☆☆☆闘病記【平成15年6月〜7月】☆☆☆

15.06.02(月):本日より、主治医の1人のA先生が転勤のため、Y先生に代わる。他のM先生、H先生は変りなし。
       :昨晩2時頃、5分位胸痛。朝の気分は普通。足などに出血痕が散見される。血小板減少の影響か?
       :本日より縦隔膜(リンパ)の放射線照射面積を右寄り3/4に縮小、脊髄・食道への直接照射が緩和される。
       :血液検査は白血球6900で正常、血小板は7000でまだまだ基準値以下。赤血球、ヘモグロビンも少ない。

15.06.03(火):朝、軽い頭痛。便は普通。足や手の皮膚の皮がむけはじめてきた。新しい皮膚と入れ替わりそうだ。
       :放射線治療。レントゲン検査。

15.06.04(水):午前中、軽い頭痛。便は普通。痰も少し。放射線治療。白血球6400で正常、血小板9900で上がってきた。
       :赤血球とヘモグロビンが少ない。抗がん剤投与後、3週間たつのでそろそろ上がる頃だが?

15.06.05(木):昨夜19時過ぎ胸痛10分位、便は普通。やはり軽い頭痛、枕の高さを今晩より変えてみるか?
       :放射線治療。脱毛も落ち着いたので病院の床屋で散髪、坊主頭でサッパリ(¥3000)、何時生えるのか?

15.06.06(金):放射線治療。白血球5500で正常、血小板15100今一、赤血球・ヘモグロビン等は基準値よりかなり下。
       :M先生の話では抗がん剤と放射線のダブルパンチで赤血球類は上がるのが遅いとのことで人為的に上げる
        場合は輸血しかないとのことで、輸血は絶対にいやだと思っている。結局、無理しない治療は長くなるのか?
       :15時30分よりCT検査、キャンサーの状況検査です、どのようになっているかは来週のお楽しみ?

15.06.07(土)〜15.06.08(日):外泊、リフレッシュ最高、でも放射線の影響で胸が痛い、特に食事時は胸につかえる感じ。

15.06.09(月):放射線治療が第4週目。食道の痛みや引っかかりのため、食道緩和剤を20ml(今までの倍)に増やす。
       :採血結果は白血球3800で下がる、血小板は27500で正常、赤血球258・ヘモグロビン横ばい。
       :M先生より先週のCT検査の説明があり、キャンサーは形を留めない程、消えかかっているとのこと、凄い。

15.06.10(火):朝、気分普通、枕を変えたら朝の頭痛が治まったようだ。1週間前位から排便時に肛門が少し痛い、痔?
       :放射線治療。レントゲン検査。

       :【寛解率】H先生より、「抗がん剤や放射線」の治療は「がん(キャンサー)の種類や患者の体質等」により、
             @非常に良く効く人 A良く効く人 Bある程度効く人 C効かない人 などがあり、これを%で
              表したのを「完解率」といって、「がん細胞」が完全に消滅すれば「寛解率100%」という。
             私の場合は「がんの種類(小細胞がん)」もそうだが「非常に良く効いている」とのこと。
     ☆☆☆現在の治療方法と免疫療法が相乗効果を発揮しているのかも知れない、「寛解率100%」目指して頑張ろう。

15.06.11(水):月曜日あたりから左上腕部が熱を持っている感じで硬く痛い感じ、Y先生の話では先週金曜にCT検査時の
        造影剤のヨードが少し、血管外に漏れたせいだろうとのことで時間が経てば治るとのこと。
       :放射線治療、白血球4300でやや低い、血小板31200と上がり正常値、赤血球264等は上がり傾向。

15.06.12(木):排便時の肛門の痛みで本日より注入薬を使用。昨日、自宅より持ってきた枕に変えたら首筋の痛みがとれた。
       :昨日より背中が赤く痒い、H先生の話では放射線照射の副作用の1つの皮膚の炎症が出てきたようである。
       :午後、下痢模様、朝より大量の便(便秘ぎみ)、注入薬・食道緩衝薬・放射線のせい?それとも腹が冷えた。

15.06.13(金):昨日、夕方から夜にかけ2回程、残尿感が1〜2時間程度、かなりの違和感ですぐトイレに行きたくなる。
       :本日は14時頃より外泊。

15.06.14(土)〜15.06.15(日):自宅でリフレッシュ。夕方、病院へ、左上腕部を湿布。

15.06.16(月):放射線治療第5週目、とりあえず今週で終了。左上腕部が熱く、かゆい。

15.06.17(火):採血2本、気分は普通、便通普通。体全体がかゆい、手足に出血痕が無数、非常にかゆい、2〜3日前から。
       :放射線治療。レントゲン検査。白血球5100、血小板30100で正常、赤血球271で上がり傾向。
  ☆☆☆腫瘍マーカー検査  *NSE(正常値10.0未満)   入院時:15.2  6月9日:4.7
               *Pro−GRP(正常値46未満) 入院時:120   6月9日:13.2

15.06.18(水):気分は普通。昨日に続き体全体がかゆい、先生も首をひねっている、原因不明で様子見。
       :来週からの点滴(第3クール)は赤血球が上がらないため、どうするか検討中とのこと。(M先生)

15.06.19(木):気分は普通、放射線治療。左上腕部のはれとかゆみは少し良くなってきたようだ。採血2本。
       :赤血球の造血に関係する鉄分の血液検査は正常、もう少し、上がるのを待つしかない。(Y先生)

15.06.20(金):気分は正常、便は快便、全身の赤い斑点やかゆみは相変わらず、肛門の塗り薬(抗生物質)が関係しているか
        わからないが痛みは治ってきたので明日よりやめて様子見。
       :5週間の長い放射線治療がとりあえず終了した。来週より第3クールの治療(抗がん剤の点滴)予定であるが
        赤血球が少ないため開始は経過見。(強行すると更に減少し、貧血、めまい等の症状が出て、輸血の必要がでる
       :白血球5200、血小板24500で正常だが赤血球270、ヘモグロビン8.9であまり上がらず。

15.06.24(火):気分は普通便は少なめ。全身がかゆい先生に聞いても原因不明、放射線の副作用かも?それともアレルギー?
       :白血球7100、血小板20900で正常だが赤血球268、ヘモグロビン8.7であまり上がらず。
       :【現在までの治療状況と今後の治療方針の説明】(M,H,Y先生より、奥方と聞く)
          CT検査の画像では腫瘍は98%位消滅している、抗がん剤は良く効いているので速めに第3クールの
          治療に入りたいがヘモグロビンが9以下で低い最低でも9以上ないと輸血の必要がある、いずれにしても
          期間をあまり空けないで治療したいので来週の月曜の血液検査を見て、上がらなくとも治療開始したい。
          (赤血球=ヘモグロビンは体に酸素を送る、細胞の寿命は120日と長い、入替わるのに時間がかかる)

15.06.27(金):白血球7500、血小板19900で正常。赤血球259、ヘモグロビン8.4で下がってしまった。あ〜あ

15.06.30(月):相変わらず体全体がかゆい。30日のレントゲン検査は正面と横からでキャンサーは殆ど判読出来ない。
       :採血結果は白血球7900、血小板19600で正常、赤血球276、ヘモグロビン9.2まで上がり
        とりあえず第3クールでの輸血は回避できた。その後は状況次第で解らないが何とか避けたい。



☆☆☆闘病記【平成15年7月】☆☆☆

15.07.01(火):本日より第3クール開始、3日間、第2クールと同じで放射線治療が無いだけ。
       :第1日目は9時から19時までの10時間の長丁場、計5本、抗がん剤は2本目に生理食塩水へ第2クール
        の時と同じカルボプラチンを200ml混入、3本目にエトポシドを180ml混入。
       :全身の出血痕とかゆみを皮膚科のM先生に往診して貰ったが圧迫して赤が消えないのが出血痕で消えるのが
        痒い発疹で「痒疹(ようしん)」といって、原因いろいろ、出血痕は血小板は正常のようだし、痒疹は外部の
        山などでかぶれもあるが最近の薬や放射線等も含めてアレルギーの原因はいろいろありこれだと特定出来ない
        飲み薬の「アレジオン」と塗り薬「マイザー軟膏(合成副腎皮質ホルモン剤)」で様子見。

15.07.02(水):第2日目は点滴2本で2本目にエトポシド。便通無し。

15.07.03(木):第3日目も点滴2本で2本目にエトポシド。便通無し。

 【第3クールの副作用】………第2クールとほぼ同じ
   @夜のシャックリ Aのど焼け、胸焼け B便秘(そのうちに下痢だろう) Cやがて、白血球、血小板、赤血球減少

15.07.04(金):シャックリ、胸焼け、以外に咳がタマに出て胸が少し痛い。咳が出るのは微熱等も考えると放射線照射による
        軽度の肺炎を起こしているのかも。照射された肺細胞は繊維化して、機能不能になるのだから。
       :副作用により便秘が続く、無理して出そうと思い、額に青筋が出るほどしばらくいけばったら、やっとバナナ
        1本半位出たのが関の山で高血圧の人だと脳溢血?体力が無いと下剤しかない、隣の人はやはり下剤飲んでる。
       :しわがれ声もまた出てきた、これも副作用だ。また、右上腕部のはれがひいてきた、ひくのに約1ヶ月かかった。
       :だが、何箇所も前の抗がん剤の影響で触診できるほど右上腕部の静脈が硬くなってきた。
       :本日の白血球6500、血小板18200で正常。赤血球247、ヘモグロビン8.1で貧血ギリギリの線。
        これから白血球、血小板、赤血球等がまず下がってくる、白血球はノイアップの注射でカバー出来るが血小板
        赤血球、ヘモグロビンは貧血を防ぐには輸血しか手が無い。やむおえないと覚悟をしておかねば。

15.07.07(月):相変わらず体全体がかゆい。頭がぼーで軽い頭痛、昨夜は体中が痒くて睡眠不足。

15.07.08(火):相変わらず体全体がかゆい。ガマン出来ない、シャワー浴びたら少し緩和。院内の理髪でまた、丸坊主。
       :採血結果は白血球4500、血小板12万で正常、赤血球260、ヘモグロビン8.7で下がってきた。

15.07.09(水):体調は昨日とたいして変り無し。今夜は10CHで裕ちゃん(石原裕次郎)の17回忌特番2時間を堪能した。

15.07.10(木):相変わらず体がすごく痒い、全身が湿疹だらけという感じ。掻けば掻くほど痒くなる。後から血が出てくる。
        先週の3日に一時的に湿疹が消えたのは抗がん剤点滴と一緒に吐き気止めのステロイドが入っていたせい
        だろうとのこと(H先生)。午後、下痢がまた出てきた。

15.07.11(金):相変わらず体がすごく痒いが気分は普通だ。本日は便が出ない、また、便秘、下痢の繰り返しか?
       :本日の白血球2400、血小板7万、赤血球253、ヘモグロビン8.5。
        これから白血球が下がってくるということでノイアップの注射を打ち始める。当然、外出禁止令が出た。

15.07.12(土):昨夜も今日も体がすごく痒い、シャワーで緩和させる。便が出た、いい色だ、この調子でいって欲しい。
        本日は朝から晴れで暑くなった、冷房が入ったせいか、痒みが大分引いてきた。

15.07.14(月):血液検査は白血球1400、血小板3.9万、赤血球235、ヘモグロビン7.9で全体的に下がった。
       :本日より生物禁止、ノイアップの注射を倍にする。また血小板や赤血球がこれ以上下がると輸血の必要あり。
       :骨髄抑制は今週がピークと思う。第4クールは種類の違う抗がん剤を使う予定、もう少し弱いのを使って
        骨髄抑制を抑えたい。(M先生)

15.07.15(火):血液検査は白血球1400、血小板3.5万、赤血球235、ヘモグロビン7.9で横ばいだが。
        昨日は好中球が44%あったが今日は21%に下がり、294個しかない、すごく、感染しやすくなっている
        生物は絶対にダメ、出歩かないこと、部屋の中にいてもマスクを着用のこと。個室が空いていれば隔離だ。
        入院以来最低のレベルまで落ち込んだ。第2クールや放射線の副作用も重なって骨髄抑制が顕著になっている
       :体全体の湿疹と痒み、皮膚科の先生の往診で見てもらう。様子見、違う塗り薬を調合してもらう。

15.07.16(水):昨日夕方から「ファンキゾン」を使用。朝軽い頭痛、かゆみは感じ軽くなってきた、便通なしまた便秘か
       :ファンキゾンとは劇薬で黄色のシロップ風、腸内の細菌を殺すが消化を助ける善玉菌もやられてしまう。
       :採血結果は血小板3.5万、赤血球230、ヘモグロビン7.8で低迷。問題の白血球は2700、
        好中球43%で上がってきた、免疫力上昇中。生物禁止解除、ファンキゾンも解除。

15.07.17(木):朝の頭は睡眠不足(隣のイビキ)でもやもや。便は形と色の良いのが多めに出た、便秘解消か?
       :久しぶりにシャワー、気持ちよい。明日の血液検査結果が良ければ連休は外泊できるのだが?。

15.07.18(金):朝かるい頭痛、やはり赤血球低下の影響で貧血ぎみか? 今日は便通ない。頭髪と眉毛も少し抜け気味。
       :待望の血液検査は白血球7100、血小板3.9で上がってきたが赤血球225、ヘモグロビン7.6でまた下がった。
        外泊はノイアップの注射を倍打って、家から外出しないことを条件に許可が出た。
        また、赤血球が上がらないようだと第4クール前に輸血の覚悟をしなければならない。新聞などで輸血製剤の
        ウィルス感染が問題になっているのに、まあ、最優先はがん退治の治療だからやむを得ないか。
       :いずれにしても久しぶりの外泊、旨いものいっぱい食べて栄養つけて頑張ろう。ビールうめ〜効く〜〜〜

15.07.19(土):外出禁止だが渋川の釈迦の霊泉支所まで「御神水」を仕入れにいってしまった。頭が少しもやもや。

15.07.22(火):朝起きてしばらく頭がもやもや。全身の出血痕や湿疹がだいぶ消えてきたが痒みは相変わらず。
       :血液検査は白血球3100、血小板7.7で赤血球207、ヘモグロビン7.1でまた下がった。

15.07.23(水):血液検査は白血球3800、血小板11.1で上がってきたが赤血球219、ヘモグロビン7.3で低迷状態。
        明日はついに輸血とのこと、輸血同意書のサイン、副作用はまれに未知のウィルス感染、アレルギー
        ショック症状、その他とのこと。この前もウィルス感染が新聞に載っていた。運が悪くないことを祈る。

15.07.24(木):朝頭がもやもやで軽い頭痛。輸血のための適合検査のため、採血、適合検査とは輸血血液を事前に混ぜたり
        して凝固しないか調べるとのこと。一般的には献血後にウィルス検査(HIV,HCV等)を2段階で行い
        更に実際の使用数日前に20Gyの放射線照射を行い、滅菌しているとの事。

       :14時30分頃から約3時間、400CCの輸血。感じ体が熱くなった感じやや微熱、他は特段の症状無し。

15.07.25(金):輸血のせいか朝のもやもやは無くなった。ここのところ便通は普通だが肛門の炎症があるみたい。
       :血液検査は白血球4100、血小板18.2で赤血球256、ヘモグロビン8.4で輸血したのに1.1しか上がらない。
       :第4クールは体調を見て来週からやりたいとの先生の話だが赤血球の変化を1週間位みてからにして欲しいと
        申し入れて(本音は2、3日の高崎まつりが終わってから)8月5日からの予定で治療することにした。
       :使用する抗がん剤は第1クールの時と同じ、シスプラチンとエトポシドとのこと、副作用がかなりきつかった
        ので今回も10日目あたりから、かなりの副作用が予想される。毛髪等もまた全て抜けるかな?

15.07.26(土):朝は輸血のせいか気分は割りと良かった。便は普通にでたが「痔」かもしれない、ちょっと痛い感じで鮮血が
        出た。お盆はたぶん副作用でベットの上かもしれないので本日、ちょっと早いがご先祖さまの墓参りをした。

15.07.27(日):土用、丑の日、うなぎをたらふく食って病院へ。

15.07.28(月):本日より第4クールの使用薬判定の24時間の蓄尿検査、左腰に軽い痛み、痒みは相変わらず。

15.07.29(火):ここのところ気分は普通、便通も普通、昨日と同じで左腰に軽い痛み、痒みは相変わらず。
       :採血結果は白血球3500、血小板33.5、赤血球263、ヘモグロビン8.7、畜尿はクリアランス値67%(正常は80%以上)
15.07.30(水):なんとなく数日前から目が曇る、全身の痒みは変らず、昨日より右胸下部が腕を動かすと広範囲に少し痛い。
       :【来週からの第4クールの説明を奥方と聞く】(M先生、Y先生)
         ・使用する抗がん剤は「シスプラチン」(第1クールで使用)と「トポテシン」(通称イリノテカン)
         ・3回に分けて点滴。1回目はシスプラチン70mgとトポテシン100mg。2回目、3回目はトポテシンのみ。
         ・第3回目は骨髄抑制の状況をみて実施する。トポテシンは放射線治療から1月以上たっているので問題なし。
         ・主な副作用ははき気、おう吐、腎障害、下痢、抹消神経炎(しびれ等)、白血球減少、脱毛、その他。
15.07.31(木):朝気分は普通、痒みは少なくなった、右胸は昨日と同様、便通なし。午後外泊。
       :採血結果は白血球3400、血小板36.7、赤血球252、ヘモグロビン8.5、白血球と赤血球関係が少ない。