エアブラシトラブル後学

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     長年エアブラシツールを使用していると、ハンドピースやコンプレッサにトラブルが発生します。 大切な道具を長持ちさせるためにも適切な手入れが必要です。 作者の体験談や、調査情報を元に、トラブル回避方法について語りたいと思います。    



ハンドピースの取り扱い

 エアブラシツールにおいて最も重要なパーツがハンドピースでしょう。 精密な部品で構成されているので取り扱いに気を使う必要がある反面、長く使用しているとメンテナンスがおろそかになってしまいがちです。 
 当たり前の事ですが、高価なツールだけに慎重に取り扱う事で、破損等のリスクを少なくできます。 特に分解時に気を付けましょう。



ハンドピースのメンテナンス方法

 ハンドピースのトラブルの殆どは、使用後の手入れ不足が原因と言われています。 かく言う作者も隅々まで手入れが行き届いていなかったように思います。 ノズルには十分注意しながらも、使用後は必ず分解して、清掃、メンテナンスをする事が長持ちの秘訣です。 次回に快適に使用するため、メンテナンスは手間が掛かりますが、行いましょう。

1) 残った塗料をカップから取り除き、メインレバーを引いて全ての塗料を吐き出す。 その後、薄め液等の溶剤をカップに入れて、ニードルキャップ(ハンドヒースの先端)を指で押さえ、メインレバーを引いてエアーを逆流させてうがいをさせる。 指を外して、溶剤を吹き出させます。

2) テールキャップを外し、ニードルをゆっくり引き抜きます。 この時、斜め等に抜かず、まっすぐ抜くことが重要です。 ニードルは溶剤を含ませた布等で、付着した塗料を拭取ります。

3) ニードルキャップ、ノズルキャップを取り外し、塗料の付着を先程の布で取り除きます。 再度、薄め液を入れて、ノズルから吹き出させます。 最後にノズルを、取り外し残った溶剤を拭取ります。

4) ノズル、ニードルキャップ、ノズルキャップを元通り組立てます。 この際ノズルには細心の注意が必要です。 そして、ニードルを元通り差込みテールキャップを嵌めます。

5) 最後に、エアーを通して、ノズルに残った溶剤を、吐き出します。



定期的な大掃除を行う

 エアブラシ使用後に、ニードルおよびノズル内部を洗浄していても、ハンドピースの塗料吐出路内壁には塗料が付着/固形化するため、その内径が徐々に細くなります。 その結果、レバーをある程度引いても、塗料が吐出しないという事態に・・・。 これは 、極端な例ですが、塗料の吐出量は徐々に減るので、以外と気が付かないもの。 「最近、何だか塗料の出が悪くなってきたなぁ」と、感じる方は、塗料吐出路内壁を掃除してみては如何でしょう。 長年使い込んだ私のハンドピースも掃除したら、見事に吐出量が回復しました。 (^_^) と云うことで、できれば定期的な大掃除? を心がけましょう。

 

トラブル例

1) カップに泡が出る。
 多分この症状が最も多いのではないでしょうか? 実は作者もこの症状でハンドピース買い換えのはめになってしまいました。 何度か分解した時に、塗料ノズルのネジ山がつぶれてしまい、エアーが漏れているようでした。 塗料ノズルはアルミ合金を母材とした削り出しパーツで、ハンドピースを構成する部品の中では、最も重要かつ高価な部品です。 この部品は柔らかいため、組付け時の締付けトルクに注意して、慎重に取り扱わなければなりません。
 他の要因としては、ノズルが割れていたり、緩んでいる可能性もあるので再点検して下さい。

2) 細い線が出ない
 ニードルの先端に塗料が付着していたり、ニードルの先端が曲がっている場合や、ニードルキャップに塗料が付着している場合に、発生します。
 また、ニードルがノズルを痛めている場合もあるので、部品交換を行う必要があります。

 

 

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