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ルートバーントラック(Routeburn Track)
ルートバーントラックの体験記です。[ ]内は実際の所要時間で、休憩時間も含まれています。
→コース地図(別ウィンドウで開きます)はこちら

1日目 Routeburn ShelterからRouteburn Falls Hutへ[2時間30分]
昨晩はクィーンズタウンに泊まったので、少し早めに起きて車でグレノーキーへ向かいます。天気のほうはちょっと雲行きが怪しい感じ。順調にグレノーキーに到着し、とりあえずDOCに寄ってみました。今日からルートバーンを歩くというのにまだマップを買っていなかったので、ここで購入。スタッフのおばさんに「これからルートバーンに行くんだけど、ごみ袋もらえますか?」とちゃっかりDOCの黄色いビニール袋をゲット!(←これって便利ですよね、丈夫だし。ごみ入れにはもったいない!)

トラックのスタート地点であるルートバーンシェルターまではシャトルバスに乗るので、まずは車を預けるためにホリデーパークへ。前に一度このホリデーパークを利用したときにも預かってもらっていたので、すんなり駐車場へ移動完了です。バックパックを降ろし、シャトルバス乗り場(ホリデーパークの売店前)に向かいます。予想通りルートバーンに向かう人はたくさんいて、シャトルは満席状態。外は少し雨がぱらついているようでした。

ルートバーンルートバーンシェルターに到着した時には小雨が降っていました。さっそくカッパを着て出発です。始めは平坦で歩きやすい道を川に沿って進みます。川の色が緑色ですごくきれいだし、苔に覆われた地面や樹木もいい感じです。しばらくすると雨は止み、晴れ間も見えてきました。

いいペースでどんどん進むと、あっという間にルートバーンフラッツハットとルートバーンフォールズハットの分岐点に到着しました(約1時間30分の道のり)。早速にも、ガイドウォークに参加している日本人の団体さん(おじさん、おばさんたち)とすれちがいました。さすがルートバーン!

ここから道は登りになります。さっきに比べればかなりのペースダウンですが、ゆっくりのぼって1時間ほどでルートバーンフォールズハットに到着しました。想像していた以上に立派できれいなハット。1996年に建て替えられたばかりだそうで、トイレもなんと水洗トイレです。まだ数人しか到着していなかったので、先にいい場所のベッドを確保し、さっそくお茶タイムです。

ルートバーンフォールズハットのすぐそばにはルートバーンフォールズがあります。一風変わった形で、大きな岩がたくさんあるところを水が入り組んで流れている様子はなかなか印象深いです。

Akiwiが「せっかく晴れてるからコニカルヒル目指して行ってみるか〜。」と言うので、滝を満喫したあと歩いてみることにしました。あちこちに沼があったり水が流れていたり大岩があったりと、飽きない景色が続きます。でもしばらくして「雲が出てきたし、時間もかかりそうやから今日はこのへんまでにしとくか。」ということで、途中で引き返すことにしました。するとハットに戻ったあとすぐに大雨が!危機一髪でした。

雨の中、午後のシャトルでやってきたトランパーが続々とやってきます。かわいそうにみんなずぶ濡れ。ハットの外壁にはフックがあり、みんな服や靴を乾かしています。しかしこんな時に気をつけたいのがケア(Kea)という大きな鳥。特に靴が大好きで、かじられたら最後、ボロボロにされますのでご注意を。朝起きたら「あ〜っ!靴がぁ〜!!」なんて、しゃれになりませんよね。

2日目 Routeburn Falls HutからLake Mackenzie Hutへ[5時間]
今日はまだ2月1日だというのに昨夜はかなり冷え込みました。朝起きると一応天気は回復に向かっているようで、空は晴れていました。昨日のワーデンの話じゃないけど、周りの人はまだお休み中。静かに起きて準備を始めます。

レイクハリスハットを出発し、今日のハイライトであるコニカルヒルをめざします。しばらくは昨日歩いた道だったので心に余裕がありましたが、道はハリスサドルに向かって上っていきます。このあたりの道は岩や石がありやや歩きにくい感じ。雨が降っていたら滑りそうです。しばらく行くと右手にレイクハリスが見えてきました。歩きながらふと遠くを見れば山々に雪が残っています。いい感じ!

コニカルヒルから素晴らしい景色に感動しつつ歩いていくと、ハットから1時間10分でハリスサドルに到着。さっそくシェルターに荷物を置いてコニカルヒルに向かいます。雲行きが少し怪しくなってきたので、Akiwiは先に急いで行ってしまいました。私はそんなに早く登れないのでマイペースでゆっくり登ります。最初は登りやすい道ですが、すぐに岩の間をよじ登るような感じになります。雨が降った後はきっと滑りやすいと思います。ところどころにスノーポールが立っているので、それにしたがって行けばやがて頂上に到着。私で35分くらいで登れたと思います。かなりゆっくり登っても1時間はかからないでしょう。私が頂上に着いた時には雲が出始めていましたが、なかなかのながめでした。快晴だったらもっと良かっただろうに…。写真を撮って、休憩がてらぼ〜っとしてたら寒くなってきたので下山することに。下りは道の周りに咲いているいろいろな花の写真をたくさん撮って大満足でした。

ここからは、ホリフォードバレーの景色を楽しみながらレイクマッケンジーハットを目指します。あちこちにマウンテンデイジーの花が咲き、まさに私が思っていたルートバーンのイメージにぴったり。このあたりからディバイド(ミルフォード)側から歩いてくるトランパーと頻繁にすれちがうようになりました。もちろんガイドウォークに参加している団体さんにもたくさん会いましたが、やはりここは日本人に大人気のようです。これほど日本人ハイカーを見たのはこことマウントクックくらい。

ニュージーでも日本人のおばちゃんたち(耳に入るのはやはり関西弁)の大ボケぶりは健在でした。「こんにちは〜」と言ってくれるのでこちらも「こんにちは〜」と答えると、すれ違いざまに「いや〜!日本語が通じるんやね〜。」と一言…。さらに別のおばちゃんは「日本語上手やね〜。」と本気で感心している様子。いやいや通じるもなんも、思いっきり日本人なんですが…。ほんまに関西のおばちゃんには参りました。さすがです。

こんな感じで別の意味でも楽しんで歩いていると、途中でホリフォードロード(Gunn's Camp)へ下りていくデッドマンズトラックとの分岐点がありました。ルートバーンに他のトラックへの分岐があるなんて意外な感じです。でも「…これっ?」という感じの道で、一応スノーポールは立っていましたが草がぼうぼうであまり人が歩いていない様子でした。Gunn's Campに泊まってからホリフォードトラックを目指す人が通るのでしょうか?

レイクマッケンジーそしてついに眼下にレイクマッケンジーが見えてきました。湖は濃い緑色をしていて、誰かが作ったんじゃないの?と思うほどきれいな(不思議な?)色です。このあたりからマッケンジーハットに向けて一気に下って行きます。道は岩が多くてやや歩きづらく、しかも思ったより長い下りでした。ハットが見えてからが遠いので、気分的に疲れました。やっとブッシュの中へ入ると苔がたくさん生えていてきれいでしたが、やや歩きにくいです。ようやくブッシュを抜けたところでハットに到着。はぁ〜、お疲れさま。

ハットの前にあるレイクマッケンジーは近くで見ても緑色でとてもきれいです。湖岸には大きな岩がごろごろあって何とも言えない雰囲気を醸し出しています。この美しい水を汚さないように「石鹸類の使用禁止」といった内容の注意書きがあったと思いますが、ここでシャンプーしたり身体を洗ったりする非常識な人がいるということでしょうか。ただ水の中に入るだけならOKみたいですけどね。

エミリーパス方面実は湖に沿ってトラックがあるので、もっと奥地まで入っていけます。でも全く整備されておらず、山の中を無理矢理通ってできた道という感じなので、結構苦労します。レイクマッケンジーは周りを山に囲まれていて波が立たないので、湖面にその山々が写りこみ、まるで写真のように美しい景色を楽しめます。この奥地へ続くトラックは「一体どこへ続くんだろう?」という感じでどんどん森の中へ入っていきますが、これは湖の奥に見えていたエミリーパスへ向かうトラックのようです。

3日目 Lake Mackenzie HutからLake Howdenへ[2時間30分]
朝、天窓から見えた外はかなり霧が出ているようでした。外へ出てみると湖の上に霧がかかってとても幻想的な雰囲気。朝ご飯のあと、まず朝のお散歩に湖沿いのトラックを歩きました。奥地まで行って写真を撮り、レイクマッケンジーの景色を満喫。その帰り道に別のトラックで一緒だった人たちにばったり遭遇!みんな歩くところは同じなんですね。

アーランドフォールズ今日は右手に雪山を見ながらひたすらブッシュウォークです。始めに上ったらそのあとはずっと下る感じのコース。途中にあるアーランドフォールズは高さ80mの迫力ある滝です。滝の真下を通るので水しぶきがかかりますが、晴れていればいい休憩場所です。でも風が強いと水しぶきがかなり舞うので寒い日にはおすすめしませんが…。私たちも写真だけ撮ってさっさと通り過ぎました(濡れない休憩場所をすでに占拠されてたもので)。

休憩なしでさくさく進んで行くと、2時間30分ほどでホーデンハットに到着。普通はここでお昼休憩をしたり荷物だけ置いてキーサミットへ行ったりしてから、今日中にディバイドへ向かうのが一般的ですが(ハットから約1時間でフィニッシュです)、私たちは明日からグリーンストーントラックに入るため、今日はここに泊まります。

キーサミットベッドを確保し昼食をとったあと、身軽な格好でキーサミットに向かいます。予定では1時間30分となっていましたが、身軽なうえに上りが緩やかだったので30分くらいで頂上に着いてしまいました。ここには30分程で一周できるネイチャーウォーク(Nature Walk)があります。スタート地点には、この地域の地形や植物に関する説明書(パンフレット)があるのでそれを見ながら歩くとわかりやすいでしょう。なんと親切なことに日本語版もあるのですが、持ち帰りは不可です。あしからず。日本語版は枚数が少ないので団体さんが多い時にはお目にかかれないこともあるかもしれません。またここからはマウントクリスティーナやレイクマリアンを遠望することができますし、天気のいい日には少し足をのばしてリッジトラックを歩くこともできます。

リッジトラックから見たグリーンストーン方面レイクマリアンのView Pointというのがあるのですが、はっきり言ってちっともビューポイントではありません。キーサミットの奥にはリッジトラックが続いているので、そちらの方に行ってみることにしました。途中のブッシュを通る道は少しぬかるんでいて歩きにくい所もありますが、だんだんレイクマリアンもきれいに見えてくるし、ブッシュをぬけるととても素晴らしい景色を見ることができます。しばらく行くとまたまた日本人の4人組とすれ違いました。「この先に大きいケルンのある丘があるんですけど、とってもステキなところですよ〜。」とおばさんもゴキゲンな様子。そのあと私たちも大きなケルンに到着し、景色を堪能しました。今日は見事な快晴!このリッジトラックはさらにピーク1538へと続きますが、明日マッケラーハット側から1538に登る予定なので今日はここまでにしました。とても気持ちのいいリッジウォークを満喫できました。
*ピーク1538へのトラックについてはこちら

私たちはホーデンハットに泊まりましたが、マッケンジーハットからマッケラーハット(グリーンストーントラック上のハット)まで続けて歩いても4時間30分程度なので、あえて泊まる必要はありません。逆にその分ホーデンハットの宿泊者が少ないので、静かな雰囲気を楽しめます。今回は、ここに泊まると3泊目となり今日の分が半額になるというので泊まってみました。時間に余裕がある人はぜひどうぞ。

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