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ノースウェストサーキット(North-West Circuit)
ノースウエストサーキット体験記その1(1〜2日目)です。
・[ ]内は実際の所要時間で、休憩時間も含まれています。
・体験記はその1からその6まで、計6ページあります。それぞれ1ページに2日分ずつ掲載しています。
→コース地図(別ウィンドウで開きます)はこちら

1日目 Oban(Halfmoon Bay)からBungaree Hutへ[8時間]
■どんより気分でスタート
初日はあいにくの小雨となった今回のトランピング。朝からカッパ上下を着て準備万端です。まずは前回(ラキウラトラックで)通った道をまた歩くのかぁ…(-_-)実はこの車道歩き、あんまり(全然?)おもしろくない!のです。しかも今日は雨模様。カッパに雨が当たってポツポツいう音が、なんともいえずもの悲しく感じます。

さらに今回は荷物が重いので、いつも元気なAkiwiもやや意気消沈ぎみ…。二人ともどんよりした雰囲気でホースシューベイロードを通り抜け、1時間ほどでようやくトラックのスタート地点に到着しました。小雨のなか10分ほど小休憩し、ようやく本来のトラックへいざ出発!です。

■クジラが横たわる砂浜を抜けて
入口から30分ほど歩いたところで橋を渡り、ビーチへ出ます。実は前回は満ち潮だったため、やむなく迂回路(←ドロドロ!)を通るはめになったのですが、今回はラッキーなことにすんなり砂浜を通れました。やっぱりこっちの方が断然楽チン(^▽^)

1つ目のビーチを過ぎるとすぐに次のマオリビーチに出ます。前回来たときには、なんとクジラの死体がたくさん埋まっていました。「今日はどうかな?」ビーチに近づくにつれ、あのイヤな臭いがきつく漂ってきました。ああ、まだ骨になってないねんな…。やはり分解は進んでいるものの完全ではないようでした。それにしても、どうしてこんなことに?地球に何か異変が起こっているのかなぁ。

■またしてもハズレ
クジラが横たわる砂浜を抜けてから約1時間で、またつり橋が現れました。橋を渡ったあと丘を登るとノースアームハット方面との分岐点があり、そこを通りすぎると次はマグネティックビーチへ出ます。

残念なことに、ここに着いたときにはすでに潮が満ち始めていて砂浜は通れず、しぶしぶ迂回路(High Tide Routeと呼ばれる山側のトラック)を歩くはめに(-_-;)。どうしてこっちの道がイヤかというと、ぬかるんでいるうえにややアップダウンがあるから…(時間もかかるし)。

■作戦決行
ポートウイリアムハットの近くには、開けた感じのキャンプ場があります。前回来たときにはなんとハンターのみなさんが陣取っていたのですが、今回は誰もおらず閑散としていました。もう5月だし、さすがに寒いもんね〜。出発から4時間で、ようやくポートウイリアムハットに到着です。

本当はここで泊まるのが妥当なんですが、この日は次のバンガリーハットで泊まるという作戦を立てていました。というのも、前回の経験から初日に距離をかせいでおいた方がいい、と思ったからです。しか〜し、この作戦がかなり無謀であることを、このときはまだ知るよしもなかったのです!(いや、初めからかなり無謀だったと思われる…)。

■作戦失敗!?またまた8時間の長丁場
ポートウイリアムハットを出るとしばらくは平坦で歩きやすい道が続きます(1時間くらい)。ところがしだいにアップダウンが多くなり、道もかなりぬかるんできました。今日は荷物が重い分、ますます足取りも重く…(T_T)

いきなりドロドロ
これぞノースウエストサーキットの醍醐味!?
「も、もうアカン…」と何回も休憩するAkiwi。「これ、ほんまに明るいうちに着けるんか???」と不安になってきました。季節はもう晩秋、やはり日が落ちるのも早いのです。えっ、なに?初日から野宿!?

どうにかこうにか、やっとの思いでバンガリーハットに到着しました〜!朝から計8時間の長丁場で二人ともクタクタ…。とりあえず、日没までに着けてほんとに良かった!と思ったのは言うまでもありません。この作戦、イマイチやったかも(-_-;)…ってそんなん初めっからわかっとるやろ〜!

神さまもそんな私たちにご褒美をくれたのか、今日の山小屋はたくさんのサイドフライたちをのぞけば宿泊者は私たちだけでした。やった〜(^O^)

2日目 Bungaree HutからChristmas Village Hutへ[6時間50分]
■やっぱり今日も泥だった
今朝はくもり。5月ともなると8時くらいにならないと明るくなりません。今日のコースは以前に通ったことがあるので『覚悟』はできているのですが、ここから先はまさに「泥の洗礼が待っている」といっても過言ではないくらいの凄まじい区間です。はぁ…がんばろっと。

山小屋を出発するとさっそく今日も泥まみれになりそうな気配。ま、いまさら汚れを気にしても仕方ないんですけど。でも、なぜか泥まみれになってるのはいつも私だけで、Akiwiはほとんど汚れてないんですよね〜。なんで???

何度通っても泥に慣れることはないのですが、今日はさすがに2度目とあって「こんなとこ、あったあった〜」などと余裕な感じでスタートです(…が、それも始めだけ)。

昨日の雨のせいか、今日は一段とぬかるみが激しいような気がしました(T▽T)ここを初めて歩く人は覚悟してくださいよ〜。泥だまりを避けようなんて考えはさっさと捨てたほうがいいです。どっちにしろ汚れるんですから(^_^)思いっきりハマっても、そこから脱出できなくなることはない(はず)です。

■思わぬ強敵出現!(砂浜歩きを甘くみてはいけません)
どんよりビーチ
きれいなのでお気に入りのムレイビーチ。今日は曇天模様のためかなりどんよりです。
さて、(なぜか私だけが)泥と悪戦苦闘すること2時間10分、ようやくきれいなムレイビーチ(Murray Beach)に到着しました。あ〜、やっと泥からしばし開放される〜(^o^)…と思ったら、今日もまたちょうど満潮の時に来てしまったようです(-_-;)うぅ〜

ここは浜が広いので迂回路はないのですが、水を避けて山側を歩くと、砂がとても柔らかくて大変歩きづらいのです。でも、歩いている途中でシカの足跡をたくさん見つけてちょっと得した(?)気分。ビーチの近くにはハンター小屋もあります(なんか前回に見た時よりも小屋がでっかくなってる!?)きっとこのあたりにはシカがたくさん出没するんですねぇ。シカ危うし!

長い長いビーチはとても見晴らしがいいので「あそこまで行けば砂浜ともおさらばじゃ〜」というのが一目瞭然なのですが、それが思ったより遠くてなかなかたどり着かない!勘弁してくれ〜!?

顔のまわりにまとわりつくサンドフライにいい加減うんざりしてきた頃、ようやくビーチの北端につり橋が。終わってみればなんとこの砂浜を延々50分も歩いていたんですね〜。はぁ、疲れた…(-o-)

橋を渡ると、うれしいことに平坦なボードウォーク(木道)が現れます。ちょっと道を外れるとスチームエンジンの残骸というものが見れるのですが、前回に見たので今回はパス。「いぇ〜い!平らな道じゃ〜(^o^)」と、ここで幸せな気分に浸っていたのですが、たった20分ほどであっけなく終了…はやっ!

■道は続くよ、どこまでも
だんだんと道は登りになり、ここから恐怖の丘越え&川渡りが始まります。この区間はひたすら「上って下りて川を渡って…」の繰り返し。もう何回繰り返したかはわかりません。エンドレスのような気もしてきますが、ありがたいことにちゃんと終わりがやって来ました。

これって道?
今まで歩いたトラックの中で一番ドロドロだった区間は延々こんな感じ。
『ここから山小屋まで本当に30分!』という看板が現れたらクリスマスビレッジハットは本当にもうすぐです。昨日、苦労してバンガリーハットまで歩いた甲斐あって、今日は7時間かからずに到着することができました。あながちこの作戦も間違いじゃなかったかな?

それに今日も山小屋には私たちだけです。遠慮なく使いたい放題でうれし〜ぃ(*^O^*)
もしかしてずっと誰にも会わずに終わったりして〜(*^ー^*)ちょっと淋しいような、うれしいような。

*ポートウイリアムハットからクリスマスビレッジハットまでの様子と、マウントアングレム登頂についての詳しいお話はこちらをどうぞ。


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