オリジナルデカールを作る

HOME


 

    クリアデカールは、無色透明のフィルムを水溶性接着剤によって台紙に貼り付けたものでフィルム上には自由にデザインが描け、簡単にオリジナルのデカールが製作できるものです。    

 

デカールの主用途

クリアデカールの主な用途としては、次のようなことが考えられます。
1)オリジナルデカール
  
冒頭で述べたとおり、エナメル塗料や、パソコンプリンタを使用して、自分だけのデカールを作ることができます。オリジナルという点では、インレタを特注する手もありますが、少量多色の場合、割高になります。

2)インレタの保護
  インレタ転写後の表面保護として使用する。広い面積を保護するためには有効です。デカールはフィルムですから、貼り付け後デカールが乾燥しても段差が気になります。かなりテクニックを必要としますが、デカールを貼り付けた後、クリアを吹いておき、耐水ペーパーかけして薄くすることができます。

3)インレタを転写
  直接インレタを転写することが難いところでは、そのインレタをデカールに転写し、貼り付けるといった使用方法があります。デカールは軟らかいので、インレタ転写中に位置がズレる事があり、注意が必要です。

 

オリジナルデカール製作準備

このページでは、パソコンプリンタを使用したオリジナルのデカール製作方法について話を進めて行きたいと思います。その前に、製作に必要なツールを紹介しましょう。

1)プリンタの要件
  
印刷には熱転写式のプリンタを使用します。インクはリボン式で、このインクを熱によってデカールに刷り込みます。インクジェット式プリンタでは、デカールがインクを弾いてしますので使用できません。また、印刷したデカールを対象物に貼り付けた時その下地色の影響を受けないようにする事と、発色性を良好にするために、ホワイトを予め印刷します。従って、白のインクリボンも使用できなければなりません。白を下地に印刷してから、目的の色を印刷するために、重ね印刷が必要になります。このように条件を詰めていくと、使用可能なプリンタは絞られてきます。長々と書きましたが、ポイントをまとめると、熱転写式である、白インクリボンが使える、重ね印刷が可能である事が必要です。

2)ドローイングソフト
  直線、曲線、BOX等の基本機能が使用できればどのようなソフトでも問題無いと思います。レイヤ機能はあれば便利です。日頃使い慣れたソフトでかまいません。

3)クリアデカール
  クリアデカールは次の2社から販売されています。ウエーブ製はB5版が3枚、モデラーズ製は、B6版が1枚入っています。プリンタで印刷するなら、ウエーブ製を使用した方が便利でしょう。

4)スキャナもしくはデジカメ
  
1からデザインするには必要ありませんが、オリジナルがあってそのコピーを作りたいといった場合、スキャナやデジカメでイメージを取り込み、そのイメージをトレースした方が効率が良い場合があります。必ずしも必要ではなく、あれば便利といったところです。

 

PCでデカろう

それでは、オリジナルデカールを作ってみましょう。

1)図案の作成
  ドローイングソフトを使用して、図案を描きます。次のポイントに注意して、図は白インクで印刷する下地用とカラー印刷用の同じ図案を描画してください。レイヤ機能がある場合は、下地用とカラー印刷用にレイヤを分ければよいでしょう。

a.極力プリンタヘッドの走査方向に文字/図の長手方向を描く。
 これは、図を描画する時のスキャン回数を減らすことにより、むらの無い印字品質を保つためです。

b.同じ図案を複数配置する。
 印刷する図が細かくなるほど、かすれが多くなり、デザイン通り印刷される確率が小さくなります。インクの転写がインレタ表面の平滑性によるところが大きいため、上手く印刷されたとしても剥がれてしまう場合があります。

c.所要のサイズの数倍の大きさで描画する。
 
あまり大きなサイズで描画してしまうと、実寸に縮小した時、細かなところが潰れてしまう事があります。

2)印刷
  重ね印刷モードにし、最初に白下地を印刷します。印刷が完了すると排紙されずに再度印刷可能となるので、カラー印刷用図案を印刷します。

3)コーティング
  印刷したデカールにトップコートを一吹きして、表面保護をしておきます。トップコートを吹いた場合、再度印刷はできないので注意して下さい。

4)切り出し、貼り付け
  丁寧に切り出し後、水に浸して台紙を剥し、デカールを対象物に貼ります。この時綿棒で水分と気泡を押し出しながらデカールを密着させます。その後、マークソフターを使用すればデカールが軟化するので、より密着性が増します。この場合、デカールの位置修正は難しくなるので慎重に作業して下さい。

 

ハイテク編

デカールを貼った後、その段差が気になる場合の対処方です。失敗すると目も当てられないので、自信のある方は挑戦してみて下さい。

1)デカールを貼った対象物にクリアを吹く。(デカールは十分乾燥させておいてください。)
2)1000番程度の耐水ペーパでデカールを研磨する。
3)再度クリアを吹いて、十分乾燥した後、耐水ペーパでデカールを研磨し、クリアを吹く。

ボディを研磨し過ぎないように十分な注意を必要とします。

 

 

HOME


本サイト上のコンテンツ(情報・資料・画像等)の無断転載を禁止します。
Copyright © 2000-2006 CMF All rights reserved.