エアブラシ徹底分解

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     エアブラシ(W製ハンドピース)の調子が悪くなったので、メーカーに修理依頼したところ、とどめを刺されて戻ってきた。 一般流通しているハンドピースではなく、特殊なハンドピースと云うから修理に出したのに! おまけに、ニードルの先端も曲げられていた。 (-_-#)
 修復のしようがないので、細部まで分解し、一般のハンドピースと何処が違うのか分解して確かめる事にしました。 エアブラシ未体験の方は、既出のエアブラシ導入ガイドと併せて参考にして下さい。
   

 

ハンドピースの分解

 分解写真

 上記の写真の様に、ハンドピースを分解してみました。

1)エアキャップ
  
ノズルから塗料を均等に吹き出させるためや、ニードルの先端を保護するためのパーツ。

2)ハンドピース本体
  上に付いているカップには、粘度を調整した塗料を入れておく。 塗料は先端のノズルを通り、ノズル周りから吹き出るエアーの負圧によって吸い出される。

3)バルブ開閉ピン
  このピンが押されてバルブを開く事により、ハンドピースの先端からエアー導くためのトリガーとなる。

4)レバー
  
ダブルアクションの場合、レバーを押下すると、バルブ開閉ピンが押される。 また、このピンをテールキャップ側に倒すと、塗料が吹き出す。


5)プランジャガイド
  
レバーとプランジャの間にあって、プランジャをスムースに移動させるためのパーツ。


6)テールキャップ
  
プランジャや、ニードルを保護するキャップ。


7)ニードル
  
ノズルから吹き出す塗料の量を調整するためのもので、先端は鋭く、取り扱いには注意が必要。


8)バルブボディー

  
ボディーの中には、バルブ(弁)が入っており、このバルブの開閉により、コンプレッサから供給されたエアーを制御するためのもの。


9)プランジャ
  
ニードルを中心の位置に保持すると同時に、レバーのポジションをニードル伝えるためのパーツ



どうして特殊なハンドピースのか?

 バルブ

 上の写真は、バルブボディーを二次側から見た物です。 左は、特殊だと言われたハンドピースに取付けられていたバルブボディーで、右は、バーニーの113Cに取り付けれられていたバルブボディーです。 両者の違いは、バルブが埋め込まれているかいないかです。 バルブが無ければ常時エアーが、1次側から2次側に通り、バルブが組み込まれている場合は、バルブ(写真右、バルブボディー中心のピン)を押さなければ、2次側にエアーが行きません。
 それ以外、形状は全く同じで、左側のバルブボディーを、113Cに取り付けたら、シングルアクションに変身しました。 また、バルブは1次側から簡単に取り外す事ができるのです。 この事を含めて、サービスパーツの品番や、他社の流用可能な部品等の内容が取説には書かれておらず、ユーザーに二重投資させる可能性もあるのです。


結論
 W製ハンドピースは特殊でもなく、ダブルアクションのバルブを取り外し、シングルアクションにしただけであった。 セットに含まれているコンプレッサーは、観賞魚用を流用してると思われ、ダブルアクションのハンドピースを接続すると、コンプレッサーに負荷が掛かるためシングルアクション化されたハンドピースしか接続できないのである。 安いコンプレッサーを使うために、専用ハンドピースを仕立てた様な製品であった。
 ダブルアクションに対応したコンプレッサは、圧力スイッチによって自動的にコンプレッサがオンーオフするため、高額になるが、常時コンプレッサーが廻っているより、うるさくないし、経済的だと、最近思うようになりました。
 
ハンドピースとコンプレッサーがセットになった製品を購入する場合は、安いだけで選択せず、稼働率、メンテナンスコスト、十分なサポートが得られるかを考える事が大切です。

 

 

 

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