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| ケプラートラックの体験記です。[ ]内は実際の所要時間で、休憩時間も含まれています。 →コース地図(別ウィンドウで開きます)はこちら |
| 1日目 Control GatesからMt. Luxmore Hut[3時間40分] |
| 今日はまずまずの天気。宿から小型バスでコントロールゲートまで送ってもらい、同乗していたおじさんと別れて歩き出します。まず大きな水門の上を渡りBrod Bayを目指します。テアナウ湖に沿って平坦で歩きやすい道が続きます。途中にはシルバーアイがたくさん飛んでいましたが、あまりにじっとしてくれないので写真は撮らず。のんびりと1時間20分ほど行くと、ブロドベイに到着です。休憩がてらビーチに出てみましたが、サンドフライの襲撃にあい早々に退散。ここは一応キャンプサイトに指定されていますが、ちょっと遠慮したい感じでした。 ここからトラックは内陸に向かって上っていきます。この道もよく整備されていてとても歩きやすいです。しかもつづら折り状に上るので、山登りが苦手な人も少しずつ上れて助かります。 登り始めて1時間ほどでLimestone Bluffsが見えてきます。DOCマップによるとランチ休憩にちょうどいいと書いてあったのでそこで休憩するつもりでしたが、予想したほどすごいものではなかったので通りすぎてしまいました。残念ながらここの上りの区間はほとんど展望がききません。ときどき木々の間からテアナウ湖が見え、だんだん高度が上がっていることがわかります。ようやくブッシュラインを抜けると一気に展望がよくなり、上りも緩やかなタソック地帯になります。今まで上ってきた区間を振り返って景色を楽しみつつハットを目指します。しばらく行くと前方にラクスモアハットが見えてきました。遠目に見ても大きくて立派です。 ハットはかなりきれいですが、シーズン中はとにかく人が多いので覚悟しましょう(中高生くらいの子供も結構いました)。指定地ではキャンプもOKなので、それもひとつの手ですね。 このハットのすぐ近くには大きな鍾乳洞(ラクスモアケーブ)があります。別に入場料を取られるわけじゃないので、気軽に行って中をのぞいてみると楽しいですよ。もちろん懐中電灯などの明かりは必携です。ちょっと奥まで行きたいならヘッドランプが必要です。日本の鍾乳洞みたいに道沿いにライトがついているわけではないので、とにかく真っ暗ですから。入り口付近は外からの明かりでそれなりに明るいものの、少し奥に進むとほんとに真っ暗です。1人で行く場合でも、懐中電灯は必ず2つ以上持っていきましょう(途中で電球が切れたらしゃれになりません、まじで)。 入り口には注意書きなどが書いてある看板があるので、奥まで入ろうと思う人は読むことをおすすめします。ハットにも洞窟についての情報があったと思いますので参考に。入り口は確か階段状になっていて、降りたところはすぐに地面が湿っていてとても滑りやすいです。そして水が溜まっている部分が結構ありました。ほとんどの人がこの入り口付近で満足して帰っていくようです。私も滑りながらも少し進んでみましたが、小型のマグライトではすぐ明るさの限界となり結局すぐ引き返しました。水が降ってきて冷たいし。この鍾乳洞はかなり深く、最奥(自由に入れる限界)まで行くには時間がかかるし途中かなり狭い部分もあるようです。 このあたりは地形のせいか雲がたまりやすいようです(天気にも左右されるとは思いますが)。マウントラクスモアからテアナウ湖を見下ろしたいのであれば、雲の晴れる午後のほうがおすすめです。天気がよければハット着いた日にマウントラクスモアに登り(午後の風景)、そして次の日の朝に再度登ってまた違った景色(午前の風景)を楽しむといいですよ。マウントラクスモア頂上まではハットから往復2-3時間ほどです。 |
| 2日目 Mt. Luxmore HutからIris Burn Hutへ[5時間30分] |
今日もいい天気。ハットから外を見てみると、眼下に一面雲海が広がっています。寒いけどすごくきれい!実は私がまだぐ〜すか寝ている間にAkiwiは一足先にカメラを持って外に行っていたようです。さて、今日のコースはケプラートラックのハイライトである山岳区間。早速ハットを出発しテアナウ湖のサウスフィヨルドを見下ろしながらLuxmore Saddleを目指します。約1時間ほどで小さな看板に到着、その先がラクスモアサドルです。さらにそこから少し進むと左手にマウントラクスモアへ登るトラックがあるので、そのあたりにバックパックを置いていざマウントラクスモア山頂を目指します。 実は昨日も登ったのですが、Akiwiいわく「もちろん今日も登るで。」ということなので岩だらけのトラックを歩き始めました。トラックは途中で少し登りにくい(わかりにくい)かもしれませんが、頂上まで約15分ほどなのでどう登ってもちゃんと頂上までたどりつけるはずです。風が強いので気をつけて。天気さえ許せばぜひ寄ってみましょう。頂上から見下ろすと、湖の上に雲がたまっていてなかなかいい感じでした。ここから見る朝焼けはかなりきれいなはず。そういえば午前4時ぐらいになにやらゴソゴソしている2人組みがいましたが、もしかすると朝日を見るために早起きして出発したのかも。 朝のマウントラクスモアからの風景を満喫した後、メイントラックへ戻って歩きだします。今日のコースはラクスモアサドルを過ぎたあたりからまさにアルパインクロッシングという感じの道になります。ルートバーントラックもアルパインクロッシングコースとして有名ですが、それとはまたちょっと違った印象を受けます。それにしても今日はほんとにいい天気。2人ともご機嫌で周囲の山々や湖の景色を楽しみながら歩いていきます。トラックの途中には2つのシェルターがあり、ちょっと一休みするのにちょうどいいです。シェルターの近くにはなんとトイレもありビックリ。私たちが歩いた時にはHanging Valley Shelterのトイレを建設中だったので、さすがにもうでき上がっているでしょう。短い距離の間に2つもシェルターがあるなんてさすがグレートウォーク!と思ったのですが、Akiwiいわくこれは単なる休憩のためだけじゃなくて、この区間がとても天気が変わりやすく危険だから、という意味が大きいんじゃないかとのこと。ということは、この区間を歩くときは特に天気の動向に注意しなくてはいけないということです。開けたところを歩くので、吹きっさらし状態。強風、大雨をまともに受けます。しかも霧が出やすいので視界がとても悪くなります。短い区間だからと言っても油断は禁物ですね。あまりに悪天候ならばラクスモアハットでワーデンに足止めされるはずですが、心配ならばワーデンに聞いてから出発するほうがいいでしょう。 天気よし、景色よし、トラックコンディションよし。大満足で歩いていたらもう2つめのシェルターに到着。少しおやつタイムを取ってまた歩き出すと、そこから道はどんどん下り始めました。「あ〜…下ってる〜」楽しいアルパインクロッシングもこれで終わりかぁ…。かなりなごり惜しい気分です。ブッシュの中に入る少し手前にルックアウトがあり、マナポウリ湖が少しだけ見えました。眺めはいまいちですが、アルパインの風景を見ながら本日最後の休憩タイムとしました。「さようならぁ〜(TOT)/」後ろ髪を引かれる思いでブッシュに入り、そこから一気に次のハットまで下って行きます。ちょうどマウンテンリボンウッドの花が満開の時期で、トラック上に花がたくさん散っていました。まるで花の絨毯!きれいでした。この道を逆に登ってくることを考えるとイヤになるくらいの結構きつい下り坂でしたが、ようやく下りきったところにIris Burn Hutがありました。ハットに荷物を降ろして一息いれた後、近くにある滝に行ってみました。特に名前もない滝でしたが、思ったよりきれいな滝でした。ハットから往復30-40分ほどだし道も整備されているので、お散歩にちょうどいいですよ。 |
| 3日目 Iris Burn HutからMoturau Hutへ[4時間40分] |
| 朝、外へ出てみると、ハットのまわりは朝もやにつつまれていました。今日もすごく幻想的な風景を見ることができていい気分。しかも今日もいいお天気です。 今日はブッシュの中を歩く平坦なコースです。ハットから少し行くと上りがありますが、すぐに平坦な道に戻ります。途中、1984年の大雨で起こった地すべりの後を見たりしながら進むと、2時間ほどでRock Pointに到着。ここにはまたまたトイレがあります(なんてトイレの多いトラックなんでしょう)。そこから少し進むとすぐにロックポイントの作業小屋がありますが、中には入れません。小屋の前にテーブルと椅子が1セットだけ置いてあったので、そこでお菓子を食べてしばし休憩タイム。「あ〜、いい天気。なんてのどかなんだぁ。」でもじっとしているとサンドフライが寄ってくるので、休憩もそこそこにして歩き始めました。 今日は川に沿ってアイリスバーンの河口まで歩いて行くコース。特に大きな見どころはありませんが、のんびりとブッシュウォークを楽しめました。途中でトムティト(ブッシュに住む黒い小さな鳥)に出会いました。あまり人を恐れないのか、ニュージーランドのブッシュでは比較的よく見かけます。 のんびり歩いてようやくMoturau Hutに到着。ハットの前にはマナポウリ湖が広がっていて、とても雰囲気のいいところです。バックパックを下ろし、小さなビーチがあるのでしばらく散歩がてら遊んでみましたが、またしても大量のサンドフライに襲撃され、せっかくのまったりした感じも興ざめ。これさえなければ、かなりいい感じの場所なのに…。私たちはこのモトゥラウハットに泊まるのでのんびり過ごしていますが、ほとんどの人がこのハットには泊まらず、この先にあるRainbow Reachからシャトルバスに乗って町へ帰っていくようです。この人たちはこのハットからさらに1時間20分ほど歩かなければなりません。この日も半分以上の人がレインボーリーチを目指していたのですが、中には焦って走る人も…。逆に最後の方にはあまりにものんびり歩いている人がいて、ひとごとながら「シャトルバスに間に合わんのんちゃう?」と心配になったり。 ちなみにニュージーではシャトルの出発時間に来ていなかったら、予約があろうがなかろうがあっさりと見捨てて行くので、時間厳守に行動すべし。日本人的には「予約しているんやからちょっとくらいは待ってくれるやろう」と思ってしまいがちですが、この地ではそんな甘い考えは捨てたほうが身のためです。ニュージーランダーは遅れた人のことなどまったく心配していないように見えます。別のトラックですが、結構置いていかれた人を見たり、そういう話を聞いたりしました。ニュージーランダー的には「乗れんかったらヒッチングしたらいいねん」という感覚なんでしょうか?まあ幸いにもケプラートラックなら歩いて町まで帰れる距離ですけど…。 さて、今日のワーデンはボランティアの方で、昔は先生だったというおじさん(おじいさん?)。いかにも話し方が「先生」という感じで、マナポウリ湖のダム建設にまつわる話など興味深い話をしてくれました。話の途中に何度も「Any question?」と言うのが印象的でした。今日は静かな雰囲気でこれぞ山小屋って感じで大満足でした。夜、トイレに行った時に空を見上げると、ものすごく星がきれいでした。 |
| 4日目 Moturau HutからControl Gatesへ[4時間50分] |
| また今朝も早速外に出てみると、マナポウリ湖に朝もやがかかっていました。幻想的な感じです。今日は昨日に引き続き平坦な道のり。コントロールゲートでホリデーパークのオーナーにピックアップしてもらうので、遅れないように時計を気にしながら歩いていきます。まあどんだけのんびり行ってもまず遅れることはないだろうけど、念のため。 今日のコースは湖と川に沿って歩く道。ハットから平坦なブッシュウォークが続きます。Waiau Riverの水の色はきれいな緑色で、いかにもトラウトがいそうな感じ。ときどき覗いて探してみましたが、今日は1匹も発見できませんでした。 レインボーリーチに着くまでにWetland(湿地帯)のView Pointがありました。行ってみると、湖にはブラックスワンなどの水鳥がたくさんいて、そのあたりには「ウギャ〜!ウギャ〜!」とけたたましい鳴き声が響き渡っていました。景色だけならすごく幻想的なのに、この鳴き声はちょっとコワイ…。ハットから1時間20分ほどでレインボーリーチに到着。大きな橋があり、そこを渡ったところがシャトルバスの乗り場です。一応、屋根の付いた待合所とトイレがあります。私たちはシャトルに乗るわけではなかったのですが、暇つぶしに待合所まで行ってみました。すると突然おじさんが寄ってきて、「君たち、シャトルに乗らない?」と聞いてきました。「の〜(No)!」いかにもバス待ちって感じに見えたのは悪かったけど、ちょっと休憩してただけなんです。残念でした、まだ終わりちゃうんですよ〜。 レインボーリーチで20分ほど休憩した後、最後の道のりへ出発。道は平坦で本当によく整備されています。特にレインボーリーチのあたりからは、ほとんどが川沿いのウォーキングコースといった感じ。最後はちょっと退屈な感じもするけど、無事コントロールゲートまで戻り、おなじみDOCの緑の看板『Kepler Track』と一緒に記念撮影をしました。 |
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