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ラキウラトラック(Rakiura Track)
ラキウラトラック体験記その2(4〜6日目)です。
[ ]内は実際の所要時間で、休憩時間も含まれています。
→コース地図(別ウィンドウで開きます)はこちら

4日目 Chrismas Village HutからPort William Hutへ[9時間]
きのうは静かな山小屋泊まりを満喫できて、もうかなり大満足(^-^)

水平線に浮かぶ丸い月が海に映ってとってもきれいだったし、月明かりが青白く光って幻想的な雰囲気をかもし出していたのもGOOD!!あんなに月が明るいと少し怖いかも…(何か出そう?)
さらに海岸に打ち寄せる波音がBGMとなってロマンチックな夜を演出!って感じでした(しかし隣でくか〜っと爆睡するAkiwi)。

ご来光〜ここは朝日をおがむにも絶好のロケーションだったようで、朝日好き(?)なAkiwiは早朝から起き出して日の出を撮影してたらしいです(もちろんくか〜っと爆睡中の私…)。

このハットはきれいだし、広いし、トイレはウッドチップ使用のコンポストトイレで臭くないし(チップ切れなら臭い…)、目の前がすぐビーチだし…と、いいことづくめでした。すっかりお気に入り(^-^)
もう一つ言うと天気のいい日に泊まると完璧!です。

さて、今日は折り返し日。ポートウイリアムハットまでの長い道のりを帰らなくてはなりません。
はぁ、また魔の9時間トランピングかぁ〜(T_T)覚悟はできているものの、ものすご〜く気が重いまま出発。

見えます?ボコボコの地面が…山小屋を出るとまたすぐに泥との格闘が始まりました。目新しいものは全くなく、またしてもだんだんと不機嫌になってくる私たち。私の進みがあまりにもトロいので、とうとうAkiwiのイライラが頂点に達しようとしていました。

「いちいち(泥を)よけてたら進まへんやろ!普通に歩いても滅多なことじゃ(泥に)はまらへんねんっ!」
そう言うとAkiwiはお手本を見せるべく、どんどん泥だまりの中を歩いて行きました。「ほら!平気やん!」

するとその時、こともあろうかAkiwiの片足がふか〜い泥だまりに「とっぷ〜ん…」と膝までハマってしまったのです!確かにここの道は、見た目に柔らかそうで硬かったり、硬そうで深かったりと、あちこちにトラップが仕掛けられている(?)ので一瞬たりとも気が抜けません。

今までほとんど汚れ知らずで来たAkiwiは…
ついにここで切れたっっ!!

まだ泥と悪戦苦闘中の私をおいて、突然ものすごい勢いで歩きだすとそのまま進んでいってしまいました。
「ちょ、ちょっとぉ!」

あわてて走って追いかけてみても、全く姿が見えません。きっとAkiwi一人やったら半分くらいの時間で歩けるに違いない、とか思いながら走っていくと、しばらくしてようやく落ち着いた(?)Akiwiを発見しました。

なんでも、早く川へ行って靴と靴下を洗いたかったそうです。機嫌を立て直したところでまたハットへ向けて再出発しました。でも走ったおかげでちょっと時間短縮!?

ようやく辺りが薄暗くなってきた頃、ポートウイリアムハットの近くまで帰ってきました。今日はきっちり9時間。あ〜、着いた着いた(^o^)

ほっとしたのも束の間、ふと下を見るとそこらへんにガスボンベのようなものがたくさん転がっていました。ん?やな予感…。不安を胸にハットへ急ぐとそこには…。

うっ、なんじゃこりゃ〜!?(TOT)
ヤな予感はみごとに的中、酔っ払いの陽気なおっちゃん連中がウヨウヨいるじゃないですかぁぁぁ…。もう何もかも占領されて最悪の夜となったのは言うまでもありません。
ほんま、勘弁してくれぇ〜…

5日目 Port William HutからNorth Arm Hutへ[5時間]
昨日の「おっちゃん大騒ぎ事件」のせいでみんな寝不足。今日こそは早く山小屋に着いてのんびりくつろぐぞ〜!と、みんなより一歩リードで出発しました。

まず、初日に来た道をノースアームハット方面との分岐点まで戻ります。出発してから分岐点までは約40分ほどの道のり。分岐点からの道は多少のアップダウンはあるものの、比較的平坦な部分が多いので楽ちんです。

しかもかなりの部分がボードウォーク(木道)で覆われているので、ぬかるんでいるようなところでも泥に悩まされることはありません。昨日までの道がああいう道だっただけに、今日の道は「こんなに歩きやすくていいの!?」とうれしくなってしまうくらいの道でした。

ちょっとうす暗い森の中を歩くこの区間は、いかにもキウイがいそうな雰囲気を醸し出しています。「もしかして、そのへんにおるんちゃう〜(*^〜^*)」と森の中を探しながら(ときどき呼びかけながら←余計逃げるっちゅうねん、と突っ込みをいれつつ)歩いてみましたが、残念ながら発見することはできませんでした。

パターソンインレットがきれい本日2つ目の橋を渡ったあたりから道は上りとなり、しばらくするとルックアウト(展望所)に到着しました。小さなミニ鉄塔みたいな展望所(?)があるので、とりあえずここで休憩することに。今日はのんびりペースで歩いてみたのですが、山小屋からここまで3時間20分といい感じのタイムです。

Akiwiと交代で鉄塔に上ると、眼下にはきれいなパターソンインレットの海岸線が見えました。どうしてかはわかりませんが、ここには蜂がたくさんいて、特に攻撃されることはないんですがやっぱり怖かったです。

蜂に歓迎されてもあんまり落ち着かないので、休憩もそこそこにまた出発です。ここから少しだけ上ったあと、道は下りになりました。これからあとはほとんど下り!とっても楽ちんです。

しばらく行くとノースウエストサーキットトラックとの分岐点(合流点?)があり、そこを過ぎたあたりからさらに海岸に向かって一気に山小屋まで下ります。あっという間にノースアームハットに到着しました。

このハットは結構大きいのですが、ラキウラトラックだけでなくノースウエスト&サザンサーキットトラックから帰ってくる人も泊まるので日によってはかなり混雑しているようです。ですからここはなるべく早く到着して、いい寝床(ベッド)を確保するに限ります。

今日はなぜかドイツの人が多くて、「いったいここはどこ?」というくらいにドイツ語が飛び交ってました。
みんな楽しそう(^-^)でもさすがにドイツ語会話には入れな〜い

6日目 North Arm HutからOban(Halfmoon Bay)へ[4時間]
とうとう最終日。結局、昨日の夜もキウイの鳴き声は聞けなかったなぁ(T_T)
最後の望みを今日のトラピングに託し、いざ出発っ!

今日の道もほとんどがボードウォーク(木道)です。とっても歩きやすくていいんですが、上り下りが階段になっているのでまさに「階段トレーニング!?」状態。これははたして楽なんか、辛いんか…悩むところです。

延々と続く階段に文句を言いつつ、キウイを探しながら歩くこと約1時間でSawdust Bayのキャンプサイトに到着しました。ここには屋根の付いた簡易シェルターと雨水タンク、トイレがあります。イス(切り株)もあるのでここでちょっと休憩タイム。

ここから先は、また例のごとく森の中のアップダウンを繰り返します。
「ぅお〜い!き〜う〜いぃ〜!!」
最後の悪あがきですが、やっぱり探してしまうキウイ君。

「そんなんばっかり言うてたらなぁ、またクレイジーキウイ(=大騒ぎするNZ人)が出るで!!」とAkiwi。た、たしかに…。
それだけはご勘弁(^_^;)

そんなアホなことを言ってるうちに、やがて道はカイピピロードへ。この道は昔のメインロードだったそうで、幅も広く平らで歩きやすいです。ここまで来ればもう散歩道と変わりません。この近くにはカイピピベイという海岸があるのですが、帰る方向と逆だったので今日は寄らず、真っすぐオーバンを目指すことに。

カイピピロードに入ってからも緩やかなアップダウンがありますが、そのうちずっと下りになり、やがて町の車道に出ます。民家がある道路をのんびり歩いていると、なんだか雲行きが怪しくなってきました。もうちょっとやから待ってくれ〜い!

急ぎ気味に道を下っていくとようやくDOCにたどり着きました。忘れないうちにインテンションカード(入山届)を返しておこうと思って立ち寄ってみたら、小降りだった雨が一気にどご〜っと大雨に!ぎりぎりセ〜フッ!!(^o^)

雨が降ってきたし、ついでなのでDOCの中にある展示コーナーを見て帰ることにしました。「おいおい、帰ってから見るなぁ〜」と自分で自分に突っ込むAkiwi。ここにはなんとスチュワートアイランドキウイの剥製と巣穴から出てくるキウイの写真がありました。

「で、でかっ!」
そうです、そうなんです。
ここのキウイは私たちの持っていたイメージより大きく、しかも巣穴は森ではなく砂浜近くの草原にあったのです。

「え゛〜!なんかイメージと違うやんかぁ…」
そりゃ探してもキウイは見つからんはずやわ。やっぱりノースウエストサーキットに行くしかないんか…(-_-;)
ちょっとやり残した感じもありつつ、生キウイはまたの機会ということにして今日は久々のフィッシャンチップスを食べて無事完結となりました。

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