◆ クランダ鉄道 旅行記 (1st time) ◆



     「世界の車窓から」のオープニングシーンに採用されていたクランダ鉄道に乗車しました。 実際にその風景を目の当たりにすると、スケールの大きさには、驚くばかりでした。 今回、楽しい旅行ができたので、少しですがレポートしてみたいと思います。
 この鉄道は、オーストラリアのケアンズからクランダ村を結ぶバロン川沿いに走る観光鉄道で、途中停車を挟んで約1時間半の旅を楽しむ事ができます。 客車は当初から使用している車両を改装して現在も現役で活躍しており、走行中のきしみ音からも、その歴史を感じる事ができます。
 クランダ村は、熱帯雨林に囲まれた小さな村ですが、多くのショップ、フードコート、屋台や動物園(野鳥園、コアラ園等)があり、楽しめるポイントが沢山あります。 また、「スカイレール」と言われているロープウェイを利用して、この村を訪れる事もできます。 「スカイレール」と鉄道を片道づつ利用するのが、一般的な観光ルートの様です。

 管理人お奨めのルートは、往路に「スカイレール」を利用し、復路は鉄道でケアンズに戻るルートです。 走行中、カーブ等で機関車を入れて写真を撮るには、先頭から6,7両目に乗車するのがベストポジションですが、指定席になっているので、購入の際、リクエストしてみてください。 順位はクランダ側が1号車になっていますが、日によって客車の連結数が異なる様なので注意が必要です。 この日は、なんと14両編成でした。
 最近、スチームトレインが運行されており、この列車に乗車して戻っても良いと思います。 客車はかつて本線を走行していた車両のお下がりですが、人気は今ひとつのようでした。 スチームトレインは、最終列車の1本前に発車するので、駅を出発する写真を撮ることも可能です。
   



クランダ鉄道マップ ◆ クランダ鉄道の歴史

 この地は熱帯雨林が生い茂り、雨期には長期にに及ぶ雨量の多い地域で、道路が寸断されることもしばしばあり、地元の住民から、いつでも生活物資が輸送できる鉄道の要望が寄せられました。 鉄道建設のため、バロン渓谷沿いのルートを、当時、港町として栄えていたケアンズまで、2年の歳月を掛けて調査されました。 鉄道開通以後、幾度もサイクロンの被害に遭いましたが、修復には多くの時間と費用が費やされており、開通時のルートから変更されています。
◆ 旅のルートと見所

 私の場合、クランダへはスカイレールで行き、ケアンズへはクランダ鉄道で戻る事にしました。 クランダ駅を出発すると列車はバロン川沿いにゆっくりと下って行きます。 しばらく走行するとバロン滝を絶好の位置で眺められる駅で停車します。(地図中@) プラットホームの幅は2m程度で、その先は断崖絶壁となっており、凄さを感じます。 バロン滝はスカイレールからも眺望できますが、この駅では違った角度から見る事ができます。 駅を出発してしばらくはバロン川を眺めながら下りますが、その途中に小さな橋を見ることができます。 この橋はあるCMに登場して有名になりましたが、その答えを知りたい方は、現地で確認されてみては如何でしょうか。
バロン滝
ストーニークリーク滝のカーブ ◆ ストーニークリーク滝

 この鉄道で一番の見所です。 列車は大きくカーブした鉄橋をゆっくりと渡ります。(地図中A) 写真には写っていませんが、左側の線路近くに滝が流れています。 この日は、客車14両編成(機関車は重連)のため、完全に橋を跨いだ状態でした。 この地点はシャッターチャンスが多いので、列車内では席を左右に移動する人が多く、のんびりと風景を楽しめません。 私もつられて右往左往しちゃいました。(^^;)


◆ ホースシューベンド

 15カ所もある最後のトンネルを抜けて下ってくると、もう一つの見所である曲線半径100mしかない180度のヘアピンカーブがあります。(地図中B) このカーブを抜けるとサトウキビ畑の平原をしばらく走行後、フレッシュオーター駅に到着します。 しばらく停車後、出発した列車は民家の間をのんびりと走り、終着駅ケアンズに到着したら、観光の旅は終わりです。
◆ 牽引車両(クランダ駅にて)

 写真はケアンズへ戻る際に乗車した列車を牽引した車両で、重連でした。 先頭の車番は1741で、後位車両は1743、車輪配置は3-3でキャブ配置はL型です。 下り運行時、前方見通しを良好にするため、後位車両は方転されています。
1741D
1741D ◆ カーペットスネーク

 機関室側面には、原住民であるアボリジニの言葉で、「ブダ・ジ」と呼ばれるカーペットスネークの絵が描かれています。 後位車両も色違いの「ブダ・ジ」が描かれています。 派手なデザインはオージーらしいですね。
◆ スチームトレイン

 最終列車の1本前にクランダ駅を出発するスチームトレインです。 後進運転のため乗務員さんは大変でしょうね。 手を振って挨拶してくれました。 牽引している車両は、1両目がオープンエアーな車両で、2両目以降がかつて本線を走行していたと思われるステンレス製車両です。 6連程度を連結していましたが、乗客はまばらでした。
3620
3620  ピカピカに磨き上げられたロコは、熱帯雨林の中へゆっくりと消えていきました。 こうして自由に敷地内へ入って、写真が撮れるのは嬉しいことです。 次来た時はスチームトレインに乗ってみたいですね。 いつになる事やら・・・。 




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