「化石は大洪水によってできた」

 進化論者はこれまで、全世界をおおっている地層は非常に長い年月をかけてゆっくり堆積してきたものだと主張してきた。その中に見いだされる様々な化石は、各地層が堆積したとき、その時代に生きていたものが化石となったのであると。

しかし、地層は長い年月をかけてゆっくり堆積したのではなく、ノアの洪水の際に一挙に形成されたのである。また地層内の化石も、その多くは、ノアの大洪水の際に地層内に閉じこめられた生物の遺骸が化石化したものである。

 地層が長い年月をかけてゆっくり堆積したような場合は、化石は決して形成されない。化石は大洪水のような“激変”的な過程がないと決してできない。

 動植物が崩壊しないようにすばやく葬られ、そしてその後、温存されなければ化石はできない。もしゆっくり土砂が堆積していったとすると、生物は化石になる前に腐敗し、分解されてしまい、骨格をとどめることができない。風化してしまうのである。
 たとえば、犬が地面の上で死んだとき、それがゆっくり土の中に埋もれて、そのまま化石になることは絶対にない。魚が死んだとき、それが静かに海底に沈んで、化石になることもない。それらは化石になる前に腐敗してしまうからである。

 だから、化石が形成されるということは、生物が何らかの激変的過程によって厚い堆積層の中に「すばやく葬られ」、空気とバクテリヤから遮断され、高圧力下に置かれたことを示している。この激変的過程として、ノアの大洪水は最も適切な説明を与える。

「化石は短期間で形成される」
 生物の遺骸は、急速に葬り去られ、高圧力下に安定して置かれると、比較的短期間で化石化する。化石とは生物の遺骸が“石”化したものだが、これは化学変化の一つにすぎない。
同じ物質でも、高圧力をかけると、全く違う性質になる。いい例が人工ダイヤモンドである。これは炭を高圧力下で閉じこめて作ったものである。炭から人工ダイヤモンドを作るのに何万年もの歳月を必要としない。最近ではピーナツバターから人工ダイヤモンドを作ったり、ビーカーの中でオパールを作ることにも成功している。
 
今日、世界各地に生物の化石が出土するが、その大部分は約四千五百年前のノアの大洪水のときに形成されたと創造論者は考えている。
「創造論の世界」(徳間書店)