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    このページでは、エアブラシを使用した塗りのテクニックとリカバリーの手法および、エアブラシ雑感ついて紹介します。    

 

調色について

このテーマは、基本事項ではありますが、なかなかの難関です。正直なところ「塗ってみなければ判らない」と言う場面もありますが、私なりのポイントを、以下に紹介します。

1)実車写真
 フリースタイルを除いて塗装する場合、実車写真を基本に調色を行います。基本となる写真は、専門誌や写真集によって同じ車両であっても、明度が異なる場合が多々あります。できるだけ多くの写真を取り寄せ実車に近い色彩を再現していると思われる写真を選択します。自ら取材することができればベストですが、費用がかかりますし、廃車となっていれば、しかたがありません。

2)基準光源
 毎回安定して同じ調色を行うには、光源を決めておくことが必要です。自然光もしくは、白色光等何れか一つに決めておきます。あまり屋外で走行させることは少ないでしょうから、室内を前提とした調色が好ましいと思います。このあたりは好みの領域です。

3)塗料親和性
 私の場合、主に鉄道カラーを使用していますが、鉄道カラーシリーズのブレンドだけでは表現できない場合、他社の塗料とブレンドする場合があります。しかしメーカによっては塗料が分離する場合があるので注意が必要です。他社同士をブレンドした場合の親和性について紹介します。一般的には、他社同士のブレンドは好ましくないとされています。経年変化等で変色する可能性もあります。

 

鉄道カラー

Mrカラー

タミヤカラー

マッハカラー

鉄道カラー

×

×

Mrカラー

×

×

タミヤカラー

×

マッハカラー


この表は、他社同士ブレンドした場合の親和性を表したもので、○は親和性が高く、×が最も分離度合いが大きくなる事を示しています。塗料成分はマッハカラーのみエナメル系で、その他はアクリル系です。従ってマッハカラーと他メーカの混合は適しません。ブレンドはせいぜい鉄道カラーとMrカラーに留めておいたほうが良さそうです。 また、同じブランドでも3色程度に止めておきましょう。

 

粘度調整方法

1)調合
 私が使用しているエアブラシセットの場合、塗料と薄め液の混合比は1対3〜4程度を目安にしています。 最初は何パターンか試してみて、最良の粘度調整量を決定すれば良いでしょう。 以下は私の判断基準ですが、調合は常に調合ビンを使用し、ビンを傾けて戻した時の塗料の透け具合で判断しています。定性的な方法ですが、ある程度経験を重ね、コツを掴むと、簡単で便利な手法です。

2)微調整
 経験上、淡い色は粘度を高くし、濃い色は粘度を低く調整した方が良い結果がえられます。 というのも、淡い色は元来吹く回数が多くなりがちで、粘度が低いと、さらに吹く回数が増えてしまします。

3)季節に合わせて
 私は主に室外で塗装していますが、冬場、特に気温が低い時は、乾燥時間が長くなるので、効率を上げるため、粘度を上げて塗装しています。 室内で塗装される方は、あまり関係無いかも知れませんが・・・

 

明度補正方法

これはたまに遭遇する場面ですが、オリジナルの色が、暗い色と、明るい色のパーツがあり、これらを同色に塗り直したいといった場合、下地処理がポイントになります。一般的には無彩色で下地を整えるので、この段階である程度処理を済ませておきます。その上から、本来の色を吹き付けますが、どうしても色が合わない時があります。このような時は再度、無彩色を吹き付けて明度を調整して、塗り直すとバッチリです。エアブラシだからなせる技でしょう。

 

明るい色から塗る?

一般的に隠蔽力の関係上、明るい色から塗りましょうという事が言われていますが、このような順番で塗装できるのは、稀と言ってよいでしょう。 やはり、マスキングのし易さを優先した方が結果的に良くなります。 勿論、隠蔽力を高めるためにグレーを下地に吹く必要があります。

 

厚塗りにしないためには
02/04/25 追加

エアブラシを使用しても、短時間での吹きつけや粘度によっては、ボテボテになる場合があります。 特に白系の上塗りは、なかなか本来の発色にならないため、どうしても吹く回数が多くなりがちです。 そのような場合は、高粘度と低粘度の塗料を用意しておいて、高粘度−>低粘度−>高粘度−>低粘度の順番で吹くと、結果的に塗装する回数が減り、塗膜を薄くすることができます。

 

十分な乾燥時間を取る
02/04/25 追加

塗料が生乾き状態で次の塗料を吹くと、下地の塗料が溶け出すのは当然の如くですが、さらに問題なのは、その下の塗料も溶け出して、表面に浮き出てきます。 たとえば、白を吹いている時に、先に塗っておいた下地の赤が浮き出て来ると最悪で、シンナープールに直行となるやもしれません。 このような事態にならないよう、十分乾燥させた後に次の色を吹きましょう。

 

 

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