|
| ミルフォード -トップ- | ミルフォード -情報- | 待てど暮らせど… | ミルフォード -体験記- |
![]() |
| ミルフォードトラックの体験記です。[ ]内は実際の所要時間で、休憩時間も含まれています。 →コース地図(別ウィンドウで開きます)はこちら |
| 1日目 Glade WarfからClinton Hutへ[45分] |
| 初日は雨。宿の前でカッパを着て待っていると、しばらくしてシャトルバスが来ました。乗り込むとスチュワートアイランドで出会った男の子に偶然再会。彼はこのバスでディバイドまで行きルートバーントラックを歩くと言ってました。テアナウダウンズに向かうバスの中は雨のせいかみんな静か。雨になるだろうと予想はしていたものの、やっぱり晴れて欲しかったな。 テアナウダウンズから船に乗り込み、テアナウ湖を渡ります。船内には日本人の年配グループの姿も。どうやらガイド付きの日帰りトレッキングのようでした。テアナウ湖は海のように波が立ち、景色もどんより。遠くにはフィヨルドにうっすら雪がかかっているのが見えます。きれいな景色が見れたので、ちょっと気を良くしたのでした。 しばらくしてグレイドワーフに到着。テアナウ湖の水は岸辺で見るときれいな緑色でした。船をおりると‘Milford Track’と書かれたDOCの緑の看板がお出迎え。とうとうミルフォードを歩くんか〜!という感動もそこそこにして、さっそく出発です(かなり雨が強かったので写真は撮りませんでした)。 ワーフから続くトラックは4WDの道なので、幅が広く平坦です。ウォーミングアップという感じですね。しばらく歩くとGlade House(ガイドウォーク用ハット)が見えてきます。このあたりでもすでに地面に水がたまったり、道がぬかるんだりしていました。朝から雨だったから当然ですけど…。 水たまり地帯を越えるとつり橋がありました。雨の影響でClinton Riverが増水中。この川が増水するとトラックまで水があふれだし、トランパーは泳がなくてはならない…という話を聞いていたので、このまま雨が降り続くとやばいかな〜という気もしました。私たちはとりあえずセーフ! つり橋を越えると、苔に覆われたミルフォードトラックがいよいよ姿を現します。山頂にはうっすら雪がかかり、雨のせいかあちこちで小さな滝ができていました。残念ながら写真は撮れませんでしたが、噂に名高い苔の緑が雨にぬれてきれいでした。 今日のコースはClinton Hutまでなのでさほど距離がなく、少しもの足りない感じがしました。初日だからのんびり歩こうということでしょうか。元気が余っている人のために(?)ハットから15分程手前にWetland Walkwayというのがあります。ハットで荷物を降ろしてから行こうと思ったのですが、降り続く雨は止むどころか雷まで鳴り出す始末。今日のところはあきらめて明日の天気回復を待つことにしました。 |
| 2日目 Clinton HutからMintaro Hutへ[5時間] |
期待もむなしく今日も雨。昨晩はかなり冷えました。あ〜…気分はブル〜。昨日行かなかったWetland Walkwayに行くかどうか迷ったあげく、雨なのでやっぱり行かないことにしました。今日はクリントンハットを出発後、クリントン川沿いに北上するコースです。きれいな苔を見ながらブッシュウォークを楽しみます。Clinton Forksを過ぎてしばらく行くと、ブッシュを出て一気に視界が広がります。氷河に削られた谷が遠くまで続いているのが見え、トラックはその谷を通っていきます。雨の特権かどうかはわかりませんが、トラックの両側には山の上から流れ落ちる無数の滝を見ることができました。ちょっと得した気分。今日は途中晴れ間もあったので、雨が止んだのを見計らってすかさず写真を撮ったりしました。山頂には昨日よりさらに雪が積もっていてきれいです。寒い時期もいいかも、とまた得した気分。今日のコースには見どころのひとつであるHirere Fallsがあります。でもここに来るまでに名もないような(でも立派な)たくさんの滝を見てしまったのでやや感動が薄れていましたが、本来なら他の滝に比べると立派なはずです。 滝や景色を楽しみつつしばらく行くと、今度はHidden Lakeへの分岐があったので休憩がてらに行ってみました。ここは珍しいブルーダックがいるかもしれないという場所ですが、この時は「どう見ても普通のカモ」が泳いでいただけの普通の小さな湖でした。少し休憩した後メイントラックにもどり、ちょうどお昼になったのでBus Stop Shelterにて昼食タイム。ここは屋根があるので雨でもぬれずにすみました。ほかのトランパーもみんなここで休憩中。中にはガスクッカーを取り出してお湯を沸かすというマメな人もいました(私たちはめんどくさがりなもんで)。確かに寒かったですけどね。今日はこれまでずっと平坦なトラックでしたが、Ponpolona Hut(ガイドウォーク用ハット)との分岐のあたりからしだいに上りになります。いよいよ明日登るMackinnon Passに近づいていくからです。今日は途中で雨から雪に変わりました。 明日はいよいよマッキンノンパスを登るのでぜひとも晴れて欲しい!と念じていたら、だんだんと天気回復の兆しが…。なんと青空も見えます。もしハットに到着するころ天気が好転したら、バックパックを下ろして今日中にマッキンノンパスを先取りしてやろうとたくらんでいましたが、途中でまた雨が降り出したので断念。分岐から約1時間でMintaro Hutに到着しました。降り続く雨、そして雷、さらに雪、最後は雹(ヒョウ)…。明日の朝は一体どうなっているのやら?? |
| 3日目 Mintaro HutからDumpling Hutへ[7時間] |
| 朝起きて外へ出てみてびっくり!なんと一面雪に覆われていました。しかも気持ちのいい晴れ空!昨日までの天気が嘘みたいです。同じ行程で歩いていた人たちはみんな朝から大喜びでした。はやる気持ちを抑えつつ朝食を食べ、急いで準備をすまして靴を履いていたら、一番早く出ようとしていたお兄さんが「まだワーデンから出発しないようにと言われたんだよ」と教えてくれました。雪が積もっているので私たちがマッキンノンパスを越えられるかどうか調べに行ってるようです。AKiwiいわく「これぐらいなら大丈夫」らしいですが、みんなの安全のためですからチェックが必要です。それから30分ほどしてワーデンが戻ってきました。みんな心配していましたがどうやらOKが出たようです。やった〜!さっそく出発です。 トラックはミンタロハットからマッキンノンパスに向けてゆるやかに上っていきます。まだブッシュの中なので道に雪はありません。突然、Akiwiの前方から鳥が飛びかかってきました!いきなりの襲撃にびっくり!「今のってニュージーランドファルコンちゃう!?」とやや興奮気味のAkiwi。近くの木に止まっていたのでじ〜っと見ていたら、ちょうどワーデンがやってきました。「あれ、ファルコンじゃない?」と聞いてみたら、はじめ彼はケアじゃないかなと言ってましたが、言われてみると…っていう感じでしばらく観察してから「ん〜、そうかも。」とも言ってました。ファルコンなら珍しいんですけどね。 ブッシュラインを抜けると一面に広がる雪景色。どこがトラックかわかりづらいくらいに雪が積もっていますが、ワーデンが先に足跡をつけてくれているのでそれにしたがって進みます。雪はだいたいAkiwi(けっこう長身)の膝くらいまでなのでおちびな私にとってはかなりの深さ。雪道なんて慣れていないので余計に歩きづらいのなんの…。先にAkiwiが地ならし?をしながら進んでくれるものの、なかなか楽しいやら歩きにくいやらで大変でした。途中ではAkiwiが足の付け根まで埋まったり、私もわざとズボっと埋まってみたりして遊んでみました。Akiwiは本日隊のほぼ先頭を歩いていたので、雪がやわらかくてとても歩きづらかったそうです。あとからくるみなさんのためにも(?)地ならしをしたので、変に筋肉を使って余計に疲れたと言ってました。ご苦労さま。峠の途中では休憩がてら雪化粧の景色を写真に撮ったりしました。「今日は晴れているからたくさん撮れる〜!」と着々とフィルムを消化。苦労しながらつづら折りの道を上っていくと、やっとマッキンノンパスに到着! マッキンノンパスはあたり一面雪、雪、そして雪の真っ白な世界。ここにはQuintin Mackinnonの記念碑がありますが深い雪の向こうです。AKiwiがどうしてもそばで見たいと言ってずぼずぼと雪を掻き分け近づいていきました。なんと腰まで埋まったそうです。ここから少しだけ上るとこの日一番のハイポイントに到着。近くにある小沼は寒さのため凍っています。ガイドウォークの人たちはここでジュース休憩をしていました。Akiwiいわく「あれはたぶんここで昨日から冷やされてたんやで。」ほんまに?この寒い中で無茶苦茶冷えたジュースはどうなんでしょう?ガイドウォークの人たちに混ざって我々もしばし休憩タイム。AKiwiに写真を撮ってもらおうとしてたら、ガイドさん(ニュージーランダー)が代わりに撮ってくれました。親切だなぁ。隣で休憩していたおじさんは山口県から1人で来たそうです。「出発当日に大きな地震があってね、もう少しで飛行機に間に合わなかったところでした。でも無事に来れて良かったわぁ。」とおっしゃってました。感動もひとしおでしょうね。ひとごとながら、本当に良かった! さて、ここはあまりにも寒いので、ここから少しくだったところにあるシェルターに移動しました。しかしすでに人がいっぱいだったので、写真だけ撮って先に進むことにしました。 しばらくおりて行くと木にカカが止まっているのが見えましたが、遠くて写真は撮れませんでした。通常のトラックが通れないのでEmergency Trackという別道を通ることに。下りは結構急なのですべらないよう注意してゆっくり下りていきます。途中には滝がたくさんあって、Akiwiが喜んで写真をがしがし撮ってました。昨日までの雨のせいか、川の流れも滝みたいに迫力がありました。やっとQuintin Hut(ガイドウォーク用ハット)付近のシェルターに到着。ここにバックパックを置いて、ハイライトのひとつであるSutherland Fallsを見に行きます(滝までは往復1時間30分のサイドトリップとなります)。サザーランドフォールズはニュージーランド最大の滝で、3段の滝を相称してこう呼びます。上から243.4m、228.9m、103.0mで、3つ合わせるとその高さは580.3mにもなります。トラックの入口にはちゃんと看板があるので写真におさめて出発!平らな道をお散歩気分で歩いていると、今度はウェカに会いました。ガサゴソと草むらから出てきたかと思うと、、大きく羽を広げています。威嚇?? 滝までの道はきれいに整備されているので歩きやすいのですが、昨日までの雨のせいか大きな水たまりがありました。どうやっても回避できないほど道いっぱいにたまっていたので、ここで引き返す人も。といっても靴が埋まるくらいだったので、気にせずにバシャバシャと通り過ぎる私たち。こんなことで躊躇せえへんで〜。 とうとう滝下へ到着。国内最大というだけあってもの凄い迫力です!かなりの範囲で水しぶきが飛んでいるので、すでにびしょぬれです。普通のカメラは使わないほうがよさそうなので袋に入れ、防水カメラをスタンバイ。昨日ワーデンから滝の左手から滝の裏側を通り抜けることができると聞いていたので、さっそくAkiwiがチャレンジすることに。 私はしぶきを避けてちょっと遠目に見守っていましたので、ここからはAkiwiから聞いた話です。まず、通り抜けた後にどこで川を渡るか確認した後、左手から滝に近づいて行きます。裏側にまわるまでにすでにずぶ濡れ状態なのでとにかく寒い…(カッパの効力ゼロ)。風圧に耐えながら裏側にまわると寒さはましになります。滝の裏側に来たのは初めてだけど、実際に来てみるとものすごい音と水しぶき。水のカーテンのむこうには雪をかぶった山が見え不思議な感じです。よくわからないけど防水カメラで写真を撮ってみたそうです(後で現像したらほんとによくわからん写真だった…)。足元は苔が生えていて滑りやすいので要注意。反対側に抜けると虹が出ていたので、なんとか写真撮影。いざトラックのほうへ戻ろうと思ったものの、風向きのせいか水しぶきが目の前を覆って何も見えない状態(まさに台風状態)で帰れず…。仕方ないのでもう一度来た道をもどるはめになったそうです。私としては「一生懸命手を振ってあげてるのになんで戻って行くんやろ??」と思っていたら、そういうことだったんですね。納得。滝を満喫した後、寒いのでとりあえず早く帰ろうと急いで戻りました。2人ともずぶ濡れになったのでシェルターで上だけ着替えたけど、体がすっかり冷えきってともて寒かったので、Dumpling Hutまでまた急ぎました。幸い道は平坦で歩きやすかったです。途中でサザーランドフォールズを遠望できる場所があるので、その大きな姿の全貌を見るにはいいかもしれません。 ハットに着いて着替え、お茶を飲んだらようやく暖まってほっと一息。Akiwiは前庭で日向ぼっこ中。その時、草むらにウェカを発見したそうです。こんなに人間の近くまで来ているんですね。ちょうどそのとき、突然ウェカの頭上からケアが襲い掛かってくるという珍しい光景に出くわしたそうです。空から攻撃するケアが有利かと思いきや、予想に反してウェカが強かったそうです。フレンドリーなイメージとは違って意外と凶暴な鳥だったんですね。争いの原因はテリトリー争いか、因縁の対決か、本人たちのみ知るところです。 夜には今日もハットトークがあり、女性のワーデンがテープでキウイの鳴き声を聞かせてくれました。運がよければこのハットの近くでキウイの鳴き声を聞く(または姿を見る)ことができるそうです(だいたい2:00am〜4:00am頃)。さらにハットの近くにあるボードウォーク(今日歩いてきたところ)には森のグローワームがいるとのこと。さっそく懐中電灯を持ってみんなと一緒にぞろぞろ出掛けました。すると数はさほど多くないけど青い光を発するグローワームを発見!ちょっと得した気分です。残念ながらキウイの鳴き声は聞けませんでしたがよしとしましょう。 |
| 4日目 Dumpling HutからSandfly Pointへ[6時間] |
今日もいい天気。ダンプリングハットをあとにして、トラックはArthur River沿いに続きます。ハットを出たらすぐにSwimming Holeというのがあったので寄ってみました。…が、ただの川でした。な〜んだ。まあ深そうだし、夏なら泳げそうかな?今日は時間的に余裕があるので、のんびりと歩くことにしました。今日は道が平坦だからか、みんな早足でどんどん追い越されてしまいました。こんなにいい天気なのにもったいないなぁ。途中には美しいシダが何種類も生えていて、緑だけでなく赤いのもあったりしてたくさん写真におさめました。‘Prince of Wales’という名前のとおりゴージャスできれいなシダもあります。 今日の区間は歩きやすいので、写真を撮ったり休憩したりしていい感じで進んでいきます。のんびり歩いてもBoatshed Shelterまでおよそ1時間30分、そこからさらに20分ほど行くとMackay Fallsに到着です。滝を見るルックアウトポイントとBell Rockがあるので、ここで休憩することにしました。マッケイフォールズは作られたような美しい滝で、ニュージーランド観光局のパンフレットや広告に写真が使われているほど有名みたいです。ベルロックはその名の通りベルの形の岩で、大きい岩の中が空洞になっていて入ることができます。せっかくなので懐中電灯持参で入ってみました。内部は本当に釣鐘上のドームになっていて、思ったより広かったです。みんな入れ替わりたちかわり入っていました。しばしの休憩の後トラックへ戻ります。切り開かれ歩きやすいように整備された道は次の見どころであるGiant Gate Fallsへと続いていきます。途中にはシェルターがあり、晴れていればお昼休憩にちょうどいいのですが、みんながここで休憩するのでかなりの混雑。ジャイアントゲートフォールズは橋の上から見れるようになっているのですが、着いたときはちょうど逆光でした。滝写真にはうるさいAkiwiがすごく苦労したようですが、一応撮影終了。もうこの先は大きな見どころもないしサンドフライポイントに早く着いても仕方ないので、昨日の雪が溶け出してそこらじゅうが滝のようになっている風景を楽しみつつ、またのんびり歩くことにしました。途中の川にはトラウトやイール(うなぎ)を発見。水が澄んでいるので簡単に見つけられますよ。 ミルフォードトラックももう終わりに近づいてきたようです。サンドフライポイントの近くは「これこそ散歩道」と呼ぶにふさわしいような広くて平坦な道が続きます。両側には道を囲むように高い木が並んで生えていて、まさに森の遊歩道です。ゆったりした気分でこの散歩道を楽しんでいると、とうとうトラックのフィニッシュ地点サンドフライポイントに到着です。最後にあったシェルターから1時間45分の道のりでした。ボロボロの靴がたくさんかかった看板があるので、まずはそこで記念撮影。ここにはシェルター(待合小屋)とトイレがあり小さな桟橋に迎えの船がやって来るのを待ちます。シェルターは思ったより広く、座れるようになっていました。とはいってもかなりの人数がいるので、外へ出て待つことにしました。名の通りサンドフライがたくさんいますが、想像していたほどではなくちょっと残念(?)。ひそかに真っ黒い雲みたいなのを期待してたんですけどね。今日はかなりのスローペースで歩いたにもかかわらず6時間でフィニッシュできたので、ペースが遅い人でもハットを朝8時に出発すれば、船に乗り遅れることはまずないでしょう。ほとんどの人はここから船に乗るのですが、なんとサンドフライポイントからカヤックを利用してミルフォードサウンドまで帰るという手もあります。船の代わりにカヤックが迎えにくるので、2人1組になって自力で漕いで帰ります。ミルフォードサウンドはほとんど波がないので誰でも簡単に漕げるはずですが、サンドフライの大歓迎を受けることは覚悟しておいたほうがいいですよ。それさえなければ完璧なのに…。カヤック利用には事前の予約が必要らしいですが、実際には当日空きがあればその場で申し出ても乗れるようでした。 カヤック隊とわかれ、船でミルフォードサウンドまでのクルーズを楽しみます。サンドフライを気にしつつも、フィヨルドの景色を堪能。ミルフォードの桟橋に着いた頃にはもう観光客があふれんばかりでした。きれいな格好の観光客に混じってトイレに行き、せっかくだからとマイターピークの写真を撮り、無事お迎えのバスに乗り込んでテアナウへ。前もってドライバーに「フィヨルドランドホリデーパークで降ろしてね。」と頼んだのですが、「フィヨルドランド…?まあいいや、ここだって所で教えてくれよ。」と言われちょっとどきどき。でもちゃんとホリデーパークの前で止まってくれました。 |
| ミルフォード -トップ- | ミルフォード -情報- | 待てど暮らせど… | ミルフォード -体験記- |
| Copyright (C) 2002 Korora, All rights reserved. |