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リーズダートトラック
【もっとも近い町】
もっとも近いのはグレノーキーですが、トランピングの準備(買い物)をしたり長期滞在するならクィーンズタウンのほうが何かと便利です。
Glenorchy
クィーンズタウンの北に位置する小さな町。DOC、ホリデーパーク&バックパッカーズ、売店などがあります。ここの売店前からリースダートトラックやルートバーントラック方面などへ向かうシャトルバスが発着しています。実際にはクィーンズタウン-グレノーキー間のシャトルがあるので(所要時間約40分)、ここに泊まる人は少ないようです。車で来た人はホリデーパークに預けておくこともできます(無料)。
グレノーキーの宿泊施設
キャビンがたくさんあるのでトランピングの準備をするのに便利です。
■Glenorchy Holiday Park and Back Packers
Queenstown
町には大きなスーパーやアウトドアショップがいくつかあるので、トランピングの準備をするには大変便利なところです。もちろんDOCには周辺のトラック情報がたくさんあるので要チェック。冬には周囲の山々に雪が積もりウィンタースポーツの町へと大変身するので、一年を通して賑やかな雰囲気です。
クィーンズタウンの宿泊施設
下記ホリデーパークの他にもホテル、バックパッカーズなどがあります。
■Lakeview Holiday Park
■Queenstown Holiday Park 'Creeksyde'

【トラックまでのアクセス】
リースダートトラックはグレノーキーを拠点としたループトラックとして知られていますが、厳密に言えばトラックのスタート地点とフィニッシュ地点は別の場所になります。それぞれグレノーキーからシャトルバスが運行されていますのでアクセスには問題ありません。

Muddy Creek Car Park
リーストラック側のスタート/フィニッシュ地点。リース川沿いに北上すると道路の終点が駐車場になっています。そこから先にも4WD用の道が続きますが、突然川が増水して横断できなくなることもあるのでMuddy Creekから先には駐車しないようにしましょう。

Chinamans Bluff Car Park
ダートトラック側のスタート/フィニッシュ地点。ダート川沿いに北上すると道路の終点付近が駐車場になっています。ただしこのあたりは悪天候時には通行できませんので、車が進入できるのはさらに6km手前(グレノーキー側)にあるParadise Car Parkまでとなります。

ダート川の中流(Sandy Bluff)からジェットボートまたはカヌーを利用して帰ることも可能です。ただしこれらを利用する場合は事前の予約が必要です。
自家用車でのアクセス
トラックの両端には小さな駐車場がありますので、どちらかのトラックのみを往復するならば車でアクセスすることも可能です。ただし天候によっては通行不能にもなりかねないので、ここはシャトルバスを利用することをおすすめします。
グレノーキーから各トラックの入口まではほとんどが未舗装道路(グラベルロード)。道はでこぼこが多く、さらに途中で川(Creek)を何本か渡ることになります。天気のいい日はそれほどでもありませんが、少しでも雨が降ると急速に増水しそうな感じでした。私たちが乗ったシャトルバスは普通の小型バスでしたが、それでも川を越えるときに底をガリッ!とすごい音をたててこすっていました(ドライバーのお兄さんは何事もなかったように進んでいきましたけど)。この道は普通車だとかなり危険かも…と思いました。

【シーズン&天気】
このトラックはリースサドル越え(標高1447m)が含まれており、雪が積もった状態では雪崩の危険があるため容易に通行することはできません。このサドル付近を含め冬季には積雪がありますので、一般的には夏季(12〜3月頃)に歩くことをおすすめします。ダートハットからのカスケードサドル方面へのサイドトリップはなおさら天候の影響を受けやすいので、ここを歩く予定の人は特に季節と天候に留意してプランを立ててください。

リースサドルとダートハットの間にあるUpper Snowy bridgeは、積雪による損傷を防ぐため冬から春(5〜11月頃)の間は取り除かれます(橋がない期間は川の渡渉が必須です)。橋の設置時期についてはその年の天候にもよりますので、事前にDOCで確認することをおすすめします。川の渡渉、積雪などがあるとコースの難易度があがりますので、自信のない人はこの時期を避けるほうが無難でしょう。

リースダートトラックは終始川に沿って歩くトラックです。特にリース川の25 Mile Creek付近と、ダートハットからダレイズフラットハットの間にある沢越えは、大雨のあとには水が急速に増水するので危険です。どちらも橋はなく、特に後者は増水時には通行不能になることもあるそうですので注意が必要です。
寒さ対策
私たちが歩いたのは1月末でしたが、初日が雨ということもあってとにかく寒かったです。リース川に沿って歩く草原部分は雨が降ると一面ぐしょぐしょ。まるで一面が湿地帯のようでした。
天候が変わりやすいので、夏といえども寒さ対策&着替えの服は必ず準備していきましょう。よく考えてみればここは氷河があるようなところですから、寒くて当たり前なのかもしれませんね。



【トラックについて】
基本的には川沿いを歩くコース。全般的によく整備されていて、そのほとんどが高低差の少ない比較的歩きやすいトラックとなっています。一番の急坂といえばリースサドル越えですが、道がわかりやすく距離も短いので、雪のない夏季であればそれほどの難所ではありません。

リース川に沿って歩く草原部分にはケルンやスノーポールがありますが、いくつもの踏み分け道があるので本来のトラックがわかりづらくなっています。ぼーっと歩いているとトラックを外れてしまうこともしばしば。視界が開けているので迷うことはありませんが、気づけばだんだんぬかるみが深くなり腰まで埋まってしまったという人も複数います。

サドル越え前後の道はDOCパンフレットによるとトラックではなくルートに区分されていますが、ケルンやスノーポールがあるので注意して歩けば大丈夫です。しかし特にサドル手前(Muddy Creek側)ではいろんな踏み分け道がしっかりついているので、本来のトラックを見失った人が多かったようです(あとで聞いてみると10人近くもの人がトラックを見失ったそうです)。しかしこの区間に関していえば、もしトラックを外れてしまってもどこかで修復可能…なはずです。(なんとそのままぶち当たった崖をよじ登ったというツワモノもいましたが…。)

このトラック上には山小屋のほかにキャンプ指定地があります。夏の混雑期にはテントを持って行って、静かな夜を過ごすというのもいいでしょう(体力に余裕があれば、ですが)。ちょっと変わったところでは岩屋(Rock Bivvy)があります。普段のキャンプとは一味違った雰囲気が楽しめるかも。

このトラックは平坦な部分が多いので、河原や草原でもテントを張れそうな感じでした。実際に河原で野宿をしていた人を発見したのですが、これはルール違反!みんながそんなことしたらどうなるか、考えてみてください。指定された場所以外でのキャンプは絶対にしないでくださいね。
飲める?飲めない?
リースダートトラックの周辺にある川にはジアルディアという寄生虫がいると言われています。そこで山小屋のワーデンに「ここの水って沸騰させなくても飲めますか?」と聞いてみたところ、あっさり「ええ!大丈夫。飲めるわよ。」との答えが返ってきました。ぇえっ?
Akiwiにそう言うと「そりゃあ小屋の水は基本的に雨水やから飲めんことはないやろけど、虫が踊ってる場合もあるしなぁ。」と一言。むむむ。結局、「私は大丈夫だけど、あなたが心配だったら沸かしたら?」というワーデンの言葉に素直にうなづいたのでした。それにしても現地の人は免疫がついてるのか、川の水を飲んでも平気ですよねぇ。
う〜む、ふしぎ。



カスケードサドルルート方面

雪と氷河に覆われた山々。思わずカスケードサドル方面に行って見たくなりませんか?

【実際に歩いた感想】
なんていう花かなぁ?(^_^;)私たちのトランピング体験'第2弾'がこのトラックでした。体力&やる気十分のAkiwiに比べ、まだまだひ弱な私は初の5 days trampingでうれしいやら苦しいやら…。食料から何からをほとんどAkiwiにもってもらうという状態でなんとか無事に完歩できました。

もともと山歩きと縁がなかった私にとってはリースダートトラックで見た景色は素晴らしいの一言で、コース上とくに難しい部分もなく楽しく歩くことができました。ダート川の色はミルキーブルー、遠くの山々には真っ白い氷河と雪。後半は天気にも恵まれて最高のトランピングでした。このトラックほど一度にいろんな景色が楽しめるコースはないんじゃないかと思うくらいです。なんといってもバックカントリートラックなので、山小屋代も安いしそれほど混雑した印象ではありませんでした。夏季にはワーデンもいるので安心です。

今回私たちはダートハットに連泊し、4泊5日の行程にしました。もちろんカスケードサドルルートに行くためです。このルートはデイウォークにしてもかなりの長丁場で体力は必要ですが、そのぶん氷河やマウントアスパアリングが間近に見れるので行ってみる価値は大です。このマウントアスパイアリングというのは、ワナカの町からは見えません。自分の足で歩いて近づいた人だけが見れる美しい山なのです。

Akiwiは「リースダートトラックだけではちょっと物足りない感じがするかも…」と言っていましたが、もちろん本来のコースだけでも十分楽しめる素晴らしいトラックだと思います。ですが、せっかくですのでちょっと足を伸ばしてみることをおすすめします。途中にあるダートグレイシャーだけでも一見の価値ありなので、ちょっとがんばって行ってみてくださいね。
やっぱりここにも
こんな山間の涼しいところでも、ニュージーランド名物のあれは攻撃の手をゆるめてはくれませんでした。雨が降ったら多少は少なくなるようですが、標高の低いShelter Rock HutとDaleys Flat Hutにはわんさかいましたねぇ。え?何かって?経験者にはもうおわかりですよね。そう、トランパーを餌食にする小さな吸血鬼、サンドフライです(私たちは彼らにD=ディという愛称をつけて呼んでいました。といっても愛着はわきませんでしたけど)。
特にDaleys Flat Hutにはおびただしい数のDがいました。ベッドルームには一応網戸があって、それにびっちりと張り付いていたのがすごくキモチ悪かった…(ToT)。もちろんトラック上(特に河原)にもたくさんいたので、休憩はブッシュの中でしました。





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