の皮膚がいかに滑らかに見えようとも、決して水を弾くようにはできていず、
彼らの体は周囲の水と不断の浸透状態にあるのだという事実を体得した。」
『靴の話』大岡昇平

8/23

モナ王を食べた(略)。

今日はクルスク乗組員服喪の日です。

打ち合わせで銀座まで。
銀座、いいですねえ。大好き。
いつかはえらくなって銀座のバーでぶいぶいと(妄想)。

ふと『西部戦線異状なし』が読みたくなったので、散らかった部屋を捜索するも見つからず。
打ち合わせの時間も迫っているのでかわりに『土と兵隊 麦と兵隊』をひっつかんでゴー。
どんぱちばかりが戦争ではなく、むしろ延々行軍、延々待機、気になるものは今日の食事。
そういうのも戦争の大きな側面なのだよね。

打ち合わせ後、つい散財。
以前見て気になっていた『The End is NEAr!』という画集を買っちゃいました。
「VISIONS OF APOCALYPSE MILLENNIUM AND UTOPIA」と書いてあるだけあって、
なんつーか、キジルシ絵のオンパレードなのですよ。
イカス絵が多いんですが、じっと観ているとこちらもなにかずるりと引きずり込まれていくような。

あと、ヴァルティナの「ヴィヒマ」でした。例の気になってたアルバムは。
買ってきましたよ。
五菱さんの車の中で聴いてたせいで、これ聴いてると脳裏には首都高の光景が反射的に浮かぶのですな。
なんつーか、ソラリスっぽく(笑)。
ちょっと想像力刺激されそうなアルバムです。お気に入り。

根室で、カレイの刺し網にヒグマがかかって死んでいたそうです。
岸壁に座らされている熊さんの遺体がなんとも。
やーん、かわいそう。

「細胞、特に細胞核の形態学的記載の分野ですでに多くの業績をあげている細胞学のすぐれた研究を
否定する者は、われわれのなかには一人もいないし、われわれは、その発展を全面的に支持している。
……すべてこれらは、必要な科学部門であり、知識を与えてくれるものである。しかし遺伝学者が
細胞学者と共に、顕微鏡を使って遺伝子を見ることができるだろうという点については、われわれは
それを否定する。今後は顕微鏡を使って、細胞、細胞核あるいは染色体のもっと細かい部分まで
見ることができるようになるし、それが必要になるだろう。だがそれは、あくまで細胞、細胞核あるいは
染色体の一部分であり、遺伝学者のいう『遺伝子』ではない。遺伝的基礎は、体(soma)とは
別個のなにか特殊な自己増殖する物質にあるのではい。遺伝的基礎は細胞であり、細胞が成長して
生物体になる。この細胞内では、いろいろの細胞器官がいろいろのちがう役割をはたしている。
だが進化的発展をしないようなものはひとかけらたりと存在しない」
トロフィム・ルイセンコ

8/22

モナ王を食べた(まだかなあ)。

お金を振り込んだり、郵便局に行ったり。
で、そのついでにとんこつラーメンを食べたり。
例によってしこたまニンニクぶち込んで替え玉して。
おかげさまで夏バテ知らずですわい。

実家から持って帰ってきたマカロニウェスタンテーマ集など聴きつつ、ふと。
最近「だきゅーん」というか「どちゅーん」って感じの銃声を聞きませんなあ。映画で。
どれもこれも「どすん」ってな腹に響く音になっちゃって。
あのウソクサイ銃声にもオモムキがあったのに(悲)。

司史生さんのサイトで紹介されていたとんでもない映像
いやあ、おったまげましたわい。
「爆心地」の石碑(中国人はそりゃもう石碑好きだけど)やバケツでなにやら撹拌しているのもすごいけど、
圧巻は放射能防護服を着てサーベルを振るう騎兵突撃!
核と騎兵ですぜ!?
そんなシチュエーション、どんな小説や映画にもありますまい。
2000年インパクト大賞モノ。ぎゃふん。
こんな映像を公開するなんて、人民解放軍もオープンになったなあ。

そうそう、今日はプロジェクトXの日でもありますね。
なんだかひさしぶり。
お題はハワイにある天体望遠鏡「すばる」。
今回はとてもとても面白かったです(滂沱)。
特に、たたき上げの国立天文台会計課長が、もう。
技術的なことばかりじゃなく、予算獲得でのエピソードなどを紹介するのもこの番組の面白いところだなあ。
海外に国の施設を作ることに関して法律がないという理由で、最初予算をはねられるんだけど、
「国外に施設を作る法律はないが、禁じる法律もない。新しい法律を作ればよい」
という大蔵官僚のアドバイスがカッチョ良かったっけ。

プロジェクトを進めた小平教授はちょっと志村喬に似ててダンディな人でした。

「愚者に対するもっとも正しい答えは沈黙である。」
アフガニスタンの諺

8/21

アイス食べず(非常事態)。
でも、ノーマルもなかは食べる。もぐもぐ。
ちゃんとお茶煎れなきゃ失礼だなこりゃ。

掲示板でもちょっと書いたけど、『パンツァーフロントbis』発売万歳。
なんつーか、こうやって画面で観るとスターリン3は気色悪くて大変にヨロシイ。うむうむ。
しかし、CGムービーはゲルマンスキーだけですか(不満げ)。
しかもSSですとッ。ええい、ロージナの敵め。侵略者め。ファシストめ。

ワンフェスのとき、五菱さんの車の中で聴いた音楽がムチャ良かったので探索の旅に。
えーと、フィンランドのグループで「マルティナ」でしたっけ、とうろ覚えで。
しかし、なかなか見つからず。「ヴァルティナ」のCDなら発見したり。
とりあえず購入。うーん、このグループだったような違うような。
まあ、このアルバムではなかったことは確かだ(笑)。
つーか、確認せよ>俺

同時に買ったのがおなじみアレクサンドロフ赤軍合唱団の「スペクタクル・ロシアン・ボイス」。
秋も近いし、そろそろロシアな曲聴いても良いよね。
シャポーリンのオペラ「デカブリスト」ってもう上演されないのかなあ。

食べ物にガやらカナヘビやらなにやら混入することが流行ってるみたいですが。
急に日本食品業界の品質管理が悪くなったのではなく、以前からちょこちょこあったという説に賛成。
いままでは、そのままメーカーに送りつけ、段ボールひと箱ぐらいお詫びの品をもらってたんじゃないかと(笑)。

「クルスク」の乗組員は全員絶望という公式発表。
遺体も回収されはじめたそうです。
乗組員のご冥福をお祈りします。

「私の飲物は水だけだったが、五〇人近くもいたほかの職工たちはみな大のビール党であった。
……工場のなかには職工たちの求めに応ずるためにビール店のボーイがいつもきていた。
印刷機械のところで働いていた私の相棒などは朝食前に一パイント、朝食の時にチーズをはさんだ
パンと一緒に一パイント、朝食と昼食のあいだに一パイント、昼食に一パイント、
午後の六時頃に一パイント、一日の仕事がすんでからもう一パイント、毎日これだけ飲むのだった。
じつに忌まわしい習慣だと私は思ったが、かれのほうでは、激しい労働に耐えうるように
身体を強くするには強いビールを飲む必要がある、と考えているのだった。」
『路地裏の大英帝国 イギリス都市生活史』角山栄 川北稔 編

8/20

アイスから遠ざかる日々(飢)。

今日はワンフェス、ワンダーフェスティバルであります。
五菱さんがディーラーで参加されるので、そのお手伝いでひょこひょこついていきました。
いつも思うんですが、コミケと違ってブースの内側が広くていいなあ(笑)。
って、扱うものがでかいし、参加者もコミケに比べれば少ないし、まあ当然なんだけど。

ワンフェス、コミケと同様にディーラーのチケットを入手して先に有名どころのフィギュアを買おうとする
あんちゃん達が存在します(ヤフーオークションでは3万越えてたとか。ぶるぶる)。
開場前に繰り返される警告放送では、「撲滅」「問答無用」等頼もしい単語がぽんぽん飛び出したり。

五菱さんの売りものは『ヘルシング』に出てくる銃、ハルコンネンなど。ドール用の。
相棒の諸山さんも『ヘルシング』のジャッカルや『ガングリフォン』のバリアントやノリンコなど盛りだくさん。
速水の本もちょろりと委託させてもらいました。
しかし、立体はイイですねえ。速水もオリジナルでフィギュアなど作りたいとは思いますが、
あいやいや、もっと絵を上手くなれ(苦笑)。

買い物もあまりしなかったんですが、かわりに創作意欲はいっぱい刺激されたといいます。
ジャンルが違うので嫉妬パゥワーは補充されないんですが、なんつーか、売り手の執念というか劣情というか、
そういう熱気はコミケ以上に濃いような気がするので、それを(笑)。
とはいえ、ワンフェスもいろいろ厳しいみたいで……。

ワンフェスが終わると、馬車道でごはんなど。
実は、なんのかんの言いつつ速水ははじめてなのですよ。馬車道。
時間が遅かったせいもあるのか、袴っ娘はイマイチ目につかず、ウェイターのあんちゃんが多かったのがアレでしたが。
あと、袴っ娘が普通の現代日本語(それもファミレス営業方言)を話すのも不満だなあ(無茶)。

諸山さんからガンボートのモデルを頂きました。
速水のへなちょこメカがこんなにかっこよく! ウワーイ(大喜び)。
ありがとうございますー。

今回の「世紀を越えて」はプロジェクトXくさいのう(笑)。
あと、入れっぱなしにしてたCDを聴いてみると、これが『Uボート』のサントラ。
タイミング悪すぎ。

「オルシーニが見舞いに訪れたのは、夕刻も近くなった頃である。甲冑のふれあう音にうすく眼を
開いたアントニオは、病室の入口をまるで額ぶちのようにして立った、まだ甲冑姿の友をみとめた。
左腕には、脱いだかぶととこれも鋼鉄製の手袋をかかえている。遠慮して部屋のすみにさがった
従僕の前を、ローマの若い騎士は寝床のそばまで近づいてきて、寝床の上のアントニオに
もっと近寄ろうとしてか、そこに片ひざをついた。甲冑のふれあう軽い金属音が、また一瞬あたりを満たす。」
『ロードス島攻防記』塩野七生

8/19

ミルクアイスXLの入荷をいまだ確認せず。

帰省しておりました。
犬の顔を見たり、京都の友人と酒呑んだり。
暑いので、ウチの犬は涼しいところで一日中寝てばかりいます。
その顔を眺めてたらこっちも眠くなります。ぐー。

本を続々と買ってたり。
荷物になるばかりなのに。バカかね(苦笑)。

■『ヒトラーの呪縛』佐藤卓己 編/日本ナチ・カルチャー研究会 飛鳥新社
出版、映画からコミケに至るまで、現代の文化に登場するナチをぞろぞろと紹介する本。
広範なジャンルを押さえつつ、クールな筆調の編集に好感を持てましたですよ。
しかし、このままではいけません。ナチがここまで大人気なのに、それにひきかえ我がソ連邦/ロシアはッ。

■『革命暮れて皿洗い ガンゴースト』川崎康宏 ファミ通文庫
あらら、『銃と魔法』の川崎さんじゃないですか。即買い。レッツ。
まだ途中だけど、川崎節というか、あのテンポの良い文章は健在。
革命後の街って設定は速水好みですなあ(わかりやすい)。

■『レーニンをミイラにした男』イリヤ・ズバルスキー サミュエル・ハッチンソン 文春文庫
レーニンをミイラ化して保存したボリス・ズバルスキーの息子で、
彼自身もレーニンのミイラ保存に携わった生化学者の書いたノンフィクション。
表紙からして、レーニンのミイラのカラー写真であります。
しかし、レーニン廟がユネスコの世界文化遺産に指定されていたとはしらなんだ(笑)。

■『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』
日本語版、買いましたよ。6000円の価値は十二分にあるんじゃないかしら。
とてもよい出来です。素晴らしい。
買ったからには遊ばないとなあ(ため息をつきつつゲームの並ぶ本棚を眺める)。

京都では、あと小早川べんじゃみん君から火星儀を頂きました。
スパシーバ、スパシーバ! とっても嬉しいよ。
これはもう、火星を舞台にしたまんがでも描かねば(汗)。

東京に戻ると、狗狼伝承のリアクションが届いてました。
速水のキャラはかっ飛ばしてます。ヒヒヒ(歪んだ笑み)。

ロシアのオスカー級原潜クルスクが沈没。どうも、魚雷か対艦ミサイルの爆発が原因なのか。
乗組員もほぼ絶望のようで。ロシア側の発表もなにやら二転三転。
ロシアのこういうちゃらんぽらんさはとっくに承知しているわけですし、
粛清やらなにやら人命の関わったネタをいっぱいタチ悪く楽しんできた速水ではありますが。
今日、こうして発生するとやはり厳粛な気持ちにさせられる痛ましい事故であります。

「日本の諸君、我が第三帝国は記憶の戦争に勝利したのだ」
『ヒトラーの呪縛』佐藤卓己 編/日本ナチ・カルチャー研究会

8/14

モナ王を食べた。

コミケ翌日だというのに、朝早く起きて活動開始。目黒へゴー。
RAITAさんにクトゥルフのセッションにお呼ばれしたのです。イエー。
キーパーはおばら@すおうさん。
舞台は現代学園もの。なんつーか、こういうヤングアダルトちっくなセッションは久しぶりだなあ(感涙)。
いや、ホラ、いつも「どかーん、ずばーん、だだだだ」てな情緒レスなセッションしてるしさ(笑)。
やはり、ときどき身内以外とRPGせねばいけませんね(速水はあんまりコンベンション行かない人なのです)。

速水のキャラは新聞部でゴシップ屋なキャラですが。
クトゥルフ的に便利な技能が揃っているから選んだというのは秘密秘密(笑)。
まあ、でも、最期に殺されちゃったあたり、読みが甘いですなあ。
楽しかったです。また遊びましょうね。酒も飲みたいし。

場所を提供してくれた家主の朝原さんは戦車ファンで。
速水とパンツァーフロントの話で盛り上がることオビタダシク、他の人を置いていくこと、しばし(笑)。
でも、ドイツファンっぽい方でして。
最近、ドイツファンを見ると
「なんでそんなわかりやすい趣味をしているんだ! ロシアの魅力がワカランのか!」
などとわりと本気で思ってしまうこともあり。
冷静になれ速水。

その後、池袋で本屋に行ったり西山洋書に顔を出したり。
『カメラと戦争 光学技術者たちの挑戦』小倉磐夫 朝日文庫
後半は戦争が絡んでなくて、ちょっと不満(いや、充分に面白いんだけど)。
そういや、「世界の艦船」のバックナンバーも探さないと(方位盤の資料が欲しいらしい)。
『GERMAN NAPOREONIC ARMIES』EUROPA MILITARIA SPECIAL
『EARLY SAMURAI 200-1500AD』OSPREY MILITARY ELITE SERIES
アンガス・マクブライドの画集とか出てないかな。

晩、NHKスペシャル「雨の神宮外苑・学徒出陣・若者たちの戦争」を観たり。
速水はあの雨の学徒出陣の映像がたまらなく印象的でして。これは必見でしょう、と。
途中から正座して観ておりました。
なんつーか、絶叫調が幅を利かす時代というのは来ないで欲しいですね。
それはそうと分列式行進曲の入ったCD、今度探してみようっと。

バレンツ海ではロシアのオスカー級原潜が沈没したとか。
乗員の救助も難航しているようで、救出されることを祈っております。
 
「夜だった。かなり夜更けのようだった。ねむい眼をこすりこすり、闇をすかして眺めると、
人力車が三台連なって走って行く。先頭が父、次が母と自分、最後の車にはいつきたのか見なれぬ
婆やが一人、かさ高い荷物をかかえるようにして乗っていた。これが片端の交番の酔っぱらいに
続いて浮かんでくる私の幼い記憶である。実は、これは明治四十三年(1910)、私が
三歳の時のある夜の出来事の一駒なのである。もう少し前後の事情を説明せねばなるまい。」
『春間小六先生と私物語』山田肇

8/13

肉! 肉!

夏コミ3日目です。
速水の「ボストーク通信社」は今日が本番。
ペーパーは結局作るヒマがなく、ちょっとザンネン。
つーか、必要以上に書き込もうとするからじゃよ(ぶつぶつ)。

台風接近中ということで雨模様の朝。並ぶ傘、傘、傘。
しかし、昼前にはもう止んだり。
絶対マンガレポートで「参加者の熱気は台風も逸らす!」とか描いてくる奴が出てくるぞ(笑)。

開場直前、会場に響きわたる怒号。
なにやら将棋倒しが起こって2人ほどが大怪我したという話をあとで聞いたり。
うわあ。

ボストーク通信社に来ていただいた皆さん、本当にありがとうございました。
差し入れなどもたくさん頂いて、嬉しかったですよ。ホント。
それにしても、も少し刷っておけば良かったなあ。
身内分も残ってませんよ(大汗)。

えみりさんには今日も売り子をお願いしてたのですが、メイド変身は無し。エー(不満げ)。
あと、東地区をうろうろしてたらテープで固定されているコードにつまづいて、見事に転んでしまったり。
なんか、こうもすってんころりんと転ぶのは久しぶりだなあ。

コミケ後は焼き肉の食い放題にゴー。
ビールと肉! ビールと肉!
家に帰るとバタンキュー。ぐー。

今回の夏コミは本当に気持ちよかったです。
新刊に関しては不満もいっぱいあるんだけど、いろんな人にお会いできました。
ありがとうございました。みんな好きだよ。速水もがんばるよ。イエー。

「同じものなど出来ない。さらに優れたものならつくって見せる」
ビクトール・ハッセルブラッド

8/12

ミルクアイスXL、もうコンビニに戻ってきてるのかな?

夏コミ2日目です。
電源不要系ゲームも今日です。
速水はサタスペというオリジナルRPGを売るために有明にゴー。

いやあ、2日目は娘さんの参加者が多くて、雑踏もなんとなくハナヤカでいいですのう。
去年ぐらいまでは大声張り上げて売り子をしていたんですが、今年はそれまで蓄積された
疲労のあまり、そんなパゥワーもなく。明日は速水の本番だし。
でも、お客さんは次々と来てくれます。
遊んで下さっている人も予想以上に多く、持ち込んだサタスペは完売。
本当にありがとうございましたー。うわーい。

で、結局速水は一日中ブースにおりました。
離れたのは編集さんと打ち合わせに出たときだけ(←打ち合わせをコミケでする奴)。
同人誌やゲームは一冊も買いませんでしたよ。
ゲームする機会が減ったから控えたんだけど、これはこれで淋しいなあ。イカン。

それはそうと、売り子のえみりさんがメイドに変身してくれまして。
エッジランナーですなあ。かっこいいなあ。

コミケがはねたらサタスペ打ち上げ。
新刊に関わってくれたり、普段会えないお友だちなどを合わせると15人ぐらいになりまして。
ニギヤカニギヤカ。
初対面同士の人もいましたけど、皆さん楽しんで頂けたようで。えがったえがった。
でも、速水は明日の本番に出るため一次会でオーバーすることに。

そうそう、有明から池袋に移動中、それはもう脚の見事な娘さんが電車で立ってまして。
速水、もうメロメロでした。
どんなコスプレより刺激的でした。うはー(オヤジモード)。

ときに、友人がネットでイタい議論を展開していたら、どう対処したらいいんだろうねえ(笑)。
ちょっと楽しいんだけどさ。

「ぼくはそのページをめくったとたん、驚きの声をあげた。紙いっぱいに、ぼくの見たこともない、
おそろしく奇怪な動物の絵が描かれてあった。阿片吸引者の奔放な夢、妄想の生む幻覚──そんなものだ。
頭は鶏に似て、胴体はふくれあがったとかげの腹、湾曲した背筋には高い鋸歯状のへり飾りが
牝鶏のとさかを交互に並べたようについている。この動物の前には、不釣り合いもはなはだしいマネキン、
あるいは人間の恰好をした小人が、それを見あげて立っていた。」
『失われた世界』アーサー・コナン・ドイル

8/5

いやあ、おひさしぶりです。
なんやかんやで1週間以上サボってました。
速水、元気に生きております。
人様にご迷惑かけたり、いろいろありましたが、まあなんとか。

■セミ
大泉でも、8月に入ったぐらいからセミが景気よく鳴き始めました。
遅いのねえ。
まあ、一度鳴き始めたらあっちこっちでしゃわしゃわ言ってくれて、夏気分充分。満足満足。
でも、いきなりツクツクボウシも鳴き始めるのはどうかと思うの。

■謎物体
根室沖を南下中だった巨大物体は、ロシア太平洋艦隊の古い水中マイクだったとか。
しかし、錨から外れて漂流しはじめたとき、誰もどうにかしようと思わなかったのかしら。
「あ、外れちゃった」ぐらいだったんだろうなあ。連中のことだから。
辺鄙な場所ゆえ、目撃者がいなかったという可能性も。

■入稿
夏コミの、速水の個人誌入稿できました。
例によってギリギリで、しかも今回はいつもお世話になっている印刷所に断られる始末(笑)。
あわてていろんな印刷所に電話をかけまくり、引き受けていただけるところを見つけました。一安心。
同人誌とは関係ないですが、印刷関係にちょっと絡んでいた経験があるので、
「1週間ありゃ印刷なんて楽ちんやんけ」とか思ってしまいダメですなあ(笑)。

■小説
『宇宙博物誌 ピニェルの振り子』(野尻抱介/ソノラマ文庫)を読んだり。
うっわあ。面白かった。
久しぶりにワクワクしながら一気に読んだですよ。忙しいのに。
ここ半年で一番面白かった小説だと言えば、誉め過ぎかな?
新刊小説をそもそもあまり買ってないというツッコミはさておき(笑)。
必読認定。オススメ。

その一方、『キノの旅』はまだ1章しか読んでいなかったり(ぐにゃり)。

 ……アレ、1週間で特筆すべき出来事ってこのぐらい?
 刺激に乏しい人生を送ってますわね(涙)。

「長鼻フリーバイターと岩砕きカーラはオーガーで、それぞれMR九〇(サイコロ一〇個ずつ)です。
彼らは三人の探検家をこっそりと尾行していて、襲いかかる機会を待っています。
オーガーは探検家に投げつけるために、それぞれ大きな石を持っています。」
K・S・アンドレ 『トンネルズ&トロールズ ファンタジーRPGルールブック』